「Omnisphere2」(オムニスフィア2)は14,000種類以上のプリセットを収録したSpectrasonics社のフラグシップシンセです。
プリセット数は膨大で全てチェックするのも大変なほど充実。この「Omnisphere2」だけで幅広いジャンルをカバーできます。
現在はバージョン2.8まで無償アップデートされており、メジャーアップデート以外では無償で豊富なプリセットが追加され続けていることも魅力です。
即戦力になってくれる音質の良さだけでなく、アルペジエーターや使いやすい内部エフェクトが搭載されていることも特徴。
新たな機能&プリセットが随時追加され、プロからも厚い信頼と評価を獲得しているシンセです。
Omnisphere2のセール情報・最安情報
●ROCK ONブラックフライデー先取りSALE
【セール期間】2024年10月20日~10月31日まで→11月6日まで延長
【開催ショップ】Rock On Line Store
Omnisphere2 (USB Drive版)
【価格】85,800円(税込) → 11%オフ 75,800円 (税込)
>> 販売ページへ
※セール対象在庫が終了次第、通常価格に変わる可能性があります。
Omnisphere2の特徴
- DAWやスタンドアローンで使えるソフトシンセのマルチシンセ音源
- サンプリングベースのシンセサイザー
- シンセ、ハードウェアシンセ、ピアノ、マレット、FXなど14,000を超えるプリセット収録
- 最大4つのレイヤーが可能なオシレーターパッチ
- サンプルを取り込んでシンセサイズできるオーディオインポート機能
- 58種類の内部FX収録
- 自由度の高くて使いやすいアルペジエーター機能
- MIDI Learn機能とオートメーションのパラメータ処理が可能
- 画像や属性などでタグ付けできる使いやすいプリセットブラウザ
- プリセットのブラウジング中にサウンドのパラメーターをロックできるSoundLock機能
- 似た音を見つけられるSound Match機能
- ライブラリーをSpectrasonics製品で統合可能
見やすくわかりやすいユーザーインターフェイス、豊富なプリセット、使いやすいアルペジエーター、オーディオインポートなど様々な特徴を持っています。
サウンドライブラリー14,000以上!
「Omnisphere2」には14,000以上のプリセットが収録。
バージョンアップに伴って更に新しいプリセットが随時追加されています。
現在のサウンドライブラリーは、
- Omnisphere Library
- Atomosphere Library
- Hardware Library
- Spotlight-EDM
という4つのライブラリーが収録。
音色はオシレーターで波形から作り上げているのではなく、サンプリングした音が収録されています。
その分、用意されている波形やサウンドは膨大。ウェーブテーブルシンセ、FM、アナログ、生楽器系まで網羅しています。
サウンドカテゴリーは、リードやプラック、ベース、モノシンセなど基本的なサウンドはすべてカバー。
シーケンスシンセやサウンドスケープ、FX、レトロ系サウンドと幅広いです。
シンセリードだけでも膨大。下記の動画でリードシンセのプリセットをご紹介しています。
すべてのプリセットをチェックするのに途方も無い時間が必要なほど、充実のサウンドライブラリ数を誇っています。
プリセットブラウザーが親切。音色を切り替えやすい
「Omnisphere2」のプリセットブラウザーはプリセットのチェックしやすさに配慮したソート機能やプレビュー機能、気に入った音に似た音をまとめて呼び出してくれる「Sound Match機能」が搭載されており、音色選びがとても便利です。
さらに、任意のパラメーターをロックした状態でプリセットを変更できる「SoundLock機能」は、アルペジエーターパターンは気に入っているけど音を変えたい!という時や、LFOフレーズは活かして違う音にしたい!という時などい重宝します。
サードパーティーのエクスパンションも充実!
