iZotopeの業界定番マスタリングソフト「Ozone」の最新バージョン「Ozone 11」がリリースされました!
AIを取り入れたマスタリングアシスタント機能の他に、ミックスでも活躍してくれる強力な各モジュールを備えたOzoneシリーズ最新作は、さらにミックスバランスの向上に便利な新機能を備えています。
このページでは最新セール情報に加えて、Ozone 11で追加された新機能、各グレードについてご紹介をしています。
- セルフマスタリングを強力にサポートしてくれるアシスタント機能
- ダイナミクス強化やアナログモデルのコンプレッサー、ステレオコントロール、ローエンド強化、耳障りな周波数を微調整し、クリアなミックスに仕上げるなどミックスでも活躍してくれるモジュール搭載
- リファレンスにしている曲の周波数傾向やダイナミクスに自分の曲を近づけられる
【セール期間】2023年9月6日正午〜10月11日23:59まで
【開催ショップ】Media Integration、他
【セール内容】Ozone 11、Nectar 4、MPS 6のリリースを記念したイントロセールが開催!Ozone 11は最大25%オフ!
さらに国内ショップ「Media Integration」での購入なら国内限定特典も付属します。
▼新規購入
・Ozone 11 Elements(エントリー版)
【価格】通常 ¥7,700(税込) → 20%オフ ¥6,100(税込)
>> セールページはこちら
・Ozone 11 Standard(通常版)
【価格】通常 ¥31,100(税込) → 25%オフ ¥22,800(税込)
>> セールページはこちら
・Ozone 11 Advanced(上位版)
【価格】通常 ¥62,400(税込) → 25%オフ ¥46,800(税込)
>> セールページはこちら
▼アップグレード・クロスグレード
過去のOzoneシリーズやiZotope製品を所有している人はお得なアップグレード&クロスグレード版が用意されています!
2023年8月以降にOzone10 Standard、Advancedを登録した人はお得な優待パスも用意されています。
>> セールページはこちら
自分が所有している製品からどのアップグレードやクロスグレード版を選んだら良いかわからない人はこのページでも解説しているのでチェックしてみてください。
※ページ下部へ移動します。
>> アップグレード&クロスグレードの詳細はこちら
【日本限定特典!】
日本限定特典で購入された方はもれなく「MI Plugin Pack 2023」が付与されます。(購入者対象の日本限定特典プレゼントの申し込みページは、iZotope.jpにて後日公開予定)
MI Plugin Pack 2023にはMntra Pripyat / UJAM Virtual Guitarist SILK / Cinesamples Musio 3ヶ月ライセンス / Audiomovers LISTENTO Pro & Inject & Omnibus各1ヶ月ライセンスの6製品が含まれています。
※メディアインテグレーションでの購入に限ります。
Ozone 11へのアップグレード・クロスグレード価格・セール情報
過去のOzoneシリーズやiZotope製品を所有している場合は、新規購入よりもお得にOzone11が購入できるアップグレード/クロスグレード版があります。
所有している製品からどのアップグレードやクロスグレード版を選んだら良いかわからない方は、下記のアップグレードセールの情報を参考にしてみてください。
Ozone11 Advancedへのアップグレード・クロスグレード
※2023年8月以降にOzone 10 Advanced版を登録した人向けのアップグレード版(優待価格)
[SHOP] メディアインテグレーション
【価格】通常 ¥23,300(税込) → 34%オフ ¥15,400(税込)
>> セールページ
※日本販売限定特典が付帯
[SHOP] プラグインブティック (海外ショップ)
【価格】通常 ¥40,441(税込) → 34%オフ ¥16,079(税込)
>> セールページ
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
※MPS 4~5または、Ozone ADV 9~10を保有している場合のアップグレード価格
[SHOP] メディアインテグレーション
【価格】通常 ¥31,100(税込) → 25%オフ ¥22,800(税込)
>> セールページ
※日本販売限定特典が付帯
[SHOP] プラグインブティック (海外ショップ)
【価格】通常 ¥32,321(税込) → 25%オフ ¥24,200(税込)
>> セールページ
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
※Ozone 9、Ozone 10のStandard版を所有している人向けのOzone 11 Advancedへのアップグレード版
[SHOP] メディアインテグレーション
【価格】通常 ¥38,900(税込) → 24%オフ ¥29,500(税込)
>> セールページ
※日本販売限定特典が付帯
[SHOP] プラグインブティック (海外ショップ)
【価格】通常 ¥40,441(税込) → 24%オフ ¥30,696(税込)
>> セールページ
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
※有料・無料問わず、いずれかのiZotope製品を所有している場合に利用できるお得なクロスグレード版です。
[SHOP] メディアインテグレーション
