PluginBoutiqeのコード進行作成プラグインの最新版「Scaler 3」が遂にリリースされました!
最新版「Scaler 3」は、Scaler 2の各機能を引き継ぎながらも再設計され、更に使いやすく多機能なコード進行作成ソフトとして進化。
ユーザーインターフェースも再設計され、Scalerを初めて使用するユーザーはもちろん、以前からScaler 2を愛用していたユーザーも使いやすく進化しています。
また、開発メーカーの名称もPluginBoutiqeからScaler Musicへと移行されています。
コード進行の作成はもちろん、Scaler 3上で簡易的な楽曲アレンジを行うことも可能。
作曲支援ツールとして更に便利なソフトとなっています。
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Scaler 3のセール情報
●Scaler Music Scaler 3 Intro Sale
【開催ショップ】プラグインブティック
【セール期間】
2025年3月25日~4月30日まで(日本時間5月1日夕方まで)
Scaler 3
【価格】$108.9 (16,374円 税込) → 20%オフ $86.9 (約13,099円 税込)
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Scaler 3 Upgrade
※Scaler 2及び1を所有しているユーザー向けのアップグレード版
【価格】$42.9 (6,467円 税込) → 25%オフ $31.9 (約4,809円 税込)
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※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
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Scaler 3の特徴


「Scaler 3」では、Scaler2の機能や操作性を引き継ぎながらも多くの機能が追加搭載されました。
新たに追加された機能及び強化された主なポイントは下記の通りです。
UX/UIが刷新され、作業フローがより効率的に
「Scaler 3」では、UX/UIが再設計され「Scaler 2」からの既存ユーザーはもちろん、Scalerを初めての利用するユーザーにとっても合理的な作業フローで使用できるように刷新されました。
メインのインターフェイスは、「Browse(ブラウズ)」「Create(クリエイト)」「Arrange(アレンジ)」の3つのページで構成され、基本となるコード進行の選択から、各コードの編集、コードに適応したフレージングの生成が素早く行えます。
- 【Browse】コード セットの参照、スケールの検索、コード進行の作成
- 【Create】コードの編集、キー変更、モジュレーション(転調の提案)
- 【Arrange】マルチトラック機能により、メインコードとフレーズを演奏させるトラックを生成・構築
UI上部にある3つのマークを選択することで各ページを選択できます▽


Create Pageで直感的にコード進行作成が可能
メインブラウザの一つ、「Create Page」では直感的かつ効率的にコード進行の構築・調整できるように刷新されています。
基準となるコードから繋がる5度圏内のコードを表示してくれることや、Scaler 2でも搭載されていた「モジュレーションページ」の使い勝手を引き継いだ転調のためのコード進行の提案機能などを備え、更に使いやすい構成となっています。


UI左側の最下部「スケッチ」のタブでは、コードを一つずつ選択しコード進行のバリエーションを直感的に構築することも可能です。
「Create Page」で特に便利なのはやはり「モジュレーション」のタブです。転調後のコードを指定することで、違和感なく転調するためのコード進行を提案してくれる機能は非常に便利に感じると思います。
Colorsページ


Create Page内の「Colors」の項目では、読み込んだコード進行のヴォイシングとハーモニーの選択肢が表示され、平行和音や相対和音、様々なタイプのボイシングを試し、イメージに合うコード進行に調整できます。
Explore Pageの追加
「Create Page」内に「Exploreページ」が追加され、特定のスケールに縛られない実験的なコード進行&互換性のあるコード進行を提案してくれます。
「Genre」の項目で、PopやRockなど各種ジャンルを選択し、「Mood」の項目でコードの雰囲気(ダーク、ブライト、ニュートラルなど)をそれぞれ選択することで、普段自分が思いつかないような新鮮な印象のコードなども提案してくれるのが便利です。


※UI上部のメインページ選択で「Create Page」を選択→Create Page内の左メニューから「Explorer」を選択することで表示されます。
Arrangeページの追加
メインページに「Arrange Page」が追加され、選択したコード進行に適応するフレーズなどを複数のトラックに渡って簡易的にアレンジすることが可能になりました。
マルチレーンタイムラインに、コード、メロディ、ベース、フレーズ専用のレーンが追加でき、DAWにコードのMIDIデータを移す前に楽曲のイメージを固められます。


