SampleScience社がリリースしたスピーチシンセサイザーをサンプリングしたボイスインストゥルメント「Virtual Vocaid」が無料配布中です。
「Virtual Vocaid」はTexas Instrumentsの音声支援デバイス・スピーチ・シンセサイザー「Vocaid」をソフトウェア化したSampleScience社のボイス音源です。
イギリスの物理学者「スティーブンホーキング博士」が使用していたことで有名な「Vocaid」の独特の合成音声を正確に再現しています。
- ロボティックなボイスを曲に取り入れたい
- 動画用などで使いやすいロボットボイス音源を探している
- アンビエントやSFの雰囲気を持つ曲や映像にボイスを加えたい
Virtual Vocaid
「Virtual Vocaid」は、音声障害を持つ人のために作成された医療用の音声支援デバイスTexas Instruments「Vocaid」をサンプリングしたボイス・スピーチ音源です。
Vocaidのスピーチ・ボイスを、
- Alphabet(アルファベット)
- Bedside(ベッドサイドに居る際に使われる短文)
- Games(カードゲームなどで使われることが多い短文)
- Numbers(0〜9の数字)
- Telephone(電話をする際に必要な短文)
という5種類のカテゴリーで合計125種類収録。
元のデバイスVocaidで生成可能な単語や文字、数字などすべての組み合わせが再現できます。
ADSRエンベロープ、LFO、ローパス/ハイパスフィルター、4種類のエフェクトといった機能を備えており、スピーチ・ボイスを加工して使用できます。
機能・特徴
- 5つのカテゴリーに分類された125のVocaid音声合成音
- ディストーション、ディレイ、コーラス、リバーブ
- ADSR
- マルチLFO
- ハイパス/ローパスフィルター
- 振幅範囲の制御
- 3つのボイスモード:ポリフォニック、モノフォニック、レガート
仕様・システム条件
【Mac】
- macOS Mojave 以降
- AU、VST、VST3
【Windows】
- Windows 8.1/10/11
- VST、VST3
【共通】
- 23.8 MBのHDスペース
- 2GHz クアッドコア CPU 以上、4 GB 以上の RAM
- 64ビット
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
ダウンロードページ
「Virtual Vocaid」はスピーチ・シンセサイザーによって生成されるワードや数字など実機と同様の個性的なボイス・スピーチを再現しています。
カウントダウンのボイスなどは多くの人が聴いたことがあるかと思います。
オーディオサンプルではなくインストゥルメントとして扱えるため、使い勝手も良くVocaidの個性的なボイスがほしいときに素早くアイデアを試せるのが魅力です。
無料ですが他にはあまり見かけないユニークかつ実用的なインストゥルメントです。
無料配布中なので、声ネタのライブラリを充実させたい方は試してみてください。
【ダウンロードについて】
●SampleScience「Virtual Vocaid」
>> ダウンロードページはこちら
- ダウンロードリンクからダウンロードページへ移動し、使用しているWindows および macOSに合わせたプラグイン形式を選択。
- 価格の入力フォームに「0」と打ち込み、ダウンロードボタンをクリック
- Eメールアドレスを入力してボタンをクリックするとダウンロードに進みます。
各プラグイン形式は個別でダウンロードする必要があります。(VSTとAUを両方ダウンロードしたい場合は2度ダウンロードする必要がある)
●おすすめのボイス・ボーカル音源(有料)
【画像出典】SampleScience