「Equalizer」はサウンドを自動で動的にイコライジング処理をしてくれるWavesfactory社のオートEQプラグインです。
32バンドの細かなバンド数を搭載。設定したEQカーブに沿うように自動で調整してくれるため、原音の特性を損ねずに問題のある周波数の抑制・補正してくれる超優秀プラグインです。
- マスタートラック・バスチャンネルのバランス調整
- ボーカルやピアノなどのイコライジングをスムーズに進めたい
- 細かなイコライジング処理が苦手なので便利なイコライザーが欲しい
●Wavesfactory Equalizer & Trackspacer Make Music Day Sale
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Equalizer
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Wavesfactory「Equalizer」の特徴
「Equalizer」は設定したカーブに対して32バンドで動的にイコライジングを行うオートEQです。
入力された信号に対して32バンドに分割された帯域のゲインを解析して予め設定した目標となるEQカーブに近付けるようにゲイン調整を行います。
このトーン調整で、32バンドの周波数帯で細かく増幅、抑制を自動で行ってくれるというのがこのEQの基本機能です。
サウンド傾向を決定するTiltノブと適用量を調整するAmountといった主要ノブの他に、イコライジングのアタック、リリースパラメーター、処理された音のみを視聴できるデルタ信号視聴のカット、ブーストコントロール、オートゲイン機能などを搭載。
シンプルかつ、個別帯域の処理など微調整にも対応しています。
Equalizerを活用することでトラックやミックスのバランスを素早く調整するのに役立ちます。
主な機能・特徴
- 使いやすいく設計されたワークフロー。必要に応じてノブ 1 つで操作可能
- ミックスノブと出力ボリュームパラメーター
- ゼロレイテンシー
- GUIサイズ変更可能
- 自動アップデーター対応
- ファクトリープリセット内蔵
- 名前を付けて保存、削除の機能による独自のプリセット作成
サウンド傾向をチェックするディスプレイ
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer2.jpg)
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サウンドシェイプのカーブをチェックできるディスプレイを搭載。
ディスプレイの中心線から上がシェイプの効きが強くなっている周波数帯で、下がることでシェイプの効きが弱まるように動作します。
最大32バンドのイコライザーなので、ディスプレイでカーブをチェックしながら各バンドの調整やオンオフの切り替えが可能。
サウンドの傾向はTiltノブで設定した周波数を目標としてサウンドを処理します。
設定したイコライジングカーブの調整
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer3.jpg)
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設定したイコライジングカーブの調整を行うCut、Boostノブが用意されているので、設定したトーンカラーの調整ができます。
エフェクトのかかるタイミングを調整
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer4.jpg)
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer4.jpg)
入力信号に対してエフェクトがかかり始めるタイムを設定するAttackとかかっている時間を設定するReleaseノブが用意されているので、素早くサウンドをシェイプしたいとき、ナチュラルにシェイプしたいときなどサウンドに合わせてコントロールできます。
Equalizer全体の適用量をコントロール
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer5.jpg)
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer5.jpg)
Amountノブはエフェクト全体の適用量をコントロールします。
Tiltノブで設定した目標周波数のカーブに対する処理の適用量を調整するのがEqualizerでのメインとなる操作です。
周波数目標を定めるTiltノブとM/Sコントロール
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer6.jpg)
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer6.jpg)
Tiltノブは周波数目標を定めるEqualizerの肝となるコントロール部分です。
ノブを上げることで明るさがアップ、下げることで、ブースト・カットのカーブが緩くなります。
サウンドのM/Sに対する処理をコントロールM/Sノブも備わっています。
原音とエフェクトが適用された音をブレンドするMIXノブとアウトプット調整を行うOutノブ
![Wavesfactory「Equalizer」機能解説](https://dtm-sale.com/wp-content/uploads/2024/03/wavesfactory_equalizer7.jpg)
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原音とエフェクトが適用された音をブレンドするMIXノブを搭載しているので、Equalizerの効きをイメージしたかかり具合にコントロールできます。
アウトプット調整を行うOutノブには、EQによって増減した音量をコントロールするオートゲイン機能が搭載されています。
Gullfossやsmart:EQ 3との違い・使い所
【EqualizerとSmartEQ3、Gullfossを比較している動画】
Wavesfactory「Equalizer」と似たタイプのプラグインにSoundtheory社のオートEQ「Gullfoss」やSONIBLE社の「smart:EQ 3」がありますが、
- Gullfoss:原音に含まれる聴こえづらくなっている成分と音を濁らせている成分を調整して明瞭度を高める
- smart:EQ 3:予め用意されたプロファイルを用いてイコライジングを行う
- Equalizer:設定したイコライジングカーブを目標にしてイコライジングを行う
という違いがあります。
例えば、原音の明瞭度を高めたいときには「Gullfoss」、ドラムやギターなどプロファイルが用意されているトラックの処理には「smart:EQ 3」、イメージしたサウンドがあり、それに近づけながらイコライジングをしたいというときには「Equalizer」といったように使い分け、もしくは併用して使うことで更にクリアで音楽的なイコライジングが進められると思います。
仕様・システム条件
【Mac】
- macOS10.13以降
- Apple M1 および M2 チップ上でネイティブに動作します。
- AU、VST、VST3、AAX
【Windows】
- Windows7、8、または10
- VST、VST3、AAX
【共通】
- 64ビットDAWとOS
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ
「Equalizer」はTiltノブによって目標となる周波数カーブを設定しながらサウンドを自動で動的にイコライジングしてくれます。
また、32バンドの細かい周波数分割によってそれぞれの周波数帯の効きをコントロールすることもできるので、イメージしたトーンカラーへの調整がスムーズに進められる柔軟性を備えています。
一般的なイコライザープラグインの場合は、設定した数値を動かすにはオートメーションが必要でしたが、Equalizerは動的にサウンドを処理してくれるダイナミックEQのような働きを設定したカーブに合わせて自動で調整してくれるので、原音の特性を損ねずに問題のある周波数を処理するのに便利です。
現代のミックスではAIによるミックスアシスタントや自動処理のプラグインを使用している方が増えていますが、この「Equalizer」は特におすすめ。
デモバージョンが用意されているので是非体験してみてください▽
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■聴きやすいミックスを作るのに役立つレゾナンスサプレッサープラグイン
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【画像出典】Plugin Boutique