「Falcon2」はサンプラーとシンセモジュールを備えたUVI社のフラグシップシンセです。
マシンスペックが許す限り作り込める音作りの幅、音質の良さ、豊富なプリセットやエクスパンション、専用のライブラリーまで、1台で幅広い音楽制作ができる現行のソフトシンセの中でもトップクラスの万能型シンセです。
2023年10月にFalconの最新バージョンFalcon3がリリースされました!
Falcon3のサウンドや新機能についてはこちらの記事でご紹介しています。
●Falcon 3バージョンアップ記念スペシャルオファー
【セール期間】2023年11月5日(日本時間11月6日17:59まで)
【開催ショップ】UVI公式 / beatcloud / Rock oN Line eStore
【セール内容】Falcon 3のリリースを記念した42%オフのイントロセール!
10月24日時点ではポイント還元を含めると公式よりも他のプラグイン販売サイトの方が安いです。
[SHOP]Rock oN Line eStore
【価格】通常52,000円(税込) → 42%オフ 30,000円(税込)
さらに450ポイント付与 → 実質29,550円
>> セールページ
[SHOP]beatcloud
【価格】通常52,000円(税込) → 42%オフ 30,000円(税込)
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[SHOP]UVI公式
【価格】通常$349(52,280円 税込) → 42%オフ $199(29,810円 税込)
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「Falcon2」の価格は、定価で$349、国内市場価格は¥52,000(税込)。
似たタイプの万能型シンセSpectrasonics社の「Omnisphere2(定価¥64,000)」より安いのも魅力です。
さらにUVIは比較的セールを行う頻度が高いので定価よりも安く購入できる機会が多い傾向があります。他にも楽器店の通販サイトでも取り扱いがあるのでポイント還元などを活用して実質価格を安く購入できます。
この記事では「Falcon2」の最新セール情報やシンセの特徴をまとめていきます。
Falcon2の各販売サイトでの価格・通常価格
※2023年3月17日更新
●UVI※販売元
$349.00(日本円でおよそ46,000円)
※1万円分のFalconバウチャークーポン付属
※オンライン納品
●サウンドハウス
¥42,000(税込)
※420ポイント還元
実質41,580円で購入可能
※リアルナンバー入りパッケージの配送
●beatcloud
通常 ¥42,000(税込)
※600ポイント還元
※オンライン納品
●Rock oN Line eStore
通常 ¥42,000(税込)
※330ポイント還元
※オンライン納品
※公式サイト・各楽器店販売サイトでFalcon2を購入すると、公式サイトで使える$100クーポンが貰える場合があります。
※各ショップで概要が明記されているかをチェック必要。
Falcon 2の基本情報
「Falcon2」は、
- スタンドアロン対応のシンセオシレーターとサンプリングオシレーターを備えたハイブリッドシンセ・ワークステーション
- EDIT、TREE and LIST、MACROS、BROWSER、MIXER、PERFORMANCEを含むGUI
- 9種類のシンセシスオシレーターと7種類のサンプリングオシレーターを搭載
- 90種類以上のエフェクトを搭載
- 9つのモジュレーションジェネレーター(LFOやマルチエンベロープ、ステップエンベロープなど)
- シーケンスやMIDI情報(アルペジエーション、ストラミング、マイクロチューニング、シーケンスなど)を管理するイベントセクション
- 1200以上のファクトリープリセット収録
- HDサラウンド対応
- MPEデバイスに対応
といった内容です。
音作りはシンセ上級者も唸らせる自由度と幅の広さを持っています。この部分は他社のシンセと比較してもかなり突っ込んだ音作りができると思います。通常のオシレーターに加えてサンプリングオシレーターも備えているので作れない音は無いのではと感じさせる懐の深いシンセです。
逆にシンセに詳しくない人でもプリセットが豊富に用意されていますし、MACROS画面に主要パラメーターのコントロールができるように配置されているので、難しいことを考えずに音を鳴らせます。
また、どの音も高品質で内部FXの音も良いのがFalcon2の魅力で、音作りをFalcon2内で完結させられます。
最新バージョンFalcon 2.8の新機能
現在、最新バージョンはFalcon2.8です。
Falcon 2.8で追加された主な機能は、
- 新設計のオシレーターと7つのオーディオエフェクトの追加
- スクリプトプロセッサーによる新モジュールの追加
- 100種類のプリセット追加(新たに追加されたOrganic Textureカテゴリー)
- オーディオファイルの明るさやトランジェント、ピッチをモジュレーションソースとして利用が可能に
- フィルターやドライブモジュールの機能追加や使い勝手の向上
以上の内容です。
新しいオシレーター「Texture」はノイズやテクスチャの生成ができます。また、新たに追加されたエフェクトには単体でも販売されている「Dual Delay X(ディレイ)」の他に「Diffuse Delay」と「Velvet Delay」の2種、グラニュラーエフェクト「Granulizer」、ビンテージコンプレッサー設計に現代的な機能を搭載した「Feedback Conpressor」を追加しています。
他にも新しいシーケンサーとスクリプトも追加されています。
今回のFalcon2.8へのバージョンアップで搭載されているエフェクトは100種類以上、ファクトリープリセットも1500以上になり、ますます幅広い楽曲制作に対応できるシンセにパワーアップしています。
今回のバージョンアップはFalcon2を所有している人は無償でアップデートできるので、Falcon2を持っている人は要チェックです!