【価格】通常 ¥54,600(税込) → 23%オフ ¥41,500(税込)
>> セールページはこちら
※日本販売限定特典が付帯
[SHOP] プラグインブティック (海外ショップ)
【価格】通常 ¥56,683(税込) → 22%オフ ¥43,690(税込)
>> セールページはこちら
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
Ozone 11 Standardへのアップグレード・クロスグレード
※2023年8月にOzone 10 Standard版を登録した人向けのOzone 11 Standardへのアップグレード版(優待パス)
[SHOP] メディアインテグレーション
【価格】通常 ¥20,200(税込) → 62%オフ ¥7,700(税込)
>> セールページはこちら
※日本販売限定特典が付帯
[SHOP] プラグインブティック (海外ショップ)
【価格】通常 ¥20,952(税込) → 62%オフ ¥7,958(税込)
>> セールページはこちら
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
※Ozone 9、Ozone 10のStandard版を所有している人向けのお得なアップグレード版
[SHOP] メディアインテグレーション
【価格】通常 ¥20,200(税込) → 23%オフ ¥15,500(税込)
>> セールページはこちら
※日本販売限定特典が付帯
[SHOP] プラグインブティック (海外ショップ)
【価格】通常 ¥20,952(税込) → 23%オフ ¥16,079(税込)
>> セールページはこちら
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
※有料・無料問わず、いずれかのiZotope製品を所有している場合に利用できるお得なクロスグレード版
[SHOP] メディアインテグレーション
【価格】通常 ¥23,300(税込) → 20%オフ ¥18,500(税込)
>> セールページはこちら
※日本販売限定特典が付帯
[SHOP] プラグインブティック (海外ショップ)
【価格】通常 ¥24,200(税込) → 22%オフ ¥19,327(税込)
>> セールページはこちら
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
「Ozone 11」の新機能
Ozone 11は、Ozone 10の機能に加えて新たな機能を備えたマスタリングアシスタント機能やClarityモジュール、Stem Focusモジュール、Transient / Sustainモジュールなどの機能が追加されました。
また、UIも大幅に改善され、スタイリッシュかつ使いやすいレイアウトに進化しています。
▼日本正規代理店が開催したWEBセミナーでOzone11の概要が解説されているのでチェックしてみてください。
Ozone 11で追加された主な機能には、
- Clarity Module:トラックのスペクトルパワーを最大化しクリアなミックスへと仕上げる
- Stem Focus:ミックスファイルの内部バランスをコントロールできる
- Transient / Sustain Module:トランジェントとサスティンを個別に強化
- Assistive Vocal Balance:ミックス内のボーカルバランスを調整
- Upward Compress Module:トランジェントを維持しながらも音量の小さなセクションをブーストしてくれる
以上のような、マスタリングで感じるミックスの問題点の調整を行い、聞きやすいサウンドに仕上げるのに活躍してくれる機能が追加されています。
他にもMaster Assistantの結果やUIの改善などが行われています。
- 新機能 『Stem Focus』モードの追加
- 新機能 『Clarity』モジュールの追加
- 新機能 『Transient』/『Sustain』モードの追加
- 新機能 『Assistive Vocal Balance』の追加
- 新機能 『Maximizer』に『Upward Compression』が追加
- 新機能 全てのモジュールにデルタボタンが追加
- 改善点 『Low End Focus』と『Spectral Shaper』のインターフェースデザインが改善
- 改善点 『EQ spectrum analyzer』とグリッドが改善
- 改善点 『Maximizer』のインターフェイスデザインが改善
- 改善点 『Imager』のデザインが改善
- 改善点 『Master Assistant』の結果とデザインが改善
Clarity Module
Clarityモジュールは、トラックのスペクトルパワーを音楽的なバランスを保ちながら最大化してくれるモジュールです。
抜けの悪いミックスをクリアに仕上げるのに活躍してくれる他、個別モジュールとして使用することでミックス全体の明瞭度を高めることができます。
Stem Focus
Stem FocusはAIを活用し、以前では不可能だった方法で問題のあるミックスを修正できる機能です。
ミックスファイルの内部バランスをコントロールすることができるので、マスタリング時に感じるミックスの問題点の調整がスムーズに進められます。
Assistive Vocal Balance
クリアなバランスのボーカルを聴かせるためのVocal Balanceスライダーが追加されています。
Master Assistantでは何百ものチャートのトップソングを分析したAIによってミックス内でのボーカルの聴こえ方を調整できます。
Upward Compress

