Native Instrumentsのウェーブテーブルシンセ「MASSIVE」はEDMやダブステップなどのダンスミュージックの定番シンセとして長い間トップに君臨していた超有名シンセです。
近年は「Sylenth1」、「SERUM」、「Spire」、「VPS Avenger」、「Nexus」といったシンセが続々と登場したことで、ファーストチョイスとはならないまでも、現在も根強い人気を持っているソフトシンセです。
さらに最新バージョンの「MASSIVE X」がリリースされ、新しいフェーズに移行。MASSIVE独自の進歩を進めています。
MASSIVEのセール情報
- 【プラグイン】Steinberg「Backbone」(ドラムデザイナー/サンプラー)通常約21,000円
- 購入価格の5%のバーチャルキャッシュ(サイト内で使える通貨)が£(ポンド)でもらえる
- リワードトークン(プリセットやクーポン、バーチャルキャッシュと交換できるポイント)がもらえる
「MASSIVE」は今買っても使える?
MASSIVEは現行のソフトシンセの中では古いシンセです。
他社のシンセがメジャーアップデートをしたり、新しいシンセを発売しているので、現在の制作でMASSIVEがファーストチョイスとして使えるのか気になっている人がいるかもしれません。
個人的な意見ですが、MASSIVEが現在の最先端のダンスミュージックでは使えるのか?と考えると
問題無く使えるが、他のシンセの方がより今っぽい音やプリセットが収録されているのでメインシンセとして、あえて今MASSIVEを選ぶ理由は少ないかもしれない
という印象があります。
ですが、MASSIVEならではの特徴&メリットも数多くあります。
「MASSIVE」のメリット・デメリットについての個人的な見解を下記で触れます。
メリット・優秀なポイント
- 音の太さ・抜けが良い
- GUIがわかりやすく音作りがしやすい
- 使い方のTips動画が沢山出ているから初心者でも使える
- 無料・有料プリセットが豊富
発売から時間が経っていることもあって、Tipsやチュートリアル動画も多く、無料プリセット配布も多いので、1から音作りをしなくてもジャンルに特化した音を使えるのがメリットだと思います。
またベースやリードの太さは、まだまだ健在です。
デメリット・イマイチなポイント
- シンセエンジンが古い
- プリセットが最新の音では無い
- 同じジャンルなら他のシンセの方が良い場合がある
- プリセットブラウザが重い
現行シンセの中で古い分、シンセエンジンも最新のテクノロジーではないため、音質が気になるサウンドもあります。
また、プリセットは豊富ですが最新の音楽に合わせたプリセットは他のシンセの方が充実しているケースもあります。
また、プリセットブラウザの挙動が若干重いので、新しいシンセの方が使いやすい面もあり。
「Sylenth1」、「SERUM」、「Spire」、「VPS Avenger2」、「Nexus5」といったEDMなどダンスミュージック向けのシンセがありますが、中でもSERUMはMASSIVEと同系統のシンセであり、現在は使用人口も多いので、新しくウェーブテーブルシンセを購入するならSERUMの方がおすすめかなと思います。
また、音質面ではVPS Avenger2、プリセットの多さでNexus4など、以前と違ってMASSIVE一択という感じは少なくなってきています。
MASSIVE Xとの違い
MASSIVEの後継シンセとして新しく登場したMASSIVE Xですが、実際に使ってみると
- MASSIVEとは別物シンセ
- 音の太さ、音質は良い
- 自由なルーティング、音作りができる(モジュレーション部分は特に強い)
- プリセットがまだ少ない
- シンセ初心者にはとっつきにくくて挫折してしまいそう
という印象です。
MASSIVEを正統に引き継いだシンセではなく、新しく生まれ変わったシンセという感じです。音もMASSIVEの売りだったギラギラしたベースやリードといったEDM、ダブステップ特化で使える音というよりも、様々なジャンルに対応できる柔軟な音作りをサポートする懐の深いシンセになっています。
そのため、シンプルにパっと聴いてジャンルが想像できる音は少なく、シンセ初心者にとってはとっつきにくいと感じたり、見た目的に複雑に感じてしまいそうかなと思いました。
EDMなどBIGROOM的なサウンドを簡単に鳴らしたいという人は上述したような別のシンセの方が合っているかなと思います。
