サンプル音源やシンセプリセットなども販売している「Vengeance Sound」のモンスターシンセ「VPS Avenger」は、EDM・Future pop・Dubstep・Hardstyle・TranceやProgressive Houseなどのダンスミュージックで即戦力になってくれるシンセです。
これらのジャンルに興味がある人は「VPS Avenger」の良さがきっとわかるはずです。
このページでは「VPS Avenger」の最新セール情報、セール期間外に安く買う方法、「VPS Avenger」の特徴やプリセット、エクスパンション情報をまとめています。
VPS Avengerの通常価格
Vengeance Sound「VPS Avenger」
199€・175£・220$ (日本市場価格で約33,077円 2022年9月18日時点)
Vengeance Sound「VPS Avenger」
EDM系シンセは「Massive」に始まり、「synth1」、「Omnisphere」、「SERUM」、「Spire」、「nexus」といったシンセがありますが、「VPS Avenger」もEDMに使える即戦力シンセの一つです。
発売日的に新しいシンセでもあり、音も新しく、今のEDMシーンに使える音が入っています。
「VPS Avenger」は、
- アナログオシレーター
- ウェーブテーブル
- シンセシス
- サンプラー機能
- ドラムシーケンス
を備えたマルチシンセという感じで多機能。1台で幅広いことができます。しかも作っているのが「Vengeance Sound」ということもあり、音が太くダンスミュージックで映える音をしています。
プリセット数はデフォルトのファクトリープリセットだけで930種類以上備えていて、しかもエクスパンションとしてEDMやFuture popなどのジャンルに特化したプリセットも個別で購入できます。
「VPS Avenger」のファクトリープリセットを紹介している動画がこちら。
個人的にはリードシンセが太くて音抜けが良いのが「VPS Avenger」の魅力だと思います。
ファクトリープリセットに収録されているリードシンセでも十分使えるレベル。
プリセットを探すブラウザーもわかりやすく、ファボ機能で気に入った音色を何度も探すことなく使えます。
またGUIも見やすく作られていて、オシレーター、フィルター、シーケンス、エフェクターといったセクションが各ブロックに分けられているので多機能でもわかりやすいです。
- オシレーターは最大8つ
- アルペジエーター機能
- ドラムシーケンス・打ち込みができ、パラアウトも可能
- 自由度の高いLFO・モジュレーション
- リズムルーパー、ステップシーケンサー、アルペジエーター、LFO搭載
プリセットだけでも色々と遊べて使えるシンセですが、シンセに詳しい人ならさらに突っ込んだ音作りもできる点が「VPS Avenger」の強みです。
「VPS Avenger」はエクスパンションも優秀
音質は「Vengeance Sound」らしい太いハイファイサウンドが特徴。「Vengeance Sound」は様々なサンプルを販売している他、「nexus」のプリセットなども制作しているので、その音質はお墨付きと言えるでしょう。
「Vengeance Sound」の公式サイトでは「Avenger Expansion pack」として様々なジャンルのエクスパンションが販売されています。
LoFi House 1
オールドスクールなハウスサウンドを現代風に仕上げたプリセットを収録したエクスパンション。コードシンセ系がかなり使えます。
Deep House 2
ディープ・ハウスで使えるプリセット。
Vengeanceらしい太い音、リバーブ感が良い感じです。またビートもシーケンスで収録されているので、サンプルでVengeanceにお世話になっている人にもおすすめ。
Italo Disco 1
近年、海外で再流行している80年代のレトロ感なディスコサウンドを収録したエクスパンションです。BellなどのFM系サウンドもしっかり収録されています。ディスコだけでなく、キラキラ系ポップにも使える音が多い印象です。
Dystopia 1
シネマティック系サウンドで使えそうな退廃的な音を収録したエクスパンション。
アンビエントサウンドの他にハリウッドサウンドのような打楽器系、ギターやピアノ、弦楽器、フルートといった生楽器をサンプリングした音も収録されています。
