Bus Processor 670のセール情報はこちらから▽
Softube「Bus Processor 670」は、名機として名高いデュアルチャンネルVari-Mu真空管コンプレッサー「670」の重量感や温かみ、音楽的なコンプレッションを受け継ぎ、現代的に再構築したバスプロセッサープラグインです。
Softubeはモデル名として「Fairchild」とは明記していませんが、「伝説的なデュアルチャンネルVari-Mu真空管コンプレッサー670」をベースに、その特徴を抽出しながら現代的な機能を融合した製品として開発されています。
「Bus Processor 670」は、「Fairchild 670」のサウンド・特徴を受け継ぎながらも、Tube/Transformerサチュレーション、M/S処理、サイドチェイン、ステレオイメージ調整など現代的な機能を追加。
各バストラックにまとまりを与えたい時や、個々のトラックにアナログ的な密度・重量感を加えたいときにも活躍してくれます。
Fairchildを再現したプラグインの中でも利便性・サウンド面においてどちらもトップクラスに優秀な製品なので是非チェックしてみてください。
Bus Processor 670のセール情報
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まずは知っておきたい実機のFairchild 670について
モデルとなったと思われる「Fairchild 670」は、エストニア出身のエンジニア・Rein Narma氏によって設計され、1959年頃にFairchild Recording Equipment Corporationから発表された真空管式ステレオコンプレッサー/リミッターです。
そもそも「Fairchild 670」は、現代の音楽制作で使われているような「積極的な音作り」を目的とした機材ではなく、放送やレコードのカッティングなどで過大なピークを抑えながら音質への悪影響を最小限に抑えてレベルをコントロールするために開発されたものでした。
20本の真空管や多数のトランスを使用した大規模な回路に加え、Vari-Mu方式による滑らかな圧縮特性と高速なアタックを備えていることが特徴で、ナチュラルなダイナミクス制御に加え、音にまとまりや厚み、温かみを与える独特のサウンドが多くの評価を獲得。1960年代以降はレコーディングやミックスでも積極的に活用されるようになりました。
モノラル版「Fairchild 660」は、The Beatlesのボーカルやドラムなどにも使用され、Fairchildリミッターの名声を高めることに寄与。
現在ではヴィンテージコンプレッサーを代表する歴史的名機の一つとして知られています。
プラグイン「Bus Processor 670」の特徴
- 伝説的なデュアルチャンネルVari-Mu真空管コンプレッサー「670」の魅力を現代的に再構築したコンプレッサープラグイン
- 音楽的かつ倍音豊かなvariable-muコンプレッションを再現
- 重量感と温かさを感じるアナログライクな質感が魅力
- チューブ/トランス独立サチュレーション
- Mono Bassによる低域のモノラル化が可能
- Widthによるステレオ幅調整が可能
- Airによる高域調整が可能
- Calibrationによる回路の歪みや色付けの調整が可能
- Classic(Feedback)/Modern(Feed-forward)の切り替えが可能
- パラレルコンプレッションが可能
- Console 1 / Flow Studio対応
- 6種類のTime Constant
「Bus Processor 670」は、670特有の重量感や温かみ、倍音を伴った音楽的なコンプレッション、サウンドキャラクターを受け継ぎながらも、現代的なミックス/マスタリング機能が融合したバスプロセッサープラグインです。
単なる670のエミュレーションではなく、オリジナルの魅力的な要素を再現しつつもTube/Transformerサチュレーション、サイドチェイン、M/S処理、パラレルコンプレッション、Air、Width、Mono Bassコントロールなどを搭載。
現代のワークフローにおいて活躍する独自の機能が追加されていることも魅力です。
ミックスバスやマスタリングで音にまとまりや温かみを加える用途をはじめ、ドラム、ボーカル、エレキギターなどのダイナミクス調整や質感作りにも幅広く活用できます。
Softube版ならではの機能を搭載

670スタイルのサウンドを表現できるだけでなく、一般的な「Fairchild 670」エミュレートプラグインとは異なる機能が搭載されていることも「Bus Processor 670」の魅力。
特筆すべき機能は下記の5つです。
- Classic(Feedback)/ Modern(Feed-forward)のコンプレッションモード切替
- 回路のコンディションや色付けを調整できる「Calibration」
- Width / Air / Mono Bassを備えた「Spatializer」
- Tube Stages / Transformerによるサチュレーション
- Sidechain Low Cut / Tone Shiftによるサイドチェイン調整
2つのコンプレッションモード「Classic/ Modern」の切替が可能

