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2023年版ソフトシンセおすすめ20選【プロ作曲家・トラックメイカーも愛用するソフトシンセまとめ】

シンセ音源一覧

今や現代の曲作りに欠かせないソフトシンセですが、種類が多くて選ぶのが大変ですよね。

さらにシンセにも流行り廃りがあったりするので、気になるシンセが今使えるのか?と思うことも。

他にもDAW付属のシンセ以外にソフトシンセを追加してみたい、あのアーティストみたいな音が鳴らしたいという人もいると思います。

そこで、この記事ではプロが定番として所有しているソフトシンセや実際に購入してこれは良い!と思ったもの、シンセ初心者にも使いやすいシンセなど、おすすめのソフトシンセをまとめました!

ソフトシンセを選ぶ時にチェックしたい5つのポイント

おすすめのシンセをチェックしていく前にソフトシンセを選ぶ時には

  • シンセの種類をチェック
  • プリセットや拡張音源の充実度
  • シンセの音の質感
  • 音作りのしやすさと操作性
  • 価格

といった点をチェックして自分に合ったシンセを選びましょう。

シンセの種類をチェック

ソフトシンセは主に

  • バーチャルアナログ:ハードウェアシンセのように搭載されている波形を選択して音作りをする
  • ビンテージシンセをモデリングしたシンセ:実機のシンセをモデリング、シミュレート、サンプリングしたシンセ
  • ウェーブテーブル:波形やサンプルデータを合成して作るシンセ
  • サンプリング音源・PCMシンセ:オシレーターではなくサンプルしたデータを読み込んで鳴らす
  • FMシンセ:周波数を変調して音色を作るシンセ、ベルや金物っぽい音、エレピなどを波形で再現することもできる

といった種類があります。

近年、クラブミュージックで主流なのは波形データが豊富でサンプルデータも組み合わせて音作りができるウェーブテーブルシンセサンプリングベースのハイブリッドシンセが人気です。

プリセットや拡張音源の充実度

ファクトリープリセットが多いシンセはイメージする音に近い音が見つけやすいです。

また、クラブミュージック系は使用する音の流行りがあるので、ファクトリープリセットが充実していても時間が経つと古く感じてしまう場合があります。

そこで拡張音源が多い、拡張音源のリリース頻度が高いシンセは常に最新の音を取り入れられるので、クラブミュージック制作や商業作家を目指すならチェックしておきましょう。

音の質感

ソフトシンセは採用する音作りの方法によって音の傾向が違います。

例えば

  • バーチャルアナログ:音が太い、エッジがありつつふくよかなサウンドが得意
  • ウェーブテーブル:切れ味のある音抜けの良さとギラギラしたサウンドが得意、音作りの幅が広い
  • アナログモデリング:実機のサウンド・音作りの特性まで再現した音
  • サンプリングベース:音作りが不要でプリセット(収録楽器)の種類が多い。波形を重ねて(レイヤー)音作りできるシンセもある

といった違いがあります。

どんな音を鳴らしたいのかイメージしながらシンセをチェックしてみてください。

音作りのしやすさと操作性

シンセを使っていく上で重要なのが音作りのしやすさと操作性です。

基本的にソフトシンセはハードウェアシンセをイメージしたシンプルなものから階層のようにコントロールパネルが重なっているタイプもあります。

シンセに慣れていない時は1つの画面で音作りができるタイプがおすすめです。体験版があるソフトシンセは、購入前に操作性をチェックしましょう。

価格・コスパ

ソフトシンセの価格は数千円から数万円(中には10万円を超えるライブラリーもある)と値段に幅があります。

例えば、高額なシンセでも価格に対して自分が作りたい音やプリセットが収録されていて、使用頻度が高くなれば値段以上の活躍をしてくれます。逆に使い方が難しいと途中で挫折してしまうということもあります。

そのため、ソフトシンセを選ぶ時には自分に合った

  • 使いやすさ・操作性
  • イメージした音が出せる

というのがとても重要。その上で自分の予算に合ったシンセを選んでいきましょう。

おすすめソフトシンセ20選

プロの作曲家、クリエイターにも使用している人が多いおすすめのソフトシンセ20選をご紹介。

実際に各シンセを使用しているプロデューサーやアーティストも紹介しています。

※出典:equipboard.com

【1】Xfer Records社「Serum」

メーカーXfer Records
価格$189(国内価格:¥28,270 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷普通
シンセの種類ウェーブテーブルシンセ
得意分野エレクトロニック・EDM・DUBSTEP・FUTER BASS・ハウスなどクラブミュージック全般・POPS
使っているアーティストSkrillex、Zedd、Deadmau5、Martin Garrix、Diploなど多数

