Techivationの「M-Loudener」はダイナミックレンジや明瞭度を保持しながらもラウドネスを増強できるプラグインです。
また、バス・マスタートラックのヘッドルームを確保したり、パンチ感、重み、厚みを出すなどミックスにおいて多くのメリットを与えてくれます。
マスターチャンネルやバストラックはもちろん、ドラムやベース、ボーカルなど各トラックにも使用可能。
Sonnoxの「Oxford Inflator」に似た印象がありますが、迫力ある低音域と高音域の抜け感は「M-Loudener」ならではの質感を持っています。
ラウドネスレベルを押し上げることで、より迫力あるミックスに仕上げられることに加え、MidSide設定では、ワイド感をコントロールしクリアかつ引き締まったサウンドにまとめることもできます。
シンプルな操作で迫力あるサウンドに仕上げられるのが魅力です。
- 迫力ある2Mixに仕上げたい
- ずっしりとした低音を出したい
- ボリュームレベルを上げ過ぎずにラウドネスレベルを高めたい
- ヘッドルームに余裕を持たせたい
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M-Loudenerの特徴
冒頭でも触れた通り、「M-Loudener」はダイナミックレンジを保持しながらもラウドネスレベルを増強し、迫力のある2ミックスに仕上げられるエンハンサー系のプラグインです。
ラウドネスレベルを高めるだけでなく、ヘッドルームに余裕を持たせ、歪まないように作用させるモードも搭載。
更に迫力のあるミックスに近づけるために活躍してくれます。
「M-Loudener」は、開発メーカーであるTechivationのプラグイン「T-Series」の要素を受け継ぎながら、モダンで見やすいインターフェースに昇華。
見やすく簡素的なUIのおかげで、短時間でイメージのサウンドに近づけていけることも大きな魅力です。
サウンドに与える影響・効果は、Sonnoxの「Oxford Inflator」やZynaptiqの「INTENSITY」と似た印象がありますが、「M-Loudener」に備わっている機能に着目すると利便性の高さを感じます。
実際に「M-Loudener」ができることについて触れていきましょう。
機能・特徴
「M-Loudener」の魅力の一つとして、「音質変化をさせずにラウドネスレベルを高められる」ということがあります。
「M-Loudener」は、元のオーディオの整合性を維持するために高度なアルゴリズムで設計され、他のエンハンサーなどのプラグインで起こりがちな「歪み」や「音質の変化」を抑えながら効果を発揮してくれます。
マスター・バストラックだけでなく個々のトラックにも
マスターバスやドラムバスなどのBUSトラックだけでなく、ボーカル、ベース、各シンセなどの単体のトラックにも使用可能。
ベースに使えば、サウンドの特性を変えずにパンチ感ある低音を強調でき、迫力のローエンドを鳴らせます。
各トラックにパンチ感を加えたいときや、刺激的で斬新なサウンドメイクをしたいときにも活躍してくれます。
各パラメーターの概要・調整できること
「M-Loudener」の各パラメーターの役割を知ると、このプラグインの有用性をより理解できます。
「M-Loudener」はワンノブタイプのプラグインで、調整が必要な項目はごくわずかなので直感的な操作が可能。
上級者はもちろん、ミックスに慣れていない初心者でも使いやすいUIになっています。
各パラメーターについて触れていきながら、どんな効果を得られるのかを解説していきます。
Sound Effect Control
「M-Loudener」の中で最も重要なのが、UIの中心にある丸型のノブ「Sound Effect Control」です。
サウンドに厚みやパンチ力、重さを加えられるエフェクトで、右に回すほど効果が強く適用されます。
2MIXや各トラックなど、素材やイメージするサウンドによってかけ具合は異なりますが適用率60%~90%の間で掛けることが多くなると思います。
※ノブをダブルクリックすると初期値(70%)に戻せます。
Drive Control
「Drive Control」では、プラグインが生み出すハーモニクス(倍音成分)の強度を調整できます。
「Drive」を上げることで適用しているトラックのダイナミックレンジ、ヘッドルームを確保しながらラウドネスを高めることが可能。
より迫力のあるサウンドに仕上げるために効果を発揮してくれます。
上げすぎると歪みが発生するので、ソフトにかけることで透明感を保持しながらヘッドルームを広げられます。
Set Drive
「Set Drive」ボタンはトラックを再生中に押すことでDriveパラメーターの安全なレベルを提案してくれます。
トラックレベルが大きい部分を再生してクリックするのがとても重要です。
あくまでも提案なので手動での調整も必要です。
Softener Mode・Smoother Mode
「Softener Mode」は、「M-Loudener」の効果をソフトに適用するモードです。
主に、低音域・ローエンドが多いサウンドに適用するときやインパクト感を減らさずにトランジェントを滑らかにしたいときに活躍してくれます。
「M-Loudener」を使用した際、歪みやクリッピングが発生する場合はこのモードをONにするのがおすすめ。歪みやクリッピングを軽減できます。
「Smoother Mode」はトランジェントを抑制し、サウンドをさらに洗練させたいときにおすすめ。
また、片方ずつONにするだけでなく、両方をONにすることも可能です。
サウンドソースによって聞き分け、自分のイメージに近い効果が得られるモードをONにするのがおすすめです。
Input/output Meters
画面左側のInput Metersは入力ピークメーター、右側はOutput Metersで、入力と出力のピークレベルの比較ができます。
