近年のベース音源はサンプリング技術やモデリング技術の向上によってリアルさも格段にアップ。打ち込みも簡単なものが増えています。
この記事では、「楽器が弾けないけど、曲に生のベースを入れたい」、「DAWに付属しているベース音源に満足できない」、「ベース音源の種類が増えてきてどれを選べば良いの?」という人にDTMでリアルな生ベースサウンドが鳴らせるおすすめのベース音源14選をご紹介します!
現時点でおすすめのベース音源を選ぶなら
- あらゆるベースサウンドを収録したSpectrasonics社「Trilian」
- エレキベース20本、アップライト2本を収録、カスタマイズ性も充実したIK Multimedia社「MODO BASS 2」
- 豊富なMIDIフレーズ集を収録した打ち込み初心者におすすめなToontrack社「EZbass」
この3つの音源はベース自体の音質や操作性に加えて収録されているサウンドやサポート機能が充実しているため、他社のベース音源と比べてコスパも良くおすすめです。
個人的にはエレキベース以外のベースも欲しい人は「Trilian」、エレキベースの収録モデル数を重視するなら「MODO BASS2」がおすすめです。
ベース音源を選ぶ時にチェックしたい5つのポイント
ベース音源はエレキベース、アコースティックベース、アップライトベースなどの楽器をDAW上のプラグインとして、もしくはスタンドアロンで使用できるように作られたソフトウェアです。
そんなベース音源を選ぶ時にチェックしたいのが、
- スタンドアロンかKontakt専用のベース音源か
- 必要なベースの種類は?
- 単体ベース音源か複数のベースがセットになった音源か
- 打ち込みやすさ・アーティキュレーション/奏法の幅広さ
- 必要なHDDのデータ量
という5つのポイントです。
重要※スタンドアロンかKontakt専用のベース音源かチェック
ベース音源は、
- ソフト単体で使えるスタンドアロン対応タイプ
- Native Instruments社のサンプラーKontaktで立ち上げるタイプ
があります。
スタンドアロンタイプはソフトのみでプラグインとして使用できますが、Kontaktを使う音源の場合は別途Kontaktが必要になります。
また、Kontaktは、
- 有料版のKontakt
- 無料版のKontakt Player
があります。
製品によっては有料版のKontaktにしか対応していないものがあるので注意しましょう。
Kontaktは有料版で単体だと¥42,900(税込)
Kontaktを収録している音源バンドルのKOMPLETE14シリーズの場合、
- KOMPLETE14 STANDARDが ¥85,900(税込)
- KOMPLETE 14 ULTIMATEで ¥171,800(税込)
- KOMPLETE 14 COLLECTORS EDITION ¥257,800(税込)
と、なかなか高額。
Kontaktを持っていない人はベース音源とは別に予算が必要になることも踏まえてベース音源をチェックしていきましょう。
Kontaktを持っていない、または購入予定が無い場合は、ソフト単体で使えるTrilianやMODO BASS、EZ BASS、AMPLE BASSなどのベース音源がおすすめです。
必要なベースの種類は?
