Pulsar Audio「VOCAL STUDIO」は、「ボーカルミックスを迅速かつ完璧な品質に仕上げる」というコンセプトの下に制作されたオールインワンボーカルミックスプラグインです。
質の高いプロクオリティのボーカルに仕上げるには複雑なプロセスが必要ですが、この「VOCAL STUDIO」は複数のプラグインや複雑なルーティングを必要とせず、必要な機能が1つのプラグインに統合されているのが最大の特徴。
「自分のボーカルミックスがなんとなくオケと馴染まない…」「ボーカルが浮いて聞こえる…」という悩みを持っている方は是非使ってみて欲しい素晴らしいプラグインとなっています。
VOCAL STUDIOのセール情報
●Pulsar Audio Pulsar Vocal Studio Intro Sale
【開催ショップ】
プラグインブティック / プラグインフォックス
【セール期間】
2025年6月17日~9月17日まで
VOCAL STUDIO
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※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
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VOCAL STUDIOの特徴
- ボーカルミックスに必要なエフェクトモジュールを網羅したオールインボーカルミックスプラグイン
- プラグインの効果を客観的に判断できるコンスタントゲインモニタリング機能を搭載
- 3種類のサチュレーションモードを搭載
- 3種類のコンプレッションタイプを搭載
- 直感的なEQコントロールによるイコライジングが可能
- ダイナミックフォーカスEQ搭載
- 11種類のカスタムFXモード
- ディエッサー&ゲートを搭載
- 高品質リバーブ&ディレイを搭載
- 80種類以上のミックスプリセットを収録
「Pulsar Vocal Studio」は、コンプレッサー、EQ、ディエッサー、ゲート、リバーブ、ディレイなどボーカルミックスに必要なツールを網羅し、複雑なボーカルミックスをシンプルに素早く仕上げられるオールインワンボーカルミックスプラグインです。
ボーカルミックスに特化したプラグインはiZotopeの「Nectar」や、Universal Audio「Topline Vocal Suite」、NoiseAsh「Vocal Finalizer」などがありますが、この「Pulsar Vocal Studio」はこれらの中でも「使いやすさ」「仕上がりの完成度」など様々な面でトップクラスのボーカルミックスプラグインだと感じます。
調整できるセクションやエフェクトが多岐に渡るため、一見「使い方が難しいのでは?」と感じてしまうかもしれませんが、先入観を覆してくれるほどの使いやすさを持っています。
まず、収録されている各種ジャンル用のプリセットを読み込んで使ってみると楽曲のクオリティが一気に上がったような聞き映えの良いミックスに早変わり。なんだかうまく誤魔化されているのでは?と疑ってしまうほど仕上がりに違いをもたらしてくれます。
「ボーカルの音が生々しすぎてオケに馴染まない」という問題や「ボーカルが埋もれて聞こえない」「うまくリバーブがかけられない」などボーカルミックスに関わる問題を打開したいときには特にチェックすべきプラグインとなっています。
VOCAL STUDIOに搭載されている機能・モジュール


「Pulsar Vocal Studio」は、一画面内でボーカルミックスに必要なプロセスを全て完了させられます。
搭載されている各エフェクト・モジュールは下記の通りです。
Sensitivity Section


UI左上のSensitivity Sectionには、出力レベルを自動調整してくれるConstant Gain Monitoring(コンスタントゲインモニタリング)機能が搭載されています。
「Vocal Studio」での設定変更による実際の影響を聞き分け、「音量が大きくなった影響で良くなったように聞こえる」という間違いを回避できるのがこの機能の大きな特徴。
これはいわゆるキャリブレーションのような効果で、 Vocal Studioの各種モジュールでの設定が最適なサウンドになるように理想的なレベルに調整するものです。
使い方は、Sensitivityノブを回し、ノブの周りに記載されている値が「GOOD」になるように設定するだけです。
また、ボーカルトラック再生中にノブの上部にある「LEARNボタン」を押すことでこの作業を自動で行ってくれます。
Drive Section