デフォルトでファクトリープリセットが充実している「Omnisphere2」ですが、サードパーティー製のプリセット集も販売されています。
エクスパンションはEDMなどダンスミュージック系、シネマティックサウンドが多く、即戦力になってくれるプリセットが各社からリリースされています。
他社シンセを圧倒する内部FX
「Omnisphere2」は内部FXも全部で58種類と他のシンセよりも充実しています。
ダイナミクス系やディレイ、リバーブ、ディストーション、モジュレーション系に加えて、フィルターやワウ、アンプシミュレーター、ビットクラッシャーなど、プリセット同様にすべてを網羅して使いこなそうと思うのと相当時間を要する充実度です。
• Innerspace
• Quad Resonators
• Thriftshop Speaker
• Classic Twin
• Bassman
• Hi-Wattage
• Rock Stack
• Brit-Vox
• Boutique
• San-Z-Amp
• Stompbox Modeler
• Metalzone Distortion
• Toxic Smasher
• Foxxy Fuzz
• Analog Phaser
• Analog Flanger
• Analog Chorus
• Analog Vibrato
• Solina Ensemble
• Vintage Tremolo
• Envelope Filter
• Crying Wah
• Stomp-Comp
• Precision Compressor
• Studio 2-Band EQ
• Vintage Compressor
• Modern Compressor
• Gate Expander
• Vintage 2-Band EQ
• Vintage 3-Band EQ
• Graphic 7-Band EQ
• Graphic 12-Band EQ
• Parametric 2-Band EQ
• Parametric 3-Band EQ
• Formant Filter
• Power Filter
• Valve Radio
• Flame Distortion
• Smoke Amp
• Ultra Chorus
• Retro-Phaser
• Pro-Phaser
• EZ-Phaser
• Retro-Flanger
• Flanger
• Chorus Echo
• BPM Delay
• BPM Delay X2
• BPM Delay X3
• Radio Delay
• Retroplex
• Pro-Verb
• EZ-Verb
• Spring Reverb
• Imager
• Tube Limiter
• Tape Slammer
• Wah-Wah
使いやすいアルペジエーター
「Omnisphere2」に搭載されているアルペジエーターは使い勝手が良く、ステップシーケンサーのように初心者でもわかりやすいのが特徴。
アルペジエーターのプリセットも豊富に用意されており、アルペジオパターンをプリセットで呼び出してから好みのフレーズに調整することもできます。
Omnisphere2とKeyscapeを持っている場合はさらに1,200種類のプリセットを含む「Keyscape Creative」が使用可能
Omnisphere2では、KeyscapeやTrilianのプリセットを読み込むことができます。
Omnisphere2上で、KeyscapeやTrilianの音色を鳴らせるということです。
さらに、Omnisphere2とKeyscapeのどちらもインストールしていると「Keyscape Creative」というさらに1,200種類のプリセットが使用可能。
Omnisphere2とTrilianのどちらもインストールしている場合は、216個のプリセットが追加される「Trilian Creative」が使えるようになります。
Omnisphere2とKeyscape、Trilianのそれぞれの良さをかけ合わせたプリセット群は即戦力になってくれるプリセットばかり。
このプリセットを手に入れるだけでもSpectrasonicsの各ソフトを手に入れる価値があります。
スタンドアロンで録音できる「FLOW CAPTURE」搭載
2021年9月21日に「Omnisphere2」を含む、Spectrasonics製の3つの製品に「FLOW CAPTURE」という機能が追加されました。
「FLOW CAPTURE」ができることは、
- スタンドアロンで立ち上げたOmnisphere2で、演奏した音を録音できる(Wavファイルに書き出し)
- 演奏内容はMIDIでも同時保存
- 演奏時に使用したプリセット(調整したパラメーター)の情報も同時に記録
- Wavファイル・MIDIファイル・プリセットファイルはDAWで読み込める
- とっさにアイデアをメモしたいときは、Omnisphere2を立ち上げてプレイすればOK
などがあります。
アイデアが浮かんだときはすぐにでも録音したいところですが、DAWを立ち上げているうちにインスピレーションを失ってしまうこともありますよね。
