SONICA INSTRUMENTS「TAIKO THUNDER THE ULTIMATE COLLECTION」は、太鼓を始め、日本の打楽器や始めいくつかの打楽器と掛け声を含む全20種類の楽器を収録した打楽器ライブラリです。
質が高く、太鼓の種類も広くカバーする太鼓音源ライブラリを制作することを念頭に置かれて作られた音源で、和の打楽器の最高峰と言っても過言ではないかもしれません。
価格が高額に感じますが、20種類のライブラリが1つになったような製品なので、太鼓の種類の多さやクオリティを考慮すると十分お買い得に感じる音源です。和楽器を使用する楽曲を制作することが多い方は是非チェックしてみてください。
TAIKO THUNDER THE ULTIMATE COLLECTIONのセール情報
●TAIKO THUNDER リリース記念 INTRO SALE
【開催ショップ】SONICWIRE
【セール期間】2025年2月14日～3月31日まで
TAIKO THUNDER: THE ULTIMATE COLLECTION
【価格】97,900円 (税込) → 15%オフ 83,215円 (税込)
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※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
TAIKO THUNDER THE ULTIMATE COLLECTIONの特徴
- 16種類の太鼓類に加え、チャッパ、鉦鼓（かね）、神楽鈴、かけ声など合計20種類の楽器を収録
- 日本屈指の演奏家4名による演奏を石川県の音楽ホールでサンプリング
- 伝統ある和楽器メーカーの協力を受けて制作
- 右手・左手ごとに打面位置によるサウンド変化まで再現（太鼓のみ）
- 1〜4人までのアンサンブル演奏を再現するEnsemble機能を搭載
- 7系統のマイクチャンネルでの自由度の高いサウンド調整が可能
- X-Y Padによる立体的なステージ音像コントロールが可能
- 太鼓の皮面の状態や胴の大きさ、バチの材質などを右手音と左手音独立して調整可能
- 演奏・打ち込みに合わせて3タイプのプレイモードから選択可能
- 演奏家の演奏による1,400パターン以上のGroove (演奏MIDIデータ）を搭載。DAWにドラッグ＆ドロップ
- RolandのTAIKO-1を始め各種MIDIコントローラーでのライブパフォーマンスも可能
「TAIKO THUNDER THE ULTIMATE COLLECTION」は、2008年に世界初の和太鼓専用音源としてリリースされ、非常に高い評価を得ていた「Japanese Taiko Percussion」が進化し、完全新作として新たにリリースされた音源です。
日本屈指の太鼓奏者4名の演奏を精密にサンプリングし、打面の位置の違いによる音変化までリアルかつ緻密に再現しています。
リアルさを追求した究極の和打楽器音源
前項でも少し触れましたが、「TAIKO THUNDER THE ULTIMATE COLLECTION」のスゴさは収録されている太鼓の種類の多さと音質の良さはもちろん、ヒッティングポジション（打面位置）まで詳細にコントロールできることです。
高解像度のヴェロシティなので強弱のニュアンスをリアルに再現できるのはもちろん、打面の位置まで制御できるので非常に細かな演奏表現が可能。
また、左手と右手の叩き分けまで表現しているので、これらを組み合わせて表現することでイメージする楽曲・演奏を緻密に再現できるのが本当に素晴らしいと感じます。
和太鼓系の音源は他のパーカッション音源よりも少なく、選択肢が少ない中で再現せざるを得ませんでしたが、この音源の登場によって更にクオリティの高いプリプロ及び本テイクの楽曲を制作できます。
収録されている太鼓の種類
「TAIKO THUNDER THE ULTIMATE COLLECTION」には下記の20種類の楽器が収録されています。
- 附締太鼓1尺1寸
- 附締太鼓1尺2寸
- 附締太鼓1尺2寸2分
- 附締太鼓1尺3寸
- 長胴太鼓1尺2寸
- 長胴太鼓1尺6寸
- 長胴太鼓2尺7寸
- 平胴太鼓2尺
- 大平太鼓3尺3寸
- 大太鼓3尺4寸
- 大太鼓4尺
- 英哲型桶胴1尺8寸
- 桶胴太鼓2尺8寸
- かつぎ桶胴1尺4寸
- かつぎ桶胴1尺7寸
- 締獅子太鼓
- チャッパ（手拍子）
- 鉦鼓（かね）
- 神楽鈴
- かけ声
太鼓
太鼓のカテゴリには高音が特徴の「締太鼓」（しめだいこ）を始め、祭りなどで耳にすることも多い「長胴太鼓」（ながどうだいこ）、太鼓パフォーマンスで使用されることが多い「かつぎ桶胴太鼓」（おけどうだいこ）、大太鼓など16種類の太鼓が収録されています。
各太鼓は打面位置を調整して鳴らすことができ、左手で9つのポジション、右手9ポジション、中央（センター）の全19ポジションの叩き分けが可能です。
鍵盤やMIDIコントローラーを使って、リアルタイムで打点位置をコントロールすることも可能。
また、バチを打面につけて止める「ツケ」やフチ（リム）、リムショット、雪ばいなどの奏法も可能。
発音中に音を止めるチョークや打面を抑えながら叩くミュートも再現できます。
- Hit（19ポジション）
- Tsuke & Drag1(*)
- Tsuke & Drag2(*)
- Rimshot
- Rim Tip
- Rim Side
- Yukibai
- Buzz(*)
- Flam(*)
- Stick
- Bamboo Hit(*)
- Bamboo Drag(*)
- Rivet Roll 1(*)
- Rivet Roll 2(*)
*一部の太鼓のみ
チャッパ
2枚の鉦を打ち合わせて演奏するチャッパ（手拍子）も収録されています。
現代に普及しているチャッパ奏法を体系化した和太鼓奏者・金子竜太郎氏の演奏をサンプリングし、クローズからオープンまで柔軟かつ多彩な演奏を再現できます。
- Center Hit
- Center Mute
- Hit & Stop L
- Hit & Stop R
- Edge L Alt.