ベース音源にはエレキベースの他に、アコースティックベース、ウッドベース、アップライトベースといった種類があります。
自分の曲で使いたい種類のベースが収録されている音源を選びましょう。
また、エレキベース音源にはプレシジョンベース、ジャズベースを基本にフレットレスベースやリッケンバッカー、スティングレイ、変形型のモダンベースや5弦ベースなど様々な種類があります。
ベースの機種ごとにサウンドキャラクターは大きく異なるので、目的のベースがある場合はその機種を収録しているベース音源を候補にするなど、制作している曲に対応できるベース音源を選びましょう。
単体ベース音源か複数のベースがセットになった音源か
ベース音源はモデル(機種)単体のベースを収録した音源と、複数のモデルのベースを収録している音源があります。単体ベースの場合は一つのベースに特化されており秀でている面もありますが、複数のベースを収録している音源なら対応できる楽曲ジャンルが広がります。
初めてベース音源を買うなら、複数のベースが収録している音源の方がコスパも良いのでおすすめです。
打ち込みやすさ・アーティキュレーションの充実度
ベース音源はピアノロールにそのまま打ち込んでも音はリアルなのに機械っぽいことが多いです。この打ち込みっぽさを抑えるためにアーティキュレーションが各音源に収録されています。
多くのベース音源には、
- フレットを移動した時のノイズ
- ピッキングノイズ
- スライドアップ/ダウン・グリス
- ハンマリング・プリングオフ
- スラップ
- ミュート
のようなアーティキュレーションが収録されています。
これらのアーティキュレーションを使うことで実際に演奏しているような表現が可能。
また、ベース演奏をよりリアルに近づけるために、
- 同じ音でもポジション(ハイフレットとローフレットなど)ごとに音が違う
- ラウンドロビン(同じ音を鳴らした時に別のサンプルが鳴りマシンガンのようなサウンドにならないようにする)
といったサンプリングによる工夫もされているベース音源もあるのでチェックしましょう。
必要なストレージ(HDD・SSD)量を確認
ベース音源の多くはサンプリングによって作られています。サンプリングデータが多いほど表現の幅が広がりますが、その分、データ量も大きくなります。
パソコンのストレージに余裕がある場合は気に過ぎなくても良いですが、余裕が無い場合は必要データ容量をチェックしましょう。
もし、ストレージ容量が少ない場合は外付けSSDなどにライブラリーを保存してパソコン内部のストレージを圧迫しないように工夫しましょう。
IK Multimediaの「MODO BASS 2」はサンプリングによるサウンドではなく、フィジカルモデリングで音を再現しているため、データ量が少なくストレージが足りないという心配がありません♪
フィジカルモデリングはシンセサイザーの音の合成方式の一つです。
実在する楽器の特徴や構造などをコンピューターで物理的にシミュレートしてサウンドを作ります。
サンプリング音源よりもデータ量が少なくて済むことや、サンプリングではできない様々な表現を鳴らせるメリットもあり。
おすすめベース音源14選
プロも愛用する定番のベース音源から少しマイナーだけど評判が良いベース音源まで、おすすめのベース音源14選をご紹介します!
ベース音源で何を買えば良いかわからない場合は、
- Trilian:音がリアルで操作性も良い。エレキベースだけでなくベースと名のつくサウンドが幅広く収録されている
- MODO BASS 2:物理モデリングでベースの音を再現、エレキベース20種類、アップライト2種類、合計22種類を収録
特にこの2つをチェックしてみてください。この2つはプロにも愛用する人が多い定番のベース音源です。
またソフト内で簡単にベースフレーズが作れたり、MIDIフレーズ集が収録されていてDTM初心者にも使いやすい下記の2製品もおすすめです。
【1】Spectrasonics社「Trilian」
メーカー | Spectrasonics |
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価格 | DL版:$299 |
体験版 | 無し |
データ量 | 34GB |
動作環境 | スタンドアロン・プラグイン |
収録ベース | エレキベース・アコースティックベース・アップライトベース・シンセベース |
Spectrasonics社の「Trilian」は現在もトップに君臨するベース音源です。プロの作曲家におすすめのベース音源は?と聴いた時に、まず最初に名前が上がるくらいの評価と実績があります。
独自のSTEAMエンジンで再生される音はリアルで力強いベースサウンドを表現。ロック系にも強いです。
また、エレキベースやアップライトベースだけが目立って評価されている印象がありますが、シンセベースも非常に優秀。
- サンプリングしたベース音源
- アコースティック・エレクトリック・シンセなどあらゆるベースが収録されている
- エレクトリックベースだけで60種類以上、シンセベースは333種類収録
- スラップやピック、フィンガーの奏法を収録
- ラウンドロビンでナチュラルな同音連打が可能
- 32種類のエフェクターを収録しているので音作りもソフト内で完結できる
Spectrasonics社ならではの高いサンプリング技術でしっかり鳴ってくれる低音はTrilianでしか感じられない音です。収録されている音が多いので幅広いジャンルに対応できる点も人気の理由ですね。
- Dirigent(日本正規代理店)
- Amazon
- 楽天市場
- サウンドハウス
- Rock oN Company
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【2】IK Multimedia社「MODO BASS 2」
