「SkyDust 3D」は、プラグインメーカーSound Particles社が「世界初の空間シンセサイザープラグイン」としてリリースされたシンセインストゥルメントです。
最大8つのオシレーターで生成したサウンドを個別で自在に動かし、変化させられる3Dコントロールが可能。
パンニングとは異なり、「音が360°回る」「後ろから音が聞こえる」といった立体音響のサウンドをSkyDust 3D内で生成できるのが大きな特徴です。
また、通常のステレオ出力だけでなく、5.1chなどのマルチチャンネル出力に対応。
DAWによるサラウンドミックスとは違い、インストゥルメント内で3Dサウンドを作れるという先進的な試みが注目のシンセインストゥルメントです。
没入感のある音響環境を手軽に表現したいという方は要チェック。SkyDust 3D/SkyDust ステレオのレビューも掲載しています!
SkyDustのセール情報
●Sound Particles SkyDust Stereo Synth Month Sale
【セール期間】2024年9月2日〜9月16日まで(日本時間9月17日夕方頃まで)
【開催ショップ】プラグインブティック
【セール内容】「SkyDust Stereo」、「SkyDust 3D」が35%オフ!
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(ステレオバージョン収録※ステレオおよびバイノーラル出力のみが可能)
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SkyDust 3D
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※日本円価格は為替変動の影響により、掲載時と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
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SkyDustの特徴
- サラウンド空間演出に使用できるマルチチャンネル出力に対応した空間系シンセサイザー
- 最大8ボイスのオシレーターを装備
- 音作りは内蔵されているオシレーターによる発振で音を生成する
- オシレーターによる音の生成なので、PCM音源のように生楽器のような音は収録されていない
- 各オシレーターごとにフィルターやエンベロープ、FM変調、アルペジエーターが設定できるのでシンプルな音から複雑な音まで作れる
- Intiのベーシックなテンプレートのプリセットもあるので1から音作りもできる
- 波形プリセットやフィルターなど各機能にそれぞれプリセットが用意されているので直感的に切り替えても音作りができる
- ランダマイズ機能があるので、プリセットサウンドをさらにアレンジしたり新しい音を生成することもできる
- オシレーターを使って音作りをするので、1から作るには波形の特徴を知っておくと、よりイメージに近づきやすい
- SkyDust 3DとSkyDust Stereoバージョンがある(SkyDust 3Dにはステレオバージョンも含まれる)
一般的なシンセと同様に波形を元に音作りをするので、派手な動きや複雑な動き、個性的な音だけでなく、シンプルな音とフレーズを動かすなど、通常の曲の中で隠し味的なサウンドデザインにも対応できます。
8チャンネルのオシレーターを備えたシンセプラグインに立体音響デザイン機能が加わったインストゥルメントというのが「SkyDust 3D」の特徴です。
- サラウンドミックスを必要とせず、手軽に立体音響を鳴らしたい
- 劇伴やBGM制作で3Dのシンセサウンドを鳴らしたい
- 没入感のあるサウンドデザインを作りたい
- 先鋭的なサウンドデザインに興味がある
- 5.1ch対応のライブイベントなどでリアルタイムにシンセのサラウンドを鳴らしたい
- ゲーム制作や映像の音効でユニークなサウンドデザインをしたい
主な機能
公式による機能詳細 ※タップすると開きます。
- Midi Indicator(ミディインジケーター)
- ピッチベンド、モジュレーションホイール、サステインペダルインジケーターを備えたバーチャルキーボード搭載
- Zoom UI (サイズ変更可能なウィンドウ)
- 1ボイスあたり40のEG(8つのゲインEG、8つのピッチEG、8つのフィルターEG、8つの空間EG、8 つのエクストラEGを搭載
- ボイスごとに40 個のLFO:8個のゲインLFO、8個のピッチLFO、8個のフィルター LFO、8個の空間LFO、8個の追加LFOを搭載
- 8オペレーターによるFM変調(位相変調)
- カスタムFM接続用のFMマトリックス
- オペレーターごとに 4つのFMパラメーター:比率 (または固定周波数)、デチューン、変調ゲイン、フィードバック機能
- FMダイアグラムを視覚化するのに役立つFMビュー搭載
- バイノーラル:5つのHRTFデータセット、100を超えるHRTFプロファイルを内蔵
- SOFAファイル (パーソナライズされた HRTF) のサポート
