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Yum Audio「Crispy Clip」30%オフセール!【9月26日まで】高性能なクリッパープラグイン

YumAudio CrispyClip

「Crispy Clip」はバリエーション豊富なクリッピングの質感が作れるYum Audio社のクリッパープラグインです。

クリッパープラグインはクリッピングさせた音に対して指定したスレッショルド値を超えた音を極端に抑えることで、波形の上下がはさみで切り取ったように変わり、独特の歪みが得られます。

これによってサウンドを意図的にクリッピングさせてダイナミクスをコントロールしたり、パンチを加えることができます。

「Crispy Clip」は意図的なクリッピングを起こしながら、柔軟なサウンドシェイピングが可能なので、様々なニュアンスのクリッピングサウンドを作ることが可能。サウンドにクリッピング独特の荒々しい質感や歪みを加えたいときに活躍してくれます。

こんなときにおすすめ
  • サウンドを荒々しく仕上げたい
  • リミッティングをする前の段階でサウンドのダイナミクスを整えながらクリッピングならではの質感を加える
  • ドラムやベース、シンセサウンドにパンチを加えたい
最新セール情報
Yum Audio シルバーウィークセール!
【セール期間】2023年9月26日まで
【開催ショップ】SONICWIRE
【セール内容】「Crispy Clip」30%オフセール!

・Crispy Clip
【価格】通常11,539円(税込) → 30%オフ 8,078円(税込)
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Yum Audioロゴ

クリッパープラグインについて

クリッパープラグインは冒頭でも触れたように、原音に対して意図的にクリッピング(アナログ機器に過大な入力信号によって振幅がシステムの最大値を超えたときに起こる現象)を起こしたサウンドを再現することができるプラグインです。

クリッピングが起こるレベル以下の波形部分は原音を保つ線形となるものの、クリッピングのレベル以上になった部分の波形は非線形となり、音には無い複雑な信号が追加されます。

クリッパープラグインはこの状態を意図的に作り出すことを目的としています。

また、クリッピングが起きたサウンドの波形は、信号の振幅がシステムの限界値で停止するため、オーディオ波形の上下部分がはさみで切り取ったような形になります。

プラグインの設定では、クリッピングさせたい音に対して指定したスレッショルド値(しきい値)を超えた音を極端に抑えることで、波形の上下がはさみで切り取ったように変わり、独特の歪みを加えていきます。

本来ならクリッピングは回避する必要がある現象ですが、アナログミキサーなどで、あえてクリッピングさせて歪みを起こして質感を加えるというテクニックがあるように、クリッパープラグインはこのアナログ的なクリッピングをサウンドに付加することをテーマにしているものが多いです。

クリッパープラグインとリミッタープラグインの違い

似た効果のものには、リミッターがありますが、リミッターはクリッピングを防ぐためにスレッショルドを設定して値を超えた音を抑えてクリッピングを起こさないように使用します。

そのため、原音への影響を少なくしながら使うのが一般的なので、波形の変化も少なく調整できます。

【クリッパーとリミッターをそれぞれ適用したときの波形の違いのイメージ画像】

クリッパーとリミッターの効果の違い
▲画像出典:soundonsound.com

クリッピングとリミッティングの違いについては以下も参考になるのでチェックしてみてください。

Q. クリッピングとリミッティングに違いはありますか?

クリッピングは、オーディオ信号の振幅がシステムの最大電圧(または量子化)能力を超えると発生します。その結果、出力信号は電圧(または量子化)限界で突然停止し、オーディオ波形のトップとボトムは、事実上「切り落とされる」ことになります。これは必然的に強い高調波歪みを発生させるものです。システムは、クリッピング・レベルまでは完全にリニアですが、それ以降は恐ろしく非線形になります。そのため、クリッピング・レベルよりわずかに低い信号は影響を受けずに通過しますが、クリッピング・レベルにある信号、またはクリッピング・レベルより高い信号は混線し、その結果、オリジナルには存在しなかった複雑な追加倍音が追加されます。

アナログシステムでは、クリッピングが非常に短時間であれば、その結果生じる歪みは通常まったく認識されません。ただし、デジタル システムでは、デジタル クリッピングがエイリアシングを通じて不自然な非調和歪みを生成するため、これを認識できることがよくあります。これは、ピアノや音声など、明確に定義された倍音構造を持つ信号の場合に特に顕著です。シンバルやスネアドラムなどのノイズのようなソースは、エイリアスがかかるとよりノイズのような歪みを生成するため、音色がわずかに変化する場合があっても、通常は歪みとして認識されません。

リミッティングは、特にクリッピングを避けるために、大音量の信号を一時的に減衰させる、完全により制御された作業です。これに伴う短期的な動的変化により、ある種の歪みが生じますが、それははるかに良性の形態であり、繰り返しになりますが、そのように認識されることはほとんどありません。システムは限界レベルまでは線形で、それを超えると波形の振幅は減少しますが、多かれ少なかれ元の形状を維持するため、高調波はそのまま残ります。結果として生じる歪みは、通常は無視できる程度です。

技術エンジニアとして、クリッピングは常に回避すべき障害状態であり、ピーク制御は常に速効性のリミッターを使用して達成されるべきであると提案します。しかし、私はミキシングエンジニアとして、アナログクリッピングによって生成されるハーモニックディストーションが、適切な状況下では芸術的および音楽的に有用なツールとなる場合があることを知っています。それは非常に異なる種類のサウンドを生成し、結局のところ、クリッピング、ソフトクリッピング、またはリミッティングが適切な処理形式であるかどうかを決定するのは、意図したサウンドです。個人的に、私はデジタルクリッピングを常に避けています。なぜなら、結果として得られるサウンドが気に入らないからです…しかし、それを好む人々を私は知っています。

