PLUGINS THAT KNOCKの「KNOCK Clipper」はアナログクリップの効果を再現し、各トラック及びマスタートラックに、迫力・パンチ感・歪み感を与えてくれるプラグインです。
そもそもクリッパープラグインとは、オーディオデータでは起きてはいけない「デジタルクリップ」ではなく、アナログクリッピング特有の心地よい質感を加えるためのもの。
リミッターやコンプレッサー、またはサチュレーターなどの効果が似ている面もありますが、これらとは違う質感を得られるのがクリッパーの特徴です。
使い方次第ではクリッパー特有のパンチ感や心地よい歪みを加えたり、サウンドの音圧を上げられたりとなにかと重宝するので1つは持っておきたいジャンルのプラグインでもあります。
まずはリミッターとクリッパーではどのような音質の違いがあるかを下の動画でチェックしてみましょう。
デジタルクリップしているわけではないにも関わらず、ブーミーで激しいサウンドに変化したのが確認できたと思います。
リミッターは音のキャラ変化は少ない一方、クリッパーは0dbを超えずにサウンドを大きく変化させられる特徴があるので、クリッパー特有の迫力を加えたいときに使うのがおすすめです。
- サウンドに激しさを加えたいとき
- 迫力のあるドラムに仕上げたい
- マスターチャンネルで迫力を付加させたい
- サチュレーションとは違う歪みを加えたい
- ピアノやギターを違うサウンドキャラクターにしたい
KNOCK Clipperのセール情報
●PLUGINS THAT KNOCK Autumn Flash Sale
【セール期間】2024年9月23日~2024年9月30日まで(日本時間10月1日夕方まで)
【開催ショップ】プラグインブティック
【セール内容】「KNOCK Clipper」が79%オフ!
KNOCK Clipper
【価格】$53.9(7,761円 税込) → 79%オフ $11(1,584円 税込)
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KNOCK Clipperの特徴
「KNOCK Clipper」は、同社がリリースしているエフェクトプラグイン「KNOCK」に搭載している「Clipper」のエフェクトだけを抜き出したプラグインです。
「KNOCK」は、PUNCH・SATURATE・SUB・AIR・CLIPという5つのノブを調整して、サウンドに迫力、厚み、抜けの良さなどをコントロールできるプラグインですが、「KNOCK Clipper」は「CLIP」の機能のみが搭載されています。
アナログ機器特有の迫力あるクリッピングを再現でき、各トラックのサウンドを迫力あるサウンドに変化させられるのが大きな特徴です。
特徴・主な機能
- HIPHOPプロデューサー・DECAP氏が愛用するプラグイン
- 0dbを超えずにクリッピング特有のサウンドメイクが可能
- ハードクリップとソフトクリップの2種類から選択可能(程度を調整できる)
- CPU負荷が軽い
- マスターチャンネルのリミッターの前に挿し、サウンドの厚みや迫力を加えられる
「KNOCK Clipper」は機能が1つだけということもあり、ノブが少なく操作が非常にわかりやすいことも魅力。
また、CPU負荷も低いのでドラムの各単体ごとにそれぞれ挿してクリッピングの程度を調整する場合でもCPU負荷が少ないです。
KNOCK Clipperの使用例
「KNOCK Clipper」の活用法は主に3つ。
- ドラムトラックに使用して、パンチと迫力ある低音に変化させる
- アナログ機器特有のクリッピングサウンドを付加
- マスタートラックのリミッターの前に使用し、クリッパーの質感・厚みを加える
まずはドラムに適用した場合のサウンドをみてみましょう。
ドラムへの使用例
上記の動画では「KNOCK Clipper」をドラムループサンプルに適用し、ブーミーで迫力ある低音に変化させています。
クリッピングしたような印象にも聞こえますが、0dbを超えていないのでデジタルクリップしていません。
バストラック・マスターへの使用例
ドラムのトラックだけでなく、バストラックやマスターチャンネルにも使えます。
マスタリング時、音に厚みや太さを加えたいときに、リミッターやコンプレッサーを使用することも多いと思いますが、リミッターやコンプでは得られない質感を加えたいときにもクリッパーは活躍します。
- マスターチャンネルにSOFTで適用し、HIPHOPやR&B楽曲でアナログクリッピングを加える
- ドラムバスにHARDで適用し、EDM、BASS系楽曲などで激しいドラムに変化させる
- マスターチャンネルにHARDで適用し、激しいロック曲を演出するためにマスターに使用する
など、使い方は様々です。
操作画面
操作方法はとてもシンプルで、プラグイン操作画面の上部では複数の「波形」から選択し、クリッピングの種類を決めます。
▼画面下部のノブでは、クリッパーのかかり具合やソフトクリッピングかハードクリッピングかを選択します。
ノブの上にあるメーターでは「HARD」か「SOFT」が調整可能。左に回すとSOFT、右に回すとHARDが適用され、「SOFT」は、なだらかなクリップカーブでHARDは激しめのカーブになっています。
中央のノブ「CLIP」ではクリッピングの適用量を調整できます。
「IN」は入力レベルを調整し、上げることでクリッピングの質感が上がります。
「OUT」では、出力レベルを調整。
「IN」でどれだけレベルを上げても、OUTで調整すればクリッピングの質感を活かしながら、ミックスしやすいレベルに調整できます。
「HQ」は、ハイクオリティーモードのON/OFFです。
ドラムやベースだけでなく、様々な楽器に使用してもオリジナリティあるサウンドメイクができるので試してみてください◎
仕様・プラグイン動作条件
【Mac】
- OSX 11+ – AU, VST3, AAX
- Intel Core i5, i7, i9, Xeon, Apple M1 & M2対応
- 8GB RAM必須, 16GB推奨
【Windows】
- Windows 8.1, 10を推奨 64 bitのみ VST3, AAX
- Intel Core i5, i7, i9, Xeon (all Gen 5 以上), AMD Quad Core)
- 8GB RAM必須, 16GB推奨
【共通】
- 64ビット
- VST3, AU and AAX format
- ディスクスペース: 最低500MB必要
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ・販売ページ
クリッパーって何?という方も多いかもしれませんが、実は多くのプラグインに実装されているメジャーな機能でもあります。
Ableton LIVEやFL STUDIOなど、ダンスミュージック向きDAWを使用している人にとっては馴染みのあるエフェクトではないでしょうか。
クリッパーを体験してみると、「あの曲のキックの迫力はクリッパーの効果だったのかも?」と多くの気付きがあるかもしれません。
クリッパープラグインを活用すると、サウンドメイクの幅を広がるのでおすすめです。
>> 販売ページはこちらから
ちなみに「KNOCK」に搭載されているClipperは「KNOCK Clipper」と同様の効果なので、Clipperエフェクト以外にも興味がある場合は「KNOCK」を購入する方が結果的にお得です。
是非「KNOCK」もチェックしてみてください▽