- 6 次までのAmbisonics をサポート(SkyDust 3D のみ)
- サポートマルチチャンネル: LRC、LRCS、Quad、4.0、5.0、5.1、6.1、7.0、7.1、9.0、9.1、5.0.2、5.1.2、5.0.4、5.1.4、7.0.2、7.1.2、7.1 .4、7.0.6、7.1.6、9.1.2、9.1.4、9.1.6、9.0.8、9.1.8、11.1.8、オーロ 11.1、オーロ 13.1、IMAX 12.0、22.2
- ステレオのサポート:ステレオ、ステレオ (VBAP)、ステレオ (MS)、ステレオ
- バイノーラル (ヘッドフォンでの 3D サウンド) のサポート – 2つのXY パッド、軸ごとにカスタム パラメーターを使用
- XYパッドでのスナップ時間付きのスナップ機能
- FX:ディレイ、リバーブ、ビットクラッシャー、ディストーション、EQ(3バンド)、パラメトリックEQ(1バンド)
- FXプリセットとサブプリセット・ドライ/ウェットコントロール・FXスロット間のメーター
- デプス、レート、フェーズ、ディレイを備えたLFO
- LFOをホスト (テンポ) と同期する機能
- グローバル LFO (すべての LFO が互いに同期)
- 11個のMOVEMENT MODIFILERS:ランダム回転、振動、フローティング、ランダム ターゲット、回転、上へ移動、位置へ移動、左へ移動、前方へ移動、後方へ移動、右へ移動
- 複数のタイプを持つ EG: AR、ADR、ADSR、AHDSR、DAHDSR
- グローバルオクターブ、トランスポーズ、デチューン
- 複数のパラメータとカスタム カーブをサポートする 4つのマクロ
- 複数の 3D ビュー:360 ビュー、背面ビュー、上面ビュー、全球ビュー、SkyDust ビュー
メインボリュームとメインメーター - オシレーター (ボリューム、ミュート、ソロ、メーター)、4 FX ドライ/ウェットおよびメイン ボリューム (およびミュート) の独立したコントロールを備えたミキサー パネル
- 「Mono」または「Legato」モードのオプションのモノフォニック動作、および可変グライド時間
複数のポイント エディターとカーブ調整を備えたカーブ エディター、またはノブ (深さ、最小、中、最大) を使用 - 送信元または送信先でマトリックス エントリをフィルタリングする機能
- マトリックスのサブプリセット
- 追加の 8 つの EG と 8 つの LFO、複数のパラメーターと関連するカーブ エディターを制御可能
追加の EG/LFO のサブプリセット - 7 パターンのアルペジエーターと、オクターブを追加する機能 (-2 から + 2 まで)
- アルペジエーターをホスト (テンポ) と同期する機能
- 最大 128 ステップと複数のパラメーターを備えた最新のシーケンサー
- 簡単なノート入力のためのシーケンサーステップごとのキーボードエディター
- ポリフォニック シーケンサー (シーケンサーステップごとに複数のノートをサポート)
- シーケンサーステップごとの 3D パンニング
- ステップ値を使用して、シーケンサーに任意のパラメーターを追加する機能
- スケールを強制することにより、メジャー/マイナー シーケンスに適応する機能を備えたインテリジェント シーケンサー
- オシレータによる初期3D位置
- 各ノートでわずかにランダムな位置を取得するための可変オシレーター
- オシレータによるグローバルな空間設定または独立した空間設定
- 時間の経過とともに複数の位置を定義するための 3D位置エンベロープジェネレーター
- 方位角と仰角の深さが独立した3DLFO
- オシレーターごとに専用のピッチEGとLFOを搭載
- ピッチの収束/発散などのピッチ効果のためのランダムなピッチ値
- フィルターのキーボードとMIDIベロシティーのマッピング
- 特定のサブモジュールをロックする機能を備えたランダムなプリセット
- パラメータにコントロールをアタッチするためのMIDI Learnコントロールまたは手動割り当て
バンク (ファクトリー/ユーザー)、アーティスト、タイプ (パッドなど) でプリセットをフィルタリングする機能 - パラメータの上にマウスを置くとアクティブになるツールチップ
SkyDust 3Dをレビュー
ここからは「SkyDust 3D」を実際に使用して感じたことをレビューしていきます。
シンプルにまとめられた操作画面で使いやすい
SkyDust 3Dは豊富な機能とエディットが可能なシンセインストゥルメントですが、操作画面がシンプルにまとめられているので、初見でも直感的に操作できるのが好印象です。
サラウンド生成ができるシンセインストゥルメントということで、難しそうなイメージもありましたが、それぞれの機能がページ別に分けられており、エディットしたい項目を一つのページ内容で調整できました。
メイン画面の中で主に使用したり、チェックする場所は、
- サウンドエディットを行う各機能を表示させるタブ
- プリセット選択を行う場所
- 3Dデザインなど音の動きを表示する3Dパレット