メーカー | IK Multimedia |
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価格 | €299.99 |
体験版 | あり(体験版) |
データ量 | 約200MB |
動作環境 | スタンドアロン・プラグイン |
収録ベース | エレキベース(20本)・アップライト(2本) |
IK Multimediaの「MODO BASS 2」はベース音源では初めてフィジカルモデリング技術によってベース音を再現しています。
- 合計22種類のベースを収録
- アクティブ・パッシブのピックアップが選択できる
- フィンガー、スラップ、ピックの3奏法を収録
- 弦の種類、本数、ピックの厚み、ピックの当たる角度、右手のポジションも変更可能
- 同音連打をした時のサスティンが自然
- IK Multimediaクオリティのアンプシミュレーター・エフェクトを内蔵
収録されているベースは22種類で、フィジカルモデリングによって作られているサウンドは設定できる箇所がとても多く一般的な奏法やアーティキュレーションだけでなく、ピックの厚み、弦の巻き方、ゲージ、弦の古さまで変更できます。
またフィジカルモデリングなのでサンプリングの音源よりも圧倒的にデータ量が少ないのでストレージを圧迫しません。
物理モデリングで作られているのでサンプリングベースの音源には無い音作りの自由さがあります。特にエレキベースの音源を充実させたいという場合はTrilianよりもおすすめです。
- SONIC WIRE
- プラグインブティック
- Amazon
- 楽天市場
- beatcloud
- Rock oN Line eStore
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【3】TOONTRACK社「EZ BASS」
メーカー | TOONTRACK |
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価格 | ¥22,000(税込) |
体験版 | あり(体験版) |
データ量 | 5GB |
動作環境 | スタンドアロン・プラグイン |
収録ベース | エレキベース(2本) |
TOONTRACK社の「EZ BASS」 はベースフレーズを考えるのが苦手、打ち込みが上手くできないという人におすすめなベース音源です。
- サンプリングを元に作られたベース音源
- Modern(Alembicベース)、Vintage(Fender Jazz Bass)の2種類を収録
- ベースの打ち込み、構成作りが簡単
- スケールに合わせてフレーズを調整できる
- インポートしたMIDIデータに合わせたベースパターンを生成できる「Generate accompanying bass MIDI」機能
- 読み込んだオーディオサンプルに合わせてベースフレーズを自動で作ってくれる「Audio Tracker」機能
- 幅広いジャンルのMIDIベースフレーズ集がある
- 拡張パックを追加購入することで様々な機種のベース、ジャンルに対応可能(1パック€89程度)
同社のEZシリーズはソフト内でフレーズの組み立てやオーディオを取り込んでフレーズを自動生成してくれる機能、MIDIフレーズ集など打ち込みが苦手な人に優しい機能が充実しています。
アーティキュレーションもしっかり備わっているので、MIDIフレーズ集を活用すれば簡単にベーシストのようなベーストラックが作れます。
EZ BASSには「EBX SOUND EXPANSIONS」という拡張音源があります。
- Classic Rock EBX:クラシックロック系
- Fretless EBX:フレットレスベース
- Gospel EBX:ゴスペル・バラード系
- Metal EBX:メタル・ハードロック系
- Upright EBX :ウッドベース
など、現在14種類がラインナップされており、これらを導入することでさらに幅広いジャンルに対応できます。
- SONICWIRE
- プラグインフォックス
- Amazon
- 楽天市場
- サウンドハウス
- Rock oN NET eStore
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【4】AMPLE SOUND社「AMPLE BASS」シリーズ
メーカー | AMPLE SOUND |
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価格 | $119 ~ 149 / 約¥19,500(税込)〜¥24,500(税込) |
無料版 | 有り(Ample Bass P Lite) |
データ量 | 3.6GB~7.5 GB(機種によって異なる) |
動作環境 | スタンドアロン・プラグイン |
収録ベース | エレキベース・アコースティックベース・アップライトベース※各製品別に収録 |
AMPLE SOUND社はAMPLE GUITAR、AMPLE BASSを筆頭に様々な弦楽器音源をリリースしているメーカーです。
「AMPLE BASS」はEZ BASSと同様に打ち込みやすさ、音作りのしやすさに力を入れていて、DTMer初心者にも使いやすいベース音源です。
- サンプリングベースの音源。
- 機種ごとの単品製品
- 生ベースのニュアンスを再現する弦のビビり、最適なフレットポジションの選択、アタックから発音までのタイミングの調整ができる機能が充実
- 短いベースのリフを作成する「Riffer」機能、収録、リフプリセット約500種類を収録
- ビンテージアンプをモデリングしたアンプ3種・4種類のキャビネット収録
- 4種類のFX(EQ・Compressor・Echo・IR Reverb)収録
