Virtual Tape Machines(VTM)のセール情報はこちらから▽
Slate Digital「Virtual Tape Machines」は、名機と名高い2つのテープマシン「Studer A827」と「Studer A80 RC」をモデルに構築されたテープエミュレータープラグインです。
各トラックおよび、バス&マスターチャンネルに磁気テープ特有の「温かみ」「太さ」「深み」を与え、ファットかつリッチ&パンチ感のあるサウンドに導いてくれるのがこのプラグインの魅力。
多くのメーカーから様々なテープエミュレータープラグインやサチュレータープラグインがリリースされていますが、それらの中でもこの「Virtual Tape Machines(VTM)」で得られるサウンドの魅力はトップクラスだと感じます。
「テープエミュレーターを使っているけれど、なんとなく納得できていない」という方にこそ試して欲しい逸品なのでぜひチェックしてみてください。
Virtual Tape Machines(VTM)のセール情報
●Slate Digital Virtual Tape Machines & MO-TT x Plugin Boutique 14th Anniversary Sale
【開催ショップ】
プラグインブティック(PIB特典付属)
【セール期間】
2026年2月16日~2月28日まで(日本時間3月1日夕方まで)
Virtual Tape Machines
【価格】25,287円 (税込) → 50%オフ 12,644円 (税込)
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【最大50%OFF】Slate Digitalセール
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※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
- 【プラグイン】Minimal Audio「Cluster Delay」(定価49ドル)
- 【プラグイン】Thenatan Audio「Tawus」(定価79.50ドル)
- 【プラグイン】Celemony「Melodyne 5 Essential」(定価99ドル)※99ドル以上の購入が対象
- 【プラグイン】Audiomodern「Riffer」(定価49ドル)※49ドル以上の購入が対象
- 購入価格の3.5%のバーチャルキャッシュ(サイト内で使える通貨)が£(ポンド)でもらえる
- リワードトークン(プリセットやクーポン、バーチャルキャッシュと交換できるポイント)がもらえる
Virtual Tape Machinesの特徴
- 伝説的な2つのテープマシン「Studer A827」と「Studer A80 RC」をエミュレートしたテープエミュレータープラグイン
- アナログテープの温かみ、パンチ感、深み、音楽性を再現
- 2種類のクラシックテープ構成から選択し、異なるトーンのフレーバーを選択して付加することが可能
- テープ速度を15ipsと30ipsから選択可能。それぞれ異なる低音域のレスポンスを再現
- バイアス、テープタイプ、速度、低音アライメントなど詳細に渡る調整が可能な追加コントロールセクションを搭載
「Virtual Tape Machines」は、カリフォルニア州ノースハリウッドにあるレコーディングスタジオ「NRG RECORDING STUDIO」所有の「Studer A827」と、世界的マスタリングエンジニア・Howie Weinberg氏が所有する1980年代の名機「Studer A80 RC」をモデリングし、制作されたテープエミュレータープラグインです。
NRG RECORDING STUDIOは、これまでにJAY-ZやLinkin Park、Limp Bizkit、Korn、Evanescence、No DoubtなどのRock、Hip-Hopのビッグネーム達の楽曲制作で使われたレコーディングスタジオとしても有名です。
実機の「Studer A827」と「Studer A80 RC」について
まず「Virtual Tape Machines」を知るためには、この2つのテープマシンについて理解を深められる下記の動画をチェックしておくのがおすすめです。
Studer A827
「Studer A827」は、16トラックヘッドストックを備えた2インチのテープマシンで、数多くの世界的ヒット曲に使われた名機です。
ファットかつパンチの効いた厚みのあるサウンドが特徴で、繊細な高音域が得られることも魅力のモデルと知られています。
ちなみにテープ幅2インチのタイプは楽器録音用として使われるのが定番で、マスター用途で使われることはほぼありません。
Studer A80 RC
「Studer A80 RC」は、1/2インチヘッドストック(ヘッドストックとはテープに直接触れて信号を記録・再生するコアな部分)を備えた2トラックのステレオマスタリングデッキ(テープマシン)です。(1/2インチのタイプは主にマスタリングに使用されます。)
【MEMO】1/2インチのメリットは、ノイズが少ないことやヘッドルームが広いこと、低域が太く安定するなど様々な面で有用とされているため、主にマスタリングに使用されることが多いです。
厚みのある低音域、豊かで心地よい中音域、そしてデジタル特有のエッジを最も自然な方法で完璧に打ち消す滑らかな高音域が特徴。
数多くのヒット曲のマスタリングで使われた名機として有名な機種です。
「Virtual Tape Machines」はこれら2つのテープマシンをエミュレートし、テープ録音による温かみ、色彩、彩度を再現できるプラグインとなっています。
メーカー公式チュートリアル
バス、マスター及び各トラックにも活用可能

