「TOONTRACK」の大人気ドラム音源「EZ DRUMMER 3」は、ドラムの打ち込みが苦手な人や短時間でリアルなドラムトラックを作りたい方に最もおすすめのドラム音源です。
前バージョンから作業効率を高めてくれる機能が豊富なことで人気でしたが、最新バージョンの「EZ DRUMMER 3」は、サウンド・機能面・インターフェースも向上して、さらに使いやすいドラム音源としてパワーアップしています。
- DTM初心者で、ドラムの打ち込みが苦手
- 曲に合ったドラムフレーズやイメージしたドラムフレーズを素早く形にしたい
- 幅広い音楽ジャンルに対応できる拡張性のあるドラム音源を探している
- タイトでパンチのあるドラム音源を探している
- コスパの良いドラム音源を探している
最新セール情報を始め、EZ DRUMMER 3から搭載された機能・変更点、使用感をお伝えしていきます!
EZ DRUMMER 3の最新セール情報
●TOONTRACK BLACK FRIDAY WEEK DEALS
【期間】2024年11月21日~12月2日17時まで
【開催ショップ】SONICWIRE
EZ DRUMMER 3
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EZ DRUMMER 3の特徴・新機能
EZ DRUMMER 3になり、サウンドの刷新・ドラムキットやルームの追加・打ち込みをサポートしてくれる便利機能などが追加されています。
EZ DRUMMER 2から新たに追加された機能は
- 一新されたGUI(フルリサイズ可能・グリッド・エディター、ステップ・シーケンサーがオンボードで表示)
- 「SUPERIOR DRUMMER 3」の機能を踏襲した「Grid Editor」機能の追加
- 7つのドラムキット追加(スネア、キック、シンバルも追加)
- 約15GBのドラム、シンバル、パーカッションを収録
- ドラムグルーブライブラリーの追加
- サウンドに合わせてドラムパターンを検索してくれる新機能「Bandmate」の追加
- ミックス用プリセット追加
- 電子ドラムのためのマッピング、調整機能搭載、主要な電子ドラムに対応するプリセットも収録
という内容です。
新しいルームサウンド・ドラムキット
新たにEZ DRUMMER 3から、
- MAIN ROOM:ポップスからロックまで幅広いジャンルで使えるサウンド
- BRIGHT ROOM:ロック系と相性の良いサウンド
- TIGHT ROOM:ドラムパーツをミュートしたサウンド
という3つのルームで収録された7つのドラムキットが追加されました。
MAIN ROOM
MAIN ROOMは今回のメインとも言えるスタンダードなサウンドです。
密度の濃い抜けの良いドラムサウンドが特徴で「STUDIO KIT」、「SINGER-SONGWRITER KIT」という2つのキットを使って収録されています。
BRIGHT ROOM
BRIGHT ROOMはタイトさとアタック感のあるサウンドが特徴です。
スパっと切れ味の良い音が魅力で、モダンロック・メタルなど早いフレージングも綺麗になっています。
ラウドなサウンドと相性の良い「VINTAGE ROCK KIT」、低音から高音までしっかり鳴らすパワフルなドラムサウンドと相性の良い「MODERN ROCK KIT」という2つのキットを使って収録されています。
TIGHT ROOM
TIGHT ROOMは各ドラムパーツをミュートしたようなアタックとリリースの短いサウンドが特徴。
エレクトリックなサウンドやヒップホップとの相性も良いです。
非常にタイトな音で収録されているので、自分で音作りをしたい人にもおすすめです。
太さとアタック感を兼ね備えた「TIGHT & PUNCHY KIT」、1960年代のブリティッシュ・ポップシーンにインスパイアされた「CLASSIC POP KIT」とジャズトラックやヒップホップと相性の良い「HIP-HOP/R&B KIT」で収録されています。
イメージしたリズムが作れる・見つけられる便利機能
EZ DRUMMER 3は新機能に加えてEZ DRUMMER 2から搭載されていた機能も使いやすくバージョンアップされています。
- TAP 2 FIND:リズムに合わせてクリックするだけで近いビートをサーチしてくれる便利機能
