Baby Audioの「I Heart NY」は、アグレッシブなパラレルコンプとEQの調整で各トラックのサウンドを強化するミキシング手法「ニューヨーク・コンプレッション・トリック」をシンプルな工程で再現できるコンプレッサープラグインです。
後継機である「IHNY-2」が発売されたこともあり、初代の「I Heart NY」は販売が終了。
しかし今回、2019年の発売から5年が経過したことを記念して5日間限定で復活。
価格はなんと5.5ドルで公開されています。
多くの支持を集めた人気プラグインがわずか5ドルで購入できるチャンスなので是非チェックしてみてください!
I Heart NYのセール情報
●Baby Audio I Heart NY v1 $5 Anniversary Flash Sale
【セール期間】2024年8月23日~8月28日まで(日本時間8月29日午後頃まで)
【開催ショップ】プラグインブティック
【セール概要】「I Heart NY」が5.5ドル!
I Heart NY
【価格】$31.9(4,659円 税込) → 82%オフ $5.5(803円 税込)
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I Heart NYの特徴
- ニューヨーク・コンプレッション・トリックを再現するコンプレッサープラグイン
- パラレルコンプ、EQ、ローエンドプリザベーションフィルターにより、パンチ感・存在感のある音作りが可能
- 通常のコンプレッサープラグインとしての使用も可能
「I Heart NY」は、2019年の発売後にカルト的な人気を博したコンプレッサープラグインで、現在は最新バージョン「IHNY-2」がリリースされています。
パンチのあるサウンドが魅力のコンプレッサーで、ボーカル、ドラム、ベース、ギター、ピアノなど様々な楽器に使用可能。
限られたノブで一度に複数の効果を与えられるため、素早いワークフローを実現できることも魅力です。
冒頭でも触れましたが、このプラグインはパラレルコンプレッションとEQを組み合わせサウンドを強化するミキシングテクニック「ニューヨーク・コンプレッション・トリック」に着想を得て再現されたものです。
ニューヨークコンプレッショントリックとは?
「I Heart NY」が持つ効果や利便性を知るには、「ニューヨーク・コンプレッション・トリック」とは何か?を知っておいた方がよいと思います。
一般的にこれは、いわゆるパラレルコンプレッションのことを指し、さらにEQで微調整する工程までを含めて「ニューヨーク・コンプレッション・トリック」と呼ばれることがあります。
主に通常のコンプレッサーは音量の大きな箇所は低減させ、小さな箇所は引き上げ、小さな箇所と大きな箇所の差を少なくすることが主な目的ですが、サウンドに含まれるアタック部分にコンプレッサーが強くかかり過ぎることでで、音抜けが悪くなったりサウンドが暗くなってしまうことがあります。
このような意図しないサウンドになることを防ぎながらも、コンプレッサーの特性とサウンドキャラクターを適用している手法の一つが、このパラレルコンプレッション(ニューヨークコンプレッション)です。
「I Heart NY」は、1990年代の攻撃的かつダイナミックなニューヨークサウンドをどうやって実現するのか?というテーマから生まれ、制作されたプラグインとされています。
ちなみに、Baby Audioというメーカーの歴史は、このプラグインから始まっているそうです。
I Heart NYの各セクションの役割・使い方
「I Heart NY」の各パラメーターの役割は下記の通りです。
SPANK
SPANKのノブは、コンプレッサーとイコライザー、ローエンドの保持を始めとした処理を統合したパラメーターです。
複数のエフェクトを組み合わせて再現する「NYコンプレッションサウンド」をワンノブで増減させられます。
PARALLEL SIGNAL
GUI中央に配置されている「パラレルシグナル」のフェーダーは、エフェクトが適用されたウェット信号のボリュームをドライの信号に加える量を調整できます。
エンジニアがコンソールでパラレル信号をミックスするようなイメージで使用でき、トラックに必要な分だけエフェクトを加えやすくなる利点があります。
Output
Outputは、ドライ信号とウェット信号をブレンドした後の音量を調整できるパラメーターです。
SPANKとPARALLEL SIGNALでサウンドの傾向を決めてからここで音量調整します。
Solo
Soloボタンを押すとドライシグナルがバイパスされ、エフェクトが適用されているウェット/スパンクシグナルだけを出力できます。
エフェクトがどの程度音に変化を加えているかモニタリングしたり、「I Heart NY」を一般的なインサートコンプレッサーとして使用する際にONにします。
METER
GUIの両側の端には、メーターが搭載されています。
左側のメーターはコンプレッションメーターにあたり、適したコンプレッション量に調整するために使用します。
赤いレベルインジケータの直前がピークになるように設定することで、サウンドを損なうことなく最もインパクトが得られるようになります。
右側のメーターはアウトプットメーターで、OUTPUTで調整したレベルが表示されます。
各パラメーターを調整する際、クリッピングを避けるために随時レベルを確認するメーターとして役立ちます。
パンチ感・存在感・ふくよかなローエンドが魅力
Spankのノブでは、透明感のあるハイレシオコンプレッションによるパンチ感と、キックやベースなどのふくよかさを保つ適応型のローエンドプリザベーションフィルターがミックスされています。
また、シグナルフローにはアナログコンプとデジタルコンプの2つの特性を持ち、このエフェクト特有のトーンキャラクターも加わります。
POPSのボーカルを前面に出し存在感を高めたいときも、ドラムに強く適用して激しい轟音ドラムに仕上げる際も「I Heart NY」は活躍してくれます。
関連動画
仕様・プラグイン動作条件
【Mac】
- Mac OS 10.11 以降 (ネイティブ M1/M2 互換性を含む)
- AU、VST、VST3、AAXホスト
【Windows】
- Windows 10 以降
- VST、VST3、AAXホスト
まとめ
「I Heart NY」は複数のプロセスを素早く音作りを済ませられるので、プリプロの音源を制作する段階だけでアイデアを形にしてデモを作成する段階でも活躍してくれます。
各トラックに存在感と重みを加えられることで、音決めのジャッジの早くなると思います。
持っておくと非常に便利なので迷わず手に入れておきましょう!
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