LIMBUS AUDIO「TuneFloyd Pro」は、ボーカルや単音で演奏された楽器の音程を指定したキー/スケールに沿って自動補正できるピッチ補正プラグインです。
歌のナチュラルなニュアンスを残した自然なピッチ補正だけでなく、音程の切り替わりを強調したケロケロボイス系の加工に調整することも可能。フォルマントシフトによる大胆な歌声の変化も可能です。
「TuneFloyd Pro」は通常価格€29.90の有料製品ですが、期間限定で無料配布されているのでぜひチェックしてみてください。
ダウンロードの詳細はこちらから▽
TuneFloyd Proの特徴

- キー/スケールを指定し、ボーカルや単音楽器の音程を自動補正
- 補正の速度や補正強度、ニュアンスの保持度合いを調整し、自然な音程補正からロボット風の加工まで対応
- フォルマント変更、ビブラート追加、特定の1音への音程固定機能を搭載
記事冒頭でも触れましたが「TuneFloyd Pro」は、ボーカルや単音で演奏された楽器のトラックに挿入し、曲のキー/スケールに沿って音程を自動補正できるプラグインです。
自動ピッチ補正プラグインの代表格と言えばAuto-Tuneが有名ですが、「TuneFloyd Pro」もナチュラルなピッチ補正はもちろん、往年のHipHopで聴けるようなケロったようなボーカルピッチ補正も可能。
搭載されているフォルマントシフトなどを駆使することで、印象的なボーカルに加工することもできます。
基本的な使用方法

「TuneFloyd Pro」は、ボーカルやベース、バイオリン、チェロなど単音で演奏された素材に使用でき、まずGUI左上の「SOURCE」から素材の種類や音域に合ったプロファイルを選択します。
使用するトラックのエフェクトスロットにインサートし、Key/Scaleを設定することで曲のキー/スケールに沿ったピッチ補正が行われますが、楽曲のキーを把握していない場合は「Detect key」の機能を使うのがおすすめです。
「Detect key」をクリックしてボーカルなどの単音フレーズを再生すると、メジャー/マイナーのキー候補を提示。「Use key」で提案されたキーを設定に反映できます。解析結果は楽曲のコードや実際の響きと合わせて耳で確認するのがおすすめです。
キーを指定後、GUI中央エリアにあるメインノブ(Natural / Roboticと記載されているセクション)を、メインノブをRobotic側へ上げるほど、補正が速く強くなり、演奏の細かな音程変化が抑えられます。
自然な補正からロボティックな歌声まで調整可能です▽

また、GUI左上の「Pitch Trace画面」では検出した入力音程と補正後の推定音程、補正先の音程をグラフで確認できます。
これは表示専用でノートをドラッグして編集する機能ではありません。
自然なピッチ補正に加え、ケロケロボイス風の加工も可能

GUI中段のセクションでは、ピッチ補正のニュアンスなどを細かく調整できます。
各項目の概要は以下の通りです。
- Retune:目標の音程へ近づく速さを0~300msで調整。低い値ほど素早い補正になります。
- Correction:目標の音程(スケール内の音程)に向けて補正する強さを調整
- Humanize:音程の細かな動きを残し、ナチュラルなニュアンスを保持するための調整が可能
- Flatten:Humanizeで残す音程の動きとプラグインで追加するビブラートを抑制
- Vibrato / Rate:ビブラートを追加し、Vibratoノブで深さ、Rateノブで速さを調整
- Formant / Transpose :補正後の音程とフォルマントをそれぞれ±12半音の範囲で変更できます。フォルマント保持機能も搭載
- Monotone:処理する目標音程を特定の1音に固定し、ロボット的な表現を付加
また、フォルマント処理に伴う音量変化を補うAuto level機能も搭載されています。これはピークを抑えるリミッターではないため、出力レベルの確認は必要です。
ピッチ補正を行う際の基本的な使用手順は、
- SOURCEメニューで該当する項目を選択する
- キーとスケールを指定する(またはDetect keyの提案をUse keyで適用)
- Retuneで目標音程へ近づく速さ、Correctionで補正の強さを指定する
- Humanize / Flattenで音程の細かな動きを調整
という流れです。
「TuneFloyd Pro」は操作性に優れているため、初めてピッチ補正プラグインを使用する場合でも使いやすく感じられると思います。
6種類のプリセットを収録

GUI右上のプリセットメニューでは、6種類のプリセットが用意されており、目的に合わせた設定を素早く適用できます。
自然なピッチ補正を目的とした「Natural vocal」や、HipHopなどと相性の良い「Hard tune」、ロボット風の声に変化させる「Robot / flat」をはじめ、ベースや弦楽器向けのプリセットも用意されています。
スキンカラーの変更が可能

GUI右上の「Dark」または「Light」の選択ボタンをクリックするとスキンカラーを変更できます。
以上が「TuneFloyd Pro」の主な特徴です。
自然な音程補正をはじめ、音程が段階的に切り替わるハードチューンまで、目的に合わせて調整できるピッチ補正プラグインなのでぜひチェックしてみてください
仕様・プラグイン動作条件
Windows:VST3
Mac:VST3 ・AU
約125msのレイテンシーがあるため、録音後の音程補正・ミックス向けです。スタンドアロン版・ARA機能はありません。
ダウンロードページ
LIMBUS AUDIO公式サイトで無料配布中です。取得の際、ユーザー登録が必要です。
メーカーサイトがスペイン語圏であるため、決済時のユーザー情報入力時には下記の画像を参考に入力してみてください。

配布終了日が明示されていないため、早めにチェックしてみてください。
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