Roland Cloud「Zenology Pro」は、Roland社のシンセ「JUPITER-X」や「FANTOM」などに搭載されている先進的なサウンドエンジン「ZEN-Core Synthesis System」のプラグインバージョン(ソフトシンセ)です。
Rolandのビンテージシンセのサウンドも踏襲しながらも、サウンド拡張によって現代的なサウンドのトラックメイクに活躍してくれることも「Zenology Pro」の魅力。
Rolandの名機シンセ「JUPITER-8」「JUNO-106」「SH-101」「JX-8P」「JD-800」などのエクスパンションもあり、Zenology Pro上でビンテージシンセのサウンドを再現できることも特徴です。
Zenology Proのセール情報
●Zenology Pro Sale
【開催ショップ】プラグインフォックス
【セール期間】
2025年5月10日~6月1日午前7時まで
Zenology Pro
【価格】$229 (約32,971円) → 57%オフ $99 (約14,254円)
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※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
Zenology Proの特徴
Zenology Pro v2の概要
- ZEN-Core Synthesis Systemをプラグイン化し、Rolandならではサウンドを再現&現代的なサウンドメイクが可能
- JUPITER-8、JUNO-106、SH-101、JX-8P、JD-800などのエクスパンションを追加することで各シンセのサウンドを追加
- 4000以上のプリセットパッチ、200種類以上のドラムキットを収録
- プリセットのサウンド調整ができ、新たなサウンドデザイン・音作りが可能
「Zenology Pro」はテクノ/ハウス/トラップ/ヒップホップ/ポップなど多くのジャンルにおいて長年愛されてきたRolandシンセサイザーのサウンドを踏襲しつつ、現代的に進化したサウンドエンジン「ZEN-Core Synthesis System」をプラグイン化したソフトシンセです。
ZEN-Core Synthesis Systemのサウンドエンジンは「JUPITER-X」や「FANTOM」などのプロフェッショナルシンセサイザーに搭載され、世界中のステージやスタジオで使用されています。
この「Zenology Pro」は、1つのソフトシンセというよりも様々なシンセを再現するプラットフォームのような存在でもあります。
予め収録されている数千種類のプリセットを使えるだけでなく、エクスパンションを追加することで歴代のRolandシンセのサウンドを再現できることや、随時リリースされるサウンドパックを追加することで現代的なジャンルのサウンドを拡張できるなど膨大なサウンドを扱えるシンセでもあります。
クラシックアナログ&ヴィンテージデジタルシンセのサウンドを再現


「Zenology Pro」は、Roland製の各シンセを象徴するようなクラシックアナログシンセやヴィンテージデジタルシンセのサウンドを始め、現代的なサウンドメイクも可能なモダンハイブリッドシンセプラグインです。
自由度の高い調整が可能なオシレーター、フィルター、アンプ、デュアルLFO、エフェクトなどを搭載し、クラシック~モダンまで豊かサウンドメイクが可能。
一見、使いこなすのが難しそうなユーザーインターフェースですが一般的なソフトシンセのように非常に直感的に操作できることも魅力です。
90種類以上のエフェクトを搭載


「Zenology Pro」には、Rolandの名機で体感できたような各種エフェクトが搭載されています。
JUNO-106やCE-1で聴けるようなコーラス、Rolandならではの独特なリバーブやディレイ、SDD-320 Dimension DやDJ-FX Looperなどの個性的なエフェクトも使用可能。
現在、全90種類を超えるエフェクトが使用できます。
- FILTER
- PHASER
- FLANGER
- CHORUS
- MODULATION
- DRIVE/AMP
- COMP/LIMITER
- DELAY
- LOOPER
- LO-FI
- PITCH
- COMBINATION
4000種類以上のプリセットパッチ&200種類以上のドラムキットを収録


「ZENOLOGY Pro」には数千種類を超えるプリセットが収録され、プリセットによっては「このプリセットはあのアナログシンセの音かも?」というような名機のサウンドを再現したサウンドも収録されています。
実際に音を鳴らしてみると分かりますが、どのプリセットもRolandが長きに渡って高く評価されている理由がわかるほど素晴らしいサウンドです。
Rolandのアナログシンセを再現しているプラグインやRolandのサウンドにインスパイアされているソフトシンセは数多くありますが、率直な感想として本家のソフトシンセは別格。
ブライトな音は明るめでありながら耳障りの良い音であったり、太さが欲しい低音パートのプリセットはスッキリしながらもファットな印象であったりと、どのプリセットも非常に完成度が高いです。
良いアレンジであることが前提ですが、「良い音を使うことで曲の完成度が圧倒的に向上する」ということが実感できるほど素晴らしいサウンドが充実していると感じています。
サウンドデモ
また、予め収録されているプリセットに加え、エクスパンションを購入すると更にサウンドを増やすことが可能。
世界的アーティストが制作したカスタムコレクション(サウンドパック)が随時リリースされており、追加購入&インポートすることで更に幅広いジャンル・サウンドに対応するシンセへと強化できます。