Compressorセクションの右下に「Modern」と「Classic」の切り替えスイッチがあり、オリジナル670由来のFeedback方式「Classic」と、よりクリーンなFeed-forward方式「Modern」を切り替えて使用できます。
「Modern」は、オリジナル670由来のFeedback方式に対し、現代的なFeed-forward方式でもコンプレッションできるようSoftube版に追加されたモードです。
- Classic:オリジナル670由来のFeedback方式でVari-Muらしい色付けも得られる
- Modern:Feed-forward方式に変更。670の設計をベースにしつつ、よりクリーンにコンプレッションさせられる
【MEMO】
・Feedback方式は、コンプレッション処理後の出力信号を検出し、その結果をもとに圧縮量をコントロールする方式です。Fairchild 670をはじめ、多くのヴィンテージコンプレッサーで採用されています。
・Feed-forward方式は、コンプレッション処理前の入力信号を検出し、その信号をもとに圧縮量をコントロールする方式です。入力の変化に対してより直接的に反応でき、Bus Processor 670ではよりクリーンな現代的コンプレッションとして利用できます。
また、モードスイッチに付随する「Calibration」のノブは、内部のキャリブレーション状態を調整し、回路による歪みや色付けの度合いを変化させられるノブです。「Nominal」の位置では典型的な実機に相当し、「Clean」では歪みや色付けが少なく、「Worn」方向では歪みが大きくなります。
Spatializerセクションでステレオイメージの調整が可能

GUI下部に配置されているSpatializerセクションも「Bus Processor 670」の大きな特徴の一つです。
特にミックスバス/マスターでステレオイメージを仕上げる際に便利で、「Width」でSide成分を増減してステレオ幅を調整し、「Air」で高域のトーンバランスや広がりを調整、「Mono Bass」で指定周波数以下をモノラル化できます。
下記のような場面で活用できます▽
- ミックス全体が狭く感じる → Widthを上げてSide成分を増やし、ステレオ幅を広げる
- 高域に少し開放感が欲しい → Airを加え、高域のトーンバランスとステレオ感を調整する
- 低域が左右に広がりすぎている → Mono Bassで指定周波数以下をモノラル化する
- 低域は中央にまとめつつ、上の帯域は広くしたい → Mono Bass+Widthを組み合わせる
- マスターを少しだけワイドで開放的に仕上げたい → Width+Airを控えめに加える
マスターだけでなく、各楽器のバストラックのステレオイメージを調整したいときにも便利です。
Saturatorセクションで倍音や歪みによる質感・キャラクターを調整

GUI右端のSaturatorセクションでは、コンプレッションとは別に、Fairchild 670を構成する真空管やトランス由来の色付けを行えます。
Bus Processor 670では、コンプレッションに伴う色付けだけでなく、Transformer / Tube Stagesによるサチュレーションを独立して調整できることも特徴。
4つのコントロールノブの役割はそれぞれ以下の通りです。
- Wet/Dry:原音とサチュレーション処理音をブレンドでき、強く歪ませた音を薄く混ぜるようなパラレル処理が可能
- Transformer:トランス由来の歪みを調整でき、特にキックやシンセベースなどの低域で効果が分かりやすい
- Tone :Tube Stagesによるディストーションのキャラクターを設定
- Tube Stages:主にコンプレッション後段で発生するチューブサチュレーションの量を設定
倍音や歪みによる質感・キャラクターの変化を加え、積極的なサウンドデザインができることも「Bus Processor 670」の魅力です。
Sidechainセクションでコンプレッサーの反応を細かく調整

