VIENNA SYMPHONIC LIBRARYの「SYNCHRON-IZED RECORDERS」は、ソプラノ、アルト、テナー、バスの4種類のリコーダーを収録したリコーダー音源です。
以前は「VIENNA INSTRUMENTS PROソフトウェア(VI)」で使用するリコーダー音源として販売されていましたが、使いやすさが向上した「Synchron Player」で使用できるSYNCHRON-IZED版として移植されたのが、この「SYNCHRON-IZED RECORDERS」です。
VIENNAならではのハイクオリティな音質を持ち、劇伴・EPIC系の楽曲制作や映像用BGMの制作時に特に活躍してくれるリコーダー音源となっています。
SYNCHRON-IZED RECORDERSのセール情報
SYNCHRON-IZED RECORDERSの特徴
「SYNCHRON-IZED RECORDERS」は、特にシンフォニック系の楽曲制作にフィットするリコーダー音源で、「Synchron Stage Vienna」のStage Aに配置したサウンドであることもあり、ドライ寄りの音というよりもどちらかと言えば広い空間で鳴っているようなウェットな響きが美しい印象です。
劇伴、テレビ番組のBGMなどで豊かなリコーダーの響きを使いたいときにはファーストチョイスでもよいのでは?と思えるほど素晴らしい音質を誇ります。
「VIENNA INSTRUMENTS PROソフトウェア」のバージョンからSynchron Player用に再編集・最適化されたことでワークフローが明快で使いやすくなったことも魅力です。
表現力豊かなアーティキュレーション
「SYNCHRON-IZED RECORDERS」には下記のアーティキュレーションが収録されています。
- Recorders soprano / Alto / Tenor / Great bass
- Staccato
- Repetitions legato with / without vibrato Staccato
- Sustained / Marcato with / without vibrato
- Legato normal / fast with / without vibrato
- Crescendo / diminuendo / 1.5/2/3 sec
この音源は、オーストリアのフルート&リコーダー奏者&ソリスト・Leopold Eibl氏の演奏を収録し、リコーダー演奏で用いられる奏法表現がほぼ網羅されています。
コンボリューションリバーブを搭載し、リアルで美しいアンビエンスを再現
SYNCHRON-IZED RECORDERSを使用するには付属のSynchron Playerを使いますが、このSynchron Playerはコンボリューショリバーブが使用できます。
Viennaのスタジオ「Synchron Stage Vienna」にある広さ540m²のメインホールのアンビエンスをリアルタイムで適用可能。
ミキサープリセットを読み込むことでステージ上の最適な場所に楽器を配置し、「RECORDERS」以外の「SYNCHRON-IZED WOODWINDS」の楽器や、それ以外のSynchronシリーズ製品と調和するようになっています。
一体感のあるミックスで楽曲を仕上げるには、Synchronシリーズの製品を使うと非常にスムーズな制作が実現できます。
Vienna Instruments Pro(VI用)のVIENNA RECORDERS
「VIENNA RECORDERS」には、Synchron Playerに移植される前のバージョンの「Vienna Instruments Pro版(VI版)」もあり、2024年10月まで販売されています。
2024年10月以降は販売を終了し、今後はSynchron版に移植されたSYNCHRON-IZED版のみが販売されますが、「Vienna Instruments Pro」のサポート及びアップデートは最低でも2025年までは提供される予定となっています。
>> VI版の製品ページ
「Vienna Instruments Pro」のプレイヤーはSynchron Playerよりも使いにくい印象がありますが、前バージョンということもあり少しだけ価格が安いです。
VI版からSYNCHRON-IZED版へのクロスグレード版が2,750円(税込)で購入できるので、「VIENNA RECORDERS」をなるべく安く購入したい場合は、旧版を購入して、使いにくいと感じた場合はクロスグレード版を利用する、という買い方も可能です。
ですが、やはりSynchron Playerで使えるSYNCHRON-IZED版の方が円滑な作曲作業を行えるので、SYNCHRON-IZED版がおすすめです。
「SYNCHRON-IZED RECORDERS」が収録されているバンドル製品
「SYNCHRON-IZED RECORDERS」は単品での購入もできますが、ルネッサンス&バロック時代の木管・金管楽器全10製品がセットになった「SYNCHRON-IZED HISTORIC WINDS PACKAGE」にも収録されています。
- SYNCHRON-IZED RECORDERS
- SYNCHRON-IZED TRAVERSO FLUTE
- SYNCHRON-IZED BAROQUE OBOE
- SYNCHRON-IZED OBOE DA CACCIA
- SYNCHRON-IZED OPHICLEIDE
- SYNCHRON-IZED SERPENT
- SYNCHRON-IZED CORNETT
- SYNCHRON-IZED CRUMHORNS
- SYNCHRON-IZED NATURAL TRUMPETS
- SYNCHRON-IZED NATURAL HORNS
10製品バンドルなのでかなり高額ですが、この10製品を全て揃えたい場合はバンドル版を購入する方がお得なのでチェックしてみてください。
>> SYNCHRON-IZED HISTORIC WINDS PACKAGE
仕様・プラグイン動作条件
【Win】
Windows 10 (64-bitのみ)
Intel Core i3 以上、またはAMD Athlon 64 X2以上
【Mac】
macOS 10.14 Mojave (以上)
Intel Core i3
メモリ:8 GB RAM
空き容量:2.0 GB
まとめ
リコーダーと言えば小学校で使ったリコーダーのイメージを持っている方も少なくないと思いますが、現代の映画音楽ではリコーダーが使われることが非常に多くあります。
近年、POPSなどでフルートが使われることも多いですが、高音域が控えめ、かつ奇数倍音が多いリコーダーの音色をPOPSに取り入れるのもおすすめ。
また、古代の世界観や極東の世界感などエキゾチックな空気感を持った楽曲を作りたいときにも特に重宝します。
劇伴やトレイラーの曲を制作する方だけでなく、POPSを制作する方も是非チェックしてみてください▽
>> セールページへ
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