・作曲してみたいけど何からはじめていいかわからない
・なんとなく作曲はできるけど適切なコードが選べない
・自作曲の響きに違和感がある
・コード進行のマンネリを打破したい
・コードの知識がないのでコード進行が決められない
など、作曲時に頭を悩ませる人も多いと思います。
そんなときに活躍してくれるのが「コード進行自動生成ソフト」です。
このソフトは、パソコン上で起点となるコードネームを自由に選択すると、そのコードにつながるコードを提案してくれるのでコードが弾けなくても、音楽理論的に間違いがないコード進行の設定が可能。
自分が作ったメロディーに見合うコードがわからない!というときにも活躍してくれます。
また、コード進行の幅を広げたい人にもおすすめです。
- 作曲の経験はないが作曲してみたい
- コード進行の構築に時間をかけずに曲作りしたい
- マンネリしたコード進行から脱却したい
- トラックメイクをしているがもっとコードの知識を身につけたい
- ジャズのような複雑なコード進行を習得したい
コード進行自動生成プラグインおすすめ5選
コード進行を提案または自動生成してくれるソフトプラグインと、コード進行作成機能を備えているDAWをご紹介します!
Scaler2|Plugin Boutique社
Scaler2は、コード進行作成支援プラグインの代表格。
使いやすさも多機能さも、他のプラグインよりお秀でている印象です。
特質すべき機能は、
- オーディオデータを読みこんでコード・スケールを割り出すAUDIO DETECT機能
- 転調したいときの進行を提案してくれるMODULATION機能
- 生成したコード演奏に人間味を加えて演奏させるHUMANIZE機能
など、他のプラグインができることは網羅しながら、他のプラグインではできない機能が豊富に搭載されています。
他の特徴的な機能は下記の動画でチェックできます。
通常販売価格 | $64.90(日本円で約8,800円 税込) |
>> 公式サイト・販売ページ
CHORDJAM|Audiomodern社
コードジャムの特徴は、
- 直感的に操作できるシンプルなユーザーインタ-フェイス
- ランダムボタンを押せば自動でコード進行を提案してくれる
- MIDIキーボードの鍵盤にコードを割り当てられるので簡単にコードを鳴らせる
- アルペジエイターモードも搭載
- 希望のジャンルに使いそうなコード進行を提案してくれる
- 生成したコード進行をMIDIトラックにドラッグできる
など、多くの機能を備えています。
コード設定の問題で作曲できない…という方にイチオシのコード進行自動作成プラグインです。
他の同様プラグインと比較すると、「MIDIQ」の和音数が3和音なのに対して、「CHORDJAM」は最大5和音。より表現力の高いコードを提案してくれます。
通常販売価格 | $53.90 (日本円で約7,300円 税込) |
>> 販売ページ
MIDIQ|W.A Production社
MIDIQはユーザーインターフェイスを直感的に操作してコード進行を生成していくプラグイン。
他のプラグインよりもゲーム感覚でコード進行を生成していけるのが特徴です。
特筆すべき特徴は、
- 図形を選択して直感的にコードを自動生成できる
- 生成したコード進行をトリガーさせて、MIDIキーボードでリアルタイム演奏できる
などが挙げられます。
生成されるコードの最大和音数が3音なので他のコード進行生成ソフトと比べるとやや見劣りがしますが、意外性のある進行を生成もできるので十分活躍してくれます。
通常販売価格 | $64.90 (日本円で約8,700円 税込) |
不定期開催されるセールでは90%オフで販売されることがあるので、購入するならセールを待つ方がおすすめです。
>> 購入ページ
InstaChord2|W.A Production社
InstaChord2 は他のプラグインと比べて、「作りたいジャンルに特化したコード進行を選ぶ」というニュアンスに近い印象があります。
自由度が高いコード進行を作れるというよりは、「このジャンルならこのコード進行」というような提案をしてくれるプラグインです。
付属のエクスパンションを利用することで多くのジャンルの進行を提案してくれます。
設定したコードに奏法も設定でき、ギターのストラム奏法のような鳴らし方も可能。
曲に合わせたリズムパターンをすぐに確認できるので、作曲時に楽曲のイメージを作って行きやすいことも魅力です。
通常販売価格 | $97.90(日本円で約9,200円 税込) |
InstaChord2 本体だけでなく、7つのエクスパンションがセットになったバンドル版もあります。
単体もバンドルも比較的頻繁にセールが開催されるので、購入する際はセール開催時がおすすめです。
>> 販売ページ
過去に開催されたセールの情報はこちらのページに記載しています。
Orb Composer|Hexachords社
Hexachords社の「Orb Composer」は、AI搭載した作曲支援プラグイン。
ジャンル・曲調を選択するだけでコードやフレーズを提案してくれます。
自分の発想にはないフレーズを発見することができるので初心者はもちろん、上級者にもおすすめ。
通常販売価格 | $471.90 (日本円で約63,000円 税込) |
定価はかなり高額ですが、90%を超える割引セールを開催することもあるので、購入するならセールが開催されるまで待ってもいいかもしれません。
>> 販売ページ
最新セール情報は下記のページで随時更新しています。
CUBASE付属機能のコードAssistant|STEINBERG社
DAWソフト「CUBASE」には、コード進行設定を支援してくれる「コードパッド」と「Chord Assistant」という機能があります。
起点となるコードを決めれば、次に設定できるコードを自動的に表示してくれるので理論がわからなくてもOK。
曲中で転調したい場合は自分の判断が必要となりますが、移調しない楽曲なら問題なく円滑なコード進行を作っていけます。
簡単な操作でオシャレな響きのボイシングも構築可能。
ボイシングとはコードを構成する音の重ね方のことを指します。
例:Cメジャーコードの場合は「C・E・G」(ド・ミ・ソ)
コードパッド機能は、鍵盤で構成音を引く必要はなく、画面中のパッドに記載されているコード名をクリックするだけでコードが鳴ります。
テンションコードも任意で決められるので難解なコードでも構成音を覚えたり、音階を確認する必要もナシ。
コード進行の設定を大幅に時短できます。
CUBASE本体は少し高額ですがDAWをCUBASEにしたいと考えていた人で、コード進行プラグインの購入も考えていた人は、CUBASE PRO・またはCUBASE ARTISTを購入してしまえば他のプラグインは不要かもしれません。
コードだけでなく、スケールアシスタント機能もあるのでフレーズやメロディーを作る際にスケールアウトしないフレーズづくりができます。
CUBASEはグレードが3段階に分かれており、コードアシスタント機能とスケールアシスタント機能をどちらも使うには、「Pro 12」「Artist 12」「Elements 12」のいずれかが必要です。
AI 12とLE 12はスケールアシスタント機能が使えません。
・Cubase Pro ※最上位版
・Cubase Artist(スタンダード版)
・Cubase Elements(有料入門版)
・Cubase AI(ハードウェアに付属 ※LEの上位版)
・Cubase LE(ハードウェアに付属)
まとめ
コード進行自動生成プラグインはソフト単体で販売されていることもありますが、最近ではDAWに搭載されているものもあります。
使い慣れたDAWをこれからも使いたい場合は単体のプラグインを購入し、DAWを初めて購入する場合や、DAWを変更したい場合はコード進行生成機能がDAW本体に備わっているかをチェックしておきましょう。
また、コード進行自動作成プラグイン以外にも、メロディやフレーズを自動で生成してくれるプラグインもあるので参考にしてみてください。