SoliderSound「S Pulser」は、トレモロ、ダッキング、パルスエフェクトの機能を持つプラグインです。
例えば全音符で鳴らしたシンプルなパッドのトラックをリズミカルに変化させたり、ギターやベース、ストリングスなど各トラックに適用して新たなリズムを持ったフレーズを生み出すなど、楽曲やトラックに変化を加えたいときに活躍してくれます。
さらに、一般的なトレモロと大きく異なる機能があり、SideとMidに分けてエフェクトを適用できることも「S Pulser」の魅力。
立体感のあるトレモロ効果をトラックに与えられます。
ダンスミュージック、クラブミュージック系を始め、印象的なサウンドメイクをしたいときに超おすすめです。
「S Pulser」の特徴
「S Pulser」の特徴は上記の動画のサウンドをヘッドフォンでチェックするのが最もよく理解できますが、自由度の高いトレモロ効果を与えられることや、Mid/Sideに分けてエフェクトを適用することでユニークなサウンドに仕上げられることが最大の魅力です。
特にMid/Sideに分けて適用するエフェクトは、Future BassやHard Core Technoを始めとしたTECHNO全般やダンスミュージックなどで印象的な演出を加えたいときにおすすめ。
POPSやROCKなどのジャンルでもギミック的に使うと面白い展開を作れます。
「S Pulser」の活用例
シンセやパッド、ピアノ、ギターなどでコードを全音符で鳴らし、「S Pulser」を適用するだけでトレモロ&ダッキング効果を利用したバッキングトラックが作れます。
ロングトーンだけでなく、フレーズを弾いたトラックに適用しても面白いフレーズが作れたりもします。
最もオーソドックスな活用法はまさにダッキングエフェクトのような使い方にも似ていますが、「S Pulser」の場合、MIDとSIDEそれぞれ個別に適用できるので他のプラグインよりも面白い効果が作れます。
ダッキングエフェクトとしても使える
前項で触れた通り、まさにダッキングのような効果を生み出すことも可能。
キックをトリガーにしてコンプでダッキングするよりは精度が低いですが、Nicky Romeroのプラグイン「Kickstart 2」のような感覚で素早くダッキング効果を適用できるのは魅力です。
全音符から1/32まで10段階の譜割り設定(Rate)が可能。目的とする効果に見合った演出を自由に表現できます。
MidとSideコントロールでユニークなサウンドをデザイン
ユーザーインターフェース下部にある「Mid・Side」のスライダーでは、エフェクトをMidとSideどちらに適用するかを調整できます。
スライダーが中央にある場合はどちらにも適用される状態で、Mid・Sideいずれかに振り切っている場合はいずれかのみに適用される状態です。
音を出しながらこのスライダーを移動させていくと、サウンドに面白い効果が生み出されるのが分かると思います。
ヘッドフォンでモニタリングすると分かりやすいので是非試してみてください。
プリセットも収録されています。まずはプリセットを使ってみて「S Pulser」のユニークさを体験してみましょう!
クラブ系&ダンスミュージックを作るときには特におすすめです◎
ダウンロードページ
ダウンロードの際、Solidersound公式ページでのアカウント作成が必要です。
また、「S Pulser」には上位版の「S Pulser Pro」もあります。
S Pulserよりも更に多くの機能を搭載し、単調なトラックをリズミカルで聴きごたえのあるサウンドに昇華させられる素晴らしいプラグインなので、こちらも是非チェックしてみてください。
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