AMPLE BASSはエレキベースの他にアコギベースやウッドベースもリリースされています。各音源を単体で購入もできますし、複数のベースがセットになったお得なバンドルでも購入できます。
- AMPLE BASS YINYANG III(約¥19,500 税込):「Fodera Yin Yang Standard」をサンプリング
- AMPLE METAL RAY5 III(¥19,500 税込):「MUSICMAN Classic Stingray5」(5弦ベース)をサンプリング
- AMPLE BASS J III(¥19,500 税込):「FENDER JAZZ BASS」の指弾きサウンドをサンプリング
- AMPLE BASS P III(¥19,500 税込):「FENDER PRECISION BASS」をサンプリング
- AMPLE BASS UPRIGHT III(¥24,500 税込):アップライトベースをサンプリング
- AMPLE BASS ACOUSTIC III(¥19,500 税込):「Guild B-54 CE」(アコースティックベース)をサンプリング
- AMPLE BASS JF III(¥19,500 税込):Fender Custom Shop「Jaco Pastorius Relic Jazz Bass」(フレットレス・ベース)をサンプリング
- SONICWIRE
- Amazon
- 楽天市場
- Rock oN eStore
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- SONIC WIRE
- Amazon
- 楽天市場
- Rock on Line eStore
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【5】PROMINY社「SR5 Rock Bass 2」
メーカー | PROMINY |
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価格 | ¥16,390(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 26GB |
動作環境 | Native Instruments社Kontakt・Kontakt Player |
収録ベース | エレキベース(1本) |
「SR5 Rock Bass 2」は MusicManのStingRayをサンプリングしたベース音源です。PROMINY社の音源はリアルなサウンドに定評があります。
収録されているサンプリングデータは単体のベース音源(Trilianは複数のベースを収録)としてはトップの26GBと膨大。
このデータ量がすべてStingRayのみで構成されているので表現力、音のリアルさもトップクラスです。
- Native InstrumentsのKontaktで使うベース音源
- データ量26GB、21,700サンプルを収録は単体ベース音源ではトップ
- 本物のダウンチューニングサンプル収録
- DIでレコーディングされたクリーンなベースを収録
- ストローク自動検出でピッキングが自然
- モダンロック・ヘヴィサウンドで使うベースとしてイチオシ
レガートスライド、ピッキング後のビビりやハンマリングの強さでフレットに当たる音まで収録するなどソロで鳴らしてもリアルなベース音源です。
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- サウンドハウス
- Rock oN NET eStore
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【6】VIR2社「BASiS」
メーカー | VIR2 |
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価格 | $99.95/ ¥16,335(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 7GB |
動作環境 | Native Instruments社Kontakt・Kontakt Player |
収録ベース | エレキベース・アップライトベース・フレットレスベース |
VIR2社はアコギ音源の「ACOU6TICS」、ギター音源の「ELECTRI6ITY」、ブラス音源の「MOJO 2: HORN SECTION」といったサンプリング音源をリリースしています。どれも生楽器音源では人気が高いです。
「BASiS」の特徴は下記の通り。
- Native InstrumentsのKontaktで使うベース音源
- エレキベース、アップライトベース、フレットレスベース、シンセベースまで収録
- ジャズベース、リッケンバッカー、ミュージックマン、モータウンベース、ゴスペルベース、Jacoベース、Maccaのホフナーといったベースから収録したサウンドを収録
- シンセカテゴリーは100種類以上のパッチを収録
- エレキベースはDI、アンプサウンドを収録していて2つをブレンドして音作りができる
- ピッキングノイズ、フレットノイズの音量調整ができる
- エフェクト(オクターバー・コンプレッサー・サチュレーション・ローファイ・ディストーション・リミッター・フェイザー・フランジャー・コーラス・リバーブ・ディレイ)収録
リアルさに加えて柔軟な音作りが可能。コシのあるベースプレイが再現でき、価格も控えめなベース音源です。
【7】IMPACT SOUNDWORKS社「SHREDDAGE 3 PRECISION」
メーカー | IMPACT SOUNDWORKS |
価格 | $99(約14,707円 税込) |