2023年現在も国内、海外クリエイターの使用人口が増えている人気のウェーブテーブルシンセです。

  • エレクトリック系サウンドを作るなら持っておきたいシンセ
  • 感覚的に触っていける音作りのしやすさでシンセ初心者にも優しい
  • 音作りにとことんこだわれる
  • ファクトリープリセット500種類以上
  • サードパーティの有料・無料プリセットが豊富
  • 使用人口が多いので「使い方動画」などTipsが充実している

SERUMはクリアなサウンドが特徴。抜けの良い高域とスパっと切れ味のある音はダンスミュージック系クリエイターから音が良いと評判です。

ユニゾンシンセやベースシンセは音が多い楽曲の中でも埋もれずに鳴ってくれます。

リードシンセのファクトリープリセットはこちらでチェックできます。

ダンスミュージック系トラックの制作でいつも最初に立ち上げて使っています。クラブミュージック系トラックを作りたい人なら持っていて損は無いソフトシンセです。
¥29,689 (2023/11/30 22:02:35時点 楽天市場調べ-詳細)
SERUMの操作画面
SERUM 楽器ジャンル選択

【2】Spectrasonics社「Omnisphere 2」

メーカーSpectrasonics
価格$499(国内価格:¥64,000 税込)
体験版無し
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷少し高め
シンセの種類ウェーブテーブル・サンプリング・FM・PCM
得意分野エレクトロニック・EDM・POPS・ROCK・HIP HOP・ハウス・テクノ・アンビエント・シネマティック系サウンド
使っているアーティストDeadmau5、Zedd、Daft Punk、Armin Van Buuren、Porter Robinson、Steve Aokiなど多数

「Omnisphere 2」は、

  • プリセットが14,000個と他のシンセを圧倒するボリューム
  • ウェーブテーブル・アナログ・FM・PCMまで幅広い波形を収録
  • UIがわかりやすい
  • 使いやすいアルペジエーター
  • クオリティの高いエフェクト

などプロも納得のシンセです。

シンセタイプとしてはサンプリングベースのシンセで、音の傾向はアナログ寄り。音の太さ、アタックの強さがしっかりあるので、生楽器系の曲に合わせても埋もれません。

プリセットブラウザーが使いやすい!
  • リード・プラック・ベースなどのカテゴリー分け
  • お気に入りタグ付け
  • 気に入った音に似た音を見つけられるSound Match機能
  • ロード無しで視聴できるプレビュー機能
操作もわかりやすいのでシンセ初心者の人にもおすすめ。価格は6万円台と高めですが、プリセット数や音質どれをとっても買って損は無いシンセです。
Spectrasonics「Omnisphere2」の操作画面

【3】reFX社「Nexus 4」

メーカーreFX
価格
  • Starter:¥40,988(税込)
  • Value10:¥82,188(税込)
  • Complete:¥687,588(税込)
体験版無し
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷低い
シンセの種類PCM音源
得意分野EDM・DUBSTEP・FUTER BASS・ハウス・トランス・HIPHOPなどクラブミュージック全般・POPS・シネマティック系
使っているアーティストAfrojack、Nick Mira、Shingo Nakamuraなど

reFX社のNexusは必要な音をサクサクと見つけて曲作りをしたい、音作り自体が苦手だけど流行りのジャンルを作りたい、そんな人にピッタリです。

2021年下半期に新しくNexus 4(ネクサス・フォー)へとバージョンアップ。アルペジエイター、エフェクトなどエディット面が新しくなり、さらに使いやすくパワーアップしています。

  • 音作り不要、完成されたプリセットを軽く調整をするだけで使える
  • プリセットを選ぶだけでプロのようなトラックが作れる
  • プリセット数は4,124以上
  • 幅広いジャンルのエクスパンションが用意されている
  • デジタル系以外にもLO-FIサウンド、エレピ、ピアノ系も充実
  • オリジナリティーのある音は出せないけど、流行りの音を出すという点に関してはトップクラス
  • マシン負荷が軽い
プリセット数が豊富!

