oeksoundの「bloom」は、ソースサウンドの特性を分析し、より聞きやすいミックスへと後押ししてくれる適応型トーンシェイパープラグインです。
oeksoundは、「Soothe2」や「Spiff」など優秀なミックスプラグインをリリースしてきたメーカーで、今やoeksoundの製品は欠かせないという方も多いのではないでしょうか。
「bloom」は、オートEQやマルチバンドコンプのような特徴があり、各トラックやバス/マスタートラックに含まれているサウンドに対して「必要な場合に応じて周波数をブーストまたはカットする」という働きをします。
サウンドに明瞭さ、明るさを与え、まとまりのあるミックスに大きく貢献してくれるのが、この「bloom」の魅力です。
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oeksound「bloom」の特徴
- サウンド及びミックスに、明瞭さ・明るさ・温かさをを与えられる
- サウンドの特性を分析し、必要に応じたブースト&カットが可能
- 音ムラ、荒々しいサウンドをコントロール
- サウンドを自然なトーンで調整が可能
- 各トラック、バストラック、2ミックスなど各トラックで使用可能
bloomの最大の魅力は、元音に対して動的に分析を行い、必要なときにだけ処理を施して、より良いミックスに押し上げてくれることです。
「明るさや明瞭さを向上する」という特徴は、ただハイエンドを上げたような耳障りな音になるわけではありません。
bloomの内部がどのような働きをしているのかは謎な点が多いですが、「甲高い音質なわけではないのに、明るさと明瞭さが加わる」という結果を出してくれます。
例えばボーカルへの適用を例に挙げると、ボーカルトラックに含まれる歯擦音を強めることなく、ボーカルの高音域を押し上げることも可能。「ボーカルのハイエンドを上げたいけどディエッサーでカットされてしまう」というような問題の解消にも一役買ってくれます。
また、カットだけではなく必要に応じてブーストも行われますが、レベルが大きく上がってブーミーなサウンドになるわけではないので心配要りません。
「元の音の良さを失ってしまうのでは…」と不安を抱かずに積極的なトーンコントロールを行っていけます。
ボーカルだけでなく、各楽器のトラック、バス、マスターなどトーンに関わる多くの問題の解決に活躍してくれるのが「bloom」です。
主要コントロール
「BLOOM」は、UI左上のamountノブと、右上のトーンコントロールが最も重要な箇所です。
amountは、オートEQの動作の強度を調整するノブで3以下では微細な調整用として使われ、効果を顕著にしたい場合は4以上に調整するのがおすすめ。
各トラックやマスターチャンネルにインサートし、モニタリングしながらamountノブを上げて調整していきます。
意図するものに近づけたい場合は、UI右上のトーンコントロールエリアで各帯域ごとに調整が可能。
各帯域ごとにバーの中央より上に設定すれば強調され、下回れば抑制されるという非常にシンプルな構成となっています。
分析によって適切なトーンシェイピングを実現
EQでトーンを整えるときや、ミックスをすっきりと聞かせるためにEQでカットしていく際、感覚的に行うだけでは問題が解決しない場合もあります。
BLOOMは、ソースに適した設定を適用し、必要なときにのみに周波数のブーストとカットをしてくれるため、感覚的に処理を行った際に過剰に減衰させすぎたり、ブーストしすぎたりという問題を避けられます。
余分なエネルギーの蓄積を抑制し、全体的なサウンドのディテールも引き上げ、臨場感のあるミックスに仕上げるのに活躍してくれます。
歯擦音を上げずに抜けの良い高音域を強調できる
BLOOMは、ソースとなる音の素材の特性を生かしながらトーン調整ができるため、歯擦音を強調せずにボーカルの高域をブーストすることも可能。
先に少し触れましたが、ボーカルの歯擦音を処理するとなんとなく曇って煌めき感がなくなってしまう。という悩みの軽減にも貢献してくれます。
素材が持つ特性を生かしながら、暖かさ、明るさ、明瞭さを追加できることが大きな魅力です。
ミックスの出発点及び仕上げ時の調整に
BLOOMは、ミックスのスタートポイントに使用するプラグインとしても優秀です。
各トラックのトーンを簡易的に調整したり、バスプロセッサーとしても活躍。
グループやマスター全体のトーン調整にも適しており、完成度の高いトーンをシンプルな操作でコントロールできることも魅力です。
公式動画「Bloomって何?」
仕様・プラグイン動作条件
Windows 10 – 11
64-bit VST3 またはAAX (Pro Tools 11以上)
Mac OS X 10.14 (Mojave) – macOS 14 (Sonoma)
まとめ
bloomは、オートEQのような特性を持っているとはいえ、適用するだけで音が良くなるというようなプラグインではありません。人によっては、bloom適用前と適用後の違いに気づけないリスナーもいるかもしれません。
ですが、「自分のミックスには、あと一歩何かが足りない…」と感じている方は、bloomの素晴らしさに気付けると思います。
耳で感じられる明確な音の気持ちよさを押し上げてくれるので是非試してみてください▽
bloomの概要・デモ版のダウンロードは下記ページから
64-bit VST3, AU または AAX
Intel およびApple Siliconに対応済み
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