- THE BANDMATE(新機能): 他のサウンドを参照してリズムを生成
- 人間らしいリズム作りをサポートするヒューマナイズ機能、Power Hand機能(新機能)
- EZ DRUMMER 3内でドラムトラックが完成させられるGRID EDITOR(新機能) 、ソングクリエイター(デザイン変更)
- 主要な音楽ジャンルのビートやフィルを網羅した膨大なMIDIライブラリー(データ追加)
など、簡単にイメージしたリズムが作れる機能が満載です。
一つのビートパターンから1曲分のドラムパターンの構成をいくつも提案してくれるソングエディター機能は、打ち込み初心者だけでなく短時間でドラムパートを作成したいプロの作曲家にとってもかなり重宝します。
TAP 2 FIND
TAP 2 FINDはイメージしたリズムを形にしてくれる機能です。
画面に表示された短いステップシーケンサーにマウスやMIDIキーボードで音を鳴らすと叩いたリズムに近いリズムパターンをMIDIライブラリーから表示してくれます。
他にもグルーブ・モックアップの録音機能を追加するなど、より簡単にイメージしたリズムの作成に役立ちます。
THE BANDMATE
THE BANDMATEはEZ DRUMMER 3から追加された新機能です。
ベースの他にギターや鍵盤楽器などリズムを付けたい音に合わせて相性の良いリズムを探してくれます。
読み込んだらすぐにリズムを表示してくれます。そこからイメージした音に近いジャンルのリズムを選んだり、表示されたリズムのバスドラム、ベース、ハイハット、ベロシティやスイングの調整もできます。
ヒューマナイズ機能・Power Hand機能
GRID EDITOR(ソフト内のステップシーケンサー)では人間味のあるスイング感やベロシティ調整が可能で、シンプルに打ち込んだビートを簡単にグルーヴ感のあるビートに調整できます。
人間味のあるドラムトラック作りに役立つヒューマナイズ機能もGRID EDITORで調整できます。
Power Hand機能を使えば、ハイハットやスネアのゴーストノートなど各ドラムパーツを叩くリズムの調整ができます。
ゴーストノートが簡単に作れるのはかなり便利です!
ソングクリエイター
ソングクリエイター機能はEZDRUMMER3内でイントロからエンディングまでのドラムトラックを簡単に完成させられるサポート機能です。
基本となるリズムパターンを読み込むと、リズムと相性の良いパターンをイントロから、コーラス、フィル、エンディングといったバース別に様々なリズムを表示してくれます。
GROOVES PARTS:MIDIライブラリー
GROOVES PARTSには主要な音楽ジャンルに対応できるリズムのMIDIライブラリーが収録されています。
リズムパターンの検索もジャンルやプレイスタイル、曲の構成別で収録されていて探しやすく設計されています。
さらにTAP 2 FINDやTHE BANDMATEを使えば、イメージしたリズムに近いパターンへとすぐに辿りけるように作られています。
異なるリズムパターンからハットやスネアのパートだけを抜き出して新しいグルーブを作ることもできるので、収録されているパターンから膨大な組み合わせのドラムパターンが作れます。すごく便利!
新しい「MIXER」
EZDRUMMER 3からミキサーも新しくなりました。
EZDRUMMER 2と比べて各楽器を細かくコントロールできるようになっています。
以前は無かったキックのイン、アウト、スネアのトップ、ボトムが別マイクで調整できたり、アンビエンスのマイクも増えています。
オーバーヘッドの混ざり具合を調整できるノブも新たに追加されていて使いやすいです。
EZ DRUMMER 3のレビュー・感想
EZ DRUMMER 3になってから便利機能はもちろんですが、基本となるドラムキットやパーツ、ミックスプリセットが追加されたことでさらに音の幅が広くなってると感じました。
前バージョンのEZ DRUMMER 2リリースから約8年経っていることもあって、かなりパワーアップしている印象です。
EZ DRUMMER 3の音を動画でチェック!
今回、EZ DRUMMER 3で新しく追加されたルームとドラムキットのサウンドプリセットがチェックできる動画も用意したので、新しいEZ DRUMMER 3の音をまとめてチェックしたい人はこちらもどうぞ!
