Orange Tree Samples「Indie Melodica」は、メロディカ(いわゆる鍵盤ハーモニカ)をサンプリングしたメロディカ音源です。
シンプルな鍵盤ハーモニカのサウンドが特徴で、制作メーカーは特にインディーロック/フォーク系楽曲での使用を推奨していますが様々なジャンルの楽曲にフィットします。
外部リバーブエフェクトなどを組み合わせて使うと、エモーショナルかつ叙情的な楽曲やメロウな楽曲にハマるのでおすすめ。
無料のKONTAKT PLAYERで使用できます。
Indie Melodicaの特徴
- 一般的な鍵盤ハーモニカの3オクターブの演奏に加え、実機よりも高い/低いレンジの演奏も可能
- 3つのダイナミックレイヤー間をシームレスにモーフィングし、自然な演奏を再現
- 2つのマイク(コンデンサーマイクとダイナミックマイク)で異なる音色を再現
- 複数のノートを演奏する際、リアルな間引きを再現
「Indie Melodica」は、3つのダイナミクスでサンプリングされたメロディカ音源です。
エモーショナルな楽曲から、チープかつシュールな楽曲のリードとしても活躍。
フェイズロックされているため、フェイズキャンセルやコーラスなどの問題がなくリアルなサウンドを再現してくれます。
ノートのアタックにパーカッシブさを加えるキーノイズも収録。必要に応じてキーノイズを追加したり、完全に排除することも可能です。
一般的な鍵盤ハーモニカの3オクターブを再現
「Indie Melodica」は、一般的な3オクターブの音域に加え、サンプルを上下の音域まで伸ばし、実機の音域を超えた演奏も可能です。
ユーザーインターフェース上の青い鍵盤エリアは一般的な鍵盤ハーモニカのレンジで、黄色の鍵盤エリアは、このレンジを超えてバーチャル的に演奏できるエリアとなっています。
Indie Melodicaの使用方法・各パラメーターの役割
Microphone
Microphoneの項目では、コンデンサーマイクとダイナミックマイクの選択ができます。
この音源はドライなボーカルブースでクローズマイキングされているため、このマイク設定の項目では部屋の音の捉え方ではなく、サブトーンの違いを選択する形となります。
Dynamic
「ダイナミック」のパラメーターは、ダイナミックレイヤー間のモーフィング(自然な切り替わり)の度合いを調整できます。
Modホイール(CC #1)を使用し、演奏の強弱をリアルに表現可能です。
Expression
メロディカの音量をリアルタイムでコントロールできるパラメーターです。
モーフィングとは独立しており、デフォルトでは「CC #11」に設定されています。
Key Noises
鍵盤の押鍵音と離鍵音(キーノイズ)を増減できるパラメーターです。
値を「-inf」に設定するとキーノイズが完全に発生しなくなります。リセットするとデフォルトの値に戻ります。
Velocity > Attack Speed
ベロシティがアタックスピードに与える影響を調整できるパラメーターです。
値を上げ、弱く演奏するとアタックが遅くなり、強く演奏するとアタックが速くなります。
0%に設定することでアタックスピードは一定になり、素早い演奏をしたいときに適した設定となります。
Polyphony > Volume Reduction
本物のメロディカでは同時に押さえる鍵盤の数が多いほど、空気の流れが分散されるため全体の音量は自然と小さくなります。
このパラメーターではこのような現象の再現が可能。0%にするとこの効果が無効になります。
仕様・プラグイン動作条件
無料のKontakt Playerで使用可能。
【MAC】
Mac OS X 10.12以降
【WIN】
Windows 7、8、10
プラグインフォーマット:AAXネイティブ、VST、AU・スタンドアロンで使用可能
必要空き容量:約407MB(インストール後のライブラリの容量は203.8MB)
ダウンロードページ
「Indie Melodica」のダウンロードおよび使用までの手順は下記となります。
オーサライズは、Native InstrumentsのNative Accessを使用します。
- 公式ページで製品をカートに入れ、0円決済する(ユーザー登録が必要です)
- 注文完了メールに記載されているダウンロードページにアクセスする
- ダウンロードページ内の「Indie Melodica 」のリンクをクリックし、インストールファイルをダウンロードする
- DLしたコンテンツファイルを任意の場所に配置する
- Native Accessを起動し、メールに記載されているシリアルコードを入力する
- Native Access内の「Locate」で、「Indie Melodica」のコンテンツファイルが配置されているフォルダパスを指定する
- DAW上・またはスタンドアロンでKontaktを起動し、「Indie Melodica」を読み込んで使用する
以上の手順でダウンロード及び使用が可能です。
メロディカ音源は劇伴からPOPSまで様々な楽曲の制作で重宝するので是非ダウンロードしてみてください▽
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