Difference Meter
「Output Level」をクリックすると、項目名が「Difference」に切り替わります。
切り替え後、レベルメーターは「Difference Meter」となり、プラグインの入力時と出力時でRMSレベルがどのように変化しているか増減を確認することができます。
GainMatchのような感覚で、入力レベルに合わせて出力も調整することで、プラグインを適用したことでどのようなサウンド変化が起きたかを正確に把握でき、ラウドネスレベルを維持しながらヘッドルームを広げることができることが大きな魅力。
ラウドネスレベルがどの程度上げられたかを視覚的に確認できる便利なメーターです。
Match RMS
「Match RMS」は、ヘッドルームを増やしながらラウドネスレベルを維持するために役立つ機能です。
「Difference」メーターを0にして、入力と出力のRMSを一致するように調整します。
オーディオを再生中に「Match RMS」をクリックすると「出力の実効値」が「入力の実効値」と一致するように調整され、再生時のRMSレベルが自動的にバランシングされます。
「Match RMS」は、「M-Loudener」の各パラメーターを調整する際の最初のステップで使用するのが重要。
適切な入力・出力レベルを選定し、ヘッドルームの確保&ラウドネスレベルの向上の手順を進める際に役立ってくれます。
※注意点:一度各パラメーターを設定した後に大きく調整した場合は再度「Match RMS」で確認する必要があります。
Mid/side Control
「Mid/side Control」はセンターとサイドに適用するバランスを調整できます。
このパラメーターを調整することで、適用しているオーディオのパンチ感、ステレオ幅の強化が可能。
サイドに振るとワイド感が広がり、ステレオ感のあるサウンドになります。
ミッドに振るとトラックのステレオ感は狭まり、パンチ感の強い音になります。
キックなどの単体トラックにMIDを適用するとセンターにパンチ感のあるサウンドに仕上げられるのでおすすめです。
各トラック、2mixの両方で活用することで、センターの音にパンチ感を与えながらもステレオ幅の広いミックスに仕上げられます。
quality(Oversampling)
「Quality」の項目では最大8倍までのオーバーサンプリングが選択できます。
高いオーバーサンプリングレートを適用すると、アーティファクトのないデジタルオーディオ処理を実現。
数値が高いほど音質は向上しますが、マシンへの負荷も高くなるので使用しているマシンのスペックに合わせて選択するのがおすすめです。
standard / good (2倍)/ great(4倍)/ ultra(8倍)の4段階から選択できます。(ultraが最大)
Dry/wet Mix
「Dry/wet Mix」では入力レベルと出力レベルの割合を調整できます。
デフォルトでは100%に設定されており、数値変更を行ってもダブルクリックすると初期値に戻ります。
Presets
16種類のプリセットが収録されており、個別のトラックやBUS、マスタートラックに適した設定を読み込めます。
また自分好みの設定を保存することも可能です。
Bass Tightener / Dirty Drums / Front Vox / Headroom Maker / Lo-end Heavy Master / Loud & Clean / Loud & Wider / Louder Bass / Loudness War / Powerful Bass / Powerful Drums / Simply Louder / Subtle Loudness / Thicker Drums / Thicker Vox / Vocal Clarity
Internal On/off Switch
「M-Loudener」には、エフェクトのON/OFFを切り替える際に発生するクリップ音やオーディオアーチファクトを回避するために専用のバイパスオン/オフコントロールが装備されています。
エフェクト適用時と非適用時のオーディオの変化をシームレスに確認できるので比較しやすいです。
オートメーションでのON/OFFにも対応しているのでミックスダウン時にも活用できます。
A/B Switch・Undo/Redo Options
UI右上のメニューの中には、2つの設定を比較できる「A/B Switch」や「Undo/Redo」が使用できます。
また、細かな点ですが、グラフィックインターフェースのサイズを80%~150%の範囲で調整できます。
ラップトップでの作業時でも作業画面の幅を取らずに使うことができるので便利です。
仕様・システム条件
【Mac】
- 10.9 (OS X Mavericks) またはそれ以上
- CPU:Intel / Native M1/2
- プラグインフォーマット:VST / VST3 / AU / AAX
【Windows】
- Windows7以
- 64/32 bit VST / VST3 / AAX (PT11 and up)
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
まとめ
「M-Loudener」はPOPSを始め全ジャンルで使えますが、特にHipHopやEDM、HOUSEなどのダンス系のジャンル、ソリッドかつ激しいロックなどのパンチ感や低音域が重要なジャンルでは大きな効果を感じられるプラグインだと思います。
トラック単体にも使用でき、特にキックに使うと迫力のあるビートに仕上げられるのでおすすめです。
公式サイトでは「M-Loudener」の無料デモ版が使用できるので是非試してみてください!
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