KLEVGRANDからリリースされている「Tomofon」は、オーディオデータからウェーブテーブルを作成し、ユニークでオリジナリティのあるサウンドを鳴らせるソフトシンセサイザーです。
「Tomofon」に予め収録されているオーディオデータを鳴らすこともできますが、自分で用意したオーディオデータを読み込ませてシンセの音を作り出すこともできます。
まずは、「Tomofon」で作成されたユニークかつ、心地よいサウンドをチェックしてみましょう。
現代の楽曲は、よりオリジナリティが求められていることもあり、特徴的なリードの音やユニークなアレンジが求められることも増えました。
「Tomofon」は、素材として使用するオーディオが異なれば生成できるサウンドにも違いが出せるので、生成できる音色は無限。
他のシンセでは生み出せない特徴的なサウンドを生み出したいときに活躍してくれます。
- オリジナリティ性の高い音色を使いたい
- POPS / HOUSE / TECHNO / DANCE MUSIC などにフィットする音色を増やしたい
- 自分の声やボーカルサンプルを使ったシンセサウンドを作りたい
- 幻想的な音色やオーガニック的な音色を出せるシンセを探している
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目次
Klevgrand「Tomofon」の特徴
「Tomofon」は任意のオーディオを読み込んで音を鳴らせるという性質上、サンプラーと似たように思われますが大きな違いがあります。
様々なオーディオから多用な音色を生み出せる「楽器」と言っても過言ではありません。
「Tomofon」は、Klevgrandが開発した独自エンジン「Audio Model(オーディオモデル)」という技術により膨大なサウンドを作り出すことが可能。
特にモーフィングによる幻想的かつ懐かしく独特なオーガニックサウンドは非常に魅力的です。
POPSからDANCE MUSIC、TECHNO、HOUSEなど幅広いジャンルにフィットする印象的なサウンドなど、多くのバリエーションを持てるようになるのでおすすめです。
- 特徴的なモーフィングサウンドを作れる
- 124種類のオーディオを収録。別途オーディオデータを用意しなくても鳴らせる
- 180以上のプリセット収録
- MIDIベロシティでエンベロープタイムをコントロールできる
- 複数のLFOを搭載(ランダムホールドを含む)
- モジュレーションマトリクス(MIDI CC、ベロシティ、キーマップ)
- ピッチとベロシティそれぞれに個別でグライドタイムを設定したモノフォニック再生が可能
- ポリフォニックレガートプレイバック機能(開始音符と演奏中の音符のエンベロープを同期可能)
- ピッチ/パン/レベルをそれぞれ個別に設定可能なダブリングボイス機能
- モジュレーション可能なフィルターを搭載
- ポストリバーブ、ディレイ、EQを搭載
▼Klevgrand公式による「Tomofon」の概要解説 ※日本語翻訳字幕での閲覧を推奨
サンプラーと「Tomofon」の大きな違いは、オーディオファイルを振動波に変換され、それぞれの波がピッチゾーンにマッピングされることです。
サンプラーは各ピッチに対してオーディオサンプルがそのまま配置されますが、「Tomofon」はピッチゾーンに振動波が配置され、モーフィングによる滑らかでシームレスな演奏が可能になります。
要するに、読み込んだオーディオを各音階ごとに鳴らすだけのサンプラーとは違い、よりシンセサイザーのような表現ができるのが「Tomofon」の特徴です。
「オーディオモデル」によるサウンドメイクの方法
「Tomofon」でオリジナルのサウンドを生成する際、読み込むオーディオデータはモノラルであることが原則となります。
ステレオデータを読み込んだ場合は、Leftチャンネルだけが認識されます。
対応しているオーディオデータはMP3 / WAV / Aiff / m4aの4種類。
ルームアンビエンスを含まないデッドなオーディオを読み込むのが望ましいです。
「自動インポート機能」を使用してデータを読み込んだ際、基本的にワンクリックでノイズなどの余分な成分は自動的に除外され、面倒な作業不要で取り込みが完了。
すぐに演奏できるオーディオモデルが作成できます。
また、手動インポートを使うことで、どのウェーブをどのピッチゾーンに配置するかを細かく管理&手動調整することも可能です。
自動複数のインポートモードが用意されているため、よりイメージ通りのサウンドを作り出せることも「Tomofon」の魅力です。
オリジナルのサウンド作りの流れは、
- オーディオデータを用意
- 6種類の解析方法から読み込み方法を選択
- 読み込んだデータからAudio Modelを作成
- Audio Modelをもとにシンセ画面で音色を整える
という流れで、音色を作れます。
自分の声・ボーカルデータを読み込ませてサウンドメイクできる
前の項目でのデモンストレーションのように、自分の声を録音したオーディオデータをシンセの素材として利用できます。
サンプラーでも似たようなことができますが、音階に声のデータを割り当てるだけのソフト・サンプラーとは違い、「Tomofon」はシンセの音素材として使用し新たなサウンドを構築できることに大きな魅力があります。
同様のことをソフトサンプラーで再現しようとすると、多大な時間と労力が必要ですが「Tomofon」はAudio Model機能のおかげでとても簡単にシンセ化することができます。
ギターの音を取り込んだサウンドメイク例
上記の動画のようにボーカルだけでなく、楽器の音もサウンドの素材として使用できます。
内蔵エフェクトなども使用することで、よりユニークなサウンドメイクも可能になります。
iOS版もあり
「Tomofon」にはiOSバージョンもあります。
iPadなどで楽曲制作している方でも使用可能。
基本的にはMAC/PC版と同様の機能を使用できます。
無限のサウンドバリエーションを持てる革新的シンセ
「Tomofon」には、オーディオモデルスターターパック(インストゥルメント&ボイス)が収録されているので、付属のオーディオとプリセットですぐに音を鳴らすことも可能。
声や楽器など様々なオーディオをインポートし、独自のシンセサウンドの構築や、効果音・サウンドスケープを作れることも、このプラグインの魅力&楽しみ方の一つです。
また、作成したオーディオモデルはプリセットとして他者と共有できることも大きな魅力かもしれません。
デモ楽曲・サウンドデモ
仕様・システム要件
【Mac】
macOS 10.10 以上を推奨・M1 processor対応済み
【Win】
Windows 7 (SP1)以上を推奨
【プラグインフォーマット】
AU / VST3 / AAX compatible 64-bit host.
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ
「Tomofon」は、新しい素材を読み込み続ければまさに無限のサウンドメイクができる革新的なソフトシンセと言えるプラグインです。
音を鳴らす時には従来のシンセと同様、ADSRなどのエンベロープの調整、GAIN / DEPTH / PITCH / FILTER / Driveなど各パラメーターを調整して演奏可能。
オーディオを読み込む際も、音作りにおいても非常にシンプルな使い心地であることも「Tomofon」の魅力だと感じます。
どの製品も購入しやすい価格帯のKlevgrandの製品の中では、「Tomofon」は少々高額な部類のプラグインですが、革新的でいつまでも新しいサウンドを作り出せるシンセと考えればコスパ最強のシンセとも言えるかもしれません。
「Tomofon」は購入前にトライアル版を利用できるので、まずは試用してみましょう!
>> トライアル版のダウンロード
Klevgrandの各製品はこちらのページで取り上げているのであわせてチェックしてみてください。
【画像出典】プラグインブティック