iZotope社のRXシリーズは録音されたオーディオ素材に含まれた不要なノイズの除去・修復を簡単に行える音楽や映像の制作現場で活躍してくれるプラグインです。
プロの現場でも使われていますが、自宅でボーカルやアコースティック楽器をレコーディングする人、フィールドサンプリングをする人にとっても役立つプラグインとなっています。
現在、RXシリーズの最新バージョンは「RX 10」となり、さらにオーディオリペア機能が充実しています。
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iZotope「RX 10」の特徴
iZotope社のRXシリーズはレコーディング、放送、動画撮影など様々な現場で活躍してくれるオーディオリペアプラグインです。
オーディオ素材に含まれる様々なタイプのノイズに対応でき、本格的なレコーディングスタジオだけでなく、小規模なプロダクション、個人でのレコーディングにも有効。
特に自宅や貸し音楽スタジオなどレコーディング環境が整っていない場所での生楽器や歌をレコーディングする場合に発生する様々なノイズ対応に最適です。
- レコーディングや撮影された素材のオーディオ修復・ノイズ除去
- ラウドネスレベルの調整
- 複数のファイルを表示して編集
- オーディオのタイムストレッチ・ピッチ調整
- 音声に含まれるノイズをリアルタイムで処理
「RX10」の新機能
RX 10シリーズは今までの機能に加えてさらに便利な機能が搭載されています。
- Repair Assistant Plug-in | リペア・アシスタント
- Text Navigation | テキスト・ナビゲーション
- Multiple Speaker Detection | マルチ・スピーカー・ディテクション
- Dynamic Adaptive Mode in De-Hum | ダイナミック・アダプティブ・モード
- Upgraded Spectral Recovery | スペクトラル・リカバリー
- First Time User Experience | ユーザーエクスペリエンスの向上
- Selection Featheringで周波数帯・時間軸を範囲選択する際、さらに細かい範囲選択が可能になりました。
- Stratus 3D、Symphony 3Dがアップデート。UIが新しくなり、Apple M1にもネイティブ対応。
- RX ElementsにDe-reverbが追加。
Repair Assistant Plug-in | リペア・アシスタント
Repair Assistantはオーディオリペアに慣れていない人やサッと短時間で修正を済ませたい人のための機能です。
iZotopeのAIによって素材を解析して音の問題を処理。RX 10のRepair Assistantは、一から作り直され大幅にアップグレードされています。
解析後に処理された音に対して好みに合わせて調整することで、オーディオリペアの起点となり、スムーズな処理が進められます。
Text Navigation | テキスト・ナビゲーション
Text Navigation機能は長いダイアログファイルから素早く特定の箇所を見つけるための機能で、映像や音声の中で話されている言葉をテキスト化(注:現時点では英語のみ対応)してくれます。
ダイアログの分析をすることでスペクトログラム上にテキストを表示させ、特定の単語を検索したり、選択して編集することが可能です。
Multiple Speaker Detection | マルチ・スピーカー・ディテクション
Multiple Speaker Detectionは複数の音声が入ったファイルの処理に便利な機能です。
個々の音声にタグ付けをすることで、話し手を素早く特定して処理が可能。話し手ごとに違う処理をする時に役立ってくれます。
Dynamic Adaptive Mode in De-Hum | ダイナミック・アダプティブ・モード
Dynamic Adaptive Modeはオーディオ素材の品質を保ちながらハム、ワイヤレスリング、ハウリングなどのノイズを処理するDe-humに搭載された新機能です。
ノイズプロファイルを学習させることなく不要なハム・バズノイズを取り除いてくれます。
ピッチに影響を与える電磁干渉や他の複雑なノイズをも音質を犠牲にすることなく自動的に素早く除去してくれるので便利です。
Upgraded Spectral Recovery | スペクトラル・リカバリー
周波数的に劣化してしまっているデータのハイとローエンドの処理ができるモジュールです。
First Time User Experience | ユーザーエクスペリエンスの向上
RXをガイドするインタラクティブツアーが追加されています。RXシリーズを初めて使う人にも安心な分かりやすい解説で基本的な使い方が確認できます。
その他の改善点
Selection Featheringで周波数帯・時間軸を範囲選択するときに、さらに細かい範囲選択が可能になりました。
他にもStratus 3D、Symphony 3DがアップデートされてUIが新しくなり、Apple M1にもネイティブ対応しています。
RX Elementsには新たにDe-reverbが追加されています。
「RX 9」までの主な機能
- Spectral Recovery [Advanced only] :リアルタイムストリーミング用に圧縮された時に削除される周波数の復元
- Wow & Flutter [Advanced only]:レコードやカセット、フィルムなど物理的に録音され、劣化したサウンドのピッチ調整
- Enhanced separation with Dialogue Isolate [Advanced Only]:自然な響きを保ったまま環境ノイズが行える
- Complex Ambience Match [Advanced]:別のノイズフロアを別の録音に合わせられる映像作品などに最適
- Dynamic De-hum [Standard + Advanced Only]:オーディオ品質を保ちながらハム、ワイヤレスリングや干渉によるノイズを除去
- Guitar De-noise [Standard + Advanced Only]:ギターアンプの電気ノイズ、不要なフレット、弦のきしみ、ピックアタックを調整できる
- Music Rebalance [Standard + Advanced Only]:ミックス内の各パートのゲイン調整ができる
- Loudness Control [Standard + Advanced Only]:放送や配信にそぐわないラウドネスレベルの素材を敵視に処理できる