サウンドパックはRoland Cloud上で追加購入できます。製品によって異なりますが多くの製品は約5ドル程度で購入できます。
ちなみに、最近リリースされた「SDZ140 Kawaii Pop Sound Examples」はキュートなサウンドが特徴で、J-POPやゲームミュージック、EDM、映像用BGMの制作に重宝します。おすすめです▽
SDZ140 Kawaii Pop Sound Examples
ドラムが充実&自由度の高いデザインが可能


「Zenology Pro」にはRolandの名機と呼ばれるリズムマシンや、ナチュラルなサウンドのアコースティックドラムキット、エレクトロニック系のドラム、レイヤーやコンビネーションを駆使したハイブリッドキットなど、200種類以上のキットが収録されています。
そのまま使用することはもちろん、自由な組み合わせで自分だけのカスタムキットを作成することもできます。
各ドラムをコントロールできる複数の編集画面と、パンチとインパクトを引き出す6つの専用ドラムコンプレッサーで幅広い音作りが可能です。
Model Expansionsコレクション


「Zenology Pro」には、JUPITER-8、JUNO-106、SH-101、JX-8P、JD-800などの機種を再現するModel Expansionsコレクションが用意されています。有料のエクスパンションとなりますが、追加することでアナログシンセのサウンドを再現することが可能。
それぞれのModel Expansionsは、独自のサウンド及び機能、プリセットトーンとオリジナルハードウェアを想起させるインターフェースを備えています。また、DAW向けに再設計されていることも特徴です。
各機種をモデリングした単品のソフトシンセも販売されていますが、Zenology Pro上で使用したい場合はこちらを使うのがおすすめです。
エクスパンション
アナログシンセの外観や操作性などを忠実に再現した製品を使いたい場合は、各機種を再現したプラグイン版を選ぶのがおすすめです。
ソフトシンセ単体プラグイン
サウンドの調整・デザインが可能


「Zenology Pro」は、プリセットパッチのサウンドを読み込んでそのまま使うだけでなく、ZEN-Core Synthesis Systemの特性を活用することで既存のサウンドを調整し、新たなサウンドを作り出すことが可能。
できることが多い反面、操作方法が複雑そうに思えますが直感的に使えることも魅力です。
ハードウェアとの連携が可能
Zenology Proは、Fantom、Jupiter-X、Juno-X、RD-88などの対応Rolandハードウェアと連携して使用できます。
DAWとハードウェアで同じサウンドを使用したり、カスタムバンクの作成も可能。他者と共有したり、トップアーティストやサウンドデザイナーのサウンドからインスピレーションを得られることも魅力です。
また、Model ExpansionのサウンドをZenology Pro対応のZEN-Coreハードウェア間で共有することもできます。
まとめ
「Zenology Pro」を他社のプラグインで言い換えるとすると、Arutiraのシンセプラグインを例に挙げるとイメージしやすいかもしれません。
ArturiaはRolandのハードウェアなど様々なアナログハードウェアシンセのモデリングプラグインをリリースしていますが、それらのサウンドを統合的に再現できる「Analog Lab Pro」という製品があります。
この製品は細部に渡る音作りはできないものの各種モデリングシンセプラグインのサウンドを厳選して収録し、幅広いサウンドを使えることが魅力です。「Zenology Pro」も似たような側面があります。
前述している通り、Rolandは同社がリリースしてきたアナログシンセのプラグインバージョンをリリースしており、各プラグインでは実機のハードウェアを操作しているような細部に渡る調整・音作りが可能。
それぞれの各アナログシンセモデリングプラグインでは、細かな音作りができることやプリセット数が充実しているなど非常に魅力的ですが、各プラグインはそれなりに高額であるため、すべてのプラグインを揃えるのはコストがかかります。
Rolandのサブスクリプションサービス「Roland Cloud」の最上位コースを利用すればすべての製品・エクスパンションを利用できますが、買い切り版を選びたい、なおかつコストを抑えたいという場合は「Zenology Pro」をチョイスするのも賢い選択ではないかと思います。
「Zenology Pro」はクラシックアナログシンセの魅力と現代的な機能を併せ持ったプラグインなので、どれを選ぶべきか迷ってしまった場合は「Zenology Pro」を導入するのがおすすめです。
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関連動画
仕様・プラグイン動作条件
MacOS 11 Big Sur and above
Windows 10 and above (64-bit only)
Intel, AMD, or Apple Silicon CPU
10GB RAM or more
150MB free storage space
Plugin Formats:AAX Native, AU, and VST3
取り扱いショップ
【定価】229ドル
取り扱いショップ
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