Antaresの「Throat」は、人間の咽頭などの「声道」をモデリングし、ボーカルやナレーションなどの声を加工するボイスチェンジャー系のボーカルプラグインです。
元の声の声を質感を変えたり、声を低く、または高くピッチシフトするなど、女性声を男性声に、男性声を女性声に変化させることもできます。
楽曲のボーカルの声を質感を変えたいときや、ナレーションの声を調整したいときに活躍してくれます。
Throatのセール情報
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Throat
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Throatの特徴
- 声の質感を変化させるボイスチェンジャープラグイン
- フォルマントシフトのような声質変化やオクターブを上下させられる
- 声をノイズを加え、ざらざらとした質感を付加可能
- 声門波形の変更が可能
- 女性声→男性声への変化や、地を這うような低音ボイス、甲高い高音ボイスの生成が可能
- ファクトリープリセットを収録
Throatは、人間の声道をモデリングし声質に変化を与えるプラグインです。ロボットボイスのような声ではなく、声質に変化を加えられるので、自分の声質に少しだけ変化を加えたいときにも活躍してくれます。
まさに「喉」の使い方に変化を加えるように操作し、喉・口・唇などの5つのポイントの位置と広げる幅を調整することで声質を変えていきます。
Throatの各パラメーターの役割・使い方
ユーザーインターフェース内の各パラメーターの役割は下記の通りです。
SETTINGセクション
Vocal Range
Throatのピッチトラッキングを正しく動作させるために、適用するボーカルソース(元の声)のボーカルレンジを指定する必要があります。
Soprano、Alto/Tenor、Bass/Baritoneなどソースに合わせて選択します。
Source Glottal Voice Type
Source Glottal Voice Typeでは、素材のインテンシティのレベルに適したタイプをsoft、medium、loud、intenseから選択します。
Source Throat Precision
Source Throat Precisionでは元の声に対して、どの程度の変化を加える方を選択します。
Subtle、Medium、Extremeから選択し、Extremeがもっとも強い変化が加わります。
PITCHセクション
Pitch
Pitchのフェーダーでは、中央を0としてボーカルのピッチを1オクターブ上げるか、下げるかを調整できます。
ADD BREATHINESSセクション
ブレスネスコントロールセクションでは、息づかいや荒々しさ、ウィスパーなどの質感を加えられます。
MIX
Mixのコントロールノブは、加工された声に加わるブレス量を調整できます。
HP Freq
High Pass Frequencyコントロールでは、声に加えるブレスの周波数を設定できます。
高い値を設定するとささやくような質感になり、低い値では荒々しい印象のエフェクトが加わります。
ノイズ感やザラザラ感を加えたいときにも使用してみてください。
MODEL THROATセクション
このセクションでは、モデリングした「声門」の長さと幅を調整できます。
Length
スロートレングスコントロールでは、モデルのスロート(喉)の長さを変更し、入力された音声のフォルマント周波数を調整できます。
1.00より大きい値を設定すると長くなり、フォルマント周波数が低くなります。
逆に、1.00より小さく設定するとフォルマント周波数が高くなります。
Width
スロートワイドコントロールでは、モデルのスロートの広さを変更し、入力された音声のフォルマント周波数を調整できます。
1.00より大きい値を設定すると広がり、フォルマント周波数が低くなります。
逆に1.00より小さく設定するとスロートが狭まり、フォルマント周波数が高くなります。
MODEL GLOTTAL
Voice Type
Voice Typeコントロールでは、声門の強弱をSoft、Medium、Loud、Intenseから選択できます。
元のボーカルが持つ声門の波形を保持する場合は、SourceとVoice Typeコントロールを同じ設定にするのがおすすめです。
Pulse Width
Voice Typeで選択した各モードではそれぞれにデフォルトのGlottal Pulse Widthが設定されています。
Pulse Widthでは、波形の特徴を任意で微調整できます。
OUTPUTセクション
Level Meter
出力レベルメーターは、Throatによって処理された後のオーディオレベルを表示します。
Level Matching
レベルマッチングボタンをONにすると、元の声と処理後の音のレベル差を自動で補正してくれます。
Bypass
Bypassボタンを押すとThroatエフェクトを完全にバイパスされ、オーディオを無処理の状態で通過させます。
Gain
Output GainコントロールではThroatの出力ゲインを調整できます。
Throatは設定によって大きくレベルが変化する場合があるため、クリッピングしないように手動でゲインを設定する必要があります。
Level MatchingボタンをONにして入力レベルに出力レベルを自動的に合わせることも可能です。
以上がThroatの各パラメーターの役割です。
ボーカルやナレーションの声質を微妙に変化させたいときや、劇的に変化を与えるボーカルエフェクトを加えたいときにもThroatは活躍してくれます。
非現実的な声を作りたいときにも重宝するので、歌のボーカルトラックだけでなく、アフレコや動画のナレーションなどにも活用できます。
関連動画(過去バージョンのテストプレイ)
仕様・プラグイン動作条件
【Mac】
macOS 11以降
プラグインフォーマット:VST3、AAX Native、Audio Units (64-bitのみ)
【Windows】
Windows 10以降
AAX Native、VST3(64-bitのみ)
まとめ
Throatは、自分の声とは異なる声質を演出できたり、キャラクターの声を作成できるなど幅広い用途で活躍してくれます。
他のボーカルフォルマント系よりも自然に声質変化を加えたいときや、過激に声質を変化させられるプラグインを探しているときには是非チェックしてみてください▽
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