GUIが新しくなって見やすくなった
GUI(グラフィカルユーザインターフェース・操作画面)が新しくなったことで、見た目の印象もかなり変わりました。
EZ DRUMMER 2時台のGUIがこちら
EZ DRUMMER 2からインターフェースも改良されたのと、画面サイズを変更できるようになっているので、かなり見やすくなっています。
全体の印象はEZ BASSの画面に近いです。
また、EZ DRUMMER 2には無かったソフト内でビート編集ができるGRID EDITOR(ソフト内のステップシーケンサー)も搭載されているので、EZ DRUMMER 3内でドラムトラックを細かく調整していけます。
パターンをMIDIトラックに貼り付けて編集も可能ですが、ヒューマナイズ機能をフルに活かせるGRID EDITORを活用した方が短時間でリアルなドラムプレイを作れますよ。
今風のドラムサウンドに進化
EZ DRUMMER 3をDAWで鳴らしてみてすぐに感じたのは「音がEZ DRUMMER 2より近い」というのと、「密度が濃く今っぽいドラムの音」という印象です。
録音技術の進歩や新しいドラムキットとルームでレコーディングを行っている影響なのか、音質も向上しています。
ルーム感がありながらドラム自体の音がクリアに収録されていて使いやすくなっています。
比較参考として「EZ DRUMMER 2」と「EZ DRUMMER 3」で同じフレーズを鳴らした音を用意しました。
EZ DRUMMER 2はModan Basic、EZ DRUMMER 3はMain Roomを使用。
どちらも立ち上げて最初に用意されているキットです。
EZ DRUMMER 2のサウンド
EZ DRUMMER 2はデフォルトでルーム感が強く、サウンドが少し遠いです。単体で聞くと悪くないのですが、楽曲に混ぜると存在感が薄れてしまいます。
EZ DRUMMER 3のサウンド
Main Room
Main RoomはEZ DRUMMER 3を立ち上げて最初に設定されているルームサウンドです。収録されているドラムキットも万能タイプで幅広いジャンルで使えます。今回の収録ではStudio Basicというデフォルトのルームで鳴らしています。
EZ DRUMMER 3はルームサウンドの調整が入り、音が非常に近くなっています。
これならちょっとしたデモならパラアウトしなくてもそのまま使えるという印象です。
EZ DRUMMER 2はミキサーでの調整が必要になってしまう分、あえてEZ DRUMMER 2内で音を調整するよりもパラアウトしてDAWの方で音作りをした方が楽だったりしたので、この音質やルーム感の調整はかなり使いやすくなったと思います。
他にも新たに追加されたルームのデフォルトサウンドも収録してみました。
Bright Room
ハードなドラムと相性が良い「Bright Room」は抜けが良く切れ味の良い音が鳴らせるキットが収録されています。
Tight Room「Tight Room」はドラムキットをミュートして、ドライに収録したサウンドが特徴です。
素材がタイトな分、加工しやすい印象です。
ヒップホップやエレクトロポップなどマシンドラム風なプレイをしたい時にも使えます。
また、EZ DRUMMER 3にはEZ DRUMMER 2の2つのキットも収録されているので、かなり幅広い曲に対応できます。
プリセットも追加されて充実している
新たに追加されたMain Room、Bright Room、Tight Roomにはそれぞれ新しいドラムキットとサウンドプリセットが追加されています。
全体のプリセットではなく、それぞれのルーム別でプリセットが用意されているのはかなり使い勝手が良いです。
EZ DRUMMER 2のプリセットと比べるとかなり増えています。
また、各ドラムキットにはサイズや鳴りの違うパーツも追加されていて、一つのドラムキットの中でも音作りの幅が広がっています。
イメージしたドラムトラック作りをサポートする機能が充実
EZ DRUMMER 3になって人間味のあるドラムトラック作りをサポートする機能がさらに充実しています。
EZ DRUMMER 2からあった「TAP 2 FIND」を使えばイメージしたドラムフレーズに近いパターンを収録しているMIDIグルーブライブラリーから検索してくれますし、新機能のBANDMATEを使えば、自分で弾いた他の楽器フレーズに合うドラムパターンを表示してくれます。すごい!