GUI左側のセクションは、コンプレッサーが何にどの程度反応するかを調整できるサイドチェインセクションです。
「S/C Low Cut」では低域への過剰な反応を抑え、「S/C Tone Shift」では検出信号の周波数バランスの調整が可能。
「S/C Stereo Link」では左右チャンネルのコンプレッションをどの程度連動させるかを設定でき、圧縮時のステレオバランスや広がりを考慮した処理が行えます。
また、Compressor Wet/Dryを使って原音と圧縮音をブレンドするパラレルコンプレッションにも対応しています。
- Compressor Wet/Dry:原音とコンプレッションされた信号をブレンドできます。強くコンプレッションした信号にDry信号を戻すことで、パラレルコンプレッションが可能です。
- S/C Stereo Link:2チャンネルのゲインリダクションをどの程度連動させるか調整できます。強いコンプレッションではLinked寄りにすることで左右のバランスが動くのを防ぎやすくなり、軽いコンプレッションではDual Mono寄りにすることでステレオイメージを広く保ちやすくなります。
- S/C Low Cut:コンプレッサーの検出信号から低域を取り除き、キックやベースなどの低域によってコンプレッサーが過剰に反応するのを防げます。
- S/C Tone Shift:コンプレッサーの検出前に周波数バランスをTiltさせ、実際の出力音をEQするのではなくコンプレッサーがどの周波数帯域に反応しやすくなるかを調整できます。
以上が特筆すべき、「Bus Processor 670」の特徴的な機能です。
各トラックごとの使用事例
ボーカルBusへの適用例
ドラムバスへの適用例
MIX BUSへの適用例
初めてバリミュータイプのコンプレッサーを使う際は、どんな局面で使えるの?と疑問を持つ方も多いと思います。
一例として、下記のような局面で活躍してくれるので参考にしてみてください。
| 素材 / 使用箇所 | 期待できる効果 |
|---|---|
| Mix Bus / Master | 軽くコンプレッションを適用し各パートを馴染ませ、まとまりや一体感(Glue)を付加 |
| Mix Bus / Master | Tube Stages / Transformerで真空管やトランス由来のサチュレーション、温かみやキャラクターを付加 |
| Drums | 軽くコンプレッションを適用し、ダイナミクスを滑らかに整え、ドラムを馴染ませる |
| Drums | 強めにコンプレッションを適用し、ポンピングを活かした積極的なコンプレッション効果を作る |
| Kick / Synth Bass | Transformerを強め、特に低域で現れやすいトランス由来の歪み・キャラクターを加える |
| Vocals | Vari-Muコンプレッションによってダイナミクスを滑らかにコントロールしながら質感を付加 |
| Electric Guitars | Compression / Saturationの調整でダイナミクスを整えながらアナログ回路由来のキャラクターを付加 |
| Mix Bus / Masterなど | Widthの調整で、Side成分を増減してステレオ幅を調整 |
| Mix Bus / Masterなど | Airノブで、高域のトーンバランスや広がりを調整 |
| Mix Bus / Masterなど | Mono Bassで指定周波数以下をモノラル化 |
Bus Processor 670の効果は、単純な音圧の変化だけでなく、ピークが自然に収まり、各パートが馴染んでミックス全体にまとまりが生まれるような変化に注目すると分かりやすいと思います。
特にミックスバスでは強くコンプレッションして効果を確認した後、徐々に弱めて「ONでは自然にまとまり、OFFにすると少しバラけて聞こえる」程度を目安にして設定していくのが良い場合があります。
Tube / Transformerによる色付けも同様に、かけていることが明確に分かる状態より、外したときに少し物足りなく感じる程度から試すのがおすすめです。
まとめ
Bus Processor 670は、Fairchild 670をベースとしたVari-Mu方式による滑らかで音楽的なコンプレッションでピークを自然に抑えながらミックスにまとまりを与えられることが大きな魅力です。
Softube版ならではの魅力でもある、真空管/トランス由来のサチュレーションを調整できるSaturator、ステレオイメージを整えるSpatializer、コンプレッサーの反応を細かく設定できるSidechainなど、現代のミックス/マスタリングに役立つ機能も充実。
ミックスバスやマスターを自然にまとめたい場合はもちろん、ドラムやボーカル、ギターなどにアナログ的な質感やキャラクターを加えたい場合にも活用できるのでぜひチェックしてみてください▽
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関連動画
仕様・プラグイン動作条件
macOS:Big Sur 11, Monterey 12, Ventura 13
Windows:Windows10 (64-bit), Windows 11
取り扱いショップ
- プラグインブティック(PIB特典付属)
- Beatcloud
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