- Batch Processor [Standard + Advanced Only];1回のパスで複数のオーディオファイルを処理できる
- 32 Audio Tab Limit:RX Audio Editor内で最大32個のファイルを表示・編集ができるRepair Assistantノイズやクリッピング、クリックなど様々なノイズに対して適切な処理が行えるようにサポートしてくれる機能
- De-hum [Standard + Advanced Only]:オーディオ素材の品質を保ちながらハム、ワイヤレスリング、ハウリングなどのノイズを処理
- Variable Time [Standard + Advanced Only]:ピッチを変更せずに選択したオーディオにタイムストレッチがかけられる
- Variable Pitch [Standard + Advanced Only];時間と長さを維持しながら選択した範囲のピッチ調整が可能
- De-bleed [Standard + Advanced Only]ヘッドホンやクリックトラックなど外部からの音の漏れを処理できる
- De-ess [Standard + Advanced Only]:歯擦音などから発生する高周波の音を処理できる
- Mouth De-click [Standard + Advanced Only]:クリック、ポップ、デジタルインパルスノイズを処理
- Spectral Repair [Standard + Advanced Only]:素材の中の問題がある周波数や不要な音を特定して処理できる
- Voice De-noise:音声に含まれるノイズをリアルタイムで処理
- De-plosive [Standard + Advanced Only]:破裂音、マイクパンプの処理
- Spectral De-noise [Standard + Advanced Only]:古い録音環境やホームムービー、自宅でのレコーディング時に入ったノイズを処理
- De-click:クリック、ポップ、デジタルパルスノイズを自動的に識別して除去
- De-clip:デジタル、アナログのクリッピングを処理
- Composite View:複数のマイクで拾われたノイズ処理
RX 10のエディション一覧
RX 10のラインナップは、
- RX 10 Elements(エントリー版)
- RX 10 Standard(通常版)
- RX 10 Advanced(上位版)
以上の3つに加えて、ポストプロダクションに役立つプラグインがまとめられた「Post Production Suite 7」にRX10が収録されています。
RX 10 Elements(エントリー版)
RX 10 ElementsはRX10のエントリー版です。
従来のDe-click/De-clip/Voice De-noiseといった基本的なオーディオリペア機能に加えてRX10の新機能「Repair Assistant plug-in」やDe-Hum Dynamic Modeが搭載。さらに録音された素材の空間の音を調整できるDe-reverbが追加されています。
RX 10 Elementsはスタンドアローン非対応なのでDAWでプラグインとして使用します。自宅でボーカルレコーディングや動画撮影で声を収録している人で簡易的にノイズ処理をしたいといった人ならRX 10 Elementsでも十分に使えます。
【通常価格:¥19,201(税込)】
RX 10 Standard(通常版)
RX 10 StandardはRX10の通常版です。
基本的なRXシリーズのオーディオリペア機能に加えて新機能の、
- Text Navigation
- Repair Assistant plug-in
- Selection Feathering
- First time user experience (FTUE)
以上が含まれています。
「RX 10 Advanced」と比べると、複数の会話の中から特定の声を識別する「Multiple Speaker Detection」や劣化したオーディオ素材の高域と低域をリペアする「Upgraded Spectral Recovery」などいくつかの機能が収録されてませんが、シンプルなノイズ処理をする上では十分な内容です。
【通常価格:¥59,300(税込)】
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※「RX Elements」を保有している場合に利用できるお得なUPG版
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※有料のiZotope製品を1つでも保有している場合に利用できるお得なUPG版
【価格】$438.90
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・RX 10 Standard Crossgrade from RX Loudness Control
※「RX Loudness Control」を保有している場合に利用できるお得なCRG版
【価格】$108.90
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※日本円価格は為替変動の影響により、掲載時と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
RX 10 Advanced
RX 10 AdvancedはRX 10シリーズの上位版です。RX 10のすべての機能が使えるのでプロの現場など本格的なオーディオリペアで活躍してくれます。
【通常価格:¥296,900(税込)】
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「RX 10 Advanced」は「RX 10 standard」やiZotope製品を保有している場合、通常よりも割引価格で購入できるアップグレード版(UPG版)が利用できます。
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※過去の「RX Advanced」を保有している場合に利用できるお得なUPG版
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・RX 10 Advanced Upgrade from RX 9 Advanced or RX Post Production Suite 6
※「RX 9 Advanced」や「RX Post Production Suite 6」などを保有している場合に利用できるお得なUPG版