プリセットはエントリーモデルの「Starter」で4,124以上、エクスパンションを10個追加したValue10になると5,480個、最上位版Completeなら28,784個が収録されています。

シンセの使い方を覚えるという点では他のシンセの方が良いですが、初心者の人が購入してすぐに「この音使いたかった」と感じられる所はかなりおすすめかなと思います。しかもCPU負荷がとにかく軽いので、マシンスペックに自信が無くても安心です。
reFX「Nexus4」の操作画面

【4】Reveal Sound社「Spire」

メーカーReveal Sound
価格$189(国内価格:¥31,350 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★☆
マシンへの負荷普通
シンセの種類バーチャルアナログ
得意分野EDM・DUBSTEP・FUTER BASS・ハウス・トランスなどクラブミュージック全般
使っているアーティストHardwell、Skrillex、Zedd、Deadmau5、Martin Garrix、Armin Van Buuren、The Chainsmokers、KSHMRなど多数

「Spire」は、

  • シンプルな操作性
  • 出音の粒立ちの良さ(PLUCK系が優秀)
  • サードパーティ製のプリセット・MIDIフレーズ集も多い

プリセットも充実していて海外の流行りの音を取り入れたい人にピッタリです。

EDM・トランス・プログレッシブハウス系をメインにFUTER BASSなどカラフルなダンスミュージックでも活躍してくれます。
SPIRE

【5】UVI社「Falcon3」

メーカーUVI
価格$349(国内価格:¥52,000 税込)
体験版無し
使いやすさ★★☆☆☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷少し高め
シンセの種類サンプリング・ハイブリッド
得意分野エレクトロニック・POPS・アンビエント・シネマティック系・サウンドトラック・オーケストラ
使っているアーティストRichard Devine、Plaid、Crisis Eraなど

「Falcon3」は、

  • 音がどこまでも作り込めるオシレーターやシーケンス機能
  • クリアな音質
  • 内蔵エフェクトのクオリティが高い
  • プリセットが豊富(サンプリングベースのシンセなので、ストリングスや木琴、鉄琴、ベルなど幅広いサウンドが含まれています。)
  • 音作りは階層のような仕組みで慣れが必要
  • エクスパンション・音源が豊富

マシンスペックが許す限り重ねていけるオシレーターやマクロ、ステップシーケンス、アルペジエーターを駆使したサウンドなどオリジナリティーを求める人も納得なシンセです。

シンセ内部の仕組みを理解すれば、できないことは無いというレベルで音作りができます。また、各プリセットに用意されているINFO画面で主要なパラメーターをコントロールできるので慣れるまではそれだけでも十分に使っていけます。
UVIはエクスパンション・音源が優秀

UVIの音源にはVintage Vault 4やSynth Anthology 4といったモンスター級のビンテージシンセライブラリーやピアノ総合音源のKey Suite Bundle Editionに加えて、最新のダンスミュージックを意識した音源、シネマティック系音源、可愛いコミカルなToyサウンド音源もあります。

●ビンテージシンセライブラリー「Vintage Vault 4」

Falcon3

【6】Vengeance Sound社「VPS Avenger」

メーカーVengeance Sound
価格$230(国内価格:¥36,311 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★☆☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷高い
シンセの種類サンプリング・ハイブリッド
得意分野EDM・ハウス・テクノ・アンビエント・ベースミュージック・ポップスなどクラブミュージック全般
使っているアーティストNicky Romero、David Guetta、DubVision、Maddixなど

「VPS Avenger」は高音質で最新のダンスミュージックの「使える」サンプル素材を多くリリースしているVengeance Soundのシンセです。

  • 収録されている音はサンプリングベース
  • 音質面、出音の良さは今回紹介しているシンセの中でトップクラス
  • プリセット・エクスパンションが豊富
  • シンセ以外にもクオリティの高いドラムサウンドが収録されている
  •  Avengerだけでトラックをまとめることもできる
音質の良さや機能が充実している分、高いマシンスペックが必要。複数のトラックで立ち上げて使用するならメモリ16GB以上、32GBは欲しい所です。マシンスペックに余裕がある人なら「VPS Avenger」を存分に使った高音質なダンスミュージックが作れるでしょう。
VPS Avengerの操作画面