この2つを使えばかなりイメージしたドラムパターンに近いものが短時間で見つけられます。
さらにドラムパターンの編集ができる「GRID EDITORのヒューマナイズ機能」やプレイスタイルを指定してゴーストノートのニュアンスを再現できる「Power Hand機能」も搭載されているので人間味のあるグルーブがすぐに鳴らせます。
ソングクリエイター機能の改良で使いやすくなった
ソングクリエイター機能も改良されました。
楽曲の構成に合わせたドラムパターンを自分で作らなくても、基本となるビートから構成に合わせパタンを提示してくれるので、さらに短時間でドラムトラック作りができます。
EZ DRUMMER 2と比べると見やすくなっています。
GROOVES PARTS:MIDIライブラリーの追加
EZ DRUMMERシリーズの人気ポイントの一つGROOVES PARTSも新しく追加されています。
主要な音楽ジャンルを幅広くカバーしているので、制作している曲に合ったドラムパターンが見つけやすくなりました。
ドラム全体だけでなく、ハットやスネアなど単体でパターンから抜き出して使ったり、別パターン同士を組み合わせて使ったりもできるので、1から打ち込む作業がかなり簡略化されています。
特定のジャンルに詳しくなくても定番のリズムやフィルが使えるのは短時間で楽曲のクオリティーを高めたり、良い意味で「っぽいドラム」が作れるのはかなり便利です。
EZ DRUMMER 3の価格
●TOONTRACK 公式サイト価格
新規購入:EUR 179(日本円で約¥29,185 税込)
●サウンドハウス
¥19,800(税込) 990ポイント還元 → 実質¥18,810(税込)
●SONICWIRE
¥22,000(税込)1,100ポイント還元 → 実質¥20,900(税込)
セールが開催された際は当サイトとTwitter(@daw_hack)で随時、更新していきます。
※2024年3月1日更新
- SONICWIRE
- Amazon
- 楽天市場
- サウンドハウス
- Rock oN Line eStore
上記の「Amazon・楽天市場での参考価格」よりも安く買える場合があります。各ショップリンク先で最新価格をご確認ください。
EZ DRUMMER 3へのアップグレード価格と方法
EZ DRUMMER 2からのアップグレードについて触れておきます。
EZ DRUMMER、EZ DRUMMER 2(EZDRUMMER2 BUNDLEも対象)を所有している人(EZ DRUMMER LITE」を除く)はアップグレード価格でEZ DRUMMER 3へのアップグレードが可能です。
- 公式サイト:EUR 99(日本円で約15,602円)※2023年12月27日時点の為替レート
- 日本市場価格: ¥22,000(税込)
公式サイトかSONICWIRE、Rock oN Line eStoreなどでEZ DRUMMER、EZ DRUMMER 2 からのアップグレードパスが購入できます。
購入後はToontrack Product Managerでアップグレード
EZ DRUMMER 3へアップグレード、または新規購入後、購入ショップから送られてくるシリアルナンバーをToontrack公式サイトに登録(初めての人は無料アカウント作成)すると、Toontrack製品の管理ソフトToontrack Product ManagerにEZ DRUMMER 3が追加され、インストール可能になります。
Toontrack Product Managerを開くと、上の画像のようにアップデートのバナーが表示されます。
クリックしていくとダウンロード → インストール → オーソライズまでほぼ自動で行ってくれるので簡単です。
まとめ
EZ DRUMMER 3は EZ DRUMMER 2と比較すると、
- 音質が良くなった
- ドラムキットとプリセットが追加されて出せる音の幅が広くなった
- イメージに合ったリズムが見つけられるサポート機能がさらに充実
- 人間味のあるドラムプレイが簡単に再現できる打ち込み機能を搭載
- 曲に合ったドラムフレーズが簡単に作れる新機能を搭載
など、様々な面が向上し、更に充実したドラム音源になりました。
使い方がシンプルでわかりやすく、曲の最初からエンディングまでドラマーが考えたようなリズムが打ち込みが苦手な人でも短時間で作れるのが魅力です。
個人的には、「ドラムの知識が少ない」「打ち込みが苦手な人」はもちろんですが、幅広いジャンルの曲を作る作曲家・コンポーザーにとっても頼れるドラム音源だと思います。
イメージしたドラムフレーズにたどり着きやすく設計されているので、かなり即戦力で活躍してくれます!
機能の充実度を考えるとかなりコスパの良い「買って損無し」なドラム音源だと思います◎
高機能で音の良いドラム音源を探している人はチェックしてみてください!
Toontrackのベース音源やピアノ音源とも相性がいいので併せてチェックしておくのもおすすめです。
人気のドラム音源はこちらの記事で特集しています。
仕様・システム環境
【対応OS】
Mac :macOS 10.10以降、IntelまたはAppleシリコンプロセッサ
Windows:Windows7以降
※共通:64ビット、18 GBの空きディスク容量(さらにダウンロード用に18 GB)、4 GB RAM(8 GB RAM以上を推奨)
【プラグインフォーマット】
Audio Units, VST3, AAX、スタンドアロン
過去のセール価格
セール履歴
●TOONTRACK TAKE IT EZセール
【期間】2024年6月4日~7月31日16時まで
【開催ショップ】SONICWIRE
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●サウンドハウス
・EZ DRUMMER 3(ダウンロード版)
【価格】¥19,800(税込)※さらに990ポイント付与
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※パッケージ版は特典対象外です。