以上の3つです。
基本的には①の各機能ページでサウンドデザインを進めていきます。
音作りをするサウンドエディットの各機能がこちらです。
オシレーター
SkyDustは最大8つのオシレーターが備わっています。
各オシレーターごとに波形をロードして基本となる音を決定します。
内蔵されている波形はサイン波やスクエア波などベーシックな波形にの他にいくつかのバリエーションを持った波形、さらにノイズ波形が収録されています。
Sine、Square、Triangle、Saw、Sine 2、Full Rectified Sine、Half Rectified Sine、Half Rectified Sine 2、Sine + Silence、Sine 2 + Silence、Double Half Sine + Silence、Double Half Sine 2 + Silenc、White Noise、Pink Noise、Brown Noise、Binary Noise
オシレーターはボリューム、ミュート、ソロ、メーター、4 FX ドライ/ウェット、メインボリューム (ミュート機能有り) の独立したコントロールを備えた全体の調整を行うSUMMARYタブの他に、個別で音階やADSRの調整も可能。
3Dデザインをしなくても最大8オシレーターのシンセとしても機能します。
ポリフォニック、モノフォニックに対応。モノフォニックでは「Mono」と「Legato」のどちらかを選択して好みのグライド・タイムが調整できます。
SPATIAL
SPATIALはSkyDustでのサウンドデザインのメインとも言える機能です。
エンベロープエディットでサウンドの動きを調整する「EG(Envelope Generator)」と、3Dパレットをチェックしながら直感的に音の動きを調整する「MOVEMENT MODIFILERS」を使ってエディットできます。
「EG」、「MOVEMENT MODIFILERS」どちらも各オシレーターごとに調整できるので、各オシレーターごとに異なる動きを加えられます。
MOVEMENT MODIFILERSではサウンドの動きを決める際にも、動きがイメージできるアイコンを選択することで動きをコントロールできます。
ランダム回転、振動、フローティング、ランダム ターゲット、回転、上へ移動、位置へ移動、左へ移動、前方へ移動、後方へ移動、右へ移動
フィルター
SkyDustには減算合成のフィルターを搭載。フィルターディスプレイに加えて、EGとLFOも用意されています。
ピッチエフェクト
ピッチエフェクトは各オシレーターに対して音階に動きを付けられる機能です。
スムーズなビブラートから個性的なピッチバリエーションまでコントロール可能。
EGでピッチ変化のスタート、アタック、ディケイ、サスティン、リリースを調整することで、サウンドに変化が加えられます。さらにLFOによるモジュレーション的なピッチ変化も加えられます。
FM(FREQUENCY MODULATION)
FM(FREQUENCY MODULATION)シンセシスも搭載されているので、様々なFM変調が簡単にデザイン可能。8オペレーターによるFM変調(位相変調)
カスタムFMマトリックスでは、
- オペレーターごとに 4つのFMパラメーター:比率 (または固定周波数)、デチューン、変調ゲイン、フィードバック調整機能
- FMダイアグラムを視覚化するのに役立つFMビュー搭載
以上のような機能を備えており、ピュアなオシレーターサウンドを金属的なサウンドなど様々な質感に変化させることができます。
アルペジエーター機能
7つのアルペジエーターモードを搭載。アルペジエーターは各オシレーターではなく、サウンド全体に適用されます。
さらにシーケンサーモードも搭載しており、モノラル、ポリフォニック両方に対応したシーケンスサウンドが作れます。
さらにシーケンスでは、各ステップごとに3D空間でのパンニングが設定できます。
FX
SkyDustはディレイ、リバーブ、ビットクラッシャー、ディストーション、EQ(3バンド)、パラメトリックEQ(1バンド)といったエフェクトを搭載。4つのスロットにFXを割り当てて使用します。
マトリックス
マトリックスページでは、ピッチベンドやレゾナンス用のLFOなど様々なパラメーターをアサイン可能なマクロ設定ができます。
マクロは最大4つが利用でき、複数のパラメーターを一度に制御することもできます。
直感的な3Dサウンド・デザインができる
SkyDust 3Dは操作画面がシンプルにまとめられているので、直感的な操作が可能。
下記に、実際に内蔵されているシンプルなSine波のみが立ち上がっているプリセット「Inti(Basic Sine)」からサウンドエディットを行い、3Dで音を動かすまでを紹介したテストプレイ動画を用意しました。
【1からサウンドエディットをしている動画】
音作りは一般的なシンセの構造を理解していればわかりやすい設計だと感じるはず。
サウンドデザインを行うSPATIALも視覚的にコントロールできるので、慣れてくればさらにイメージした音のレイアウトや動きをスムーズに作れると感じました!
