Sound Magic「ViolinOne」は、フィジカルモデリングにより優れた演奏性を実現したヴァイオリン音源です。
MIDI 2.0とMPE(MIDI Polyphonic Expression)に対応し、サウンドをより細部に渡ってコントロールできることが大きな特徴。
現在はWindowsのみで使えるプラグインですが、Mac版も現在対応中とのことです。
ダウンロードの詳細はこちらから▽
ViolinOneの特徴
- フィジカルモデリングによりプラグイン容量わずか20MBで豊かな演奏を再現
- エンボディマイクロフォンモデリングと3Dパンナーエフェクトユニットを搭載
- MIDI 2.0とMPEをサポート
- ビヘイビアモデリング(動作をモデル化して表現したもの)による緻密な演奏表現が可能
- 現在Windowsバージョンのみ対応。Macバージョンは準備中
Violin Oneはフィジカルモデリングとビヘイビアモデリングを組み合わせて作られたヴァイオリン音源で、プラグイン容量が小さいにも関わらず様々な演奏表現を実現した画期的な音源です。
Sound Magic社は「Violin One」以外にも多くの音源をリリースしていますが、それらはすべてハイブリッドモデリングテクノロジーによるものです。
「Violin One」はそれらと異なり、フィジカルモデリングで幅広いサウンド(アーティキュレーション)を再現しています。


Speed Detectセクションではデフォルトの設定加え、表情が異なる3つのスタイルから選択できます。
Soft、Sorrow、Energyがあり、曲調に合わせて選択するのがおすすめです。
- Staccato
- Short Spiccato
- Spiccato
- Marcato
- Sustain
- Vibrato
- Legato
- Pizzicato
- Tremolo
- Staccato
MIDI 2.0とMPEに対応


MIDI 2.0とMPE(MIDI Polyphonic Expression)に対応し、MIDI 2.0対応キーボードやコントローラーで使用した際に、サウンドをより正確にコントロールできることが「Violin One」の大きな特徴。
MIDI 2.0はより高い解像度で緻密な表現を伝えられるので演奏の表現力にこだわりたいときには特に重宝します。
左手、右手、エフェクトなどのパラメーターをモジュレーションホイールやフットペダルに割り当てることで、リアルタイム演奏による生感のある演奏が表現できます。
柔軟な音作りが可能


メインコントロールパネルでは、ダイナミックレンジやATTACK、SUSTAIN、RELEASEなど細部に渡る調整が可能。
フィジカルモデリングならではの自由度の高さも魅力です。
MICRO TUNING


MICRO TUNINGのページでは、各ノートのピッチを+/- 100セント単位で微調整できます。
12平均律では表現しきれないピッチ感を表現したいときにも便利です。
Virtual Stageで精巧に空間を再現可能


Virtual Stage設定ページでは、マイクの種類や設定に加え、Space Type(響きの設定)が選択できます。
各パラメーターの概要・使い方は下記の通りです。
Mic Techniques
ステレオマイクテクニックをNOS、AB、XY、M/Sから選択できます。OFFにするとバイパスされます。
MIC Settings
ONにすると追加のコントロールが表示され、OFFにするとマイクモジュールがバイパスされます。
MIC Pattern
マイクパターンを選択します。無指向性、カーディオイド、8指向性、ハイパーカーディオイドから選択できます。
MIC Type
マイクのモデルを選択できます。(この後の項目で再度触れます)
Height
スライダーでステージ上の音源の高さを調整し、サウンドに3D効果を加えられます。
Space Type
RoomやHall、Concert Hall、Studioなどタイプから選択でき、リバーブタイムやダンピングの調整も可能です。
※タイプによって一部のパラメータの制限が異なります。
Mix
リバーブのミックス量を設定します。左がリバーブ0、右がリバーブ100%です。
Predelay
リバーブのPredelayを0msから100msの範囲で設定します。
Reverb Time
リバーブのRT60タイムを0.1秒から10秒の範囲で設定します。
Damping
ダンピング周波数を6000Hzから16000Hzの範囲で設定できます。
6種類のマイクタイプから選択可能


6種類のマイクタイプを選択できることや、マイキングパターンを調整することもできます。
モデリングされているマイクは下記の6種類です。
- C12VR
- C414
- KM184
- U87AI
- TLM103
- MD421
以上が「Violin One」の主な特徴です。
サンプリング系のストリングス音源の方が素早く良質な音を鳴らせる印象がありますが、Violin Oneは設定次第でサウンド面でも使い勝手の面でも良いポイントが多くあります。
無料で使える製品とは思えないほどユニークな特性を持ったストリングス音源なので是非チェックしてみてください▽
仕様・プラグイン動作条件
Windowsのみ対応
ダウンロードページ
製品ページ下部にある「Click Here to Proceed to Downloading Page」のリンクから直接ダウンロードできます。
前述したとおり、現在のところWindowsのみの対応となっているので、Mac版がリリースされた際には改めてお知らせします。
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