sonible「smart:reverb2」はReverb MatrixとDistance Grid機能により、一般的なリバーブよりも直感的かつ簡単に空間表現できるように進化したリバーブプラグイン「smart:reverb」の最新版です。
カーソルをドラッグするだけで奥行きをコントロールできることや、複数のトラックのリバーブを管理するグループモードなど革新的な機能を実装。リバーブの設定が苦手な方でもイメージ通りの空間を演出できるのが魅力です。
既に前バージョンの「smart:reverb」を使っている方も、まだsmartシリーズを使ったことがない方も是非一度使ってみるべき素晴らしいリバーブプラグインに進化しています。
smart reverb2のセール情報
●End of Summer Sale
【開催ショップ】
プラグインブティック
【セール期間】
2025年9月5日~9月22日まで(PIBは9月23日夕方まで)
smart:reverb2
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smart reverb2の特徴
- AIによる解析とパーソナライズされたリバーブプロファイルにより、理想のリバーブを適用可能
- 複数のトラック間で空間を共有するグループモードを搭載
- クロスチャンネル処理により複数トラック間の明瞭さと空間定位を一画面内で調整可能
- 4種類のリバーブ(ルーム、ホール、スプリング、プレート)を直感的に選べるReverb Matrixを搭載
- Size、Width、Distanceなど知覚ベースで設計された直感的なパラメーターで調整が可能
- インターフェースを刷新され、グループモードでの操作性が向上
「smart:reverb 2」は前バージョンとは全く別物と言って良いほどの進化を遂げ、ボーカルを始め各楽器のトラックにイメージする空間演出を与えられるインテリジェンスなリバーブにパワーアップしています。
前バージョンや従来のリバーブとは異なり、Decay TimeやPre-Delayなどパラメーターが無く、知覚に基づいたコントロールノブ(Distance、Size、Width、Color、Clarity)での調整など斬新な進化も遂げています。
smart:reverb2の使い方
「smart:reverb2」はトラックの入力信号をAIに分析させることから始めます。
ボーカル、ギター、ドラム、ストリングスなどの楽器だけでなく、スピーチ用のプロファイルも搭載。
適用させるトラックに「smart:reverb2」をインサートし、適したプロファイルを選択・分析を開始します。


サウンドを再生し、●のLearnボタンをクリックするとキャプチャ(解析)が始まります。


AIにトラックの内容を学習させた後、UI左側のReverb MatrixでRoom、Hall、Spring、Plateの4つのスタイルからどのタイプを適用するかをドラッグしながらリバーブの状態をモニタリングします。
4つのスタイルをReverb Matrix上で調整しつつ、上に配置されている5つのパラメーターを調整します。
- Size:空間の広さを調整
- Distance:音源を近くまたは後ろに配置
- Width:ステレオの広がりを調整
- Color:音色を明暗を調整
- Clarity:明瞭度を向上させ、ドライ信号の存在感を調整
Distance Gridで奥行き感を直感的かつ素早く調整


「smart:reverb2」の機能の中でも最も感動したのがこの「Distance Grid(ディスタンスグリッド)」でした。
このディスタンスグリッドは、音源の奥行きとワイド感を直感的に調整できるビジュアルインターフェースで、音源の距離間、サイズ感、ワイド感を数値パラメーターではなくクリックとドラッグ操作だけで調整できることです。
グリッドの〇を上げる(奥にドラッグする)と奥の方で鳴っているように調整でき、下にドラッグするとドライで近くで鳴っているように調整できます。
〇(円)のサイズが大きくなるほどリバーブサイズが大きく、小さいと空間が狭くなる仕様になっています。
また、〇に重なっている横線は広げるとステレオイメージが広くなり、バーを狭くするとフォーカスされたサウンドに調整できます。
「ボーカルが前面で聞こえすぎる」「コーラスをもっと後ろで鳴らしたい」など、「奥行きのあるミックスに仕上げたいけれどうまくいかない」という問題を素早く解決してくれるのでおすすめです。
グループモードで複数のトラックを一つの空間でコントロール


「smart:reverb 2」の主要機能の一つに「Group Mode」があります。
これは複数のトラックに「smart:reverb 2」をインサートしている場合、各インスタンス(適用したトラック)をグループ化することで、ラーニングした素材と現在設定されているパラメータの情報を交換し、それぞれのトラックのリバーブテールの重なりやリバーブマスキングを回避できるという特性があります。
グループに含まれているインスタンスを1画面内で操作できるため、各インスタンスの奥行きやリバーブのタイプをシンプルに管理できるのが魅力。
リバーブによってミックス全体が不明瞭になることを回避し、イメージする空間に仕上げられるので便利です。
Manual Override


