「MODO BASS」は、音楽制作関連の製品やソフトウェア、周辺機器など様々な製品を開発している老舗メーカーIK Multimediaが手掛けるベース音源です。
サンプリングが主流だった今までのベース音源とは違い、音響合成をリアルタイムに行うフィジカルモデリングによってリアルなベース音を再現しています。
様々な種類のベースをモデリングした音に加え、ボディの材質や元の太さ・弦の状態、ピックアップの位置・種類など、設定した音をリアルタイムに音を合成。
まるで本物のベースを演奏しているような音が鳴らせます。
このナチュラルな音質は発売からまたたく間に話題となり、今では定番のベース音源として認知されるようになりました。
この記事では、「MODO BASS 2」の最新セール情報やセール期間外でもお得に買う方法、製品の主な特徴をまとめていきます!
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【セール期間】2024年4月4日~5月1日まで
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MODO MAX
【価格】32,990円(税込) → 60%オフ 13,190円 (税込)
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MODO BASSの通常価格
製品名 | 価格(税込) | 概要 |
---|---|---|
MODO BASS 2 | 30,990円 | 8種類の新モデルを含む、22種のベースモデルを収録 |
MODO BASS 2 SE | 22,040円 | 4種類のベースのみを収録 |
MODO MAX | 48,900円 | MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5のバンドル |
Total Studio 3.5 MAX | 159,390円 | MODO BASS 2を含むトータルバンドル |
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MODO BASS 2の追加機能
MODO BASS 2はMODO BASSから新たに、
- フレットレス、アップライト・ベースを追加
- パターン再生機能の追加
- ピック、スラップ表現の向上
- ソフトウェア本体の仕様の強化
注目は新しいベースモデルの追加と、MIDIによるパターン再生機能の追加です。
フレットレス、アップライト・ベース合計8種類の新モデルを追加
MODO BASS 2にはMODO BASSに収録されていた14種類のベースモデルに加えて新たに8種類のベースモデルが追加されました。
中でも新たにフレットレスベース、アップライトベースがそれぞれ2種類追加されています。
新しいモデルにはフェンダーのビンテージモデルの他にフレットレスベースとアップライトベースを収録。今まではエレキベースのMODO BASSという感じでしたがで今まで以上に幅広いジャンルに対応できるようになります。
他にもNoah Paraffina BassをモデリングしたAluminumやDanelectro Longhorn BassをモデリングしたHorn Bassといったレアなモデルに加えて
ロックやパンクで活躍してくれるPunk Bassやからポップスからファンクで使いやすいFusion J-Bassといったジャズベースも追加されています。
- Fretless Jazz(Fender Jaco Pastorius Jazz Bass)
- Fretless Bass Man(Pino Palladino Music Man Stingray)
- Studio Upright(ジャズ・アップライトベース)
- Rockabilly(ロカビリー・アップライトベース)
- Aluminum(Noah Paraffina Bass)
- Fusion J-Bass(Fender Marcus Miller Jazz Bass)
- Horn Bass(Danelectro Longhorn Bass)
- Punk Bass(Fender Mark Hoppus Jazz Bass)
フレットレスベース
フレットレスベースはジャコ・パストリアスがカスタマイズしたFender Jazz Bassをモデリングした「Fretless Jazz」を収録。
もう一つはピノ・パラディーノの演奏で有名なMusic Man StingRayをモデリングした「Fretless Bass Man」が収録されています。
アップライトベース
アップライトベースはクラシックなジャズに最適なウッド・ベース
スラップの使用をイメージしたロカビリー向けアップライトベースが収録されています。
パターン演奏機能が追加
MODO BASS 2から新たにパターン演奏機能「PATTERNS」が追加されました。イメージとしてはTOONTRACKの「EZ BASS」に備わっている機能に近いです。
- 各フレーズはプロのベースプレイヤーの演奏を収録
- ベーシックなプレイからソロプレイまで収録
- ジャンルや曲のセクション、演奏スタイル、長さ、拍子の条件を設定して検索できるスマートフィルター付き
パターン演奏機能の追加でベースの打ち込みが苦手な人でもリアルなベースラインが取り入れられます。
MODO BASSの特徴
「MODO BASS」は、
- DAWやスタンドアローンで使えるソフトシンセのベース音源
- ベースをフィジカルモデリングしたヴァーチャルインストゥルメント
- リアルタイム・モーダル・シンセシステクノロジーに基づいた楽器演奏
- 年代別の14種類のエレキベースをモデリング
- フィンガー、スラップ、ピックの3奏法をモデリング、ミュート奏法付き、ピッキング位置も設定できる
- 4弦、5弦、6弦ベースに変更可能、5弦ベースはドロップAチューニングに対応
- 弦の太さや古さ、巻き方を選択できる
- スライドノイズ、フレットノイズの調整できる
- 演奏時に抑えるフレット範囲を指定できる
- 各楽器ごとにピックアップ(合計24種類)を選択可能、アクティブ、パッシブ回路の選択も可能
- アンプ、エフェクター搭載
以上のようにかなり細かい所まで設定できるのが特徴です。これはサンプリングした音ではなく、リアルタイムに音を合成するシンセシスだから出来るメリットとなっています。