The Collection 1
8人のサウンド・デザイナーによる拡張パック。
全部で175のプリセットが収録されていて、EDM、トランス、ハウス、シンセウェーブ、ボーカルダンスからポップ、シネマティック、チルアウトなど幅広いジャンルで使えるサウンドが収録されています。
「VPS Avenger」を買ったら追加しておきたいエクスパンションです。
Ambition 2
トラックメイカー・プロデューサー「Marcel Susenburger」による140のトランスサウンドのプリセットを収録したエクスパンションです。トランス、プログレッシブハウスなどで活躍してくれるアルペジオもたっぷり収録されています。
「VPS Avenger」はPC負荷は高め
一つだけ「VPS Avenger」のデメリット部分を上げるとすると、PCへの負荷が高めという点です。通常のプリセットはそこまでではないものの、SQプリセット、サンプル系プリセットを何個も立ち上げると中々の負荷になってくるので、フリーズなどの機能を活用する必要があるかもしれません。
メモリ32GB、4GHzのインテルコアi7でも何個もSQプリセットやオシレーターをいくつも使っているプリセットを立ち上げるとCPUメーターの半分以上になることがあるので、この点は今後のバージョンアップに期待したい所です。
逆にハイパワーマシンを使っている人なら負荷を気にせず使えるので「VPS Avenger」本来のパワーを存分に発揮させることができるでしょう。
プラグイン仕様
【対応OS・最低使用環境】
- Mac:OS X 10.11以降【IntelMac 2.5Ghz・8GB RAM・VST 2.4/AU 64Bit】
- Windows 7以降【Intel Core 2.5Ghz・OpenGL 3.2 capable GPU・8GB RAM・Win7/Win8/Win10 64Bit・VST 2.4】
セール開催の時期
「VPS Avenger」を購入する時には
- 「Vengeance Sound」(VPS Avengerの開発・販売元メーカー)
- 「SONIC WIRE」(初音ミクで知られるクリプトン・フューチャー・メディアのプラグイン販売サイト)
- 「Plugin Boutique」(海外の大手プラグイン販売サイト)
この3つが主な購入場所です。海外サイトはいくつかありますが、「Plugin Boutique」が老舗で安心して買えるかなと思います。
各サイトでセールを行っていますが、現時点で通常時でも安く購入できるのが、「Plugin Boutique」です。
Plugin Boutiqueのセールを狙おう
海外のプラグイン販売サイト「Plugin Boutique」は過去に「VPS Avenger」のセールを開催しています。
通常価格220ドルが25%オフ、日本円にすると通常24,129円の所、18,096円で購入できました。
さらに「Plugin Boutique」はサイト内で使えるバーチャルキャッシュ(仮想通貨)やバーチャルキャッシュと交換できる「Rewards+ Tokens」が貰えるので、さらにお得になります。
セール期間外に買う時もポイント付与分を含めると、「Vengeance Sound」や他の定価販売しているサイトよりもお得に買えます。
「Plugin Boutique」でのセール情報もこのページで随時更新していきます。
- 価格:220ドル(日本円26,800円※掲載当時)
- バーチャルキャッシュ:£7.90(日本円1,224円※掲載当時)
- Rewards+ Tokens:3.1(1リワードで1.50ドルのバーチャルキャッシュと交換可能)
販売ショップ・購入ページ
「Vengeance Sound」のモンスターシンセ「VPS Avenger」はとにかく多機能で高品質。音の太さ、出音の強さは他のシンセと比べてもトップクラスと感じます。
個人的には「SERUM」、「Spire」よりも音が太く、「nexus」より突っ込んだ音作りができるという評価です。この音は埋もれさせたくない!という時は「VPS Avenger」を使ったりしています。
EDM・Future pop・Dubstep・Hardstyle・トランスやプログレッシブハウスといったジャンルが好きな方は要チェック!
※画像出典:Plugin Boutique
※掲載している販売価格は掲載当時の価格です。為替による価格変動がありますので、購入の際は販売サイトにて確認お願いします。