UI右側のManual Override(マニュアルオーバーライドセクション)を有効にすると、ラーニングでの設定やメインパラメータよりも細かな調整ができます。
「リバーブダッキング」とリバーブのトーンバランスを調整する「3バンドコントロール」が使用でき、より意図に沿ったクリエイティブなサウンドデザインが可能です。
リバーブダッキング(テールカットオフ)
Manual Overrideセクションの縦腺を移動することでゲートリバーブのリバーブテールのカットされるまでの時間を設定できます。
特にドラムに適用したリバーブに必要とされることも多いと思いますが、各インスタンスでリバーブテールが重ならないように調整できるので便利です。ダッキング時間は秒単位または拍単位で設定できます。
3バンドコントロール
Manual Overrideセクションは上段・中段・下段の3バンドに分けられ、リバーブのトーンバランスの調整ができます。
補正を目的として使うだけでなく、クリエイティブ的に任意の周波数帯域を強調・減衰させるなどイメージする音色に調整したいときに便利です。
Reverb Mode


小さくて見逃しそうですが、smart:reverb 2のUI右下には3つのメニューがあります。
この内、一番左側にあるメニューではReverb Modeの選択が可能です。
このReverb Modeは、リバーブテイルの挙動を変化させるクリエイティブなリバーブモードの選択ができるようになっています。
- Normal:デフォルトのリバーブモードで自然な残響音を再現するモード。パラメータのカスタマイズが可能。
- Reverse:リバーブのレスポンスを反転させ、ドライ信号に向かって反射音を積み重ねるモード。映画のワンシーンようなドラマチックな効果に。
- Infinite:減衰しない持続的な残響音を生成するモード。アンビエントなテクスチャを重ねたいときに最適。
- Bounce:NormalとReverseをブレンドしたハイブリッドモード。脈打つようなリズミカルなテクスチャを生成。
Mono Below
Reverb Modeの横にある「Mono Below」は、選択した周波数以下のリバーブ信号をモノラルに縮小できるパラメーターです。
低音が多いパート(トラック)にリバーブを適用する場合、低音域が広がりすぎないように引き締めることが可能。
位相がズレたりミックスを濁らせないために重宝する便利な機能です。
Out Gain
Mono Belowの横にある「Out Gain」のパラメーターではオートゲイン補正のON/OFFが可能です。
ちなみに、新しいプラグインインスタンスを読み込む際、デフォルトでオートゲインを有効にするかどうかを「Settings」のページ内で設定できます。
まとめ
sonibleのスマートシリーズはどれも便利かつ精度の高いミックスを行うために多くの貢献をしてくれるプラグインばかりですが、今回リリースされた「smart:reverb 2」は、かなり衝撃的な便利さを感じました。
「コーラスはもう少し後ろで鳴っていて欲しい」「メインボーカルとの位置関係のバランスが難しい」など、コンプとリバーブを使いこなせるようになるまで多くの人が苦労するであろう空間の管理が、いとも簡単にできてしまった。という印象です。
また、SENDでの使用もできますが基本的にはインサートで使用するプラグインであるため、CPU負荷については考慮しなければなりません。
マシンパワーに懸念がある環境下において、多くのトラックに使用したいという場合には向かない面があります。
しかしながらボーカルなどの主要パートに使用するリバーブとしては超優秀。
特にボーカルミックス時のリバーブ設定に悩んでいた方には激推しなので「ボーカルとギターのみに使用する」など楽曲やアレンジを考慮しながら使用するのがおすすめです。
※マシンパワーに不安がない方は気にせずに使用できます。
リバーブの設定が苦手な方はもちろん、リバーブの扱いに慣れている方も持っておくべきと言えるほど素晴らしい機能性を備えたリバーブなので是非チェックしてみてください。
トライアルバージョンが利用できるので是非▽
>> 製品ページ・Trial版のダウンロード
取り扱いショップ


仕様・プラグイン動作条件
- Windows 10 (64 bit)
- macOS 10.14+
- at least 4 GB (recommended)
- OpenGL Version 3,2+
前バージョンの概要はこちら


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