体験版 | あり |
データ量 | 3.07GB |
動作環境 | Native Instruments社Kontakt・Kontakt Player |
収録ベース | エレキベース(5弦) |
SHREDDAGE 3 PRECISIONは、エレキベースを多数リリースしているImpact Soundworks社のベース音源です。
Impact Soundworksにはいくつかのベース音源がありますが、この中でも幅広いジャンルで活躍してくれるモデルとなっています。
- アメリカ製プレシジョンの5弦(フラットワウンド弦)ベースをサンプリング
- ピック弾き、指弾き、スラップ奏法を収録
- アーティキュレーション・マッピング機能「TACT2」で演奏操作がしやすい
- 30種類以上のエフェクトを収録(アンプ&キャビネット・コンプ・ディストーション・EQ・コーラスなど)
- ビブラート、スピード、ピッチ幅の調整もできる
- 演奏ジャンルに特化した28種類のプリセットが便利
- リリースノイズなどリアリティを加える各種ノイズも収録
という内容で、様々な機能を搭載した単体の5弦ベースです。
SR5 Rock Bass 2と同様に単体の5弦ベース音源です。一つの楽器に特化しているので、複数のベースを収録しているよりも5弦プレベの良さをしっかり収録しています。
>> 公式サイトへ
【8】Fujiya Instruments社「Organic Bass」
メーカー | Fujiya Instruments |
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価格 | $129+税(ピック・指弾き・スラップ)・$249+税(Organic Bass Suite) |
体験版 | 無し |
データ量 | 4.1GB(ピック)・5.9GB(指弾き)・2.7GB(スラップ)・8.8GB(Organic Bass Suite) |
動作環境 | Native Instruments社Kontakt ※Kontakt Player非対応 |
収録ベース | エレキベース |
Organic Bassは国産メーカーFujiya Instruments社が販売しているハイエンドベースをサンプリングした音源です。
- Native InstrumentsのKontakt専用のベース音源
- 高音質で快適な操作性、リアリティにこだわった生々しいベース音源
- 弦のチューニングやアーティキュレーションがトップ画面に集約されていてわかりやすい
- 弾く弦を自動的に選択、弦の指定両方が可能
- スライド、ハンマリング、プリングをピアノロールでの打ち込みで揚言できる
- スライドは1フレットから12フレットまでの音程を収録
- ピックベース音源はダウン、アップ、オルタネイトを選択可能
- 自然なリリースが表現できるONE SHOTボタン搭載
- ブラッシング、ビブラート、ハンドノイズ収録
Organic Bassはピック弾き、指弾き、スラップの3種類の製品に加えて3種類の製品をまとめたOrganic Bass Suiteの4種類が販売されています。
- Organic Picked Bass ($89):ピック弾き
- Organic Fingered Bass($89):指弾き
- Organic Slapped Bass($89):スラップ
- Organic Bass Suite($189):Picked・Fingered・Slappedの3製品を収録したバンドル
シンプルな操作性とリアルなベースサウンドに定評があります。生々しいサウンドとパワフルさも兼ね備えているので、ポップス、ロック、ジャズ、ファンクなど幅広いジャンルで使えます。
>> 公式サイトへ
【9】Impact Soundworks社「Shreddage 3 Fretless」
メーカー | Impact Soundworks |
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価格 | $129(日本円価格¥19,162 税込) |
無料版 | なし |
データ量 | 6GB |
動作環境 | Native Instruments社Kontakt ※Kontakt Player非対応 |
収録ベース | エレキベース |
「Shreddage Bass 3」は、フレットレスベース「Ibanez SRF705」を使用してサンプリングされたベース音源で、ジャズやフュージョンなどの楽曲ジャンルにおすすめです。
- Native InstrumentsのKONTAKT PLAYER 6.7以上(無料版)で使用可能
- クリーンなDIと実機アンプを経由して、3チャンネル+2本のマイクでサンプリング
- フレットレスベースならではの滑らかなトーンを再現
- ハンマリング音、プルオフのレガート、ネックスライド収録
- ラウンドロビン収録で同音連打もスムーズに再現
- 複数のパフォーマンススタイルから選択可能
- ダイナミクス、イコライザー、コンプ、リミッター、アンプなど30種類のエフェクト搭載
Shreddage Bass 3シリーズには、この他にも先の項目でご紹介したプレベバージョンに加え、とハードな曲に対応できる6弦ベースなどもあり、こちらもおすすめです。
- Shreddage Bass: Picked Edition ($59):ピック弾き
- Shreddage 3 Abyss($99):6弦ベース
- Shreddage 3 Precision($99):プレシジョンベース
- Shreddage 3 Precision Free(無料):無料版
ジャコ・パストリアスのような超絶プレイを再現したいときや、ベースがリードフレーズを執るような楽曲で、メロディを心地よく演奏できるのでおすすめです!
