Audio Ollieの「Memoir Piano」は、アメリカのピアノメーカーMason & Hamlinが1923年に製造したグランドピアノをサンプリングしたピアノ音源です。
ピアノ音源は多くの製品がありますが「Memoir Piano」はソフトで優しい音色が特徴で、どこか哀愁の漂うような響きが特徴。
非常に美しいサウンドで、劇伴やBGM制作を始め、バラード曲などでも即戦力になってくれます。
※使用にはKontaktフルバージョンが必要です。
「Memoir Piano」の特徴
「Memoir Piano」は、今後発売が予定されているグランドピアノコレクション音源の「プロローグ的な音源」としてリリースされていますが、お試し版と言ってしまうにはもったいないほど素晴らしい音源です。
制作メーカー創設者Ollie氏が、自身のYOUTUBEチャンネル購読者1000人を突破したことを記念して無料公開されました。
ちなみに「Memoir Piano」以前にはベースのミュート音を再現できる音源「MUTE」もフリー公開されています。(同じページでダウンロードできます。)
メイソン・アンド・ハムリンのピアノを収録
収録された実機のピアノは、Mason & Hamlinの1923年製グランドピアノが使用されています。
Mason & Hamlinは、日本では認知度が低いメーカーですが、1854年にヘンリー・メイソン氏とエモンズ・アムラン氏によってボストンで設立された歴史あるメーカーです。
もともとはオルガンを製造していましたが、1883年にピアノの製造を開始。以来、100年以上もの長きに渡って今も存在感を放っています。
「Memoir Piano」制作者のOllie氏が「これまで試奏した中でも最も美しい楽器のひとつ」と絶賛しています。
6タイプのプリセットとペダルノイズを収録
「Memoir Piano」には、異なるサウンドに調整された6種類のプリセットが用意されています。
ナチュラルなサウンドから、少し曇った印象のサウンド、柔らかく優しい印象のサウンドなど、雰囲気と情緒にあふれたサウンドとなっています。
テクスチャープリセットも収録
オーソドックスなピアノだけでなく、ピアノをもとにサウンドデザインされたテクスチャープリセットも収録されています。
プリセットの中には、パッド的なサウンドからアルペジエーターを含んだサウンドなど、劇伴で使いたくなるようなプリセットが収録。
プリセットのままでも十分使えるサウンドなので是非チェックしてみてください。
プラグイン仕様・システム要件
「Memoir Piano」の使用にはKONTAKTフルバージョンが必要です。
ダウンロードページ
「Memoir Piano」は、ピアノのライブラリの幅を広げるためにも持っておいて損はないと思うので是非チェックしてみてください。
先でも触れましたが、メーカー公式サイトでは「Memoir Piano」以外にも「MUTE」という音源も無料配布されています。用途は少ないかもしれませんが、こちらも興味があれば是非。
「Memoir Piano」
>> ダウンロードページはこちらから
※ページ中段あたりに「Memoir Piano」の項目があります。
ピアノ音源は下記のページでも取り上げているのでこちらも是非チェックしてみてください。