過去のバージョンアップでの追加機能
- Apple ARM (M1) ネイティブ対応
- エフェクト、モジュレーター、イベントプロセッサーの拡充
- 一部イベントプロセッサーのUI更新
- 各所の改善と向上、または最適化
- 100ファクトリー音色を追加
- Falconユーザーは無償アップデートブテーブル追加
- オシレーターの追加と強化
- モジュレーションソースの追加と強化
- エフェクトの追加と強化
- MIDIプロセッサーの追加
- ワークフローの向上
- 100種類のファクトリープリセット追加、40種類のウェーブテーブル追加
基本的なワークフロー画面
Falcon2は各セクションで音作りやエフェクト、イベント(シーケンスやアルペジエーターの管理)、ミキサー管理などを行います。
最初は取っつきにくいですが、慣れると深く考えなくても作業に取り組めます。
- EDIT – エディット:音作りの基本となる場所。オシレーター、プログラム、レイヤー、エフェクト、モジュレーション、エンベロープなどを設定していきます。
- TREE and LIST – ツリーとリストビュー:GUI左側にあるサイドバーで現在のサウンド階層の確認ができます。基本はここにある項目をチェックして調整したい箇所をエディット画面に表示させるという流れです。
- MACROS – マクロ:プログラム、エディット内のほぼすべてのパラメーターを割り当て可能なコントロールルーム。プリセットでは最初からここに主要なパラメーターが割り当てられている
- BROWSER – ブラウザー:プリセットやエクスパンション、専用インストゥルメント、エフェクト、モジュレーターなど必要なサウンドを素早く呼び出すためのブラウザーです。基本はプリセットを呼び出すのに使いますが、音作りをする人はここから様々なモジュールを呼び出します。
- MIXER – ミキサー:Falcon2の出力を管理するオーディオミキシングコンソール。ボリューム、パン、出力設定、インサートエフェクトの追加、調整が可能。
- PERFORMANCE – パフォーマンス:すべてのパートを管理、チェックできるセクション。
Falconは初見だと使い方どころかGUIが何がなんだかわからないという人が多いですが、それぞれの場所で何をするかを理解していくのがポイントです。
使い方に関しては「くりっぱーチャンネル」さんの動画がわかりやすくておすすめ。
充実したオシレーター
Falcon2はオシレーターがとにかく豊富。シンセシスオシレーターとサンプリングオシレーターを備えていて様々な音が鳴らせます。
シンセシスオシレーター
- ANALOG – アナログ:バーチャルアナログオシレーター、サイン、ノコギリ、矩形、三角、ノイズ、パルスから選択。最大8ボイスのユニゾンステレオ機能も搭載
- DRUM – ドラム:パーカッションやデジタルドラムが作れるオシレーター
- ANALOG STACK – アナログスタック:アナログオシレーターを重ねられるオシレーター
- FM:4オペレーター仕様のFMオシレーター
- NOISE – ノイズ:15種類のノイズを生成できるオシレーター
- ORGAN – オルガン:ドローバースタイルのオルガンオシレーター
- PLUCK -プラック:弦振動のフィジカルモデリングによるシンセモジュール
- WAVETABLE – ウェーブテーブル:ウェーブテーブルオシレーターにマルチフェイズディトーションモードと最大8ボイスのユニゾン、FMの変調などを備えたオシレーター
- ADDITIVE – 加算合成オシレーター:伝統的な減算方式を組み合わせたオシレーター
以上の9種類を備えています。
サンプリングオシレーター
- SAMPLE – サンプル :サンプル再生オシレーター、クロップやノーマライズ、サイレンス、リバース、フェードといった波形編集が可能
- SLICE – スライス:ドラムループ、パーカッションサンプルのような素材を扱うのに適したオシレーター。スライスしたサンプルをキーボードで演奏可能
- STRETCH – ストレッチ:リアルタイムでピッチを修正できる低CPU負荷のオシレーター。±2オクターブのピッチシフトが可能。
- IRCAM GRANULAR – IRCAM グラニューラー:サンプル素材をグレインと呼ばれる細かな粒に分割、再統合してリアルなピッチシフト処理ができるオシレーター
- IRCAM MULTI GRANULAR – IRCAM マルチグラニューラー:マルチボイスバージョンに調整されたグラニューラーオシレーター
- IRCAM STRETCH – IRCAM ストレッチ:IRCAM開発のStretchオシレーター。タイムストレッチとピッチシフトが可能、トランジェントとエンベロープを保持したまま処理可能。
- IRCAM SCRUB – IRCAM スクラブ:スクラブ・ランダムアクセスに特化したIRCAM Granularのシンプルバージョンのオシレーター