【7】u-he社「Diva」

メーカーu-he
価格€179(国内価格:¥26,400 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★☆☆
マシンへの負荷高め
シンセの種類バーチャルアナログ
得意分野テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージック・80s
使っているアーティストMadeon、Disclosure、Alesso、Hans Zimmer、Feed Me、Virtual Riotなど

「Diva」はドイツのデベロッパー「u-he」からリリースされているバーチャルアナログシンセサイザーです。

ベルリンの会社らしく、とても図太くピュアなサウンドが特徴。ビンテージシンセのオシレーター、フィルターなどをかけ合わせて音作りができたりと音作りや音質の評価はかなり高くプロも納得するサウンドです。

 

アーティストとしてオリジナル作品を作る人など、画一的なサウンドを嫌う人に使い倒して欲しいシンセです。
u-he Divaの操作画面

【8】KV331 Audio社「SynthMaster」

SynthMaster
メーカーKV331 Audio
価格$129(国内価格:¥19,294 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★☆☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★☆
マシンへの負荷普通
シンセの種類バーチャルアナログ・ハイブリッド
得意分野EDM・POPS・テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージックなどクラブミュージック系
使っているアーティストAvicii、Zedd、Tiësto、Martin Garrix、Armin Van Buuren、Axwellなど多数

SynthMasterは様々なシンセ機能を備えたハイブリッドタイプのシンセです。

基本はセミモジュラーシンセという位置付けでウェーブテーブルだけでなく幅広いシンセサウンドが鳴らせます。

ファクトリープリセットは1,800種類、「SynthMaster EVERYTHING BUNDLE」なら合計4500種類のプリセットを収録しています。

音はアナログライクなシンセなのでデジタルシンセとは一味違う存在感が魅力です。

SynthMaster
SynthMasterを進化させた現代的なサウンドが魅力のSynthMaster Oneもプリセットが1,000種類以上と充実しています。
KV331 Audio「SynthMaster One」の操作画面

【9】Native Instruments社「Massive」

massive
メーカーNative Instruments
価格¥21,400(税込)
体験版無し
使いやすさ★★★★☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷普通
シンセの種類ウェーブテーブルシンセ
得意分野EDM・ダブステップ・トランス・プログレッシブハウス・テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージックなどクラブミュージック全般
使っているアーティストSkrillex、Avicii、Deadmau5、Martin Garrix、Hardwell、Matthew Bellamyなど

「Massive」はEDM、トランス、ダブステップなど様々なジャンルで多く使われてきた大ヒットシンセです。

  • 太いリードやベースサウンド
  • 有料・無料のプリセットが豊富
  • 使用人口が多いのでTipsが充実している
Massiveは単体で購入すると割高なので、Native Instrumentsのフラグシップコレクション「KOMPLETE 14」のようなバンドル、もしくはPlugin Boutiqueなどで販売されているバンドルで購入するのがお得です。
KOMPLETE14

【10】Native Instruments社「Massive X」

メーカーNative Instruments
価格¥28,600(税込)
体験版無し
使いやすさ★★★☆☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★☆☆
マシンへの負荷若干高め
シンセの種類ウェーブテーブルシンセ
得意分野EDM・ダブステップ・トランス・プログレッシブハウス・テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージックなどクラブミュージック全般

「Massive X」は、

  • 「Massive」の後継としてリリースされたウェーブテーブルシンセ
  • オシレーターと各パラメーターを自由自在にアサインできるモジュラーシンセ的な要素もある
  • 170個以上のウェーブテーブルを収録
  • 新しいシンセらしい解像度の高さとスッキリと抜ける高域の気持ち良さが魅力
新しいシンセということでプリセットやエクスパンションの数は少なめ。今後の発展に期待です。
massive

【11】Arturia社「V Collection 9」

analoglab-v
メーカーArturia
価格$599(国内価格:¥59,800 税込)
体験版無し
使いやすさ★★★☆☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷若干高め
シンセの種類モデリング
得意分野テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージック・80s・POPS
使っているアーティストArmin Van Buuren、Disclosure、Jean Michel Jarre、Martin Solveig、Chris Lake、Morgan Pageなど