【通常価格】$438.90
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・RX 10 Advanced Upgrade from RX 1-10 Standard
※過去Ver「RX 1~10 Standard」を保有している場合に利用できるお得なUPG版
【通常価格】$878.90
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・RX 10 Advanced Upgrade from RX Elements/Plug-in Pack
※「RX Elements」を保有している場合に利用できるお得なUPG版
【通常価格】$1,177
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・RX 10 Advanced Crossgrade from any iZotope Advanced Product
※iZotope製のいずれかの「Advanced版」を保有している場合に利用できるお得なUPG版
【通常価格】$438.90
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・RX 10 Advanced Crossgrade from any paid iZotope product
※有料版のiZotope製品を1つでも保有している場合に利用できるお得なUPG版
【通常価格】$1,318.90
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RX Post Production Suite 7.5
RX Post Production Suite 7.5はオーディオリペアから音声や曲のミックスのためのプラグインを収録したポストプロダクションやレコーディングで活用するバンドルです。
- RX 10 Advanced: RX 10の上位版
- Dialogue Match: EQ、リバーブ、アンビエンスをプロファイリングして異なる環境で録音されたダイアログの音をマッチさせるイコライザー
- Neutron 4: ミックスに必要なモジュールを搭載したミキシングプラグイン
- Nectar 4 Advanced: ボーカルミックス用プラグイン。Celemony社のピッチ補正プラグインMelodyne 5 essentialも付属しています。
- Insight 2: オーディオを分析して視覚的に情報がチェックできるメータープラグイン
- RX Loudness Control: ポストプロダクションと放送局のワークフローのために開発された、音源をラウドネス基準値に合わせるツール
- Relay: トラック間の調整をまとめて行えるユーティリティプラグイン。
- Symphony 3D: サラウンドやイマーシブオーディオにも対応したリバーブ
- Stratus 3D: 1700個以上のプリセットを搭載した最大24チャンネルまでサポートするリバーブ
- Tonal Balance Control 2: ジャンルに合わせたミックスのターゲットを提示し最適なミックスを完成するプラグイン
【通常価格:¥281,100(税込)】
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- サウンドハウス
- Media Integration
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「RX Post Production Suite 7.5」もアップグレード版があるので、iZotopeの各製品を保有している場合はお得に購入できます。
・RX Post Production Suite 7.5 (Includes Nectar 4 ADV) from PPS 7
※PPS 7を所有している人向けのRX Post Production Suite 7.5へのアップグレード版
【価格】通常 281,100円(税込)
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※日本円価格は為替変動の影響により、掲載時と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
プラグイン仕様
【対応OS】
- macOS キャタリナ (10.15.7) – macOS モントレー (12.5.x)
- Windows 10 – Windows 11
【プラグインフォーマット】
- Mac:AU, AAX, AAX Audiosuite, VST3. (VST 2非サポート)64bitのみ
- Windows:AAX, AAX Audiosuite, VST3. (VST 2非サポート)64bitのみ
- AU ARA (Spectral Publisher ARA & Music Rebalance ARA)Logic Proのみ対応
- RX 10 Ambience Match、Dialogue Isolate、De-rustleのAAX版はPro Toolsでのみ利用可能
【RX 10 オーディオエディター:プラグインのホスティング】
AUとVST2形式のプラグインは、RXオーディオエディター上で読み込み可能
VST2のプラグインホスティングは、将来的にVST3のプラグインホスティングに置き換わる予定
【対応DAW】
- Logic Pro 10.6.3 – 10.7.x
- Pro Tools 2021 – 2022
- Ableton Live 11
- Cubase 11 – 12
- Nuendo 12
- Studio One 5
- Reaper 6
- FL Studio 20
- Audition CC 2022
- Premiere Pro CC 2022
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ
RXシリーズは様々なノイズ処理をサポートしてくれるオーディオリペアプラグインです。
最新版「RX 10」になってさらにオーディオ内に含まれる問題を解消する機能が充実しています。
プロフェッショナルな現場だけでなく、自宅レコーディングや貸しスタジオでのレコーディング、Youtubeなど動画制作時に起きるオーディオノイズなど活躍してくれる場所は多いです。
「RX 9」や過去のRXシリーズを持っている人はアップグレードやクロスグレードもセール対象なのでRXシリーズやiZotope製品を持っている人は要チェックです!