スイスに拠点を置く「Pulsar Audio」社からビンテージコンプの名機「1178」をエミュレートした最新コンプ「Pulsar 1178」がリリースされました。
「1178」といえば、様々なプラグインメーカーからエミュレートしたものが販売されていますが、「Pulsar 1178」はただのビンテージコンプを精巧にエミュレートしたものではなく、さらに現代の音楽制作に合わせて使えることをテーマに使いやすさや汎用性の高さが特徴のコンプとなっています。
現在、リリース記念のイントロセール中。通常15,891円の所、40%オフの9,492円で購入できます!
Pulsar Audio社「Pulsar 1178」
「Pulsar 1178」はFETコンプの名機「UREI 1178(1176のステレオ版)」をエミュレートしたコンプです。
FETコンプは電圧で電流をコントロールするトランジスタ(FET)を使ったコンプのことで、アタックやリリース、レシオが他のビンテージコンプよりも早く設定できるため、幅広いソースに対応できるのが特徴です。
主に60年代のロックサウンドはFETコンプを感じられるミックスが多いです。
「Pulsar 1178」はオリジナルの「UREI 1178」の音色や圧縮した時の色付けを精巧にエミュレートしているのが特徴で、この技術はPulsar Audio社が先にリリースしているManleyのチューブコンプ「STEREO VARIABLE MU」のエミュレート「MU」とイタリアンクラシックのエコー・ディレイユニットをエミュレートした「Echorec」、「UREI 1176」をエミュレートした「Smasher」でも高評価を得ています。
そして「Pulsar 1178」が他の1178、1176系エミュレートコンプと違う点は
- サイドチェーンEQ搭載(外部サイドチェイン機能可能)
- Tape、Triode、Warm、Clipの4種類のサーチュレーター
- MS処理機能
- ダイナミクス管理に役立つデジタルメーター
- 最大8倍のオーバーサンプリング
といったかなり現代的な機能を備えています。


コンプとしてはもちろん、サイドチェーンEQは細かなかかり具合、狙った箇所を処理できるので、積極的な音作りでも活用できます。


レベルメーターやゲインリダクションも見やすく、UIのサイズを調整できるので、音の変化もチェックしやすいです。
実際に「Pulsar 1178」を使っている動画を見てみると、ボーカルミックス、ドラムバス、ベース、アコギといった生音をより際立たせてくれる印象です。
プラグイン仕様
【対応OS】
Mac: Mac OS X 10.10〜1.5(64 bit)
Windows: Windows 7.8.10以降(64 bit)
【プラグインフォーマット】
VST2.4、VST3、AAX
Pulsar Audio社「Pulsar 1178」のセールまとめ
「Pulsar 1178」は現在、リリース記念のイントロセール中。通常15,891円の所、40%オフの9,492円で購入できます。
「Pulsar 1178」はただのビンテージコンプのエミュレート技術が高いだけでなく、現代の音楽制作での使いやすさを考えている点が違いとなっています。
アナログ感もしっかり加えられて、さらにサイドチェーンEQによるコンプレッションはミックスをより透明感のある音に仕上げるのに役立ってくれそうです。