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EDMのライザーやスウィープサウンドが簡単に作れるおすすめ音源・インストゥルメント【EDM向け効果音・FX】

dtm作業イメージ画像

ライザーやスゥイープサウンドはEDMなどのジャンルで曲中に登場する上昇音、SEやFXをミックスして作る効果音の一つです。

シンセ音源にはプリセットとしてFXカテゴリが用意されていたり、1からシンセオシレーターのピッチ部分にLFOをかけて時間軸に合わせてピッチを上昇させるなどして、ライザーサウンドを自分で作ることもできます。

でも1からライザーサウンドを作るのが難しい人も居ますし、ライザーサウンドを作るのに時間をかけたくないという人も居るかもしれません。

最近のシンセ音源やインストゥルメントの中には色々と複雑なサウンドをレイヤーしなくても、カッコいいライザーサウンドが収録されている音源があります。

しかもシンセによってはライザーサウンドに特化した音源もあるので、1からライザーサウンドを作るのが難しいと感じている人ならライザーに特化型の音源を導入するのもおすすめです。

この記事ではライザー・スゥイープ系効果音に特化したシンセ・インストゥルメントをご紹介します!

ライザー・スウィープサウンドの基本

ライザーサウンドはピッチ(音階)が徐々に上がるものを基本に様々な音色があります。

EDMでは主に曲のビルドアップの箇所(ドロップ(サビ)前に盛り上がりを作るブロック)で必ずと言って良いほど使用していますよね。

他にもブレイク、ダウンリフター、スウェル、スイープ、フォール、ビートドロップといった箇所で聴くことが多いです。

こちらにライザーサウンドがわかりやすいサウンドデモを一つ用意しました。

 

ちなみに、このサウンドデモはNexus4に収録されているライザーサウンドに特化した拡張音源のプリセットを重ねて制作しました。

EDMやビッグルーム系のトランス、プログレッシブハウスなどのクラブミュージックを作るならサウンドデモのようにライザーサウンドが簡単に作れる音源を持っていると制作もスムーズです。

ライザー・スゥイープサウンドに特化した音源6選

ライザー・スゥイープサウンドに特化した音源のタイプは、

  1. ライザーのシンセ部分が鳴らせる音源
  2. リバースサウンドからヒットサウンドを鳴らすFXに特化した音源
  3. 両方のサウンドが鳴らせるタイプの音源

という3つが一般的です。

今回、ご紹介する音源も上記3つに当てはまる音源になっています。EDM系クラブミュージックだけでなく、劇伴やシネマティックサウンドでも使える音源もピックアップしています。

【1】AIR Music Technology社「The Riser」

「The Riser」はAIR Music Technology社からリリースされているライザーサウンドに特化したシンセです。

ライザーサウンドを1から作っていきたい人はもちろん、ライザーサウンドの仕組みを知りたいという人にも最適です。

  • 3つのオシレーターを搭載していて任意でレイヤーできる
  • スウィープ・ノイズ・コードなどの素材を多数収録、300種類のエディット可能なプリセットも収録
  • 3つのオシレーターはそれぞれスウィープボリューム・周波数・波形の形状を調整できる
  • アップ・ダウンの両方ライザー・スウィープが作れる
  • ボタンをクリックするだけでサウンドを生成するRandomizer搭載
  • サウンド方向を反転させる反転モード搭載
  • 23種類のフィルタータイプを搭載
  • ウェット/ドライ処理が可能なディレイとリバーブ搭載
  • 調整可能なパン・マスターステレオ幅のコントロール
  • 様々なジャンルに対応できる拡張音源もリリースされている
今回のテーマに一番合っているシンセだと思います。シンセの上昇音をThe Riserで鳴らしながら、他のサウンドを重ねていくだけでオリジナリティのあるライザーサウンドが作れます。
AIR Music Technology「The Riser」

【2】Boom社「LIFTFX」

Boom社の「LIFTFX」 はライザーサウンドに特化したプラグインです。生成できる音はThe Riserに近いですが、シンプルなUIで簡単にライザーFXが作れます。

