Ewan Bristow「EB-SpectralDelay」は、FLStudioのマルチバンドディレイにインスパイアされ制作されたディレイプラグインです。
スペクトルを15のバンドに分け、それぞれにディレイ、フィードバック、スペクトラルゲートのコントロールが可能。
一般的なディレイプラグインとは異なるユニークかつ多彩なサウンドメイクができるので是非チェックしてみてください。
ダウンロードの詳細はこちらから▽
EB-SpectralDelayの特徴
「EB-SpectralDelay」は、スペクトルを15のバンドに分けてディレイを適用できるだけでなく、リバーブやOTT、シェイプモーフィングエンジンも内蔵しているので、ただのディレイにとどまらない音作りが可能です。
ちなみに、このプラグインパッチがインスパイアを受けたとされるFL STUDIOの「Multiband Delay」は、入力信号を16の周波数帯域に分割し、各帯域ごとにディレイ、ボリューム、パンを調整できるサウンドデザインツールです。
Multiband Delay
「EB-SpectralDelay」は、この「Multiband Delay」の特性に似た効果が得ることが可能です。
プラグインの使い方に慣れるまで少々苦労するかもしれませんが、非常に多彩かつユニークなサウンドをデザインできます。
例えば、単純なビートに「EB-SpectralDelay」を適用したシンセ、ピアノ、ギターなどを乗せるだけでも印象的なトラックに仕上げることも可能。ループ系主体のトラックメイクには特に便利に感じるかもしれません。
基本的な操作画面は「Delay」と「Feedback」「Spec-Gate」の3つです。
UIの右側にある「Waveform」「OTT」「Settings」「Shapes」では、サウンドを細部に渡ってデザインするための各パラメーターが調整できます。
特に「Shapes」の中央のセクションでは、マウスを使って自由にシェイプを描くことが可能。
意外性のある音作りを素早く実行できます。
自分でシェイプを描かなくてもUI右下にあるシェイプを選択することもできます。
また、OTTエフェクトも内蔵され、過激なサウンドメイクが可能。
一番右のスライダーで適用量を調整できますが、ほんの少しだけ上げる程度で十分なほど過激に適用されるので注意してください。
ディレイエフェクトということもあり、「EB-SpectralDelay」は少々重い印象です。
処理能力が頼りないパソコンで使うと処理落ちしてブツブツと切れる可能性もあるので、こちらに関してもご注意ください。
仕様・プラグイン動作条件
Plugdata上で動作し、VST、CLAP、LV2、AUプラグインとして動作可能
ダウンロードページ
「EB-SpectralDelay」のダウンロードページにて、FREEの項目を選択することで無料ダウンロードが可能です。
使用するには「EB-SpectralDelay」のパッチ自体と、「Plugdata」もダウンロードする必要があります。
「Plugdata」をインストールし、Plugdata上にEB-Dioneをドラッグ&ドロップすれば使用できます。
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