「KSHMR Essentials KICK」はキックドラムの音作りに特化したW.A. Productionの無料ミックスプラグインです。
同社の有料ミックスプラグイン「KSHMR Essentials」からKickの音作りを行うモジュールを抜き出したバージョンで、8つのコントロールでキックの音作りをスムーズに進めることができます。
現在、W.A. Production公式サイトで無償配布中です。
- バスドラム/キックの音をもっと良くしたい、低音域の処理を円滑に進めたい
- キックドラムの音作りをスムーズに進められるプラグインを使いたい
KSHMR Essentials KICKの特徴
- 世界的世界的なDJ/プロデューサーKSHMRのシグネイチャープラグイン
- キックサウンドの処理に特化した8つのエフェクトチェーン
- サウンドの変化状況を一目でチェックできるスペクトラム表示
- シンプルな操作性
- CPUフレンドリーな設計
8つのエフェクトチェーン
KSHMR Essentials KICKは、
- Sub:サブベースの追加、周波数チューニングでキーを指定可能
- Mid:中域周波数の増減を調整
- Air:高周波の強調
- Trans:トランジェントを強化
- Tape:サチュレーション/歪みを付与※サブベースの存在感を高めるのにも有効
- Pressure:マルチバンドコンプレッション
- Comp:シングルバンドコンプレッション
- Width:ステレオ幅を調整
以上、8つのエフェクトを調整することでキックドラムのシェイプが進められます。
サブベース帯域のチューニングや強調するためのサチュレーション処理を行うエフェクトが備わっている点が、ダンスミュージックの一流プロデューサーでもあるKSHMR氏らしい機能です。
また、マルチバンド、シングルバンドのコンプレッサーも備わっています。
キックドラム全体のパンチを加えつつ、ダイナミクスを整える処理もスムーズです。
サウンド変化がわかりやすいスペクトラム/波形ディスプレイ
UI上部にはサウンドの変化がチェックできるディスプレイが備わっています。
右上のスイッチでディスプレイの表示を波形(wave)と周波数カーブ(freq)で切り替えることができるので、音作りの中で切り替えながらサウンド状況を確認できます。
仕様・システム条件
・Windows 8以降(32/64ビット)
・macOS 10.13以降(32/64ビット)
・AAX – ProTools 11 以降
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
ダウンロードページ
KSHMR Essentials KICKに備わっている各モジュールは、KSHMR自身のお気に入りのプロセッシング・フローをソフトウェア化していることもあり、キックドラムのサウンドを素早くシェイプするのに役立つモジュールが揃っています。
また、各モジュールの調整はノブの調整だけと非常にシンプルな設計なので、プラグインに詳しくない方でも使いやすく、直感的な操作で進められるのも魅力です。
タイトでパンチのあるキック作り、サブキックの調整などKSHMR Essentials KICK一つで完結させられるため、ダンスミュージックを制作している方は是非チェックしてみてください。
●W.A. Production「KSHMR Essentials KICK」
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KSHMR Essentials KICKの有料版「KSHMR Essentials」はこちらの記事でご紹介しています。
【画像出典】W.A. Production