ライザーやスゥイープ、サブベースの効いたドロップ、リズミカルなパーカッシブサウンドなど豊富なプリセットが収録されていて、さらにBPM同期やサウンドの長さ、リバースなど曲に合わせて柔軟なFX効果が加えられます。

  • リアルタイムにサウンドを生成
  • 275種類のプリセットを収録
  • リバーブ、ディレイのマスターエフェクトを搭載
  • 任意の長さ、テンポ、ピッチ範囲、ルートノートが可能(押す鍵盤で音階が変わるので曲に合わせたFXが作れる)
  • FXの長さの調整可能
  • 4つのコントロールにエフェクトをアサインしてブレンドできる(キーパラメータを独立してまたは自動的に制御できる)
  • スウィープ・ノイズ・コードなどの素材を多数収録、300種類のエディット可能なプリセットも収録
The Riserと同様に今回のテーマに合ったプラグインです。しかもThe Riserよりもシンプルな操作でクオリティの高いライザーやFXが作れるので、これ一つあればFX系に困らないレベル。

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liftFX

【3】refx社「Nexus4」

refx社のマルチシンセ音源「Nexus4」 は1から音作りをするシンセではなく、プリセットサウンドを読み込んで鳴らすタイプの音源です。

最新のクラブミュージック系に強く、ライザーやスゥイープ系FXも豊富に収録、ビルドアップ部分で使えるドラムブレイクなども多数あります。

さらに「Breaks and Risers」といったライザー、ビルドアップ制作向けの拡張音源もリリースされているので、購入してすぐに音作りの手間無しで高品質なライザーサウンドが鳴らせます。

Nexus4があれば最新のクラブミュージックがすぐに制作できるので、EDM系トラックを作りたい人は持っていて損はありません。

1から音作りはできませんが、収録されているプリセットはどれもハイクオリティーなものばかり。実際にプロの作曲家や海外の有名DJにも愛用している人が多い定番シンセの一つでもあります。
reFX「Nexus4」の操作画面

【4】OUTPUT社「REV」

OUTPUT社の「REV」はリバースサウンドに特化したインストゥルメントで、ライザーの駆け上がり部分を補強するFXサウンドが鳴らせます。

収録されているサウンドはEDM系だけでなくシネマティックサウンドと相性が良いリバースサウンドも多数収録されています。

サウンドデザインの分野でかなり人気が高いOUTPUT社の音源ということで音のクオリティーが非常に高いです。またサウンドにリズム的な変化を付けることもできるので、ライザーサウンドを作る時のFXで活躍してくれます。
Output「REV」の操作画面

【5】Native Instruments社「Rise & Hit」

Rise & HitはNative Instruments社のKontaktで使用する音源です。

メインは映画のトレーラーなどで使われているリバースサウンドからヒットサウンドを多数収録。自分で作るのが難しい重低音を含んだヒットサウンドも収録されています。

他にもノイズ系のリバースやシンバル要素を含んだヒットも多数収録されているので、ライザーサウンドを作る時のレイヤーとして活躍してくれます。

ビルドアップからドロップに移った時のインパクトサウンドとしても活用できます。

>> 販売ページはこちら

【6】UVI社「Whoosh FX」

「Whoosh FX」はUVIのFX音源です。様々な音のサンプルに加えて周波数帯でノイズをレイヤーしたりと音作りの自由度の高さが魅力。

  • ノイズとテクスチャーを3つのレイヤーで音作り
  • 効果音の長さは数秒からテンポに同期した音符単位で最大32秒、16小節まで設定できる
  • ループ設定を有効にするとリズミカルな効果音も作成できる
  • モジュレーションエフェクト搭載
  • エアー、エレクトリカル、ファイヤーメタル、オーケストラル、ウォーター、ウィンドなどのカテゴリー別に収録された400のプリセット
  • 内部エフェクトにリバーブ、EQ、ディレイ、リミッターを搭載
サウンドに動きを付ける機能も搭載されているので、ライザーシンセに合わせて高揚感を煽るFXがすぐに作れます。
¥9,000 (2023/09/27 03:43:54時点 楽天市場調べ-詳細)