Arturiaのフラグシップシンセコレクションです。合計1万以上のプリセットを収録したシンセライブラリーで音源の数、プリセットも膨大です。

実機をモデリングしたシンセは音質もかなり良いと評判で、名機と呼ばれるシンセをソフトで鳴らしたいという人にとっては満足度が高いと思います。

プリセットやサウンドは最新のダンスミュージックというよりもシンセコレクション的な要素が強い印象もあります。

Arturia「V Collection 9」のパッケージ画像

【12】IK multimedia社「Syntronik 2」

メーカーIK multimedia
価格
  • SYNTRONIK 2 CS:無料
  • SYNTRONIK 2:€129.99(¥20,140 税込)
  • SYNTRONIK 2 MAX:€199.99(¥29,389 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷普通
シンセの種類モデリング
得意分野テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージック・80s

IK multimedia「Syntronik 2」は最大5,500種類以上のプリセットを収録したシンセライブラリーでArturia「V Collection 9」と同様にヴィンテージシンセをモデリングした音源です。

Moog、Oberheim、Sequential Circuits、ARP、Roland、Yamahaといったメーカーの名機と評価されているシンセサイザー・マシン最大33機種を収録しています。

IK multimedia「Syntronik 2」

【13】LennarDigital社「Sylenth1」

Sylenth1
メーカーLennarDigital
価格€139(約¥21,962 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★★
マシンへの負荷低い
シンセの種類バーチャルアナログ
得意分野EDM・テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージックなどクラブミュージック系
使っているアーティストSkrillex、Zedd、Deadmau5、Martin Garrix、Avicii、Hardwell、Tiësto、Afrojack、Nicky Romero、David Guetta、Diploなど多数

LennarDigital「Sylenth1」は2010年前後のDTMerに人気が高かったソフトシンセです。価格も安くプリセットも豊富ということもあって、プロのダンスミュージック系クリエイターが多く使用していました。

  • 3,000以上のファクトリープリセットを収録
  • サードパーティ製プリセットも豊富
  • バーチャルアナログならではの太い出音
  • 操作性がわかりやすい
  • マシン負荷が軽い

未だにダンスミュージック系シンセではおすすめの一つとして紹介されています。

LennarDigital「Sylenth1」の操作画面

【14】Synapse Audio社「DUNE 3」

メーカーSynapse Audio
価格$179(¥26,820 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★☆
マシンへの負荷若干高め
シンセの種類バーチャルアナログ
得意分野EDM、エクスターナル・POP・アンビエント・エレクトロニカ・クラブミュージック
使っているアーティストAU5、AudioFreQ、Djs From Mars、IBRANOVSKIなど

「DUNE 3」はSynapse Audio社のバーチャルアナログシンセです。

前バージョンの「DUNE 2」から音の良さに定評がありましたが、「DUNE 3」になってさらにパワーアップしています。

機能面では、

  • フィルターを2基搭載
  • オシレーターをVA、FM、ウェーブテーブルに対応
  • フルポリフォニックで最大8,320個のユニゾン
  • Super Saw系サウンドの改善
  • アルペジエーターを2つに増設
  • ウェーブテーブルエディター
  • WAVファイルエディター

といった現代的なシンセ機能を搭載しています。

Synapse Audioは人気シンセと比べて少しマイナー感がありますが、機能も充実していて音質も良いです。
Synapse Audio Dune 3の操作画面

【15】Synapse Audio社「Obsession」

メーカーSynapse Audio
価格$99(¥14,834 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★☆☆
マシンへの負荷普通
シンセの種類バーチャルアナログ
得意分野テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージックなどクラブミュージック系

「Obsession」 はSynapse AudioからリリースされているOberheimのOB-Xaをエミュレートしたアナログモデリングシンセです。

数あるモデリング系シンセの中でも音の評価が高く、実機に負けないパワー感が特徴。アナログ感、音の粒立ちやアナログフィルターの効きの良さまでしっかりエミュレートされています。

個人的に「Obsession」のシンセブラスを聴いた時には感動するくらいの存在感でした。
Obsession GUI

【16】Synapse Audio社「The Legend」

メーカーSynapse Audio
価格$99(¥14,834 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★☆☆☆
マシンへの負荷普通
シンセの種類バーチャルアナログ
得意分野エレクトロニック・エレクトロニカ・アンビエント・テクノ・ハウス・ベースミュージックなど