ベースの種類も多く、それぞれに設定されたピックアップを変更したり、弦の太さや古さまで指定できるなど、イメージしたベースに近づけられます。
個人的にはサンプリングではない分、ロードによる影響が無いため、マシンスペックの依存が少ないのも魅力だと思います。
鍵盤で演奏している動画です。
モデリングされているベース
「MODO BASS」には14種類のベースがモデリングされて収録されています。
- 60’s P-Bass:Fender Precision Bass®, Alder body
- 70’s P-Bass:Fender Precision Bass®, Ash body
- 70’s J-Bass:Fender Jazz Bass®, Alder body
- Modern J-Bass:Fender Jazz Bass®, Alder bodyy
- Devil Bass:Gibson® EB-0
- Bass Man 5:Music Man® StingRay 5-string
- Rick n’ Bass:Rickenbacker® 4003
- Studio Bass:Yamaha® TRB5P
- Violin Bass:Hofner® Violin
- Thunder Bass:Gibson® Thunderbird
- Japan Bass:Ibanez® Soundgear
- Flame Bass:Warwick® Streamer
- Imperial Bass :Fodera® Custom 6-string
- Metal Bass:Dingwall® Combustion NG2 5-string
年代はもちろんですが、様々なジャンルで使えるベースが収録されています。
それぞれのベースの音がこちらです。
リアルなベースプレイを演出する奏法
柔軟なベースプレイに欠かせない奏法も充実しています。
- フィンガー
- スラップ
- ピック
といった基本的な3つの奏法をモデリング、ミュート奏法付き、ピッキング位置や弦のどこを弾くかも設定できます。
フィンガー(指弾き)
指の下ろし方、指のどの部分を使うか、力加減まで設定できます。
ピック弾き
ピックノイズ、アタック感をモデリング、ダウン、アップ、アップ・ダウン(オルタネイト)を選択でき、ルート弾きの自然な音のつながりも設定可能。ピックの厚みまでモデリングされているこだわりようです。
Spectrasonics「Trilian」はサンプリングした音をラウンドロビン(同じ音でも別のサンプルを鳴らす)で自然なオルタネイトピッキングを表現していますが、「MODO BASS」はシンセシスによる音の合成と音のコントロールによって自然なオルタネイトピッキングを表現しています。
スラップ
スラップは親指によるスラップの他に人差し指、中指の「プリング」もモデリングしています。
スライド・ゴーストノート
キースイッチでスライドやゴースト・ノートを鳴らすことも可能。ダイナミックなスライドやグルーヴを出すゴースト・ノートがナチュラルに鳴らせるのも魅力。
また、弦の材質や太さ、古さ、巻き方といった細かな設定もできるので、ジャンルに合わせて変えられる柔軟性が素晴らしいです。
ピックアップ
「MODO BASS」は各モデリングされたベースごとにピックアップが用意されていて、これらのピックアップを組み合わせて自分好みのベースに調整することも可能。さらにパッシブ、アクティブピックアップも選択できます。
内臓エフェクト・アンプ
音作りをするための、
- アンプ・キャビネット:真空管アンプと1×15キャビネットとソリッド・ステート・アンプと4×10キャビネットから選択可能
- エフェクター:オクターバー、ディストーション、コーラス、コンプレッサー、エンヴェロープ・フィルター、グラフィックEQの7種類
といったアンプ、エフェクターが収録。同社のエフェクタープラグイン「AmpliTube」の技術もふんだんに活かされています。
「MODO BASS」を使ったリアルタイムのジャム・セッション動画です。
プラグイン仕様
【対応OS】
Mac :OS X 10.9以降(Intel Core 2 Duo・RAMメモリ最低4GB、8GB以上推奨)64-bit
Windows:Windows 7〜10(Intel Core 2 Duo,AMD Athlon 64 X2・RAMメモリ最低4GB、8GB以上推奨)64-bit
MODO BASSの通常価格
AU、VST 2、VST 3、AAX
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・MODO BASS:通常 €299.99
・MODO BASS SE:通常 €149.99
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まとめ
IK Multimediaの「MODO BASS」はフィジカルモデリングでベースの音を再現した新しいエレキベース音源です。
同じベース音源のSpectrasonics「Trilian」と比較されることも多いですが、
- 「Trilian」はサンプリングベース
- 「MODO BASS」はフィジカルモデリング・シンセシスによる音の合成
という違いがあります。
どちらがおすすめ?と言われると
「Trilian」はエレキベース以外にアコギベース、ウッドベース、シンセベースも収録されている総合ベース音源というライブラリーの充実度が高いインストゥルメントです。
「MODO BASS」はエレキベースを自分好みに調整したい人にピッタリ。また新しく登場する「MODO BASS 2」ではさらに8種類のベースモデルやパターン演奏機能を追加するなど新しいバージョンとして機能が充実しています。
エレキベース音源で使い勝手が良いもの、細かな点にもこだわりたい人は「MODO BASS」、シンセベースなども含めた色々なベースの音が欲しい人は「Trilian」をチェックしてみるのが良いかなと思います。
二つの音源はプロの現場でもおすすめのベース音源という話題で必ず名前が挙がるので、買って損はありません。
セールのタイミングを逃さずにゲットしましょう!
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