手軽にライザーサウンドを作るならサンプル音源のサブスクリプションサービスもおすすめ

ライザーサウンドを作るシンセやインストゥルメントも良いですが、もっと簡単にクオリティーの高いライザーサウンドを作るならサンプル音源のサブスクリプションサービスを活用するのもおすすめです。

サンプル音源のサブスクリプションサービスなら検索窓に「riser」と打ち込むだけで下のようにズラっとタグ付けされたサンプルが数ページにも渡って表示されます。

spliceの検索画面
サブスクリプションサービスのメリット・デメリット

メリット

  • 費用を抑えて高品質なサンプルが揃えられる(月額8ドルくらい)
  • 購入したサンプルは追加料金無しで使用し続けられる
  • 膨大な数のサンプルから欲しいサンプルをダウンロードして使える
  • 幅広い楽器やサウンドがアップロードされている
  • 有名アーティストが制作したサンプルパックもある
  • シンセプリセットやMIDIファイルもある
  • ソフトシンセやDAWが月額料金で利用できる
  • やめたい時にすぐ解約可能
  • フリートライアル期間が用意されているのでお試しできる
  • 余ったクレジット・ポイントは翌月に持ち越し可能
  • スマホでサンプル探しも可能
  • トラックメイクのチュートリアルやレッスンも受けられる

デメリット

  • 登録をストップしない限りはダウンロードしなくても月額料金がかかる
  • 膨大なサンプル量なので目的のサンプルを見つけるのに苦労する人もいる
  • 他の人と同じサンプルを使う可能性がある
豊富なサンプル音源を低価格で使用できるサブスクリプションサービスは今やプロ・アマ問わず多くのクリエイターにとって音楽制作の定番にもなっています。

Splice Sounds

spliceサイトのトップページ画像

Splice Soundsは近年、世界中のクリエイターに利用者が増えているサブスクリプションサービスです。

楽器やシンセサウンド、ドラムブレーク、ワンショットサンプル、ボーカル、環境音など200万個以上のサンプル音から月額プランで設定されているクレジットを消費して自由にダウンロードできます。

サンプルはロイヤリティーフリーで商用利用可能なので楽曲の中で自由に使用できます。

  • 好きなサンプルをパックや個別で購入できる
  • シンセプリセットやMIDIファイルも購入できる
  • 専用アプリでダウンロードしたサンプルの管理がしやすい(スマホアプリ対応)
  • 専用アプリから直接DAWに貼り付け可能
  • DAWやソフトシンセ・プラグインも月額料金で利用できる(一定期間支払いをしたら自分のものになります。)
  • 14日間の無料のトライアル期間有り

Splice Soundsの料金プラン

Splice Soundsには、

  • サウンドのみをダウンロードして利用したい人向けのサウンドプラン
  • サウンドプランに加えてレッスンやオリジナルシンセ・ソフトの利用ができる新プラン

が用意されています。

Splice Soundsはプランに応じて毎月付与されるクレジットを消費してコンテンツをダウンロードします。

サウンドプラン※おすすめ

  • 100/月クレジットプラン:月額7.99ドル※おすすめ
  • 300/月クレジットプラン:月額13.99ドル
  • 600/月クレジットプラン:月額21.99ドル
  • 1000/月クレジットプラン:月額29.99ドル

新しいプラン

  • サウンド+:月額7.99ドル(毎月100クレジット)
  • クリエイター:月額13.99ドル(毎月200クレジット)スキル学習コンテンツ、オリジナルプラグイン利用
  • クリエイター+:月額29.99ドル(毎月500クレジット)クリエイタープランのコンテンツ

年額料金

  • 100/月クレジット:79.99ドル
  • 300/月クレジット:139.99ドル

一番安いプランで月額7.99ドル(約1,018円※記事掲載時)の支払いで100クレジット付与されます。ワンショットサンプルは基本1クレジット(MIDIファイルやプリセットは3クレジット〜)なので、100/月クレジットプランでも十分です。

サンプルだけでなく、SERUMやKORG Collection、iZotope製品、Studio Oneなども月額料金で使用できるので気になるシンセやプラグインがある人にもおすすめです。

まずは14日間のお試しからスタート!

