Reason Studios「ReCycle」は、ループサンプルなどオーディオファイル内のトランジェントを検出し、ワンショットサンプルなどにスライスできるサンプリングツールです。
「ReCycle」は90年代のエレクトロニックジャンルの制作時には欠かせないツールであり、近年リリースされている同様のツールの多くは「ReCycle」の影響を受けていると言っても過言ではないかもしれません。
約30年の時を経て高解像度グラフィックを搭載+Apple Siliconに対応するなど現代でも使えるツールとして無料で公開されたので是非チェックしてみてください。
ダウンロードの詳細はこちらから▽
ReCycleの特徴
「ReCycle」はオーディオファイル内のトランジェントを検出し、素早くワンショットサンプルにスライスできる便利なツールです。
例えば、手に入れたループサンプルにワンショットサンプルが同梱していない場合、オーディオを切り分ける作業が必要ですが「ReCycle」を使用することで素早くスライスすることができます。
ワンショットサンプルごとにファイルが切り分けられるので、そのファイルをサンプラーにドラッグ&ドロップして読み込んだり、DAWのタイムラインに直接貼り付けて使用するなど、素早く作曲を始められます。
同様のツールにはもっと便利かつ使い勝手の良いツールはありますが、「ReCycle」が持つ利便性は現在も評価できると思います。また、昔ながらのサンプリングツールを使いたい方にもおすすめです。
次の項目から基本的な使用手順について触れていきます。
ファイルの読み込み
「ReCycle」をインストール後、起動の際にスライスするファイル選択すると下記の画面が表示されます。

直訳で「ループの長さを0小節に設定することはできません。正しい小節数を入力してください。」と指示されるので、読み込むファイルの小節数を入力します。把握していない場合は「1」と入力しても工程を進められます。(目的によっては正確に入力した方が求める形でスライスできます)

Sensitivityの設定
次にGUI左上のSensitivityのスライダーを調整し、スライスポイントとなるトランジェントの検出度合いを調整します。
値を上げると小さなヒットポイント(トランジェント)にも反応するようになります。

多くの場合、Sensitivityを上げると「Slices」の数が増え、スライスされ書き出されるファイル数が増えます。
Gate Sensitivityの設定

Gate Sensitivityは、ゲートの値(スライスする終点)を調整できます。スライスされたサンプルが次の検出ポイントではなく、任意の長さで調整できるので便利です。
Envelopeを調整

Envelopeのメニューでは、AttackとDecay、Stretch(ループ内の各スライスのテールを伸ばす)の値を調整し、スライスノートの開始点から終了時点までのスライスの音量が時間経過とともにどのように変化するかをコントロールできます。
6種類のプリセットが用意されており、選択するだけで各パラメーターに反映されます。
Transientの調整

Transientのメニューでは、Threshold、Amount、Attack、Releaseの調整ができます。
こちらもプリセットが用意されており、用途に合わせて各数値を素早く設定することが可能です。
EQの設定

EQのメニューでは元のオーディオデータをEQで調整し、EQ調整後の状態でサンプルを書き出すことができます。
オーディオファイル全体を予めイコライジングしたいときに便利ですが、そのままの状態でスライスしたい場合はこのメニューでの調整は不要です。
書き出し(レンダリング)の方法

ファイルを書き出すには各メニューでスライスの調整を行った後に、Fileのメニュー内の「Export」を開きます。

開いたメニューからAif、Midi、Wavなど任意の拡張子を選択し、決定することでスライスされたオーディオサンプルを書き出すことができます。
このとき、デスクトップなどにファイルを入れるフォルダを作成してからフォルダ内に保存するように設定しないとスライスしたファイルの数だけデスクトップに書き出されるため、デスクトップがファイルだらけ….という自体になるのでお気をつけください。
REXファイルでのエクスポートが可能
スライスを個別のファイルで書き出せるだけでなくREXファイルとして保存して、各種サンプラーに取り込むことができます。Rexファイルのエクスポートは、ファイルメニュー内の「Save」か、画面左下のREXマークをドラッグ&ドロップする形でもできます。

各種DAWに付属しているサンプラーやNative InstrumnetsのBattery4などの各種サンプラーにファイルをドラッグ&ドロップすると各サンプルが自動で割当てられます。
サンプラーによってはSHIFTキーを押しながらD&Dしないと正常に取り込まれない場合があるので試してみてください。
以上が「ReCycle」の基本的な使用方法です。さらに詳しい内容はメーカー公式のTIPSビデオでも確認できるので是非チェックしてみてください▽
TIPS動画
仕様・プラグイン動作条件
Mac
MacOS 10.15 (64-bit) or later
Intel or Apple Silicon Mac with multi-core processor
Windows
Windows 10/11 (64-bit) latest update
Intel or AMD or Windows on ARM CPU
ダウンロードページ
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