Omnisphepres2を立ち上げてFLOW CAPTUREを使えば、すぐにアイデアをメモできるので重宝します。
「FLOW CAPTURE」の使い方はとてもシンプルです。
ソフトの画面左下の「BPM設定」でテンポを指定。
メトロノームのマークを押すとクリックのON・OFFが切り替えられます。
「TAP」ボタンでは、指定したいテンポで何度かクリックするとBPMを検出してくれます。
上記の指定が完了後、画面右下にある録音開始ボタンを押せば録音を始められます。
録音したWavファイル・MIDIファイル・パラメーターファイルは任意の場所に保存できます。
「FLOW CAPTURE Folder」などの名前でフォルダを付けて集積しておくのがおすすめです。
「FLOW CAPTURE」の機能は無料アップデートで追加されるので、既存ユーザーも新規ユーザーも無料で利用できます。
また、TrilianでもKeyscapeでも「FLOW CAPTURE」が利用できます。
Hardware Synth Integrationを搭載
Hardware Synth Integration(ハードウェアシンセインテグレーション)とは、「Omnisphere 2」と実機のハードウェアを接続し、ハードウェアとソフトを同期して使用する機能です。(2019年3月にリリースされたOmnisphere 2.6から追加)
「Omnisphere 2」は、古くから愛されてきた様々なアナログシンセサイザーを再現しており、ソフト上でそのサウンドを再現しています。
Hardware Synth Integrationの機能が加わったことで、実機のハードウェアのノブを「Omnisphere 2」のコントローラーとして使用できます。
LFOやCUT OFF、レゾナンスの操作などを実機で行えるのが魅力です。
また、実機を再現した音に加え、別の音をレイヤーできるので実機では再現できないサウンドを作り出しつつ、実機でコントロールできることも「Hardware Synth Integration」の機能を使用するメリットでもあります。
Roland JD-XA / Roland JD-Xi / Roland JP-08 / Roland JP-8000 / Roland JU-06 / Roland JUNO-106 / Roland JX-03 / Roland SE-02 / Roland SH-01A / Roland SH-201 / Roland D-50 / Roland GAIA / Roland Super Jupiter / Roland System-1 / Roland System-8 / Roland VP-03 / Korg microKorg / Korg Minilogue / Korg Minilogue XD / Korg Monologue / Korg MS-20ic / Korg MS-2000 / Korg Prologue / Korg Radias / Moog Little Phatty / Moog Minitaur / Moog Sirin / Moog Slim Phatty / Moog Sub 37 / Moog Subsequent 37 / Moog Sub Phatty / Moog Voyager / Dave Smith Mopho / Dave Smith OB-6 / Dave Smith Pro 2 / Dave Smith Prophet 6 / Dave Smith Prophet 8 / Dave Smith Prophet 12 / Dave Smith Prophet X / Dave Smith REV2 / Nord Lead 1 / Nord Lead 2 / Nord Lead 3 / Nord Lead 4 / Nord Lead A1 / Nord Stage 3 / Nord Wave / Andromeda A6 / Novation Bass Station II / Novation Circuit Mono Station / Novation MiniNova / Novation Peak / Novation Summit / Virus A / Virus B / Virus C / Virus Indigo 1 / Virus Indigo 2 / Virus TI / Yamaha Reface CS / Studiologic Sledge / Deepmind
※2023年5月9日時点 全62機種に対応
Omnisphere 2の使い方
「Omnisphere 2」の機能をフル活用するためには、基本的な使い方やソフト自体の構成などを知っておくのが重要です。
日本正規代理店のDirigentさんのブログでは、基本的な使用方法について解説しているコンテンツを公開しています。
今後追加されていくとのことなので、こちらの情報も随時チェックしていくのがおすすめです。
Omnisphere 2のプリセット
Omnisphere 2は、デフォルトで収録されているプリセットの他に、他社が制作したプリセットを読み込んで使うこともできます。