前項で触れた通り、「Virtual Tape Machines」は2つのテープマシンをエミュレートし、マスターやバストラックへの使用はもちろん、各楽器のトラックに使用することもできます。
使用の際、基本的にはマスター及び個別トラックに合わせてテープマシンタイプを選択して使用します▽
2つのマシンタイプから選択

GUI右上に配置されている「MACHINE TYPE」の項目で2つのタイプを切り替えられます。スイッチを押すことで前述した2つのマシンを切り替えられます。
- 2″ 16 TRACK:Studer A827をエミュレートしたタイプ。楽器など各楽器のトラックに使用するのがおすすめ
- 1/2″ 2 TRACK:Studer A80 RCをエミュレートしたタイプ。マスターやバスなどのトラックに使用するのがおすすめ
音の趣向や仕上げたいサウンドによって使い方は自由ですが、基本的には上記のように選択し、使用するのがおすすめです。
いずれもテープ特有のファットな印象のサウンドを付加でき、デジタルトラックに足りない個性とキャラクターを加えてくれます。
2つのテープタイプから選択可能

テープデッキは、使用するテープの種類(品種)によってもサウンドキャラクターが異なります。
「Virtual Tape Machines」では、「FG456」と「FG9」の2つから選択でき、それぞれ下記のテープをモデリングしていると推察できます。
- FG456:AMPEX 456タイプ(後にQUANTEGY 456へとブランド名変更)で、低音や色彩感が豊かな印象
- FG9:BASF 499・SM900系と推察できるタイプでサチュレーション前のヘッドルームが3dB増加し、パンチ感が増加。明瞭度も向上
「AMPEX 456」は、当時のテープデッキがより高いヘッドルーム信号に対応できるようになったことで1975年に高出力テープ方式として発表された製品です。(+6テープとも呼称され、テープが飽和するまでのヘッドルームが6dB増加)
低音感がやや厚く感じられ、独特の色彩感も魅力です。
「FG9」がモデルとしていると推察されるテープはQuantegy GP9系で、456よりも現代的なテープで+9テープとして認知されているモデルです。
より高いレベルで録音した場合でも飽和や歪みが生じないという特徴があります。
「FG9」では、全体的な明瞭度とパンチ感が上がることや、音が前に張り出すような印象が加わります。
テープスピードを選択

「Virtual Tape Machines」は、テープスピードを「15ips」及び「30ips」から選択して使用できます。
「IPS」とは「inches per second」(インチ/秒)の略で、アナログテープがヘッドの周囲を1秒間に何インチ進むかを表す単位です。
テープスピードを変えることで「低域の質感」や「高音域の伸び」「ノイズ量」「歪み方」に変化が現れるため、用途・目的に応じて選択するのが重要です。
それぞれのテープスピードの設定では主に下記のような傾向・特徴があります。
- 15ips:主に色付けの要素が強く、丸み・厚みがある倍音豊かなサウンドが得られる。各楽器のトラックに使われることが多い
- 30ips:透明度が高く、よりタイトな低音とクリーンで洗練されたサウンドが得られる。基本的にはマスタリング向け
15ipsのモードでは低域の伸びが100Hz以下のサブローまで引き出され、ファットな印象が得られる傾向があります。
適用したトラックのサウンドに個性と味わいを加えたい時におすすめです。
一方、30ipsのモードはノイズが少なく、全体的にフラットな周波数特性と伸びやかな高域が特徴。200Hz以上の帯域は比較的フラットな印象です。マスタートラックに使用する場合は、まずこのモードを適用するのがおすすめです。
テープバイアスの設定