ドライブセクションでは、ボーカルに倍音を加えて音に厚みを加えたり、マイクプリアンプのような歪みを加えられるサチュレーションの調整ができます。
3タイプのサチュレーションから選択でき、楽曲やイメージするボーカルスタイルに合わせて使用できます。
- Solid-state:クラシックな英国製Class Aトランジスタプリアンプタイプのサウンドを再現
- Tube:PENTODE(五極管型)真空管プリアンプをエミュレートしたサウンド
- Germanium:スプリングリバーブの入力段に見られるゲルマニウムトランジスタプリアンプのスタイルを再現
タイプを選択し、DRIVEノブを調整することでボーカルに色付け・厚み・温かみ・エッジを加えられます。
ちなみに、収録されているプリセットの値を参考にして使うのがわかりやすいです。
少しだけローファイに加工したり、楽曲の展開を演出するためのラジオボイス系の加工やノイジーなボーカルを演出する際にも重宝するモジュールとなっています。
Gate Section


Gateノブは、不要なノイズが通過することを防ぎ、よりクリーンなサウンドを出力するためのノイズゲートのレベルを調整できます。
ボーカルが歌唱していないときにはバックグラウンドノイズをミュートし、設定したスレッショルドレベルを超えるとサウンドは正常に通過します。スレッショルドレベルを下回った場合はゲートを閉じて無音になります。
実際のノイズゲートモジュールとは違い、ダイナミックエクスパンダーのように動作するのが特徴。
信号が完全にカットされる形ではなく、スレッショルドの値以下の信号を緩やかに下げるため、自然で音楽的な感覚を保てることも特徴です。
使用例
ボーカルが無音のエリアを再生し、赤いLEDが点灯するまで(ノイズゲートが閉じる)ノブを調整します。
ボーカルの音量が最も低い歌唱中のエリアを再生し、ノイズゲートが開いている状態(緑のLEDが点灯)になることを確認すればOKです。
De-ess Section


「De-ess」のノブは、歯擦音(サ行など)を軽減・除去し、聞きやすいボーカルにするためのディエッサーが調整できます。
Gateと同様に1ノブで適切な処理ができるように高度なアルゴリズムが採用されているので、「これだけで本当にいいの?」と思ってしまうほどディエッシング処理を簡単に完了させられるのが魅力です。
使用例
歯擦音が気になる箇所及び疑わしい箇所を再生し、ノブを回します。
処理した効果が確認できるまでノブを上げ、かけ過ぎによって音がこもってしまわない程度に調整します。
歯擦音がない箇所を再生し、不必要に動作していないかを確認して調整することも重要。
また、このディエッサーセクションで適用される処理は、イコライゼーションステージの前後に適用される多段階処理となっています。
適用された効果はノブの周りのメーターとEQのスペクトラムアナライザーでモニタリングできます。
COMPRESS Section


COMPRESSセクションでは、ダイナミックコンプレッションを調整できます。
ボーカルトラックの音量差の均衡化、ボーカルを前面への押し出すなど、ボーカルミックスには欠かせないコンプレッションを素早く適用できます。
3つのタイプのコンプレッサーが搭載されており、楽曲のイメージに合わせた音作りが可能です。
- NATURAL:FETコンプレッサーをベースにしたタイプで、ナチュラルかつ透明感のあるコンプレッションを適用
- MODERN:現代的なプロダクションにフィットしやすいタイプで、NATURALモードよりも高速で色彩豊かな印象。強くかけすぎるとポンピングが目立つため注意が必要
- GRITTY:他の2つよりも過激でアグレッシブな色彩感を付加。密度の高いミックスの中に置いてボーカルが際立たせやすい
まずタイプを選択し、ノブを上げていくとコンプレッションが強まります。
調整中に、ノブの下にある「電源ボタン」でオン/オフを切り替えると適用しているコンプレッションレベルを確認できるので、随時チェックするのがおすすめです。
また、ゲインリダクション量はノブの周りにあるメーターで確認できます。
VOLUME Section