また、コードを設定し、ベースやギターなどの各パートのトラックを作成後に別のコード進行した場合でも、ベースやギターのコードを自動的に追従してくれるという便利な機能も搭載。
楽曲の土台を作成する際や、楽曲のイメージを膨らませられることや、各パートのアレンジを意識しながらコード進行を構築していけることがメリットです。
サードパーティー製のシンセ・音源の読み込みが可能に
「Scaler 3」には50種類の音源が内蔵されており、この音源でコードを演奏しながらコード進行を作成することができますが、PC/MACにインストールしているサードパーティー製のシンセや音源を読み込んで演奏することもできるようになりました。
下記の画像は、メイントラックに「Keyscape」、Bassに「Trilian」、Strummingに「Ample Guitar M」を読み込んでいる状態です。


コード進行を制作中に楽曲に使いたいシンセや音源の音でコード進行を構築していけるので、楽曲のイメージを固めながら進行を設定できるのが非常に便利です。
一方、複数の音源を起動すると現バージョンでは少々動作が重くなる印象がありました。(これはマシンのスペックや動作環境、使用する音源による部分も多いかもしれません)
まずはメインのコード進行を使いたい音源で鳴らせるだけでも非常に便利だと思うので是非活用してみてください。
また、内蔵音源の機能も強化され、ADSR及びフィルターコントロール、ループポイント、エフェクトなど詳細なカスタマイズが可能になりました。
アレンジページで細部に渡るMIDIフレーズ調整が可能
「Arrange Page」の各レーンで設定したフレーズやコードをScaler 3上で細かく編集することができます。
新たなハーモニックモディファイアとモーションコントロールを搭載し、ノートの範囲やピッチ、クリップの回転などの調整が可能。
使い慣れるまでは少し苦労するかもしれませんが、マスターすると素早くエディットできるようになると思います。


Arrangeレーン上の各トラックのイベントをダブルクリックすると、UI下部エリアにMIDIエディター画面が開きます。
UI左側にあるメニューでコードのボイシングの変更や移調ができ、UI右上部に配置されている「Humanize」のメニューでは、ベロシティやタイミングの調整、クオンタイズができます。
DAWとのシンクが強化&アレンジトラックの個別エクスポートが可能
「Scaler 3」は、DAWとのシンクが強化されたことや、アレンジトラックで生成した複数のパートをそれぞれ別々のMIDIデータとしてDAWにドラッグ&ドロップできるなど、細かな点においても配慮されています。
4小節ほどのコードを設定した後に、コード進行をループさせてアレンジページで各トラックを構築していくなど、使い方に次第で効率よく楽曲制作を進められることもメリットです。
スタンドアローンアプリとしても使用可能
「Scaler 3」は、各種DAWでプラグインとして使用するだけでなく、スタンドアローンソフトとして単体で起動・使用することが可能です。
コード進行のアイデアを作りたいときや、アイデアを起こしていく作業時にはスタンドアローンで使用するのもよいと思います。
オーディオおよびMIDIデータのエクスポートができるので、アイデアをファイルにして本格的な作曲・アレンジをDAWで行う際にエクスポートしておいたファイルを読み込む。というような作業フローをとることも可能です。


UI左上に配置されている矢印をクリックすると「EXPORTウィンドウ」が開きます。
AUDIOまたはMIDIの各項目ごとに、書き出す際の設定を任意で指定してエクスポートできます。
各種ジャンル・Mood別など多くのアーティストが制作したコードセットが充実


「Scaler 3」は、Samplify studioと多くのアーティストから提供されたコードセットやモーションなど多くのコンテンツが拡張されました。
各種ジャンルや楽曲の雰囲気ごとのコードセットが前バージョンよりも更に充実し、即戦力のプリセットを選ぶだけで曲作りを始められることも魅力です。
前バージョンもコード進行のアイデアが浮かばないときのアイテムとして活躍するソフトでしたが、さらに幅広いバリエーションを備え、作曲上級者にとってもインスピレーションを与えてくれるツールとなってくれます。
お気に入り登録など管理機能が強化