豊富なプリセットで音作りをサポート
SkyDustには音作りが苦手な人でもすぐにサラウンド体験をしながらサウンドをコントロールできるプリセットが豊富に用意されています。
メイン画面では簡単にプリセット切り替えができるプリセット選択パネルが配置されていて、クリックするだけでプリセットがロードされます。
また、お気に入りのプリセット素早く見つけられるフィルター機能も備わっており、サウンドはカテゴリやプリセット製作者などでフィルタリング可能です。
プリセットのサウンドカテゴリがこちら▼
ALL・Strings・Other・Keys・World・Pads ・Brass・Sequence・Bass・Lead・Vocals・Guitars ・Organs・Percussion・Sfx・Woods・Template
下記にSkyDustに内蔵されているファクトリープリセットのテストプレイ動画を用意しました。
内蔵されているファクトリープリセットはSkyDust 3D、SkyDust STEROの2つのバージョンとも同じです。サウンドの鳴り方などの参考にしてみてください。
【SkyDust 3Dに内蔵されているファクトリープリセットを収録した動画】
【SkyDust Stereoに内蔵されているファクトリープリセットを収録した動画】
メインプリセット以外にもサブプリセットが豊富
SkyDustにはメインとなるファクトリープリセットに加えて、サブプリセット(オシレーターやフィルターなどの各機能別にプリセットの保存・ロードしてエディット可能)を搭載。
サブプリセットを切り替えるだけでサウンドが一気に変化
SkyDustは、搭載されているオシレーターやFM、フィルターなどの機能にすべて個別でプリセットが用意されており、これらを切り替えるだけでも様々なサウンドデザインが可能です。
ファクトリープリセットを読み込んでから、各機能のプリセットを切り替えてサウンドエディットをした動画がこちらです。
【プリセットエディット動画】
ランダマイズ機能でサウンドをさらに変化させられる
SkyDustにはサイコロボタンでサウンドパラメーターをランダム生成できるランダマイズ機能が備わっています。
ランダマイズ機能を活用することで、サウンドを一気に変化させることができます。
こちらにランダマイズ機能を使ったテストプレイ動画を用意しました。
【ランダマイズ機能を使ったテストプレイ動画】
ランダマイズされたサウンドで気に入ったパラメーターをロックできるので、一部をロックしながら切り替えて別のプリセットを読み込んで適用することもできます。
最大6次のAmbisonicsをサポート(SkyDust 3Dのみ)
SkyDust 3DにはAmbisonicsという360°球体の音場で録音と再生が可能なイマーシブ3Dオーディオのフォーマットの一種を備えています。
Ambisonicsの最大の特徴は、それぞれの音の動きや位置を球体の中に有したまま、その球体を自由に回転させることができます。この特徴によりVRコンテンツや360°動画などの音響として使われることが多い方式となっています。
Ambisonicsはスピーカーレイアウトに依存せず、チャンネルベースを含まないため、どのようなスピーカーレイアウトであっても1つのAmbisonicsフォーマットのファイルで対応することができます。
Ambisonicsをサポートすることで、立体音響が無い場合でも、ヘッドフォン環境などで仮想のサラウンド体験ができるのがSkyDustの大きな特徴でもあります。
CPU負荷について
SkyDustは複数のオシレーターにフィルターやエフェクト、ピッチ、FXなどを使って複雑に動かし、さらにUI上でも音の動きを表示させているため、プリセットによって負荷が高くなる場合があります。
筆者のPC環境(CPU:3.6 GHz 8コア Intel Core i9・メモリ:64 GB)でプリセットサウンド(Broken Harpsichord)を鳴らしたときのCPUメーター
筆者のPC環境では、一つならそこまで気にならないものの、複数立ち上げると負荷が高くなる傾向にありました。
SkyDust 3DとSkyDust Stereoについて
SkyDustには、以下の2つのバージョンが用意されています。