主に、追加プリセットは有料で販売されていますが、無料で提供しているメーカーもあります。
「Omnisphere 2」用の無料プリセット
まずは無料で利用できるプリセットからご紹介していきます。
各メーカーごとに異なりますが多くの場合、メールアドレスと氏名を登録することで無料DLが可能になります。
「Afraid of the Dark Free」Indefinable Audi
通常$35で販売されている「Afraid of the Dark」の無料版です。
有料版では135個のプリセットパッチが収録されていますが、無料版の「Afraid of the Dark Free」では20個のプリセットパッチを利用できます。
サスペンスやホラー系の音楽にフィットするサウンドが収録されており、どれも素晴らしいクオリティのプリセットです。
EDMやフューチャーベースなどのクラブ系トラックの冒頭などで使えるものもあり。
歌モノ楽曲では使いにくいかもしれませんが、ブリッジなどでガラッと雰囲気を変えたいときにも使えます。
また、登録不要で使用可能です。
【メーカー】Indefinable Audi
【ジャンル】映画音楽・劇伴・BGM
【価格】無料
>> ダウンロードページ
「Lift Off」Loop Legendz
ベース、パッド、プラック、キー、アルペジエイターなど合計20種類のプリセットを収録。
ポップスに使えるプラックや、劇伴などにフィットするパッドなどがあります。
世界観が見えてくるサウンドなので雰囲気重視の楽曲でも活躍してくれます。
【メーカー】Loop Legendz
【ジャンル】POPS・劇伴・BGM
【価格】無料
>> ダウンロードページ
「FREE TRAP PATCHES」ANGELIC VIBES
トラップやHipHop向きのサウンドが15種類収録されています。
ピアノ、ベル、パッドがなどビート制作の即戦力になってくれるプリセットです。
【メーカー】ANGELIC VIBES
【ジャンル】TRAP・HipHop
【価格】無料
>> ダウンロードページ
無料で利用できるプリセットは限られていますが、多くのメーカーから有料版プリセットがリリースされています。
他社メーカー制作のプリセットは下記のページで取り扱いがあるので是非チェックしてみてください。
>> プラグインブティック
>> ADSR
「Omnisphere 2」プリセットパッチの追加方法
プリセットの追加方法は、下記の手順で行います。
- 追加したいプリセットバンクが収納されたフォルダを任意の場所に配置する(プリセット置き場などを設定しておくのがおすすめ)
- 「Omnisphere2」の画面上部にある「UTILTY」をクリック
- 表示されたメニュー内の「install.omnisphere」をクリック
- 表示された確認画面で「OK」をクリック
- インストールしたい追加プリセットのファイルを選択
- 次に表示される確認画面でも「OK」をクリック
- パッチブラウザ上の再読み込みボタンをクリックしてライブラリを更新
- プリセット追加完了
▼「UTILITY」ボタンは画面上部にあります。
プラグイン仕様
【対応OS】
- Mac:OS X 10.13 High Sierra以上(64bit)
- Windows 7以降(64bit)
CPU:2.4GHz以上のプロセッサー RAMメモリ:8GM以上のRAMを推奨
インストールには64B以上の空きディスク容量が必要です。
【プラグインフォーマット】
- Mac:AU、VST 2.4、AAX対応のDAW
- Windows:VST 2.4、AAX対応のDAW
Omnisphere2の定価・通常価格
●Spectrasonics メーカー公式
オムニスフィア2の公式サイトでの通常価格は $499 / 399€ (日本市場価格 ¥85,800 税込)です。
まとめ
「Omnisphere2」はSpectrasonics社のフラグシップシンセということもあって、価格も85,800円と高めです。
以前はセール開催されることもありましたが、現在はほぼ開催されません。
「Omnisphere2」は各楽器店でも取り扱いをしているので、ポイント還元などを利用してお得に購入するのもおすすめ。
特にサウンドハウスはポイント還元も多いのでおすすめです。
音質の良さ・使いやすさ・プリセット数の多さなど、総合力トップクラスのシンセです。
一生物のシンセと言っても過言ではないので、入手できるときには是非ゲットしておきましょう!
- Dirigent(日本正規代理店)
- Amazon
- 楽天市場
- サウンドハウス
- Rock oN Line eStore
上記の「Amazon・楽天市場での参考価格」よりも安く買える場合があります。各ショップリンク先で最新価格をご確認ください。
Omnisphere2以外のシンセ音源・プラグインはこちらのページで特集しているのでチェックしてみてください。
Spectrasonicsは「Omnisphere2」以外のプラグインもどれも優秀。
ベース音源の「Trilian」、ドラム音源「Stylus RMX」、ピアノ音源「Keyscape」などどれもプロ御用達のプラグインなので是非チェックしてみてください。