Spectrasonics社のTrilianは、多くの作曲家・DTMerに絶大な信頼を得ている定番ベース音源プラグインです。
IK MULTIMEDA社のMODO BASSと並んで2大ベース音源とも言われています。
Trilianは、エレキベース・ウッドベース・アコースティックベース・シンセベースなど多種多様なベースを網羅。
34GBにも及ぶ大容量の高品質なサンプルとSTEAMエンジン(サンプル・ストリーミング技術)による表現力で発売から10年以上経ってもプロにも愛用者が多く、定番ベース音源として君臨しています。
セール情報
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「Trilian」の特徴
- DAWやスタンドアローンで使えるソフトシンセのベース音源
- 34GBのエレキベース、ウッドベース、アコギベース、シンセベースを収録
- Trilogyの音源も収録
- エイブラハム・ラボリエル、マーカス・ミラー、ジョン・パティトゥッチといった「Bass Legends」から選んだ、ボーナス・ライブラリー収録
- フィンガー、ピック、スラップ、タップ、ミュートなどの奏法を収録
- 同じ音を弾いた時にサンプルが入れ替わるラウンドロビンによる自然な演奏
- 8のマルチティンバーで豊富なアーティキュレーションをコントロールできる
- カスタムコントロールで各パッチでよく使う機能をフロントパネルに集約
- MIDI Learn機能とオートメーションのパラメータ処理が可能
- デュアルフィルター、エンベロープ、フルモジュレーションマトリックスを搭載
- シーケンスのように使えるアルペジエーター機能
- 画像や属性などでタグ付けできる使いやすいプリセットブラウザ
- ライブラリーをOmnisphereと統合でき、Omnisphere内で「Trilian」パッチを使用可能
以上のように、SpectrasonicsならではのわかりやすいUIと豊富なプリセットが特徴で、表現力豊かなアーティキュレーションを備えた総合ベース音源です。
サウンドライブラリー
「Trilian」には34GB以上のコアライブラリーに豊富なベース音源が収録されています。
主なベースは、
- 5弦のMusic Man Studio Bass
- Fender Jazz Bass
- Epiphone™ Retro 60’s Bass
- Hardcore Rock 5-string
- Lakland™ Rock P-Bass
- Chapman Stick
など全部で60種類以上のベースを収録しています。
さらに、
- Yamaha® CS-80
- Cwejman™ Modular
- Moog Minimoog
- Little Phatty
- Voyager™
- Taurus™ Pedals
- Korg MS-20
- Oberheim 2 voice
- ARP 2600
- Roland Juno 60/106
- Waldorf Pulse
- DSI Mopho™ & Tetra
- Roland TB-303
- SH-101
- Metasonics KV-100 Assblaster
- SE-1
- Omega
- ATC-1
- Novation™ Bass Statio
といったビンテージシンセを含む、333種類のベースシンセを収録しているので、エレキベースやアコギベース、ウッドベース音源としてだけでなく、強力なベースシンセとしても充実しています。
リアルな演奏を表現するアーティキュレーションが豊富
「Trilian」は、リアルな演奏を表現する機能も備えています。
- ハンマーオン、プルオフ、トリルを表現するレガートリリース
- アーティキュレーションにスタッカート、レガート、サスティン、ビブラート、スライド・アップ、スライド・ダウン、グリス・アップ、ハーモニクス、Xノート、マルチサンプルされたスライド音を収録
- 同じ音を弾くたびにサンプルが入れ替わり、オルタネイトピッキングのような同音連打を自然に表現するラウンドロビン
- 一つのプレイで通常の音からスライド音をナチュラルに切り替えて演奏可能な「Live」モード
- 音域やベロシティ、CCマップの割当を管理する「Stack」モード
- Stylus RMXやMIDIファイルと同期できるGroove Lock仕様のアルペジエイター搭載
ナチュラルな演奏に欠かせないアーティキュレーションが豊富で、アルペジエーターなどユニークな機能も搭載しています。
特に、同音連打を自然に鳴らせるラウンドロビンによるサウンドは発売当初かなり驚きました。
音作りを強化してくれる内臓エフェクトも充実
「Trilian」は音作りの面でも力を入れていて、
- アンプ、マイク、DIをリアルタイムにミックス可能
- チューブ・リミッター、コンプレッサー、ワウ、フィルター、EQ、ディストーション、リバーブ、ゲート・エキスパンダー、ステレオ・イメージャー、フランジャー、フェイザー、BPMディレイ、テープ・ディレイなど全部で33種類のエフェクト
Omnisphere2と連動すれば「Trilian Creative」の音色が追加!