という7種類を搭載しています。
シンセシスオシレーター9種類を備えているシンセは多いですが、同時に7種類のサンプリングオシレーターを備えているシンセは少ないです。
90以上の高品位エフェクト
Falcon2には90以上のエフェクトを備えています。これらは各エフェクトカテゴリーに収納されているので使いやすいです。
- ディレイ:Analog Tape Delay、Dual Delay、Tape Echo、Track Delay
- リバーブ:Diffusion、IReverb、Sparkverb
- モジュレーション:Analog Chorus、Analog Flanger、Ensemble 505、Flanger、Freq Shifter、Phasor、Rotary、Thorus
- フィルター;Analog Filter、One Pole、Biquad Filter、Phasor Filter、Brickwall Filter、Phasor Filter、Comb Filter、Rez Filter、Crossover Filter、Sallen Key Filter、Digital Filter、SVF、Formant Crusher、UVI Filter、Vowel Filter、Lowpass 24、Lowpass 12、WahWah、Xpander Filter
- イコライザー:3 Band Shelf、Big Pi Tone、Convolver、Digital EQ、Tilt、Tone Stack
- アンプ・ステレオ:Autopan、Gain、Gain Matrix、Tremolo、UVI Wide
- ドライブ/ディストーション:Magnetic Bass Shaper、Analog Crunch、Diode Clipper、Drive、Exciter、Fuzz、Guitar Boxes、Overdrive、Wave Shaper
- ダイナミクス:3 Band Compressor、3 Band Limiter、Compressor Expander、Gate、Maximizer、Studio Limiter
- アナライシス:Phase Meter、Spectrum Analyzer、Tuner
- エフェクトラック:Fuzz4、MaxMS
- その他:Redux、UVInyl
- レガシーエフェクト:ディレイ、リバーブ、イコライザー/EQ、モジュレーション、フィルター、ドライブ/ディストーション、ダイナミクス、アンプ/ステレオ、ビートリピート、リングモジュレーター、ロボタイザー、UVI ディストラクター
エフェクトセンドバス、プログラムパッチレベルのセンドバスなど様々なルーティング可能です。Falcon2に搭載されているエフェクトの中にはSparkverbやPLATEなど、単体で販売されているものもあり、どれも高品質です。
個人的にFalcon2の音が良いと言われる理由の一つにこのエフェクト群のクオリティが影響していると思います。単体インストゥルメントに、まるでDAWのようなエフェクトを備えています。
モジュレーションジェネレーター
Falcon2には、9つのモジュレーションジェネレーターが備わっています。
- AHD:アタック、ホールド、ディケイタイプのエンベロープジェネレーター
- Analog ADSR:アタック、ディケイ、サスティン、リリースの4ポイントエンベロープジェネレーター
- Attack Decay:アタックとディケイのみのシンプルなエンベロープジェネレーター
- DAHDSR:ディレイ、アタック、ホールド、ディケイ、サスティンとリリースを備えたエンベロープジェネレーター
- Drunk:サスティンノートのピッチやアンプリチュードに自然なランダム変化を与えるモジュール
- LFO:様々なLFO波を備えたモジュール
- Multi Envelope:自由にポイントとカーブを設定できて複雑な変化を与えられるマルチポイントエンベロープジェネレーター
- Step Envelope:プログラミング可能なパターンシーケンサー
- PARAMETRIC LFO:シェイプ、シンメトリー、パルスワイズ、リアルタイムパラメトリックコントロールを搭載したLFOモジュール
豊富なモジュレーションジェネレーターはほぼすべてのパラメーターに割り当てられるので、パッチシンセのように様々なパラメーターに変化を加えられます。
シンセ上級者なら、とことんイメージした音作りに取り組める内容ですね。
ファクトリープリセット
Falcon2は1200を超えるファクトリープリセットが収録されています。プリセットはブラウザーでサウンドカテゴリー別に収録されているので、音作りが苦手な人でも扱いやすいです。
即戦力なエクスパンション(アドオン)
Falcon2の魅力の一つが即戦力なエクスパンションです。現在、19種類リリースされていて音作りが苦手な人でも様々なジャンルの音を導入できるのでプリセットとマクロコントロール、エフェクトを調整するだけでも十分、高品質なサウンドが鳴らせます。