- SkyDust 3D(5.1ch、ステレオバージョン収録※マルチチャンネル出力に対応)
- SkyDust Stereo(ステレオバージョン収録※ステレオおよびバイノーラル出力のみが可能)
SkyDustの全機能を使って立体音響を作りたい場合は豊富なマルチチャンネル出力を備えたSkyDust 3Dを選ぶのがおすすめ。
SkyDust Stereoはステレオバージョンのみが収録されており、出力形式がステレオとバイノーラル出力のみが可能になっています。
こちらにSkyDust 3DとSkyDust Stereoで同じプリセットを再生した動画を用意しました。
同じプリセットでも再生環境によって鳴り方が違います。
ステレオバージョンでも、音を自在に動かす機能はすべて使えるので、通常の作曲で動きのあるサウンドデザインやバイノーラルのサウンドデザインをしたい人、出力形式にサラウンドが不要な人はSkyDust Stereoを選ぶのも良いでしょう。
SkyDust 3Dの出力形式
SkyDust 3Dは、5.1 から 9.1.6 までの複数のマルチチャンネル フォーマットでオーディオを出力できます。
・サポートしているマルチチャンネル
LRC、LRCS、Quad、4.0、5.0、5.1、6.1、7.0、7.1、9.0、9.1、5.0.2、5.1.2、5.0.4、5.1.4、7.0.2、7.1.2、7.1 .4、7.0.6、7.1.6、9.1.2、9.1.4、9.1.6、9.0.8、9.1.8、11.1.8、オーロ 11.1、オーロ 13.1、IMAX 12.0、22.2
・ステレオ出力
ステレオ、ステレオ (VBAP)、ステレオ (MS)、ステレオ
※SkyDust Stereoはステレオとバイノーラル出力のみ
- バイノーラル:5つのHRTFデータセット、100を超えるHRTFプロファイルを内蔵
- SOFAファイル (パーソナライズされた HRTF) のサポート
サラウンドシステムがなくても仮想3Dサウンドが楽しめる
また、サラウンド環境が無い人でも、Sound Particles のバイノーラル エンジンを使用することで、ヘッドホンで3Dサウンドが体験できます。
仕様・プラグイン動作条件
【Mac】
- macOS 10.13 以上
- AUv2、VST3、AAXネイティブ
【Windows】
- Windows 10 以上
- VST3、AAXネイティブ
【共通】
- 4コア以上のCPU
- RAM: 8 GB 以上
- 1.3GB の空きディスク容量
【インストールの流れ】
インストールはSound Particles社のサイトにアカウントを作成後、レジストレーションを行うとマイページにSkyDust 3Dが登録されます。
ダウンロードリンクからインストーラーをダウンロードし、インストールをすることでDAW上で使用可能になります。
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ
「SkyDust 3D」は特別なサラウンドミックスの環境が無くてもインストゥルメント内でシンセサウンドによるサラウンドを構築できるのが大きな魅力です。
サラウンドミックスをしたことが無い人でも自分の曲の中にサラウンドやバイノーラルなフレーズを取り入れられるので、サウンドデザインツールとして一つの選択肢になってくれると感じます。
現在はオシレーターによるシンセサウンドのみですが、オーディオインポート機能やPCM音源のように生楽器の音が扱えるようになるとさらに需要が高まりそうなので、今後のアップデートに期待したいです。
没入感のあるサウンドデザインを作りたい、先鋭的なサウンドデザインに興味があるというときはチェックしてみてください▽
・SkyDust 3D
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・SkyDust Stereo
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Sound ParticlesにはSkyDustの他にもユニークなサウンドデザインができるプラグインがリリースされています。
サウンドにユニークなエフェクト効果を加えたい人はこちらもおすすめです。