※以下サイトの記事を翻訳
引用:soundonsound.com

【クリッピングプラグインとリミッタープラグインの効果の違いについての動画】

Yum Audio「Crispy Clip」

「Crispy Clip」はここまで解説したようなクリッピングによるサウンドの変化を意図的に起こすことができるクリッパープラグインです。

サウンドに独特な歪みやパンチを加えるクリッピング効果をシンプルかつ柔軟に行いながらサウンドシェイプができます。

多様なクリッピング特性をシームレスにブレンドしてソフトなクリッピングからハードなクリッピングまで表現可能。

2つのクリッピングのニュアンスをブレンドして適用したり、原音とクリッピングさせた音をブレンドするMIXコントロールなど柔軟なサウンドシェイプができます。

主な特徴

  • サウンド・シェイピングを正確に行う「PUSH」「CEILING」パラメーター
  • ソフト・クリッピング・モード/ハード・クリッピング・モードをのスムーズに切り替え
  • 周波数ベースでのクリッピングの柔軟性を高めるクロスオーバー・コントロール
  • アーティファクト(人工っぽさ)を低減し、クリッピングを効率化するプリ・フィルター
  • バランスのとれたオーディオ制作のための入出力ゲイン・コントロール
  • ニュアンスがコントロールされたサウンドを作り出す「MIX」コントロール
  • リアルタイム・モニタリングにより、クリップされた量を人目で確認可能
  • ウェット信号を視覚化する革新的な波形ビュー
  • 最大16倍のオーバーサンプリングに対応
  • アーティスト(M-Phazes、Henkka Niemisto、Richie Beretta、Jennifer Ortiz、Steve Beretta、Jennifer Ortiz、Steve Dickey、Eddie Grey、Christal Jerez、Arsiney、HydraTek、Bukez Finezt)による78種類のプリセットが付属

柔軟なクリッピングサウンドが生成できる

YumAudio CrispyClipの操作画面

「Crispy Clip」はSHAPEパラメーターを搭載しており、ソフト・クリッピングとハード・クリッピングのニュアンスを調整できます。

さらにMIXコントロールでウェット/ドライ信号を組み合わせることも可能なので柔軟なニュアンス調整ができるのが特徴です。

さらにCROSSOVERコントロールによって、特定の周波数帯域のみにクリップを適用することができるので、サウンド全体をクリッピングサウンドに仕上げるだけでなく、ピンポイントで歪みを加えてパンチを加えたり、トランジェントを印象的に仕上げるのにも活用できます。

主な機能と使い方

YumAudio CrispyClipの操作画面解説
  • INPUTメーター:入力オーディオ信号のゲインを調整
  • OUTPUTメーター:処理されたオーディオのゲインをチェックできるメーター
  • ビジュアライザー:処理されたオーディオ信号を視覚化してチェックできる
  • プリフィルター:入力信号に対してハイパスフィルターとローパスフィルターでクリッピングさせる周波数帯を調整可能
  • PUSHノブ:クリッピングさせる範囲を0 ~ 48dBの範囲で設定
  • CEILINGノブ:クリッピングのスレッショルド (0 ~ -48dB) を設定
  • CROSSOVER:オーディオの周波数分割を行い特定の部分を処理するのを選択できる
  • アナログ/デジタル切り替え:アナログ表示またはデジタル表示を選択してクリッピングをリアルタイムでチェックできる
  • オーバーサンプリング:2x、4x、8x、16x の 4 つのオプションを備えたオーバーサンプリング機能
  • MIXノブ:ドライ信号と処理信号をブレンドして、パラレル処理のようにクリッピングサウンドを適用できる
  • バイパスボタン:Crispy Clip プラグインの有効または無効化するボタン

【Crispy Clipの機能について解説しているレビュー動画】

仕様・システム条件

【Mac】

  • Mac OS X 10.13 以降 (Intel ネイティブ | ARM ネイティブ)
  • AU、VST3、AAX

【Windows】

  • Windows 10
  • VST3、AAX

【共通】

  • 64ビット
  • 少なくとも 4GB の RAM、16GB を推奨
  • 少なくとも 200MB の空きドライブ容量 (OS ドライブ)

※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。

まとめ

「Crispy Clip」はサウンドにクリッピング独特の荒々しい質感や歪みが加えられるクリッパープラグインです。

クリッパープラグインはリミッターやサチュレーター、ディストーションとは違った質感が得られるので、サウンドのダイナミクスをコントロールする際の選択肢として持っていると便利です。

Lofiなサウンドやヒップホップトラック制作とも相性が良いので、サウンドデザインのバリエーションを増やしたい人はチェックしてみてください。

Yum Audio / Crispy Clip
Yum Audioロゴ

2023年7月

●Yum Audio Crispy Clip Intro Sale
【セール期間】2023年7月1日〜7月9日(日本時間7月10日夕方まで)
【開催ショップ】プラグインブティック、SONICWIRE、他
【セール内容】「Crispy Clip」37%オフセール
【価格】通常 ¥11,539(税込) → 37%オフ ¥7,158(税込)


【画像出典】Plugin Boutique・SONICWIRE・Yum Audio