Native InstrumentsのMIDIキーボード・KOMPLETE Kontrolシリーズの新作「KONTROL S-Series MK3」が発表されました!
2017年10月6日に発売された前バージョンの「MK2」から実に6年越しの新作です。
本バージョン「MK3」からは「KOMPLETE」の名称がなくなり、「KONTROL S MK3」という名称になりました。
リリースされた最新機種は従来のSシリーズと同様3タイプとなります。
この記事では、新たに発表された「MK3」の概要と最新セール情報、前バージョン「MK2」を比較しながらご紹介していきます。
●日本限定 Native Instruments Kontrol S-Series MK3アップグレードキャンペーン
【セール期間】2024年1月22日~3月31日まで
【開催ショップ】Rock On eLine Store
▼キャンペーン概要
Komplete Kontrolシリーズキーボード所有者対象の特別キャンペーンです。
新機種のKontrol S MK3シリーズキーボードを期間中に新規購入&登録することで、iZotope「Mix & Master Bundle Advanced」(通常78,000円 税込)、またはNative Instrumentsのサンプラー「Kontakt 7」(通常42,900円 税込)のいずれかを選択&無償プレゼントされます。
※Kontrol S MK3は、どのモデルも対象です。
機種 | 価格(税込) |
---|---|
Kontrol S49 MK3 | 107,400円 |
Kontrol S61 MK3 | 121,700円 |
Kontrol S88 MK3 | 186,200円 |
>> キャンペーンページ
【特典の入手方法】
特典はメーカー公式サイトによる近日開設予定の申請フォーム経由で申請します。詳しくは製品到着後にご確認ください。
※旧製品の返却は不要です。
製品ラインナップ
MK2のラインナップと同様に、49鍵・61鍵・88鍵の3タイプが用意されています。
- Kontrol S49 MK3
- Kontrol S61 MK3
- Kontrol S88 MK3
製品価格は下記の通りです。
【Kontrol S MK3】の価格
製品名 | 定価(税込) |
---|---|
Kontrol S49 MK3 | ¥107,400 |
Kontrol S61 MK3 | ¥121,700 |
Kontrol S88 MK3 | ¥186,200 |
下記はMK2の価格です。価格だけを比較すると少々高くなりましたが、新機能の追加や時世の影響も考慮すると妥当な価格設定にも感じます。「S-88」は18万円台となり、なかなかの価格です。
【MK2の価格】
シリーズ・機種 | 定価(税込) | 鍵盤数・タッチ |
---|---|---|
S49 | ¥89,800 | Fatar社製 セミウェイテッド プレミアムキーベッド |
S61 | ¥99,800 | Fatar社製 セミウェイテッド プレミアムキーベッド |
S88 | ¥149,800 | Fatar社製 フルウェイテッド ハンマーアクション |
「Kontrol Sシリーズ MK3」の特徴
Native Instrumentsから発表されている「Kontrol S」の仕様・新機能は下記となっています。
- 次世代のNKSテクノロジーによるソフトウェア統合を実現。Kontaktやパートナーメーカーの音源/エフェクトとの連携が可能
- セミウェイトキーのS49・S61、ハンマーアクションキーのS88、それぞれ全機種にFatar社製のキーベッドを採用
- 全モデルにポリフォニックアフタータッチを標準搭載
- Kontrol S88にはハンマーアクションを搭載
- 高解像度のフルカラーディスプレイを搭載。直感的な検索・調節・ミキシングを実現
- メタルとガラスを採用した美しいデザイン
- ライトガイドのデザインを刷新。サウンド、キーゾーン、スイッチ、スケールなどを正確に表示
- ノブ、ピッチ&モジュレーションホイールはアルマイト処理したアルミニウム製を採用
- USB MIDIとUSB-Cバスパワーに対応
- エクスプレッションペダル、サステインペダルに割り当て可能なペダル入力を2つ搭載
- 主要なDAWとの連携で円滑なトランスポートコントロールを実現
先進的なNKSテクノロジーによる連携
これまでも「NKS」を使用した各ソフトとの連携は行われてきましたが、MK3では先進的なNKSテクノロジーによる詳細なコントロールと連携を実現。
Kontaktインストゥルメントだけでなく、NIのパートナーメーカーの音源やエフェクトの操作性が向上しているようです。
どれだけの製品とどれくらいのシームレスさで連携されるのかに期待ですね。
スクリーンナビゲーションの使いやすさが向上しているかも気になりますね~
ポリフォニックアフタータッチ
MK3にはポリフォニックアフタータッチが搭載。