【10】Native Instruments社「SCARBEE BASS」
メーカー | Native Instruments |
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価格 | 単体¥9,900(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 2.9GB〜 |
動作環境 | Native Instruments社Kontakt・Kontakt Player |
収録ベース | エレキベース |
「SCARBEE BASS」シリーズ はNative Instruments社からリリースされているベース音源です。単品販売に加え、同社の音源バンドルKOMPLETEシリーズにも収録されています。
現在のラインナップは、
- SCARBEE RICKENBACKER BASS:Rickenbacker® 4003をサンプリング
- SCARBEE MM BASS:Bernard Edwardsサウンドにインスパイアされた70年代ベース
- SCARBEE PRE-BASS:フェンダープレシジョンベースをサンプリング
- SCARBEE JAY-BASS:70年代ジャズベース
といった種類がリリースされています。KOMPLETE14を購入すれば全て収録されているので、全て単品で購入するよりもお得です。
アーティキュレーションは、
- スラップ、フィンガー、ピックといった演奏スタイル
- ピアノロールでレガートを重ねるだけでハンマリング、プリングオフが表現できる
- 6000個以上のサンプルで各弦すべて収録
- フレーズにマッチした弦を自動で選択
- ベロシティの強さでスライドのスピードが変えられるスライドモード
など充実しています。
SCARBEE BASSはKOMPLETEシリーズを持っている人なら誰でも触れたことのある定番のベース音源です。音は素直なサウンドなので使いやすく、スライドやハンマリング系も打ち込みやすいです。
ただオルタネイトピッキングなど同音連打は若干の不自然さがあるので、ピック弾きのロック系を作りたい人は別のベース音源がおすすめです。
>> 公式サイトへ
【11】AMPLE SOUND社「AMPLE BASS ACOUSTIC III」
メーカー | AMPLE SOUND |
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価格 | ¥14,498(税込) |
体験版 | 無し |
動作環境 | スタンドアロン・プラグイン |
収録ベース | アコースティックベース |
「AMPLE BASS ACOUSTIC III」は、音質の良さと使いやすさに定評があるAMPLE SOUNDならではのアコースティックベース音源です。です。
- アコースティックベースのGuild B-54 CEをサンプリングした音源
- マイクとDIそれぞれ独立したサウンドをミックスできる
- 各弦1音下げチューニングに対応
- サスティン・パームミュート、ナチュラルハーモニクス、スライド、ハンマリングなど充実したアーティキュレーションを収録
- ピッキングに強弱付けるランダム化機能搭載
- フレットノイズやリリースノイズ、弦のビビりも適所で再現できる
ナチュラルなベースサウンドに加えてマイクでレコーディングされた音をミックスできるので音作りの幅も意外に広いのでおすすめ。幅広いジャンルの楽曲を制作する方は持っておいて損はありません!
