「Pianos and Keys」はWavesの、
- Grand Rhapsody Piano:アコースティックピアノ
- Electric 200 Piano:ウーリッツァーピアノ
- Electric 88 Piano:ローズピアノ
- Electric Grand 80 Piano:エレクトリックグランドピアノ
- Clavinet:クラビネット
という5つの音源を収録したバンドルです。
作曲で使用頻度が高いスタンダードなグランドピアノ、エレクトリックピアノ、エレクトログランドが収録されているので、「Pianos and Keys」があれば幅広いジャンルに対応できます。
- ベーシックな鍵盤音源を揃えたい
- 色付けの少ないエレピ音源を使いたい
- DAW付属の鍵盤音源にプラスして使いやすいスタンダードな鍵盤音源が欲しい
2023年3月27日からWavesプラグインのライセンス方式とビジネスモデルが変更になり、新しく「Waves Creative Access」に統一されました。これに伴い、Wavesプラグインの導入方法が大幅に変更となっています。
Pianos and Keysの特徴
「Pianos and Keys」にはWavesの鍵盤音源、
- Grand Rhapsody Piano:アコースティックピアノ
- Electric 200 Piano:ウーリッツァーピアノ
- Electric 88 Piano:ローズピアノ
- Electric Grand 80 Piano:エレクトリックグランドピアノ
- Clavinet:クラビネット
という5種類が収録されています。
どの音源も過度な色付けがなく、サンプリングした実機に忠実なサウンドに仕上がっています。
Pianos and Keysに収録されている音源を使ったデモトラックです。
収録音源
ここからは、各音源の特徴を紹介していきます。
Waves Grand Rhapsody Piano
Grand Rhapsody Pianoはセミコンサートグランドピアノ「Fazioli F228」をサンプリングしたアコースティックピアノ音源です。
3つのマイクポジションを調整してアンビエンスを作ります。コンプやイコライザーやリバーブ、リミッターを搭載したコントロール部分が備わっているので音作りもしやすいです。
また、ピアノの鍵盤を鳴らした時に起きる弦の共鳴音も収録されていて、原音とのブレンドができます。ペダルノイズもミックスできるので、好みのピアノサウンドが作れます。
プリセットも26種類収録されているので、曲に合わせたセッテイングを1から作らずに使えます。
プリセットサウンドがチェックできる動画を用意したので参考にしてみてください。
サウンドは弦の共鳴音が調整できるので高域が綺麗に響きます。マイクポジションを調整することで、様々な空間処理に対応できるので使いやすいです。
Waves Electric200
Electric200はエレクトリックピアノの定番「ウーリッツァーピアノのモデル200」をサンプリングした音源です。
張りのある響きと心地良いアタック感が特徴で、ポップスやメロウなバラードとの相性抜群。ベーシックなサウンドに加えて、エレピ定番のモジュレーションエフェクトも備わっているので表現の幅が広いです。
さらにHAMMER(ハンマー)の音やメカニカルノイズもブレンドできるので心地良いアタック感をプラスしたエレピサウンドも簡単に作れます。
プリセットもベーシックなものからエフェクティブなものまで87種類用意されているので幅広いシーンで活躍してくれます。
Electric200のプリセットがチェックできる動画を用意しました。
Waves Electric 88
Electric 88はエレクトリックピアノの定番「ローズピアノ」を収録した音源です。
ビンテージならではの有機的な音を再現するためにツアーなどで実際に使い込まれたローズピアノがサンプリングされています。
ソウルやファンクサウンド、現代のポップス、クラブミュージックでも使用頻度が高い音源の一つですね。
エフェクトには、トレモロ・オートパン・フェイザー・コーラス・リバーブ、コンプ・リミッター・アンプ・3バンドEQを搭載。シンプルなUIですが機能は非常に充実しています。
音作りの面でもサウンドカラーを変えるフォルマントノブとTINES、KEY UP、メカニカルサウンドをブレンドできるMIXセクションが備わっているので幅広い音作りに対応できます。
Electric 88に収録されているプリセットを紹介している動画がこちらです。
Waves Electric Grand 80
Electric Grand 80はヤマハのエレクトリックグランドピアノ「CP80」をサンプリングした音源です。
80年代ポップス・ロック・R&Bのジャンルで多く使用されてきた「CP80」が持つ、倍音の響きと厚みのある音が特徴。心地良いアタック感もエレクトリックグランドピアノならでは。
ベロシティレンジの広さがしっかりあって、弱く弾いた音と強く弾いた時の音にメリハリがしっかり表現できます。
プリセットサウンドがチェックできる動画がこちらです。
Waves Clavinet
Clavinetは、スティービー・ワンダーやビリー・ブレストンといったファンクサウンドで知られるアーティストが使ってきたHohner Clavinet D6をサンプリングした音源です。
和音を弾いた時でも一つ一つの音が硬めで、ギターのようなサウンドが特徴。
エフェクトには、オートワウ・フェイザー・コーラス・リバーブ・コンプ・3バンドEQ・アンプが備わっていて音作りも柔軟にできます。
鍵盤の横に付いているミュート・スライダーを使うことで歯切れ良いスタッカートからサステインのニュアンスも調整できます。
プリセットがチェックできる動画がこちらです。
システム環境
【Mac】
- 10.15.7、11.6.5、12.3.1
- CPU:Intel Core i7 / i9 / Xeon-W / Apple M1(ClarityおよびCOSMOSを除く)
- メモリ: 8 GB RAM(16GB以上推奨)、16 GB 以上の空きシステムドライブ
- AU、VST3、AAXホスト(64ビットのみ)
【Windows】
- Windows 10 64 bit(21H2)、Windows 11 (21H2)
- CPU: Intel Core i5 / i7 / i9 / Xeon (Gen 5 以降) / AMD Quad-Core
- メモリ: 8 GB RAM、16 GB 以上の空きシステムドライブ
- VST3、AAXホスト(64ビットのみ)
Pianos and Keysまとめ
WavesのPianos and Keysは現代的な作曲でも使用頻度の高いベーシックな鍵盤楽器を5種類収録した使いやすいバンドルです。
収録されている各音源は、それぞれ単体でも購入できますが、セール期間はバンドルで購入する方がお得なので、使いやすいベーシックな鍵盤音源を探している人はPianos and Keysがおすすめです!
【画像出典】Media Integration