Upward Compressは高速なトランジェントを維持しながらも音量の小さなセクションをブーストしてくれる新たなコンプレッサー機能。
複雑なパラレル・ルーティング、ゲイン・ステージング、レベル・マッチングの全てを1つのスライダーだけで直感的に操作する事ができ、サウンドの密度とディテールを高めてくれます。
Transient / Sustain
モダンなミックスを作る上で重要視されているトランジェントとサスティンのコントロールも強化されています。
トランジェントとサスティンを個別に強化することで、サウンドのディテールを高めてメリハリの効いたサウンドに仕上げることができます。
デルタボタンを採用
すべてのモジュールにデルタボタンを採用。各モジュールがオーディオにどのような影響を与えているかを正確に確認できます。
※スタンダード版とアドバンス版で利用可能
UIとメータリング
Ozone 10に備わっていたLow End Focus、Spectral Shaper、MaximizerのUIを、新しいモダンなインターフェースで直感的に調整することができるように調整がされています。
※スタンダード版とアドバンス版で利用可能
Master Assistantの結果とUIの改善
Ozoneの代名詞でもある「Master Assistant」では最新の音楽トレンドにも対応、新しいtonal balance、widthとimpact targets、ラウドネスレベルと出力レベルの改善が行われています。
また、Master Assistantのページではレイアウトとデザインが刷新されました。
※全てのバージョンで利用可能
前バージョン「Ozone 10」でも搭載されている基本機能については下記のページでご紹介しています。
Ozone 11 デモプレイ・使用例
▲Ozone 11の新機能をデモプレイ映像
Ozone10と比較するとユーザーインターフェースが大幅に変更されたので、使用法を改めて確認していく手間がありますが、それ以上に制度の高いミックス・マスタリングが手軽に行えるようになった印象です。
ミックス時はOzoneのモジュールを個別使用、またはNeutronなども活用してミキシングを行い、マスターチャンネルではOzone11のマスターアシスタントを使用していくことで短時間でクオリティの高い2MIXに仕上げていけます。
また、ボーカルミックス・ボーカルの加工は、新たにリリースされた「Nectar 4」を使用するのもおすすめです。
「Ozone 11」のエディション一覧

