Orra Audio「Orra Key」は、楽曲ファイルやループサンプルのキーを解析し、キーに基づくコードを表示&MIDIで出力できるキー解析プラグインです。
マスターチャンネルなど解析したいトラックに挿入して再生すると、入力された音声から楽曲のキーを推定。
楽曲のキーに基づくコードが表示され、DAWへドラッグ&ドロップすることも可能です。
リファレンス曲やサンプルのキーを確認したいときや、そのキーに基づくコードのアイデアを探したいときに活躍してくれます。
「Orra Key」は無料プラグインとしてリリースされたのでぜひチェックしてみてください。
ダウンロードの詳細はこちらから▽
Orra Keyの特徴
- 2ミックスの楽曲ファイルやループサンプルのサウンドを解析し、曲のキーを推測・解析できるプラグイン
- コードの種類、ボイシング、小節数などを指定してMIDIデータをDAWへドラッグ&ドロップが可能
- サンプルを楽曲のキーに合わせるための移調量を表示し、移調後のキーに対応するコードも確認可能
「Orra Key」を使用する際は、オーディオトラックや音源のトラックにエフェクトプラグインとして立ち上げます。
リファレンス曲のキーを解析する場合は、その曲を再生するオーディオトラックに挿入し、ミックス全体のキーを確認したい場合は、マスターに挿入します。
まず「Orra Key」を起動し、GUI上部のLISTENをONにした状態でトラックを再生します▽

音声を再生すると、全24種類のメジャー/マイナーキーから入力された音に最も合うキーを数秒で推定していきます。
検出結果には楽曲のキーに加え、キーのスケールから作られる7つのコードと響きに変化を加える4つの借用コードが表示されます▽

GUI左上のセクションには検出されたキーが数秒で表示され、LISTENがONの間は解析が続きます。
別のキー候補が「ALSO LIKELY」の欄に表示され、候補をクリックすると手動選択モードに切り替わります▽(GUI上部のAUTOをクリックすると、解析で検出したキーの表示に戻ります)

「MATCH」の項目は、推定したスケールの確信度を確認できるメーターで、数値が高いほど推定したスケールの確信度が高いことを示します。表示される数値は、同じスケール構成音を持つメジャー/マイナーの平行調をまとめて評価したものです▽

コードパッドでコードの試聴が可能
GUI中段に表示される各コードパッドをクリックするとエレクトリックピアノ音で試聴でき、DAWのインストゥルメントトラックへドラッグするとMIDIクリップとして配置できます▽

また、表示されるコードは検出したキーに基づく制作用の候補であり、原音のコード進行を自動で採譜する機能ではありません。
コードのボイシングやMIDIクリップの長さを調整してエクスポート可能

表示されたコードをエクスポートする際、コードを三和音、7th、9thにして出力したり、MIDIクリップの小節数やボイシングのスタイル(Close、Smooth、Open、+ Bass)を指定できます。
「Close」はルート音から積み上げた基本形、「Smooth」は選択した音域の中央付近に収まる転回形、「Open」は構成音の間隔を広げた配置、「+ Bass」はCloseに1オクターブ下のルート音を追加した配置です。
解析した楽曲をもとに表示された複数のコードを使用し、作曲時のコード進行の土台を構築する際にも活躍してくれます。
エクスポートする際は、各コードパッドをクリックし、DAWのタイムライン上にドラッグ&ドロップすることでエクスポートすることが可能です。
Key Wheelでキー同士の関係を確認可能

GUI上部中央のkey wheelは、キー同士の関係を確認したり、任意のキーを選んでコード候補を表示する機能です。
ホイールの外側に12種類のメジャーキー、内側に12種類のマイナーキーが配置されており、検出したキーや音楽的に近いキーを視覚的に確認できます。
検出されたキー以外のキーを選択するとコード候補と移調ガイドの表示が切り替わり、検出結果を手動で変更することが可能です。
Transpose & MATCH TO機能

GUI最下部のTransposeセクションは、例えばループサンプルを解析し、そのサンプルのキーを、使用先の楽曲のキーに合わせるために「何半音移調する必要があるか?(ピッチ合わせ)」ということを確認できるセクションです。
検出されたキーはトランスポーズセクションにも表示され、中央の「AS IS」に表示されます。
作成する楽曲のキーを右側のメニューから選択すると、サンプルのキーをどの程度調整すべきか(マイナスまたはプラスで表示)を確認することが可能。
サンプルをDAWに配置して表示された移調量の分だけピッチを合わせることで、サンプルを楽曲のキーにフィットさせて使用できるようになります。
また、実際のピッチ変更はDAWやサンプラー側で行います。Orra Key自体は音声のピッチ変更に対応していません。
以上が「Orra Key」の基本的な機能です。
楽曲のキーを解析したいときだけでなく、作曲時にコードのアイデアを得るためにも活躍してくれるのでぜひチェックしてみてください。
仕様・プラグイン動作条件
macOS:10.13以降/Apple Silicon・Intel対応/VST3・AU・AAX
Windows:Windows 10以降/64bit/VST3・AAX
ダウンロードページ
Orra Audio公式サイトで無料取得できます。取得の際は、メールアドレスの入力が必要です。
現在のところ、期間制限なく無料公開中です。
Orra Audio製品 関連記事


















