Midilab「JC303」は1982年に発売開始されたRolandの名機「TB-303 Bass Line」のクローンベースシンセサイザープラグインです。
Robin Schmidt の Open303 DSPエンジンをJUCEに移植して開発されており、ベースサウンドに特化したTB-303サウンドを再現。UIはシンプルにまとめられており、扱いやすいソフトシンセとなっています。
現在、Midilabサイトにて無償配布中です。
Midilab「JC303」
- TB-303 Bass Lineのクローンベースシンセサイザープラグイン
- Robin SchmidtのOpen303 DSPエンジンを移植
- Windows、MacOS、Linux で利用可能
実機のTB-303サウンド
実機のTB-303は1982年に発売開始、その後、80代後半のアシッドハウスなどで爆発的に人気を獲得。現代まで続くエレクトロニックミュージックのベースサウンドを象徴するシンセサイザーとして認知されています。
主な機能
UIは非常にシンプルな設計です。
エフェクトやTB-303を象徴するステップシーケンサーは現時点では未実装ですが、将来的に実装する予定とのことです。
- WAVEFORM:オシレーターの波形を変更
- VOLUME:出力レベル調整
- TUNING:チューニング調整
- CUT OFF FREQ:カットオフを行う周波数調整
- RESONANCE:フィルターで強調する周波数調整
- ENV MOD:エンベロープモード
- DECAY:音の長さを調整
- ACCCENT:音の移り変わり方を調整するポルタメントのようなパラメーター
仕様・システム条件
- Windows、MacOS、または Linux システム
- VST3、LV2、AU 互換プラグイン
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
ダウンロードページ
「JC303」は無料ながらTB-303に搭載されている音色やノリを作る主要な機能が備わっており、サウンド自体はかなり実機を感じさせてくれます。
ステップシーケンサーやエフェクトは未実装ですが、DAWで使用する分にはカバーできる部分です。
TB-303のクローンシンセプラグインは多くのメーカーからリリースされていますが、まずはJC303を試してみてTB-303のサウンドに触れてみるのも良いですね。
気になる方はチェックしてみてください。
Midilab「JC303」
>> ダウンロードページ
【ダウンロード手順】
- 上記リンクからMidilabサイトのJC303製品ページへ移動
- ページ内の「Download for 〜」のボタンから使用しているOSに合わせてインストーラーをダウンロード
- ダウンロードされたZipファイルに各プラグイン形式のファイルが含まれているので、それぞれ所定のプラグインフォルダに移動してインストール
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【画像出典】Midilab