ボリュームノブではアウトプットレベルを+/- 12dBの範囲で調整できます。
ノブの周りのLEDメーターでは、入力と出力のRMSレベル差が+12から-12dBの範囲で表示され、アウトプットレベルの調整・確認が可能。
表示レベルが0dBに近い状態でも知覚される音量差が存在する場合もあります。
EQ・Focus Section


UI中段のセクションでは、EQによる色付け、特定の周波数帯域の密度を高めるダイナミックイコライザーの調整ができます。
また上段で調整したディエッサーなどのモジュールで適用された周波数特性の確認も可能です。
EQセクション
イコライザーセクションでは7つのパラメトリックバンドの調整が可能です。
- Band1:ローシェルフフィルター。設定したポイント以下の周波数をブーストまたは減衰
- Band2・3・4:ベルフィルターで特定の周波数付近の音量をブーストまたはカット
- Band5:ハイシェルフフィルター。特定のポイント以上の周波数をブーストまたは減衰
- High Pass Filter:特定の周波数以下の信号をすべてカット
- Lo Pass Filter:特定の周波数以上の信号をすべてカット
UI左側に配置されているEQ AMOUNTノブでは5つのバンドすべてに同じ係数の減衰またはブーストが適用できます。
マウスでバンドをクリック&ドラッグするとフィルターの周波数とゲイン調整が可能。
マウスホイールではフィルターの帯域幅の変更、各バンドで右クリックすると適用した数値を無効にできます。
また、EQ AMOUNTノブの上のメニューにプリセットセクションが用意されており、各フィルターを手動で調整することなくEQを適用することもできます▽


EQセクションでの調整は非常に重要で、ボーカルトラックの明瞭度の向上や他のトラックとの周波数マスキングの抑制にも貢献してくれます。
設定や調整が難しそう…と感じる場合はプリセットの値を参考にするのがおすすめです。
Focusセクション
Focusセクションは特定の周波数帯域の密度を高めるダイナミックイコライザーの役割を持っています。
3つのモードから選択でき、ノブではエフェクトの強度を調節します。
- Air:10kHz以上の帯域に密度を加え、エアリーな質感・ブレス感を強調
- Edge:1~2kHz付近に密度を加え、声の存在感を高められる
- Presence:4~5kHz付近に密度を加え、明瞭さを強調
Special FX Section


UI左下に配置されている「Special FX Section」では、11種類のスペシャルエフェクトを選択・適用できます。
同様の効果を他のプラグインで適用しようとすると複数のプラグインを使用したり、複雑なルーティングが必要な場合もありますが、「Vocal Studio」のSpecial FXは印象的なエフェクトを瞬時に適用可能。
様々なジャンルのトラックにフィットするボーカルに演出できます。
- Wide Stereo:モノラルソースから人工的にステレオイメージを作り、広がりのあるサウンドを再現
- Thick Octave:1オクターブ下のボイスを追加し、低音域を強調
- Wide Octave:より低いオクターブのボイスとステレオエフェクトを組み合わせ、豊かで広がりのあるサウンドを再現
- Soft Breath:ささやくような繊細でエアリーなボイスエフェクトを追加
- HF Whisper:高音域にエアリーなエフェクトを加え、ボーカルに明瞭さを付加
- Wide Breathy:ささやくようなボイスエフェクトとステレオワイドニングをブレンド
- Classic Chorus:クラシックなステレオコーラスエフェクトを適用
- Phasy Motion:モノラルフェイザーエフェクトを作り、繊細なモジュレーションを付加
- Wide Movement:モノラルフェイザーの効果とステレオ感を強調
- Breathy Octave:低オクターブボイスとささやき声のような効果を付加
- Ultra Large:低オクターブボイス、ささやき声のような効果、ステレオワイドニングを付加
Delay Section