Trilianに加え、Spectrasonicsのソフトシンセプラグイン「Omnisphere2」をインストールすると、216個のプリセットが追加される「Trilian Creative」が無償で利用できます。
「Trilian Creative」は、トリリアンとオムニスフィアの特性をかけ合わせて作られたプリセット集です。
ベースシンセだけでなく、リードシンセとしても使える音色などインパクトのある音色が追加されるので、よりオリジナリティのある楽曲に仕上げたいときに活躍してくれます。
Trilian Creativeの使い方
「Trilian Creative」を使う際は、「Omnisphere2」を起動します。
「Omnisphere2」を立ち上げると、左上のメニューに「Trilian Creative」のメニューが表示されるので選択するだけ。
メニューを選択すれば、「Trilian Creative」の音色一覧が表示されます。
「Trilian Creative」の音色を使うには「Omnisphere2」をインストールしておくことが必要です。
まだ「Omnisphere2」を持っていない場合は、下記のページを参照して購入を検討してみてください。
FLOW CAPTURE機能が追加!
2022年9月21日付けで無償アップデートが行われ、「FLOW CAPTURE」という機能が追加されました。
「FLOW CAPTURE」とは、Trilian上で演奏した音を録音できる機能です。
スタンドアローンで起動しているだけでも録音が可能。DAWを立ち上げなくてもアイデアをメモできるのが魅力です。
「FLOW CAPTURE」ができることは下記となります。
- Trilianのみを立ち上げているだけでも演奏した音を録音できる(Wavファイルに書き出し)
- 演奏内容がMIDIでも同時保存される
- 演奏時に設定した音色のパラメーターも同時に記録
- 保存されたWavファイル・MIDIファイル・プリセットファイルはDAWで読み込める
- Trilian上でクリックが鳴らせる・BPMの設定も可能
「FLOW CAPTURE」の使い方はとてもシンプルです。
画面左下の「BPM」の欄でテンポ設定。
「メトロノームボタン」でクリックのON・OFFを切り替え。
「TAP」ボタンでBPMの割り出しが可能です。
録音するには右下の「FLOW CAPTURE」のボタンを押せばOK。停止の際は再度ボタンを押します。
録音を停止すると、任意のファイル名と任意の保存場所を指定できます。
「FLOW CAPTURE Folder」など、わかりやすい名称のフォルダを作ってデータを入れておくのがおすすめです。
プラグイン仕様
【対応OS】
- Mac OS X 10.12〜14
- Windows 7〜10(32/64bit)
CPU:2.4GHz以上のプロセッサー RAMメモリ:最低4GB以上、8GM以上のRAMを推奨
インストールには64B以上の空きディスク容量が必要です。
【プラグインフォーマット】
- Mac:AU、VST 2.4、RTAS/AAX対応のDAW
- Windows:VST 2.4、RTAS/AAX対応のDAW
Spectrasonics「Trilian」のセールまとめ
ベース音源のおすすめは?と聞かれれば必ず名前が挙がるのがSpectrasonicsの「Trilian」。
大容量のベースが収録されているので、これがあればベースの音が足りないということはなくなるくらいのボリュームです。
数々のビンテージシンセをサンプリングしてきたSpectrasonicsのSTEAMエンジン(サンプル・ストリーミング技術)によるリアルな音は、フリーVSTやDAW標準のベース音源とはまったくの別物と言えるクオリティ。
プロの現場でも重宝されているSpectrasonicsの「Trilian」。お得なセール中に手に入れておきましょう!
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【画像出典】spectrasonics.net