また、近年のNative Instrumentsは全体的な方向性がシネマティックサウンド、劇伴、映像作品作りをテーマにしたサウンド傾向にあるように感じるので、MASSIVE Xもジャンルに特化したシンセというより幅広い曲で使える自由度を意識した設計になっているように感じます。
まだ新しいシンセなのでプリセットやエクスパンションが少ないのも、上記のように感じる理由かもしれません。プリセットやエクスパンションでガラりと方向性が変わることもあるので今後に期待です。
MASSIVE用プリセット
MASSIVEは、本体に予め収録されているプリセットだけでなく、プリセットを追加することも可能です。
無料で配布されているものもあります、各プラグインメーカーがサウンドデザインしたプリセットも数多くリリースされています。
この項目では有料プリセットの一例をご紹介していきます。
Neon City Synthwave
「Neon City Synthwave for Massive」は、プリセットを数多くリリースしているThe Tone Foundry社が手掛けたプリセットで、1980年代のシンセウェーブに特化したサウンドが収録されています。
ベース、リード、キー、パッド、FXなど、シンセウェーブ系の楽曲を作りたいときにおすすめです。
【価格】42.90ドル
>> 販売ページへ
MASSIVEの購入先・価格
MASSIVEをお得に購入するなら単体よりもバンドルがおすすめ
リリースから年月が経っているMASSIVEを単体で定価で購入するよりもMASSIVEも収録されているバンドル「KOMPLETE 15 」で手に入れるのもおすすめ。
KOMPLETE 15 STANDARD以上のエディションに収録されています。
- KOMPLETE 15 STANDARD:販売価格92,500円(税込)
- アップグレード版もあり
DTMをこれから始めようと考えている人にとっては、インストゥルメントとエフェクトを一度にまとめて揃えられるのでおすすめです。
また、MASSIVE XはSELECTバンドルにも収録されているのでこちらもおすすめです。
MASSIVE・MASSIVE Xが含まれているバンドル
●「KOMPLETE 15 SELECT」Beats/Electronic 15,300円(税込) ※MASSIVE Xが収録
●「KOMPLETE 15 STANDARD」 92,500円(税込)
●「KOMPLETE 15 ULTIMATE」 185,100円(税込)
●「KOMPLETE 15 Collector’s Edition」 277,800円(税込)
仕様・プラグイン動作条件
MASSIVE
- Mac:macOS 10.13、10.14、 10.15 または 11.2(最新アップデート)
- Windows 10 (最新Service Pack)
- Intel Core i5 または同等の AMD CPU、4GB RAM
- プラグインフォーマット:VST・AU・AAX
MASSIVE X
- Mac:macOS 10.14、 10.15 または 11.2(最新アップデート)
- Windows 10 (最新Service Pack)
- Intel Core i5 または同等の AMD CPU、4GB RAM(6GB推奨)
- プラグインフォーマット:VST・AU・AAX
まとめ・販売ショップ
MASSIVEとMASSIVE Xの通常価格は、
- MASSIVE:15,300円(税込)
- MASSIVE X:30,800円(税込)
なので、セール期間を除き、通常価格で単品で購入するのは少々勿体ないです。
定番かつ使いやすいソフトシンセなので、セール開催中には是非ゲットしておきましょう▽
>> セールページへ
また、単体で購入するよりも「KOMPLETE」のような全部入りバンドルを購入する方がMASSIVEシリーズを含む多くのシンセやエフェクトが割安で手に入るのでバンドル版での入手がおすすめです。
過去のセール価格
セール履歴
●Native Instruments $19 Synth Month Sale
【開催ショップ】プラグインブティック
【セール期間】2024年9月1日〜9月15日まで(日本時間9月16日夕方まで)
【セール内容】MASSIVEが87%オフ!
MASSIVE
【価格】$163.9(23,898円 税込) → 87%オフ $20.9(3,047円 税込)
>> セールページへ
【最大87%オフ!】Native Instrumentsセール(9月16日夕方まで)
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。