「Scaler 3」には、多くのコード進行パターンが収録されているため、使用頻度が高い進行パターンや次作で使いたいコード進行などを見つけた場合はお気に入り登録しておけます。
自分で構築したコード進行や、カスタムしたコード進行を保存&お気に入り登録しておけるので、制作フローを更に加速させてくれます。
キーズロック機能が向上
「KEYS-LOCK」に「Chord Scaleプロファイル」が加わり、さらに直感的にコードを設定することができるようになりました。
※キーズロック機能とは設定したキーに合うノート(音階)以外の鍵盤を押した場合でも強制的にスケール内の音に補正して発音させる機能です。
Chord Scaleプロファイルは、演奏しているコードのスケールにキーを動的に適応させ、ベースラインとメロディをスケールとコード構造に合わせることが可能です。


- Scale Notes Mapped:設定したスケール以外の鍵盤を弾いても強制的にスケール内の音に補正されるモード
- Scale Notes Only:設定したスケール以外の鍵盤を弾いても音が鳴らず、スケール内の音のみ反映されるモード
- Scale White Keys:どんなスケールが選択されていても白鍵の音しか鳴らないモード
- Chord Notes:鍵盤に「1・2・3」と割り振られ、最後に弾いたコードに準じた音が発音されるモード
- Chord Extensions:最後に弾いたコードに準じた5度以上のスケール音も発音されるモード
- Chord Scale:演奏しているコードのスケールに動的に適応させるモード
KEYS LOCK機能は、スケール音を把握していなくても直感的にキーに逸れないフレーズを弾けるという大胆な機能ですが、使い方次第で作曲時のマンネリを打開することもできるので是非活用してみるのがおすすめです。
補足として小さなキーボードを使っている場合でも「Bind to Keyboard機能」を使い、一部の鍵盤にコードを割りててワンフィンガーでコードを鳴らせるように設定することで、残りの鍵盤でアルペジオやフレーズを演奏できるので便利です。
以上がScaler 3から搭載された新たな機能・強化された機能となります。
改めて、Scaler 2から引き継がれている機能も含め、最新バージョンの「Scaler 3」ができることをまとめると下記の内容となります。
- コード進行を構築する知識がなくても、Scalerを使うことでコード進行を完成させられる
- 選定したスケール、キーに合わせてコード進行を提案してくれる
- 定番のコード進行を含め、様々なジャンルに見合うコード進行ライブラリが収録
- コード進行の編集・エディットが可能
- ボイシング(構成音)のアレンジ・調整が可能
- MIDIなどで打ち込んだオリジナルメロディのキーとスケールを自動で判別しコードを提案してくれる
- オーディオインポートによるスケール判別が可能
- 転調を使ったコード進行の構築をサポート・提案してくれる
- 各ジャンルを象徴するコード進行から作曲アイデアを得られる
- 複数のアーティストによって構築されたコード進行リストを呼び出せる
- コードをPADに配置し、ワンフィンガーでリアルタイム演奏が可能
- 設定したコード進行に見合ったアルペジオ、ストラム、フレーズパターンを作成できる
- 作成したコードやコード進行をMIDIトラックにドラッグ&ドロップできる
TIPS動画
仕様・プラグイン動作条件
macOS
macOS 10.14以上
Apple Siliconとネイティブ互換
スタンドアロンおよびプラグインフォーマット VST、VST3、AU、AAX
対応DAW Ableton Live、Pro Tools、Logic Pro、FL Studio、Cubase、Studio One、Bitwig、Reaper、Reasonなど。
互換性:64ビットのみ
Windows
Windows 8以上
スタンドアロンおよびプラグインフォーマット VST、VST3、AAX
対応DAW Ableton Live、Pro Tools、FL Studio、Cubase、Studio One、Bitwig、Reaper、Reasonなど。
互換性:64ビットのみ
まとめ
「Scaler3」は、これから作曲を始めたい方はもちろん、中上級者の制作時にも活躍してくれる作曲支援ツールです。
定番のコード進行だけでなく、様々なジャンルで用いられるコード進行も収録されているので、特定のジャンルを勉強したいときにも活躍。
短期間で多くの楽曲を作らなければいけないときや、様々なジャンルの作曲をしなければいけないときにも力強いアシスタントとなってくれるので持っておいて損はないと思います。
初めて使う際、Scaler3の使い方自体が難しく感じるかもしれませんが、すぐに慣れるはずです。
まずはデモ版で4つのコードを生成し、4コードループのトラックを作ってみるところから始めてみるのもいいと思います。
是非試してみてください▽
>> Scaler3の製品ページ(Trial版のダウンロードが可能です)
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