BIASスイッチは、HIGH、NORMAL、LOWの3つのモードから選択できます。
テープバイアスの設定は、歪み・高域特性・サチュレーションの挙動に影響を与える要素です。
本来、バイアスは単体で選択するのではなくipsやテープの種類とセットで選定するのが重要ですが「Virtual Tape Machines」では、NORMAL選択時にマシンの種類及びテープの種類、テープスピードを切り替えると、内部で推奨値に自動で調整されます。
個人的な意見ではNORMAL設定で使い始めるのが良いと感じますが、目的に応じて周波数特性とサチュレーションの具合が異なるHIGHとLOWのモードを選ぶことも可能です。
「HIGH」では高音域がサチュレーション(飽和)し始めるのが早くなり(※)、高域が丸くなる、ダイナミクスが抑えられる、密度感が増すなどの変化が加わります。
「LOW」を選択した場合は、高音域がサチュレーションし始めるが遅くなり、ダイナミクスが増す、トランジェントが残る、高域が伸びるなどの変化が加わります。
インプットレベルを調整し、サチュレーションとコンプレッションをコントロール

GUI中央エリアに配置されているINPUTとOUTPUTノブは、「Virtual Tape Machines」で最も重要なコントロールセクションです。
INPUTノブ(入力レベル)ではテープに送られる信号のレベルを調整でき、信号レベルが高くなるほどテープのサチュレーションとコンプレッションが大きくなります。
OUTPUTノブ(出力レベル)は、テープから出力される信号のレベルを調整できます。
コントロールノブの上部に配置されている「∞マーク」は、InputとOutputをリンクするボタンです。
リンクオプションを有効にすると入力と出力ノブの動作がリンクされ、Inputノブを上げるとOutputが下がり、自動調整されるような形で動作します。
これによって、Inputを大きく上げた際も音量の差を抑え、処理後の信号とバイパス時の信号を比較しやすい形(プラグイン使用時と未使用時の違い)で使用できます。
複数のトラックに適用したVTMのグルーピングが可能

「Virtual Tape Machines」は、複数のトラックにインサートしたVirtual Tape Machinesをグルーピングして操作することができます。
例えば、キックのトラックとスネアのトラックにそれぞれインサートしたVTMのグループをGroup1に設定すると、一方のVTMを操作するともう一方の設定も同じように調整されるという形です。
同じテープマシンの設定を適用することで音の一体感・安定感・作業効率を得られるなどグルーピングによるメリットは数多くあり、最大8つのグループを使用できます。
Settings Panelでさらに細かな調整が可能

GUI左上の「SETTINGボタン」をクリックすると、GUI下部に3つの詳細設定セクションが表示されます。
Noise Reduction / Wow & Flutter / Bass Alignment

GUI左側のセクションでは、ノイズリダクション、ワウ・フラッター、ベースアライメントの調整ができます。
Noise Reduction
「Virtual Tape Machines」は、各テープマシン及び各テープの特性を精密にモデリングしているため、実機で発生するヒスノイズ(サーッというような高域寄りの微弱なノイズ)の要素も再現しています。
用途によってはこのヒスノイズが不要な場合もあり、ヒスノイズを除去したい場合はNoise Reductionセクションで抑制することができます。
Noise Reductionのスライダーを左に振り切るとノイズを完全に除去できます。
逆にアナログテープマシンの特性を強調したいときには、スライダーを右に振ることでヒスノイズの要素を増やせます。
Wow & Flutter
「Virtual Tape Machines」は、実機のテープレコーダー特有の微細なピッチの揺れも再現しており、Wow & Flutterのスライダーを調整することで、この度合いを強めたり、弱めたりできます。
そもそも「ワウ」及び「フラッター」は、テープマシンの走行速度が完全に一定ではないことで起きる現象で、時間軸の歪み(速度ムラ)が音に現れます。
ワウとフラッターによる影響は、ピッチの正確性が求められるクラシックや現代的なPopsでは求められない場合もありますが、「味」のあるローファイ感、ヴィンテージ感が加わることや、わずかな揺れによる奥行き感や生々しさなどが加えられるなどのメリットもあります。
Bass Alignment
Bass Alignmentのスライダーは、各テープマシンの低域のレスポンスを微調整できるセクションです。
端的に触れると、低域の「太さを重視するか」もしくは「タイトさを重視するか」を調整でき、値を上げると低域が締まり、タイトな印象に。
逆に、値を下げる(スライダーを左に振る)と低域が太くなる印象があります。
これは、低音の量を増やす/減らすというのではなく「鳴り方」に変化が加わるという認識で扱うのが良いと感じます。
注意深くモニタリングすると、ipsや選択するテープタイプとの兼ね合いで大きく変わるため、マシンタイプ、ipsなどを設定した後に微調整する項目として扱うのがおすすめです。
Calibration Levels