- Edge R
- Edge R Alt.
- Slide Noise L1
- Slide Noise L2
- Slide Noise R1
- Slide Noise R2
鉦鼓（しょうこ）
阿波踊りで使われる「鉦鼓（しょうこ）」も収録されています。（「かね」とも呼ばれます）
「鉦鼓」は、持ち手の付いた金属製の打物で、雅楽で使われる打楽器の一つ。叩く場所によって異なるサウンド変化やノイズ要素まで細かく調整できます。
近年、YOSAKOIなどの楽曲を制作する方も多いかもしれませんが、これらのオーダーを受けたときには特に大活躍してくれると思います。
- Jan（5種類）
- Chan（2種類）
- Chin（2種類）
- Chi（2種類）
- Ka（2種類）
- Ko（2種類）
- Ke
- Ki
- Ku
- Po（2種類）
- Jee
- Jee ra
- Double Stroke（2種類）
- Close Roll
- Open Roll
- Half Open Roll
- Open → Mute（4種類）
- Rub（8種類）
- Variable Roll
神楽鈴（かぐらすず）
「神楽鈴」は、神楽舞、能楽、歌舞伎などで使用される鈴で、シャンシャンと綺麗な音が特徴です。
左右の捻り、振り下ろし、振り上げなどの振り方による細かなサウンド変化も表現できます。
- Shake Down
- Shake Up 1
- Shake Up 2
- Shake Alt.
- Left Twist
- Right Twist
- Strike Hand
- Roll Short
- Roll Long
- Twist and roll
- Cresc. Roll S
- Cresc. Roll1
- Cresc. Roll2
- Cresc. Roll3
6つのスタイルのかけ声を収録
迫力のある太鼓演奏を表現するには、奏者の掛け声が欠かせません。
太鼓の演舞の際に聴かれる「ハッ」「ヨッ」「セイヤッ」「ワッショイ」「ソーレ」などの掛け声が6つのスタイルで収録されています。
- 男性ソロ×3（3人）
- 女性ソロ（1人）
- 男性アンサンブル
- 男女アンサンブル
アンサンブルデモサウンド
創業400年を超えるメーカーが全面協力
「TAIKO THUNDER: The Ultimate Collection」の魅力は、伝統ある日本の楽器メーカーと日本屈指の演奏家による協力で制作されたことで、まさに日本を象徴するような高いクオリティの音源ライブラリであることです。
この音源の制作に協力されたのは、江戸時代初期の慶長14年（1609年）に創業した和太鼓の専門メーカー・浅野太鼓楽器店（一般財団法人 浅野太鼓文研究所）。
「太鼓の音」と「太鼓文化」を100年、200年先の未来に伝えることを目指されているメーカーさんです。
「TAIKO THUNDER: The Ultimate Collection」は、日本の伝統の音を世界に正しく伝える。というコンセプトで制作された旧作「Virtuoso Japanese Series」のコンセプトを引き継いでいるため、前代未聞のレコーディングセッションが行われたとのこと。
浅野太鼓文研究所の協力のもと、最良のコンディションの太鼓が用意され、石川県内のホールにて一流の演奏家と一流のレコーディングエンジニアの手によって1打ずつ収録。
高解像度のヴェロシティ、右手と左手の打ち分け、皮面の打点位置変化までキャプチャーされています。
計8本のマルチマイクチャンネルを搭載
サンプリングの際、太鼓の大きな音像と複雑な響きを細部に渡ってキャプチャーするために複数のクローズドマイクとオーバーヘッドマイク、ステージ前面、ステージ背後、ホールアンビエンスのマイクポジションで収録され、これらの7系統に加え、これらをバランスよくミックスしたStereo Mixも搭載されています。
チューニングやバチの太さまで調整可能（Instrument Modeler）
マイクポジションの調整だけでなく、各太鼓の打面の設定、皮の張り具合、バチの太さ、胴の大きさなどを右手と左手ごとに独立して調整できます。
ヴェロシティコントロールの調整も可能です。
また、奏者による生演奏を元に制作された1,400種類以上のMIDI Grooveも搭載されているので、雅楽に詳しくない場合でも収録パターンを参考に演奏を構築できます。
ドラムパッドに対応した演奏モード
「TAIKO THUNDER: The Ultimate Collection」には3つの演奏モードが搭載されています。
- Standardモード：キースイッチの操作によって片手で太鼓演奏の表現が可能なモード
- Advancedモード：すべてのアーティキュレーションが鍵盤に配置された打ち込みがしやすいモード
- Padモード：MIDIドラムパッドに特化したモード
Padモードは、各種MIDIパッドや電子ドラムにも対応。Rolandの電子和太鼓「TAIKO-1」にも最適化されているため、楽曲制作時はもちろん、ライブパフォーマンスにも使用できることも魅力です。
サウンドデモ