「The Legend」 はMinimoogをエミュレートしたアナログモデリングシンセです。

実機をモデリングしながらソフトシンセらしく細かな設定ができるので、自分だけのmoogサウンドが鳴らせます。リード系、ベースシンセを「The Legend」に差し替えるだけでもハっとさせられる存在感があります。

The Legend GUI

【17】Arturia社「Pigments 4」

Arturia社「Pigments 4」の操作画面
メーカーArturia
価格$199(国内価格:¥19,800 税込)
体験版有り
使いやすさ★★★☆☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★☆☆
マシンへの負荷若干高め
シンセの種類オシレーター・サンプリングのハイブリッド
得意分野エレクトロニック・エレクトロニカ・エクスペリメンタル・アンビエント・シンセポップ
使っているアーティストCamo & Krooked、Plaid、Jamie Lidell、Blush Responseなど

Arturia「Pigments 4」はアナログシンセの要素にウェーブテーブルやサンプル・グラニュラーエンジン、高周波ノイズオシレーターをかけ合わせた現代的なハイブリットシンセです。

まず、最新のシンセということで音が良いです。さらにサンプルを加工できるグラニュラーエンジンを搭載するなど音作りの幅が広いです。

UIはユニークですが、慣れれば感覚的に音作りがしていけます。個人的に今後、注目のシンセの一つです。
Arturia社「Pigments 4」の操作画面

【18】Softube社「Parallels」

メーカーSoftube
価格$149(国内価格:¥18,920 税込)
体験版無し
使いやすさ★★★★☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★☆☆
マシンへの負荷普通
シンセの種類バーチャルアナログ・ハイブリッド
得意分野テクノ・ハウス・アンビエント・ベースミュージックなどクラブミュージック系

「Parallels」はSoftubeから登場したシンセです。シンプルな操作画面で、直感的に音作りができます。

Softubeのアナウンスでも「似たようなサウンドのシンセが多い中、独創的なサウンドが作れるシンセを目指した」というように100種類のウェーブフォームを搭載、チョイスしたソースを変化させることで音源のバリエーションはほぼ無限に展開させられるなど、オリジナリティーのある音作りができます。

Softubeの「Parallels」の操作画面

【19】Kilohearts社「Phase Plant」

Phase Plant UI
メーカーKilohearts
価格$199(国内価格 ¥28,450(税込)
体験版有り
使いやすさ★★★☆☆
プリセット・エクスパンションの充実度★★★☆☆
マシンへの負荷普通
シンセの種類ウェーブテーブルシンセ・セミモジュラー
得意分野エレクトロニック・EDM・エレクトロハウス・ダブステップ系
使っているアーティストMKnife Party、Kill The Noise、Mat Zo、Andrew Huang、Rob Swire、MOONBOYなど

「Phase Plant」はスウェーデンのメーカーKilohearts社のシンセ音源です。

アナログモデルのオシレーターに加えてウェーブテーブルやノイズ、さらに波形も読み込んでエディットできるオーディオインポート機能も備えた現代的な設計。

さらに充実したモジュレーターやエフェクトを備えており、幅広いサウンド・デザインができます。

サウンドのルーティングの柔軟性が非常に高いので現代的なダンスミュージックやエレクトロニックミュージックだけでなく、シネマティックなサウンドスケープまで作ることができます。

  • 複数のオシレータータイプをレイヤーして柔軟に音作りができる
  • モジュレーター・エフェクトのルーティングの自由度が高い!
  • ファクトリープリセットは600種類
Phase PlantはSERUMのようなモダンでエッジの効いたサウンドデザインが得意です。モジュレーターやエフェクトのルーティングの自由度も高いので、プリセットを使うだけでなく、「音作りも楽しみたい!」という人にもおすすめ◎
Kilohearts「Phase Plant」の操作画面

【20】AIR Music Technology社「Xpand!2」

Xpand2
メーカーAIR Music Technology
価格¥7,696(税込)
体験版無し
使いやすさ★★★★★
プリセット・エクスパンションの充実度★★★★☆
マシンへの負荷低い
シンセの種類バーチャルアナログ・ハイブリッド
得意分野エレクトロニック・HIPHOP・ロック、POPS・シネマティック系・エレクトロニカ
使っているアーティストNoah “40” Shebib、Nick Mira、Murda Beatz、Kota Harringtonなど