エクスパンションのジャンルは
- シネマティック系サウンド
- パーカッション・リズム系
- アンビエント・サウンドデザイン系
- ダンスミュージック系
- HIPHOP、Funk系
- クワイア
といったラインナップです。
おすすめエクスパンション
個人的に使い勝手が良くておすすめなエクパンションをいくつかご紹介。
Analog Motion
アナログシンセサウンドを元に、アルペジエーター、シーケンスサウンドが多く収録されています。動きのあるサウンドが多いので、映像系のBGM制作で重宝します。
LoFi Dreams
音質の良いFalcon2のサンプルオシレーターを最大限に活かしたヒップホップやR&Bなどメロウなサウンドで活躍してくれるエクパンションです。
アナログライクなサウンドですが嫌な雑味が無いので楽曲に馴染ませやすくて使いやすいです。
Spectre
モダンなエレクトロ・サウンドで使えるプリセットを140種類収録したエクパンションです。Falconは今まで、あまりEDMのような現代的なエレクトロ・サウンドのプリセットは控えめでしたが、Spectreでしっかりと、モダンエレクトロミュージックをカバーしています。
Falcon2エクスパンション「GYPSY Jazzy」
「GYPSY Jazzy」はFalconとUVI Workstationで使える30sジャズマニューシュのサウンドを再現したアコーディオン、クラリネット、バイオリン、ドラム、ベース、ギターサウンドのライブラリーです。
ただのサンプルライブラリーではなく、テンポやコードに追従するコンストラクションキットが収録されています。
- 楽天市場
- Rock oN NET eStore
- UVI公式
上記の「Amazon・楽天市場での参考価格」よりも安く買える場合があります。各ショップリンク先で最新価格をご確認ください。
高品質なUVIライブラリーも使える
Falconのすごい所は、プリセットやエクパンションだけでなく、Native Instrumentsの「KONTAKT」のようにUVIのライブラリー(サウンドウェア)をどんどん追加していける所でもあります。
ビンテージシンセコレクション、オーケストラサウンド、ワールドミュージック、TOYサウンド、ピアノ・キーボードライブラリー、タップダンスの足音、サウンド・エフェクトなど、実に幅広いサウンドが用意されています。
これらは単品でも追加していけますし、バンドルでまとめて導入することも可能です。
プリセットとエクパンション、UVIライブラリーを組み合わせれば、かなり幅広いジャンルの音楽に対応できます。
サウンドライブラリーは
- ビンテージシンセライブラリー
- ビンテージシンセモデリング(単体)
- オーケストラサウンド
- 鍵盤楽器ライブラリー
- ドラムライブラリー
- TOYサウンドライブラリー
- パーカッションライブラリー
というラインナップです。
エクスパンションと違い、一つ一つのライブラリーに膨大なインストゥルメントが収録されているのもUVIのサウンドライブラリーの特徴です。
おすすめUVIライブリー
個人的におすすめなUVIライブリーです。どれも買って損しない大容量で高品質な製品だと思います。
Vintage Vault 4
「Vintage Vault 4」は UVIが誇るビンテージシンセ、ハードウェアサウンドのコレクションの最新バージョンです。255のハードウェアから作られたUVIの36製品が収録されています。
GUIを見ればひと目で「あのシンセ!」とわかる質感は使い勝手にも配慮されていて、非常にシンプル。シンセに詳しくなくても基本操作を理解すればすべてのインストゥルメントが使えるように設計されています。
また、それぞれのインストゥルメントの内部はUVIのワークステーションをベースに作られているので、現代的な曲作りにもしっかり対応しています。
各インストゥルメントは単体でも販売されています。
これらを一つにまとめたコレクションということで、コスパの良さも魅力。Falconのファクトリープリセットライブリーに「Vintage Vault 4」を加えれば、幅広いシンセ系サウンドに対応できます。
【販売価格$599】
Synth Anthology 4
「Synth Anthology 3」 は200の実機モデル・4000プリセットを収録したハードウェアシンセライブラリです。
「Vintage Vault3」のように実機別に収録されているのではなく、一つのワークステーションの中でプリセットを立ち上げてシンセを操作します。
ベースとなっているハードウェアは「Vintage Vault3」と同様に名機と呼ばれるシンセを採用。
ライブリーにはシンセのジャンル(アナログシンセやPCM等)、各カテゴリー分け(ベースやリード等)の二つが用意されているので「Vintage Vault3」とは違い実機を知らなくてもブラウジングできます。