中央の設定パネルではキャリブレーションレベルの調整ができます。(グローバル以外に、各グループごとの調整も可能)
テープマシンにおけるINPUT/OUTPUT/サチュレーションレベルの関係は、機器をセットアップする技術者やテープの種類によって異なるため、「Virtual Tape Machines」では、このセクションで任意のキャリブレーション設定ができます。
このセクションでの調整によって、サチュレーションを高め、S/N比(信号対ノイズ比)を変更する目的で調整したり、サチュレーションを下げ、相対的にノイズフロアが目立つ状態にするなど、目的に合わせて調整したいときに役立ちます。
例えば、-18dBFSピークの正弦波で、キャリブレーションレベルを-24dBに変更するとVUメーターは+6dB VUを示し、テープ処理の信号レベルが上がり、サチュレーションが高くなります。
一方、キャリブレーションレベルを上げるとサチュレーションは低下し、ノイズフロア(機器自身が発生させるノイズのレベル)が高くなるという形です。
また、Virtual Tape Machinesではデフォルトのキャリブレーションが-15dBに設定されており、一般的なデジタルファイルで典型的なテープサウンドが得られるように配慮されています。
Hiss Automute / VU Ballistics

設定パネルのGUI右側には、Hiss AutomuteスイッチとVU Ballisticsセレクターが配置されています。
Hiss Automuteスイッチ
スイッチをONにすると、INPUTにオーディオ信号がない場合はテープヒスノイズを自動的にミュートしてくれます。
イントロやアウトロの無音部分にノイズを乗せたくない場合など、必要に応じて調整できます。
VU Ballistics
VUメーターの針がオーディオ信号に反応する速度を、Fast/Mid/Slowから選択できます。Fastモードでは速く正確に反応し、Slowモードでは反応の精度が低くなります。
以上が、「Virtual Tape Machines(VTM)」の特徴と各コントロールセクションの概要です。
VTMの関連動画
まとめ
「Virtual Tape Machines」は、音に劇的な変化を求める方にはピンと来ないかもしれませんが、音の厚みやファットさ、パンチ感の付加など、繊細なグルー感(まとまり感)を加えたいときに活躍してくれます。また、強烈なサチュレーションを加えたいときにも使えます。
デジタルトラックに足りない個性と色彩感を加え、一般的な制作環境では味わえないアナログテープマシンの質感を疑似的に味わえるのは非常に魅力です。
既に他のメーカーのテープエミュレーションプラグインを使用している場合であっても、楽曲のタイプや表現したい質感のバリエーションを増やせるので是非自身のラインナップに加えてみてください▽
>> セールページへ
取り扱いショップ
- プラグインブティック(PIB特典・Pt還元あり)
- プラグインフォックス
仕様・プラグイン動作条件
macOS
最低動作環境 – macOS 13 以降
プロセッサ / RAM – Intel または Apple Silicon、4GB RAM
プラグインフォーマット – AU、VST2、AAX (64ビットホスト)
Windows
オペレーティングシステム – Windows 10 または Windows 11
プロセッサ / RAM – Intel または AMD プロセッサ、4GB RAM
プラグインフォーマット – VST2、VST3、AAX (64ビットホスト)
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