Universal Audioの「Manley Vari-Mu」は、主にマスターチャンネル、バスチャンネルに使用することでミックスにまとまりを与えてくれるリミッター/コンプレッサープラグインです。
オリジナルのManley Laboratories「Stereo Variable Mu Limiter Compressor」は、世界中のマスタリングスタジオの定番機器として愛用され、プロフェッショナルツールとして今も君臨しています。
この実機の特性をUniversal Audioが精密に再現した「Manley Vari-Mu」は、実機が手元になくてもマンレイのバリミューコンプを再現できる魅力的なプラグインです。
- マスターチャンネルに使用して、ステレオバスやミックス全体にまとまりを出す
- マスター、バス、各トラックにマンレイ特有のチューブの歪み感を加え、音に存在感を加える
ちょっと頼りないミックスでもバリミューコンプを適用すると、ミックスにまとまりが出て良く聞こえてしまう。というちょっとズルいプラグインという声も多くありますが、結果的に心地よいサウンドに導いてくれる素晴らしいコンプ/リミッターです。
Manley Vari-Muのセール情報
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実機:Manley Variable Mu Limiter Compressorとは?
冒頭でも触れましたが、「Manley Variable Mu Limiter Compressor」は、主に音楽制作における最終段階のファイナルミックス/マスタリング時に使用され、ミックス全体に「まとまり」を与えてくれるコンプ&リミッターとして広く認知されています。
オリジナルの実機「Stereo Variable Mu Limiter Compressor」は、1994年に発表されてからプロエンジニアのスタンダードなマスタリングコンプ/リミッターとして定着しています。
まずは、実機のハードウェアがどんなものなのかを下記のビデオでチェックしておきましょう!
実機を使用したMIX BUSへの適用デモ
プロエンジニアのミックスと自分のミックスは何処が決定的に違う…と感じたことがある方は、この「まとまり感・一体感」が出せていない可能性も。
バリミュー系のバスコンプを使用することで、この違いに気づき、理想の仕上がりを手に入れられるかもしれません。
UAD「Manley Vari-Mu」の特徴・主な機能
- Manleyの象徴的なVariableMuチューブコンプレッサーを再現
- バストラック、マスタートラックに使用し、まとまりのない複雑なミックスに一体感を与える
- 個々のトラックにも使用可能
- チャンネルリンクにより、正確にマッチしたステレオイメージを実現可能
- Left/Right・Mid/Sideの調整が可能
- プラグイン専用のDry/Wet Mixコントロールが搭載。パラレルコンプレッションの調整が可能
チューブコンプレッションの定番サウンドをミックスに追加
「Manley Vari Mu Limiter Compressor」は、真空管ならではの温かみのある質感を付加できます。
Fairchild系のソフトコンプレッション感と歪み感に近く、微細な変化でありながらサウンドを確実に豊かに聞かせてくれます。
トラックとミックスを強化
最も適切な使用はミックスバスですが、マスターチャンネルやバスチャンネルだけでなく、リードボーカル、ベースなどの単一楽器や、ホーンやストリングスなどのグループにも使用可能です。
ですが、やはりお勧めなのはミックスバスでの使用で、ミックスにリッチかつハイファイな質感を与えてくれます。
Manley Variable Mu Limiter Compressorの使い方/使用方法
各ノブの役割はそれぞれ下記の通りです。
IN / BYPASS
バイパスモード(下ポジション)に切り替えると、リミッ ト回路のすべてのエフェクトがバイパスされ、オーディオ信号に影響を与えません。
バイパス・モードでは信号は入力から直接出力に送られます。
RECOVERY
リカバリー(リリースタイム)の設定を5段階から選択できます。
- 10時方向 :実機では「VERY SLOW」= 8 seconds
- 11時方向:実機では「SLOW」= 4 seconds
- 12時方向:実機では「MEDIUM」=6 seconds
- 1時方向:実機では「FAST」=4 second
- 2時方向:実機では「VERY FAST」=2 second
THRESHOLD
ゲインリダクション、コンプレッション及びリミッターを適用するために値を調整します。
最も極端な効果を適用するにはMIN(反時計回りに最大)の位置です。
スレッショルド値が低いほどリミットがかかります。
OUTPUT
アウトプットレベルを調整します。
ATTACK
トランジェント検出の感度を調整。ゲインリダクションを開始するために必要な長さを調整します。
完全に反時計回りに回して最も遅い設定にすると、多くのパーカッシブな信号がリミッターやコンプレッションが動作することを防ぎます。
【実機の指標】
Fast =25mS
Med =50mS
Slow=70mS
DUAL INPUT
コンプレッサーの入力信号量を調整します。Vari Muは一般的には、この入力レベルを高く設定するほど、真空管の質感がより顕著に現れます。
LIMIT / COMPRESS
コンプレッション(実機では1.5:1)またはリミッティング(実機では4:1)機能を選択します。
コンプレッションはソフトなニー、リミットはよりシャープなニーです。
12dB以上のリミッターをかけるとレシオが大きくなります。(最大20:1)
Dry/Wet Mix
プラグインならではのDry/Wet Mixが搭載。適用量を調整できます。
LINK / SIDECHAIN
2チャンネルのサイドチェーンの接続をON/OFFします。
このスイッチをLINK(上向き)にいれると、2つの検出チャンネルはミックスされ、ゲインリダクションは双方のチャンネルで同期します。
LINK / Control
スイッチを有効(上向き)にすると、2つのチャンネルの設定をリンクし、チャンネル 1 で調整された各設定はチャンネル2にも適用されます。逆も同様です。
GR METER
リダクション量をデシベルで測定・表示。
Headroom
ヘッドルームの値を調整します。
ヘッドルームスイッチリンク/コントロールをオン・オフにしていても、左右のチャンネルの両方に影響します。
おそらく左側のヘッドルームを変更することはできません。※マニュアルの閲覧を推奨
関連動画
Matkat Musicさんによるテストプレイ
プラグイン仕様/システム要件
Native / Apolloに対応
【macOS】 10.15 Catalina, 11 Big Sur, 12 Monterey, 13 Ventura
【Windows】 10 or Windows 11 (64-bit only Editions)
Intel, AMD, or Apple silicon processor
iLok Cloud または iLok USB (第2世代以上) を使用した無料の iLok アカウントが必要。物理的なiLokドングルは不要。
重要: UADプラグインはAppleのGarageband DAWでは動作しません。
取扱ショップ・購入ページ
Manley Variable Muは、プロエンジニアの間では知らない人はいないほど超定番のコンプ/リミッターです。
もはや業界標準と言ってもよいほどの機種なので、プラグインでこの機種のサウンドを知っておくことも重要。
Universal Audioが再現したManleyのプラグインは全部で4種類ありますが、どれも素晴らしい出来です。
中でも「Manley Variable Mu Limiter Compressor」は、自分で作曲からミックス・マスタリングまでを手掛ける方なら一度は体験しておくべきプラグインだと思います。
別メーカーのVari Muコンプを持っているならそちらでも問題ないと思いますが、Universal Audio製のものとの違いを体験しておくのもおすすめです。
是非試してみてください!
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この他の「Variable Muタイプのコンプ/リミッター」は下記の記事で取り上げています。こちらも是非チェックしてみてください。