Ozone 11のラインナップは、
- Ozone 11 Elements:エントリー版
- Ozone 11 Standard:通常版
- Ozone 11 Advanced:上位版
以上の3つが用意されています。
Ozone 11 Elements:エントリー版

Ozone 11 ElementsはOzone 11のエントリー版にあたるグレードです。
Ozone 11のマスタリング機能を試してみたい人、「歌ってみてた」やDTMを始めたばかりの人で簡易的にセルフマスタリングをしてみたいという人におすすめ。
上位バージョンと比較して各モジュールの細かい調整や搭載されている機能に制限されていますが、自動マスタリングを行うMaster Assistant機能でサウンドを調整できます。
- New: Upward Compress in Maximizer
- New: Vocal Balance in Master Assistant
- New: Refined Targets for Master Assistant
新しく追加されたUpward Compress、Vocal Balance、Refined Targetsを組み込んだMaster Assistantが使用可能。
上位版と同様にジャンル別のターゲットが用意されているので、ジャンルやリファレンスのトーンカーブに合わせてミックスの周波数特性を近づけることもできます。

【国内公式価格:¥7,700(税込)】
Ozone 11 Standard:通常版

Ozone 11 StandardはOzone 11の通常版にあたるグレードです。
- New: Transient/Sustain Mode
- New: Delta Buttons in all modules
- New: Upward Compress in Maximizer
- New: Vocal Balance in Master Assistant
- New: Refined Targets for Master Assistant
- Improved: Maximizer redesign
- Improved: Frequency analyzer grid
- Now included in Standard: Stabilizer
- Now included in Standard: Master Rebalance
新機能のTransient/Sustain ModeやDelta Buttons in all modulesといった新機能や、Maximizer redesign、Frequency analyzer gridといった便利機能も備わっています。
上位版のAdvancedと比べると各モジュールを個別でプラグインとして使うことができないといった、いくつかの制限はありますが、セルフマスタリングをする上ではOzone 11としての基本機能を備えているので、Advancedが予算的に厳しいけどElementsでは物足りないという人におすすめです。

【国内公式価格:¥31,100(税込)】
Ozone 11 Advanced:上位版

Ozone 11 AdvancedはOzone 11で追加された新機能をすべてを備えた上位版グレードです。
- New: Clarity module
- New: Al Stem Focus
- New: Transient/Sustain Mode
- New: Delta Buttons in all modules New: Upward Compress in Maximizer
- New: Vocal Balance in Master Assistant
- New: Refined Targets for Master Assistant
- Improved: Maximizer redesign
- Improved: Low End Focus redesign
- Improved: Spectral Shaper redesign
- Improved: Frequency analyzer grid
注目の新機能「Clarity module」や「Al Stem Focus」、「Transient/Sustain Mode」を含むマスタリングクオリティを高めてくれる機能を搭載。

さらに搭載されている各エフェクトは単体プラグインとして使用できるため、マスタリングだけでなく各トラックのミックスプラグインとしても活躍してくれます。
本格的にセルフマスタリングをしたい、機能面で比較するならAdvanced一択と言える業界定番のマスタリングソフトのグレードとなっています。
【国内公式価格:¥62,400(税込)】
仕様・システム条件
【Mac】
- macOS Monterey (12.6.x) – macOS Ventura (13.5.x)
- Intel MacやApple silicon Mac (Rosetta 2やNative)に対応
- AAX, AU, VST3, 全て64bitのみ対応
【Windows】
- Windows 10, Windows 11
- AAX, VST3, 全て64bitのみ対応
【共通】
- 本バージョンからVST2非対応
【対応DAW】
Logic Pro, Ableton Live 10.1 – 11, Pro Tools 2021 – 2022, Cubase 11 – 12, FL Studio 20, Studio One 5, REAPER 6, Bitwig Studio 4, Adobe Audition CC, Premiere Pro CC, Nuendo 12, Digital Performer 11
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ
Ozone 11は前バージョンのOzone 10からさらにモダンなサウンドへと仕上げるための新機能を追加。
Vocal Balanceやトランジェント調整などの機能面の強化によってシンプルな操作で歌モノでのミックスも、よりスムーズに進められます。
Ozone 11を使うことで業界定番とまで評価されているマスタリング機能やAIによる自動マスタリング処理によって楽曲を短時間で仕上げることができます。
参考にしている曲にサウンド傾向を近づけながらマスタリングを仕上げたいときにも便利です。
Ozoneシリーズを持っている人も最新のOzone 11を是非、チェックしてみてください。
【画像出典】Media Integration