- SONIC WIRE
- 楽天市場
- Rock on Line eStore
上記の「Amazon・楽天市場での参考価格」よりも安く買える場合があります。各ショップリンク先で最新価格をご確認ください。
【12】PREMIER SOUNDFACTORY社「ACOUSTIC BASS PREMIER G」
メーカー | PREMIER SOUNDFACTORY |
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価格 | 単体¥8,690(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 1.85GB |
動作環境 | Native Instruments社Kontakt※Kontakt Player非対応 |
収録ベース | アップライト・ウッドベース |
「ACOUSTIC BASS PREMIER G」はジャズやボサノバ、アコースティックサウンドにぴったりなアップライトベースを収録した音源です。
- Native InstrumentsのKontakt専用のベース音源
- 弓弾きも収録
- ソリッド・ベーシックスタイル、ビンテージ・Jazzスタイル、モダン・Jazzスタイルの3本のマイクバリエーション収録
- スライド、グリス、タッチノイズ、フレットノイズ収録
- モジュレーションホイールでビブラートを鳴らせる(ビブラート量はノブで設定可能)
- サンプリングリバーブ収録
ウッドベースに特化した音源なので、ジャズやアンプラグド系の曲で活躍してくれます。アップライト系のベース音源もメーカーによってキャラがかなり異なるので、複数所有して楽曲や曲調によって使い分けるのがおすすめです^^
>> 公式サイトへ
【13】Acoustic Samples社「AkousKontr」
メーカー | Acoustic Samples |
価格 | €59(国内ショップ ¥9,380(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 34GB |
動作環境 | UVI社が無償で提供しているUVI WorkStation |
収録ベース | アップライトベース |
Acoustic Samples社の「AkousKontr」 はシンプルな操作性とリアルなアコースティックベースのサウンドを収録したベース音源です。
- UVI社が無償で提供しているUVI WorkStationで使うベース音源
- パラメーターがわかりやすい
- 自然な演奏とリアルな響きを再現してくれるマルチベロシティに対応、サスティンサウンドはラウンドロビンごとに5、リリースは13ベロシティを収録
- マルチマイクコントロール
- ハンマリングやスライドを含む自動レガート処理機能
- ラウンドロビン、リリース、スタッカート、ミュート、スライド、ハンマーオン、ハーモニクス、ゴーストノート、弦ヒットなどのサンプルを収録
- ベース本体を叩いたパーカッションサンプル収録モジュレーションホイール操作でビブラートが鳴らせる
AkousKontrは加工されたアコースティック感ではなく、楽器本来の空気感を重視したクリアなサウンドが特徴です。
【14】UJAM社「VIRTUAL BASSIST – DANDY」
メーカー | UJAM |
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価格 | $129(国内ショップ 21,100円 税込) |
体験版 | あり |
データ量 | 約7 GB |
動作環境 | スタンドアロン / プラグイン |
収録ベース | エレキベース |
「Virtual Bassist DANDY」は、製品名の通り落ち着いた印象のサウンドのベース音源です。
歌や他の楽器を生かす無駄のないサウンドで、過度な主張をしないのが魅力。UJAMならではの扱いやすさもあり、初心者でも使いこなせるシンプルさも魅力です。
- 30種類のサウンドスタイル、フレーズ990種類、100種類のプリセットを収録
- フラットワウンド弦によるヴィンテージサウンドのベース音源
- 15種類のFinisherマルチエフェクトモードを搭載
- SOUL、POPS、BLUES、ROCKなどにおすすめ
メロウなジャズやブルース、バラードにもあります。芯とコシがあるサウンドに加え、多くのプリセットでバリエーション豊かなサウンドを再現してくれます!
>> 販売ページ
おすすめのベース音源まとめ
冒頭でも触れましたが、ベース音源選びは、
- スタンドアロンかKontakt専用音源か
- ベースの収録モデルが単体か複数のモデルを収録しているか
- エレキベース以外も必要か
- 打ち込みしやすいか
- 所有しているパソコンのストレージ容量に収まるか
という点を改めてチェックして、目的に合った音源を選びましょう。
現時点では、
- IK Multimedia社「MODO BASS 2」:収録モデルの種類が豊富・奏法やセッティングによる表現力が高い
- Spectrasonics社「Trilian」:エレキ&アプライト&シンセベースサウンドの宝庫
- Toontrack社「EZbass」:初心者にも使いやすい機能が満載
この3つの音源が特におすすめです。
ひとつのベース音源を使いこなして表現力を極める人もいますが、楽曲によって複数のベース音源からチョイスして使う作曲家も少なくありません。
まずはファーストチョイスでどれかのベース音源を選んで使い始めてみてください。
ベースは楽曲を支える重要なパートです。
リアルかつ使いやすいベース音源を手に入れて、楽曲のクオリティアップを目指しましょう!
>> IK Multimedia社「MODO BASS 2」
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