Supertone「CLEAR」は、録音したボーカルやナレーションのオーディオ内に含まれているノイズや部屋鳴り、リバーブ成分を素早く除去できるボイスセパレーターオーディオプラグインです。
音声ファイルのオーディオを「ボイス」「アンビエンス」「ボイスリバーブ」の3つに分離させ、ノイズ成分を下げることで聞きやすいボーカル・声に処理できるのがこのプラグインの特徴。
ノイズ除去系のプラグインは他社メーカーのものも含めるといくつかありますが「CLEAR」はとにかくシンプルに操作できる使いやすさが魅力です。
また、ボーカルミックス時など音楽用だけでなく、ストリーマーやポストプロダクションエンジニア、ビデオエディターなど多くのクリエイターに向けて作られたオールラウンダーの製品となっています。
CLEARのセール情報
●Supertone CLEAR Summer Sale
【開催ショップ】
プラグインブティック
【セール期間】
2025年8月18日~8月31日まで(日本時間9月1日夕方まで)
CLEAR
【価格】$108.9 (16,016円 税込) → 44%オフ $60.72 (約8,930円 税込)
>> セールページへ
※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
CLEARの特徴
- 音声分離ニューラルネットワークによるノイズ除去&リバーブ除去が可能
- 直感的に扱える3つのノブで調整が可能コ
- 3チャンネルのオーディオビジュアライゼーションの統合および分割が可能
- 幅広い用途に対応可能な低CPU動作(ECOモード)が可能
- 迅速かつ正確なモニタリングを実現する強力なチャンネルコントロール
- オンラインおよびオフラインのワークフロー
「Clear」はSupertone独自の音声分離ニューラルネットワークにより、アーティファクトが少ないクリアな処理を施してくれることも特徴。
とにかく操作がわかりやすく、オーディオ内のノイズやリバーブ成分を素早く除去できるのが大きな魅力です。
処理したいトラック(オーディオファイル)に「Clear」を適用すると、「AMBIENCE(部屋鳴り・環境反射音)」と「VOICE(ボーカルやナレーション)」、「VOICE REVERB(声の残響音)」が下記の画像のように3つに分けて表示されます▽


中央の「VOICE」がボーカルやナレーションなどノイズを省いた「使用したい音声」のノブで、「AMBIENCE」と「VOICE REVERB」のノブはノイズや残響音のレベル調整が行えます。
AMBIENCEとVOICE REVERBのノブを下げるだけでノイズや残響を低減。非常にシンプルな操作方法となっています。
ちなみに、切り分けられた「AMBIENCE」と「VOICE REVERB」の成分内に必要なボイス成分も含まれる場合もあるため、過度なバランスに設定するとやはり違和感のある音声になってしまうこともあります。
適度に「AMBIENCE」と「VOICE REVERB」の値を残すと聞きやすい音声になるので、「S(ソロモニタリングボタン)」を使用しつつモニタリングしながら調整するのがおすすめです。
また、UI内のInvert(反転)ボタンは、クリックすると処理後の信号と元の入力信号の違いをモニタリングできます。
声を明瞭にするだけでなく、アンビエンスを残したい場合にも


ボーカルやナレーションの声を明瞭に聞かせるために処理できるのはもちろん、逆に環境音や自然の音だけを抜き出せることも「Clear」の魅力。
例えば夏祭りの環境音を録音し、人間の声などは低減したいというときはVOICEのノブを下げればOK。
精度は録音ファイルによって変わりますが、「声を明瞭に聞かせる」という用途以外にも使えることも特徴です。
ECOモードでCPU負荷を軽減


「Clear」は、リアルタイム処理機能によって様々なストリーマーの環境下でもクリアな音声に処理できますが、CPUの負荷を軽減したい場合はECOモードを使用するのがおすすめです。
ECOモードでは音声の分離品質が低下してしまいますが、通常使用時よりも大幅にCPU負荷を下げてくれます。
使用するマシンのスペックや環境に応じて適宜使用してみてください。
関連動画
ノイズ除去プラグインはどれがいい?
ノイズやリバーブ成分を低減・除去できる製品はいくつかありますが、どれが最も精度が高く、音をクリアにできるのか?という疑問を持つ方は多いと思います。
一意見として精度や緻密なノイズ処理を行いたい場合はやはりiZotopeのRXシリーズが良いのではないかと感じます。
高度な処理結果を得るにはRXを使いこなす経験と知識もある程度必要ですが、少しずつ慣れていけば問題なく使いこなせると思います。また価格は少々高額なことは留意点です。
また、WavesやSonible、Antaresなどのメーカーからリリースされている製品も非常に優秀。
アーティファクトを感じにくい処理結果が得られるのはRXやWavesの「Clarity Vx Pro」(定価 $699)などがトップクラスだと思いますが、素早く処理を済ませられる&一定のクオリティのノイズ処理ができるという面では、下記の製品もおすすめです。
- Waves「Clarity Vx」(定価 $199)
- Waves「Clarity Vx DeReverb Pro」(定価 $249)
- Antares「Vocal Prep」(定価 $125)
- Sonible「prime:vocal」(定価 $179)
複数の製品を使ってみて、最終的には使い勝手が良いものを選んで作業効率を上げる。という判断をしていくことになると思いますが、個人的にはSonible「prime:vocal」から使い始めてみるのも良いのではないかと思います。
もちろん、使いやすさと作業スピード向上を重視したい場合は「Clear」もおすすめ。
デモ版が利用できるので、まずは是非体験してみてください▽
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取り扱いショップ


仕様・プラグイン動作条件
macOS 10.13以降(Apple Silicon(m1、m2、m3)をネイティブサポート)
Windows 10以降(64ビットのみ) AU、VST3、VST、AAX
【サンプルレートとバッファサイズ】44100Hz、48000Hz、96000Hz Supertoneでは、I/Oバッファサイズ256以上の使用が推奨されています。
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