価格も「Vintage Vault3」が$599なのに対して「Synth Anthology 4」は$149と安いので予算的に「Vintage Vault3」が厳しい人にもおすすめなコレクションです。
「Vintage Vault3」と「Synth Anthology 4」の両方を所有していますが、実機のあの音が使いたいという時以外は、プリセットのブラウジングがしやすい「Synth Anthology 4」を使うことが多いので、
「Synth Anthology 4」は「Vintage Vault3」の廉価版ではなく、使いやすさにも配慮したシンセコレクションという印象です。
【販売価格$149】
Key Suite Bundle Edition
「Key Suite Bundle Edition」 はアコースティックピアノ、エレクトリックピアノ、デジタルピアノを収録したライブリーです。
アコースティックピアノはパリのレコーディングスタジオ「Guillaume Tell」にあるコンサートグランドピアノの他にグランドピアノ、アップライトピアノ、ハープシーコードやクラビノーバ、チェレスタなど、20のアコースティック鍵盤楽器を収録しています。
アコースティックピアノの他にエレクトリックピアノ63モデル、デジタルピアノ10モデルを収録。各年代を彩ったピアノやキーボードサウンドが多数収録されています。
同じようなサンプリングベースの鍵盤楽器ライブリーではSpectrasonics社の「Keyscape」がありますが、「Keyscape®」は音の密度が濃くパワーがある印象で楽器単体としてのクオリティがとても高いと思います。
対して、UVIは収録されている鍵盤楽器の数が多いです。
後発ということもあり、サンプリング技術向上による実機の繊細でクリアな音像をしっかり捉えているように感じます。
また、内部エフェクトはUVIの高品質なエフェクトなので、ドライなサウンドから現代的な楽曲に合わせていった時の使い勝手の良さは「Key Suite Bundle Edition」の方が良い印象です。
【販売価格$349】
Toy Suite
「Toy Suite」は370以上のアコースティック、エレクトリックトイ楽器に加えて、8bitチップシンセを収録したライブリーです。
他社からToy楽器のサンプリングライブリーは多数販売されていますが、UVIの「Toy Suite」がすべて鍵盤に割り当てられた演奏可能なライブリーです。
バラエティ系、ハートフル、キッズ系の映像にピッタリハマる映像音楽やBGM制作で使いやすいトイ楽器やコミカルな映画で使われているようなFXサウンドが多数収録されています。
エレクトロニカやローファイサウンドにも使える音でもあり、実際に様々な楽曲制作で重宝しています。
【販売価格$399】
無料のUVI Workstation3でもUVIサウンドライブラリーが鳴らせる
「UVI Workstation3」はFalcon2を所有していなくてもUVIサウンドバンクライブラリーを管理したりエディットできる無料のインストゥルメントです。イメージ的には同じ無料のNative Instrumentsの「Kontakt 7 Player」に近いかと思います。
UVIサウンドを操作できる他に、ライブラリーのブラウザー、アルペジエーター、FX、サンプル素材のタイムストレッチやスライス機能もついていて、REX、Apple Loops、AIFF、WAVなどのオーディオ波形の読込も可能。
Falcon2ではなく、UVIのサウンドライブラリーを使用したい人におすすめです。
プラグイン仕様
【対応OS】
- Mac:OS X 10.9以降(64bit)
- Windows 8以降(64bit)
オーソライズにはiLok アカウント(無料)が必要です。
【プラグインフォーマット】
- Mac:AU、VST、AAX、スタンドアロン
- Windows:VST、AAX、スタンドアロン
まとめ
「Falcon2」は、
- UVI公式なら$100分のクーポンが貰える
- 公式サイト以外ならサウンドハウスやRock oN Line eStore、beatcloudがポイント還元も多くておすすめ
です。
「Falcon2」があれば幅広いジャンルに対応できるシンセや音源が手に入ります。プロにも愛用者がいる万能型シンセをお得にゲットしましょう!
- SONICWIRE
- beatcloud
- 楽天市場
- Rock oN Line eStore
上記の「Amazon・楽天市場での参考価格」よりも安く買える場合があります。各ショップリンク先で最新価格をご確認ください。
人気のソフトシンセはこちらの記事でチェックできます。
UVIは、ホリデーセール、季節のセールを開催することがあるので要チェックです。
セールが開催されたタイミングで当サイトとTwitter(@daw_hack)で発信していきます。