>> Splice Sounds

Loopcloud 6

Loopcloudは、サンプル音源のサブスクリプションサービスとしては老舗のサービスです。Spliceと同様に様々なワンショットサンプルやループ素材が入手できます。

サンプルライブラリーの数は400万以上と膨大で様々なジャンルをカバーしています。

さらにダウンロードしたサンプルライブラリを管理するソフトやLoopcloud独自のLoopcloud PLAY(マルチ音源)とLoopcloud DRUM(サンプラー・リズムマシン)を使用して楽曲制作も可能です。

  • ワンショットからループ素材をダウンロードして使用できる
  • サンプル素材はロイヤリティーフリーで商用利用可能
  • オリジナルのLoopcloud PLAY(マルチ音源)とLoopcloud DRUM(サンプラー・リズムマシン)が使用できる
  • ソフト内でサンプルのエディットやループの作成、エフェクト処理が可能
  • ソフトから直接DAWにサンプル貼り付けができる
  • 豊富なアーティストプリセットもある
  • ポイントを消費しないフリーサンプルもある
  • 登録するだけでも1GBのフリーウェルカムパックが貰える
  • Loopcloud限定サンプルパックもある
  • 所有しているサンプル音源もLoopcloudのソフトで管理できる
  • 余ったポイントは繰越しされる
  • 解約後も無料ユーザーとして購入したサンプルや管理ソフトも利用できる
  • 30日間の無料トライアル期間有り

Loopcloud 6の料金プラン

Loopcloud 6の月額料金プランは、

  • Artist
  • Studio
  • Professional

の3種類が用意されています。

サービス内容ArtistStudioProfessional
月額料金¥795¥1,395¥2,495
月間ポイント付与100pt300pt600pt
1GBウェルカムパック有り有り有り
クラウドストレージ5GB50GB250GB
PC台数制限2台2台4台
1日にDLできるフリーサンプルの数10個25個50個

Spliceと同様にプランに応じて付与されるポイントを消費してサンプルをダウンロードして使用します。ワンショット系サンプルのダウンロードに必要なポイントは1〜2Pが多いです。

追加のポイント購入やクラウドストレージのみアップグレードすることもできます。

年間プラン

  • Artist:¥7,950
  • Studio:¥13,950
  • Professional:¥24,950
Spliceより歴史が長くクリエイター向きな機能も充実しているのがLoopcloudの特徴です。Loopcloudオリジナルのマルチ音源やサンプラーも使えるのでDAWさえあればLoopcloudだけで曲作りができます。

>> Loopcloud

ライザーサウンドが鳴らせるシンセ・インストゥルメントまとめ

ライザーサウンドを使ったビルドアップ部分は楽曲の勢いを後押ししたり、高揚感を演出したり、ドロップに移った時のインパクトを作る上で欠かせません。

基本的に使用する定番のコード進行や音色があるEDMなどのジャンルではビルドアップ部分でオリジナリティを出すことも多いです。

ライザーサウンドに特化した音源があれば、自分で細かくサウンドをレイヤーしたりとオリジナリティのあるビルドアップを作るのに重宝します。

また、ご紹介したサンプル音源のサブスクリプションサービスを活用すれば数百から数千のライザーサウンドが使い放題。イメージに合ったクオリティーの高いサウンドが見つけられます。

プロが鳴らしているようなライザーサウンドを取り入れたい人はライザー特化の音源やサンプル音源を導入するのが一番簡単にライザーサウンドを取り入れられるので、自分の制作スタイルに合ったものを柔軟に取り入れてみてください!

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【画像出典】splice.com