ポリフォニックアフタータッチとは、鍵盤ごと個別に独立したタッチ(圧力)を出力するものです。
MK2と比べて更に進化したエクスプレッションを実現しています。
これによりカットオフ/ピッチ/ビブラートなどを円滑に操作可能。
また、全モデルに「Fatar社」と共同開発されたキーベッドが搭載されます。
「KONTROL S-Series MK3」の本体サイズ・重量
製品名 | サイズ | 重さ |
---|---|---|
S49 Mk III | 高さ:86mm × 横幅:802.2 mm × 奥行き:323 mm | 5.5 kg |
S61 Mk III | 高さ:86mm × 横幅:967.4 mm × 奥行き:323 mm | 6 kg |
S88 Mk III | 高さ:120mm × 横幅:1353mm × 奥行き:347 mm | 13.5 kg |
各エディションの詳細
新製品「KONTROL S-Series MK3」の各エディションのデザインや仕様について触れていきます。
Kontrol S49 MK3
MK2のサイズは、
横幅:840mm × 奥行き:297mm × 高さ:84 mm
重さ:5.55kg
でしたが、MK3では
横幅:802.2 mm × 奥行き:323 mm × 高さ:86mm
重さ:5.5 kg
に変更。
重量はほぼ同じで、横幅が約40mm程度縮小。奥行きが26mm、高さが約2mm長くなりました。
MK2と同様、S49 MK3 でもFatar製が採用。セミウェイトキーが使われています。
価格:¥107,400(税込)
Kontrol S61 MK3
MK2のサイズは、
横幅:1006mm × 奥行き:297mm x 高さ:84 mm、 重さ:6.55kg でしたが、
MK3では、
横幅:967.4 mm × 奥行き:323 mm × 高さ:86mm、重さ6 kg
に変わり、横幅が縮小、奥行きと高さが増え、重量は約500g軽くなりました。
約2センチ程度の横幅が縮小されたので、作業デスクの横幅に余裕がなかった方には嬉しい仕様変更かもしれません。
全機種ピッチホイールとベンドホイールの形状が変更。
操作性や感触は実際に触れて体験するまで操作性の良し悪しはわかりません。
MK2よりも更に使いやすくなっていると嬉しいですね。
ボタンのレイアウトなどに大きな変更はないように見えますが、いくつかのボタンの配置と全体的なデザインはかなり変わった印象。
中央右側にあるプッシュエンコーダー(ジョイスティック)の周りにランプが追加されているようです。
価格:¥121,700(税込)
Kontrol S88 MK3
MK2のサイズは、
横幅:1390mm × 奥行き:346mm × 高さ:115mm
重さ:13.2kg
でしたが、
MK3では、
横幅:1353mm × 奥行き:347 mm × 高さ:120mm
重さ:13.5 kg
となり、横幅約4センチ縮小、奥行きと高さは若干の変化がありますが、ほぼ同じ長さになっています。
横幅4センチの縮小はかなり大きな変化。
88鍵盤を導入したくても作業環境に収まらなかった方は注目です。
S88はMK2のときと同様、ハンマーアクションキーが採用。
各鍵盤ごとに搭載されているLEDランプのデザインも変更。MK2のときには縦長だったLEDが、横長のランプになっています。
背面にはMIDI IN/OUT端子、ExpressionペダルとSustainペダルの入力、ASSIGN入力が2箇所、UCB-Cの入力が搭載されています。
価格:¥186,200(税込)
最上位機種ということもあり、MK2でも高額だったS88はさらに価格が上がりましたが、その分機能性に期待したいところです。
※前バージョン「KOMPLETE Kontrol S MK2」の詳細は下記のページで特集しています。
仕様・システム条件
・MIDI 2.0対応
・Intel Core i5及びApple M1以上に対応
・macOS 13 Ventura以上に対応(MIDI 1.0モードではmacOS 12と互換性あり)
・Windows 10(最新SP)以上に対応
・8GB RAM推奨
【ハードウェア仕様】
・高解像度カラースクリーン(1280mm x 480mm)
・CNC加工、ビードブラスト、アルマイト処理が施されたアルミニウム製の素材:8 x エンコーダーキャップ、1 x 4Dエンコーダーキャップ、2 x ホイール(ピッチ、モジュレーション)
・ピッチホイール、モジュレーションホイールにRGBイルミネーションを搭載
・防塵コントロールサーフェス
・機能ごとにグループ化された新しいボタンセット
販売ショップ・購入ページ
Native Instruments製品のヘビーユーザーなら、すぐに購入を決断してもよい新作MIDIキーボードです。
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【画像出典】メディアインテグレーション / Native Instruments