Techivation「M-De-Esser 2」は、トラック本来の自然なトーン及びダイナミクス、明瞭さを保持しながらもAIミックスアシスタント機能による精度の高い処理を実現してくれるディエッサープラグインです。
ボーカルトラックのディエッシングはもちろん、ハイハット、スネア、クラップ、パーカッションなどの打楽器や、マスターチャンネル内の過度な鋭さを持った音の処理など、聞きやすいミックスに仕上げる際にも活躍してくれます。
また、「ディエッシングを強く適用してしまうとトラックの明瞭度が落ちてしまう」という問題に対処するAIRコントロールも搭載しています。
M-De-Esser 2のセール情報
●M-De-Esser 2リリース記念セール
【開催ショップ】Techivation
【セール期間】2025年2月5日~2月20日まで
【セール概要】「M-De-Esser 2」の発売を記念して65%OFFセールが開催!M-D-EsserとAI-Clarityを所有している場合は25ドルでアップグレードできます。(マイページにログインしてご確認ください)
M-De-Esser 2
【価格】$129 (19,979円) → 65%オフ $45 (約6,969円)
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※為替変動の影響により、掲載時の日本円価格と異なる場合があります。最新の価格はセールページでご確認ください。
M-De-Esser 2の特徴
- ボーカルの自然なトーンと明瞭度を維持しながら、高音域の「s」「sh」「ch」の音を抑制
- ドラム、パーカッションなどをスムーズにディエッシングし、ハイハット、スネア、クラップがミックスに馴染むように処理
- マスタリング時に使用することで過度な鋭さを抑制
- ピアノ、シンセ、ストリングスなどのトラックからハーシュネスを取り除き、心地よいトーンに処理
- アダプティブプロセッシングによるリアルタイム調整で、手動調整することなく正確なディエッシングが可能
- Air コントロールでサウンドの明るさを復元し、強いディエッシング適用時でも明瞭さなサウンドを維持
「M-De-Esser 2」は、アダプティブプロセッシングレンジ、シビランスターゲティング、AI搭載ミックスアシスタント、スペクトルシェーピングの強化など多くの機能がアップグレードされ、さらに高機能なディエッサーに進化されました。
高周波数領域に的を絞ったスペクトル圧縮を適用し、ナチュラルなサウンドを維持しながらシビランスを抑制。
一般的なディエッサープラグインのようなディエッシングができるだけでなく、リファイン、タイトニング、エンハンス効果も得られる素晴らしいプラグインに仕上がっている印象です。
オーディオを継続的に分析し、過剰なシビランスをターゲットにして精度の高い処理が適用できるため、トラック本来の持ち味を損なわないディエッシングができます。
AIミックスアシスタント機能を搭載
「M-De-Esser 2」には、AIミックスアシスタント機能が搭載されているため、AIがオーディオの情報を分析し、シビランスを処理するための最適な設定を提案してくれます。
提案されたパラメーターに対してさらに自分が求める音に微調整する、という流れで使用することで大幅な時短が可能。
ディエッサーを使い慣れていない方でも簡単に使用できることも魅力です。
また、各トラックへの利用だけでなくマスターチャンネルへの使用もおすすめ。
「diff」ボタンを押して、処理された音だけをモニタリングすることで自分の耳では気づけなかったシビランスの確認ができるため、判断力を養うツールにもなってくれます。
より精度の高いシビランスコントロールを実現
「M-De-Esser 2」のUI下部には、さらに細かく調整できる多くの機能が搭載されています。
特にFrequency Limitのスライダーでは、処理する範囲を自由に指定でき、影響を与えたくない範囲を除外して指定することが可能。この範囲はAIミックスアシスタントによって自動的に提案されますが、さらに自分の意図に近づけたい場合は調整するのがおすすめです。
「M-De-Esser 2」は、再生エリアごとに手動調整する必要はなく、様々なタイプのボーカルや楽器に適応したシームレスなディエッシングを自動で行ってくれます。
Strength、Focusのノブ、Fast/Med/Slow各モードを選択し、適用する強度を指定することで問題の高周波数のみにフォーカスして処理が施されます。
AIによる処理の提案だけでなく、トラック本来のナチュラルさを維持しながらも自分が意図する精密なディエッシングが行えることも大きな魅力です。
各パラメーターの役割・使い方
Sensitivity
Sensitivityはプラグインのメインコントロールです。歯擦音の周波数が全体の信号レベルに対してどの程度強ければ抑制のトリガーとなるかを調整します。
Strength
Strengthは、検出された歯擦音の周波数がどの程度圧縮されるかをコントロールします。