Delayセクションでは自由度の高いディレイの適用が可能。複数のディレイタイプが用意されています。
- Slapback:ビンテージテープディレイにインスパイアされたタイプで、短くパンチの効いたディレイが特徴。リピート音はほとんどありません。
- Ping-pong:左右のチャンネル間で一定の間隔でリピート音が飛び交うスタンダードなステレオディレイ
- Wide:左右のチャンネルでリピートタイムが異なり、ワイドな印象が強いディレイ
バイパスボタンを押すとエフェクトへの信号の送出をコントロールでき、フレーズの一部や単語のみにディレイを適用することも可能です。
- Modern:クリーンでモダンなサウンドが特徴
- Tape:アナログテープエコーユニットにインスパイアされ、温かみのある質感が特徴
- Disk:Binson Echorecのような磁気ディスクエコーユニットにインスパイアされたトーンが特徴
Reverb Section


Reverbセクションでは複数のリバーブタイプから選択でき、あらゆるタイプの楽曲にもフィットする空間表現が可能です。
搭載されているリバーブタイプは下記の通り。
- Halls:広い空間をシミュレートし、ナチュラルで臨場感あふれる長いリバーブを再現
- Plates:ビンテージのプレートリバーブユニットをシミュレートした温かみのあるサウンドが特徴のリバーブ
- Springs:スプリングリバーブをシミュレートし、カラフルかつビンテージな効果を表現
- Room:小~中規模の部屋をシミュレートし、適度な奥行き感を表現
- Chamber:リバーブチャンバーをシミュレートしたタイプ
- Gate:リバーブとノイズゲートを組み合わせ、リバーブテイルの始まりの部分のみを残すタイプのリバーブ
ディレイと同様にダッキングの調整も可能です。元の信号がアクティブ時にはリバーブ量が減り、リバーブの残響音を維持しながらボーカルの明瞭度が向上するので聞きやすいミックスに仕上げる際に活躍してくれます。
80種類以上の各種ジャンル用プリセットを収録


冒頭でも触れましたが、「Pulsar Vocal Studio」には各ジャンルに特化したボーカルエフェクトプリセットや、著名サウンドエンジニアがデザインした全80種類以上のプリセットが収録されています。
まず「Vocal Studio」を初めて使う際にはプリセットを使ってみるのがおすすめ。細かな調整を行わなくても「これでいいのでは?」と思える完成度の高いプリセットが豊富です。
Country、EDM、HipHop、Rap、Latin、Pop、Rockなどの各ジャンルごとに複数のプリセットが収録。
また、エンジニアがデザインしたシグネチャープリセットはプロ仕様の本格的なボーカルエフェクトプリセットを始め、直感的にデザインされたユニークなプリセットも収録されています。
- Chris Tabron
- Matt Sim
- John Nathaniel
- Ryan Sanchez
- Digital Cut
- Wheeliemix
- Calvin Bennett
まとめ
「Pulsar Vocal Studio」はボーカルミックスにおけるゲームチェンジャーになってくれるほどの機能性と利便性を持っているプラグインだと感じました。
EQやコンプなど、アナログハードウェアのエミュレートプラグインで得られる質感にこだわってボーカルミックスしたい場合はそれぞれ必要なプラグインを使用するのが良いですが、リリースできる品質のボーカルミックスをとにかく素早く完了させたいという方には「Pulsar Vocal Studio」をおすすめしたいです。
音程やリズムの調整は別途必要であることはもちろんですが、いわゆるメジャー品質&製品となるクオリティのボーカルミックスを素早く目指したいときには超便利。
短期間で多くの楽曲を作らなくてはいけない方や、プリプロの音源を素早く仕上げたいときには特におすすめのプラグインとなっています。
これまでの作業は何だったの?と思うほど時短できるので是非一度チェックしてみてください。
公式サイトではデモ版がダウンロードできるので是非▽
>> デモ版のダウンロード
取り扱いショップ


仕様・プラグイン動作条件
Windows
CPU:Intel Core i3 / i5 / i7 / i9 / Xeon or AMD Quad-Core minimum
Memory:4 GB RAM 1 GB free disk space
Operating System:
Windows 7 with SP1 64 bit
Windows 8.1 64 bit
Windows 10 64 bit
Mac
CPU:Intel Core i3 / i5 / i7 / Xeon / Apple Silicon (M1, M2, M3, M4)
Memory:4 GB RAM 1 GB free disk space
Operating System:MacOS 10.11 or later
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