Xpand!2(AIR Music Technology)は有名DAWのAvid Pro Tools softwareにも付属しているシンセ・ピアノ・ベース・ドラムなど2,500以上のプリセット収められた高品質マルチ音源です。

価格が1万円以下なのに豊富な楽器やシンセが収録されていてコスパもかなり優秀です。

Xpand2

おすすめソフトシンセ番外編〜Native Instruments社「KOMPLETE 14」

KOMPLETE 14 ULTIMATEロゴ

「KOMPLETE 14」は言わずと知れたNative Instruments社の最強バンドルです。プロならほとんどの人が持っているのではないでしょうか。本気でDTMに取り組むなら持っていて損は無いバンドルです。

KOMPLETE 14には無料版を含めて5つのグレードがあります。

ラインナップ
  • KOMPLETE START:16種類のシンセやインストゥルメントを収録した無料版
  • KOMPLETE 14 SELECT:19種類の音源やエフェクトなど、50GB以上のライブラリーを収録したエントリーモデル
  • KOMPLETE 14 STANDARD:87種類の音源、エフェクト、350GB以上のライブラリーを収録したスタンダードモデル
  • KOMPLETE 14 ULTIMATE:140種類の音源、エフェクト、1060GB以上のライブラリーを収録した上位版
  • KOMPLETE 14 ULTIMATE Collector’s Edition:ULTIMATEに加えてエクスパンション、音源、エフェクトが充実した最上位版
「KOMPLETE 14」は幅広いジャンルに対応できる音源を収録しています。初心者の人なら最上位版ではなくても「KOMPLETE START」や「KOMPLETE 14 SELECT」でも十分なシンセや音源が収録されているので、まずはそちらをチェックしてみるのもおすすめです。

●「KOMPLETE START」 無料版
>> ダウンロードはこちら

●「KOMPLETE 14 SELECT」 26,800円

●「KOMPLETE 14 STANDARD」 80,600円

●「KOMPLETE 13 ULTIMATE」 161,300円

●「KOMPLETE 13 ULTIMATE Collector’s Edition」 242,000円

KOMPLETE14

おすすめソフトシンセ一覧

シンセメーカーシンセ種類価格総合評価
SerumXfer Recordsウェーブテーブルシンセ¥28,270★★★★★
Omnisphere 2Omnisphere 2サンプルベース¥64,000★★★★★
Nexus 4reFXPCM音源¥40,988〜★★★★★
SpireReveal Soundバーチャルアナログ¥31,350★★★★☆
Falcon3UVIサンプルベース¥52,000★★★★☆
VPS AvengerVengeance Soundサンプルベース¥36,311★★★★☆
Divau-heバーチャルアナログ¥26,400★★★★☆
ObsessionSynapse Audioモデリング¥14,834★★★☆☆
The LegendSynapse Audioモデリング¥14,834★★★☆☆
SynthMasterKV331 Audioハイブリッド¥19,294★★★☆☆
MassiveNative Instrumentsウェーブテーブルシンセ¥21,400★★★☆☆
Massive XNative Instrumentsウェーブテーブルシンセ¥28,600★★★☆☆
V Collection 8Arturiaモデリング¥59,800★★★★☆
Syntronik 2IK multimediaモデリング¥20,140〜★★★★☆
Sylenth1LennarDigitalバーチャルアナログ¥21,962★★★★☆
Phase PlantKiloheartsセミモジュラー¥28,450★★★☆☆
Pigments 4Arturiaハイブリッド¥19,800★★★☆☆
ParallelsSoftubeウェーブテーブルシンセ¥18,920★★★☆☆
DUNE 3Synapse Audioハイブリッド¥26,820★★★☆☆
Xpand!2AIR Music Technologyサンプルベース¥7,696★★★★☆

※価格は税込
※2023年10月25日時点の国内価格を掲載

おすすめのソフトシンセまとめ

市場にたくさんあるソフトシンセの中で、プロの使用率も高くおすすめなのが

以上の5種類。

さらにシンセライブラリーを増やしたい人は

といった2つのシンセライブラリーもおすすめです!

近年はDAW付属のソフトシンセもかなり優秀なので、まずはDAWのシンセに向き合った上で足りない音が出せるシンセを選んでいくのも良いですね。

新しいシンセを購入すると制作意欲もアップしますし、音を鳴らしているだけでインスピレーションが湧いてきます。ソフトシンセ選びの参考にしてみてください!