Focus
FocusはM-De-Esser 2の選択性をコントロールします。
低めに設定するとワイドレンジのコンプレッションがソフトになり、高めに設定するとターゲットとなるナローバンドのサプレッションが強くなります。
Mix Assist
Mix Assistボタンを押すと、プラグインが入力をキャプチャして分析し、処理パラメーターをインテリジェントに設定します。
M-De-Esser 2は分析のために4秒間のオーディオをキャプチャします。最良の結果を得るためにはトラック内の最もシビラントな部分を再生し学習時することを推奨されています。
Frequency Limit
Frequency Limit スライダーはM-De-Esser 2の適応処理範囲をコントロールします。プラグインは常にオーディオを分析し、最も高い周波数エネルギーが集中している部分をターゲットに処理範囲を調整します。Frequency limitスライダーを調整することで、M-De-Esser 2が過剰な高周波を探す場所を制限することができます。
Air control
Airコントロールは、Frequency Limitスライダーで選択された範囲にさらに倍音をブレンドすることで、オーディオの存在感を高められます。
レベルに依存しないダイナミックエキサイターを使用し、SensitivityとStrengthの値を高く設定してもトラックの存在感わ失われないように調整できます。
Response speed modes
Fast、Medium、Slowのレスポンススピードモードによるダイナミクス調整ができます。
Mix control
処理された信号と元の信号をブレンドでき、パラレル処理が行えます。
Diff & Filter
DiffボタンをONにすると、処理された信号と元の信号の違いをモニタリングできます。
プラグインによるスペクトル補正を聴き取ることができ、パラメーターの微調整を素早く行えます。
FilterボタンをONにするとFrequency limitスライダーの視覚化も適応フィルター形状の表示に切り替わり、適応処理範囲のフィルターをモニタリングできます。
適応フィルターがトラックに合わせてどのように調整されるかを聞いて確認し、Frequency Limitスライダーを使ってその動作をコントロールできます。
Input-output level meters
処理前後の入力信号と出力信号のオーディオレベルが表示されます。
これらのメーターは入力と出力のレベルをリアルタイムでフィードバックし、スペクトラルシェーピング処理中に発生する振幅の変化をモニタリングできます。
Make Up & Auto-Gain
Make Upでは処理後の信号に適用されるゲインの量をコントロールできます。
設定を微調整しながらレベルマッチングできるオートゲインボタンも搭載。
ボタンを押すとMix Assistが数秒間オーディオをキャプチャし、自動的にMake Upパラメーターを設定してくれます。
Scalable user interface
インターフェースの大きさを80%から150%まで変更できます。
Internal On/Off Switch
専用のバイパス/オンコントロールが搭載されており、エフェクトを素早く有効化またはバイパスすることが可能。
DAWホスト内で直接エフェクトのオン/オフを切り替える際に発生する可能性のあるクリックやオーディオのアーチファクトを回避できます。
Undo/redo options
Undo/redoでは、以前の設定に戻したり、誤って行った変更をやり直すことができます。
A/B Switch
A/Bボタンは異なる設定をAB比較できるボタンです。
同じ処理チェーンの2つの異なるバージョンを切り替えて結果を比較できます。
Tooltips
ユーザーインターフェースの各セクションにマウスオーバーすると、そのセクションはどんな機能を持っているのかの簡易的な説明が表示されます。このツールチップオプションは表示のON/OFFの切り替えが可能です。
仕様・プラグイン動作条件
Windows
7 and up as 64-bit VST and VST3, and 64-bit AAX (PT11 and up)
Mac OS
10.15 (Catalina) and higher as VST, VST3, AU, and AAX. Intel processors, and Apple Silicon Chips.
まとめ
「M-De-Esser 2」は、ボーカルに使用するディエッサーとしてだけでなく、ミックス全体のシビランス処理時でも非常に優秀だと感じました。
ミックス内に耳障りな音があるように感じているけれど、処理すると全体的に音が曇ってしまう…というような悩みがある場合にも大活躍してくれます。
トライアル版が無料で使えるので是非体験してみてください▽
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