Polyverseからリリースされた「Filtron」は、ローパスからハイパスまでの帯域に渡ってスムーズな移行ができるフィルタープラグインです。
Polyverseのステレオイメージングプラグイン「WIDER」に続き、「Filtron」も無償で使用できるプラグインとなっています。
まずは「Filtron」を使用したサウンドをチェックしてみましょう。
カットオフや自己発振レゾナンスの調整による、積極的なサウンドメイクができるのが特徴です。
EDM / TECHNO / Future Bass / Drum’n’Bass / Colour Bass / DUB STEP / TRANCEなどのトラックメイクに重宝するのでおすすめです。
- 自由度の高いフィルタープラグインがほしい
- DANCE系の曲のアレンジに一工夫加えたい
- 過激なアレンジを加えたい
Polyverse「Filtron」
- 12db可変フィルター搭載
- ローパス・バンドパス・ハイパスの帯域で円滑なトランジションが可能
- 自己発振タイプのレゾナンス
- 存在感を加える内部サチュレーション
- ColdモードとHotモードによるオーバードライブ搭載
- PolyverseのプラグインGatekeeperと連携した動作が可能
- 高度なゼロディレイフィルター
- 内部オーバーサンプリング
- CVによるステレオモジュレーション
「Filtron」は、シンセやギター、ベース、ドラム、ピアノなど様々な楽器に使用可能。
適用することで単調なフレーズにも動きと躍動感を与えてくれるので、積極的なサウンドメイクをしたいときに活躍してくれます。
TYPE(12db 可変フィルター)
「TYPE」のノブでは、フィルターが適用できるLP(ローパス)とBP(バンドパス)、HP(ハイパス)の帯域をスムーズにスライドすることができます。
適用する楽器の特性や、曲の展開によって好みのフィルタータイプの適用が可能です。
CUTOFF(カットオフ)
フィルターを適用する周波数を調整するパラメーターです。
円の中に表示されているフィルターカーブはピッチに対応。(中央のポジションは640hz)
また、ノブ中央にある周波数フィールドをクリックすることも可能です。
RES(自己発振型のレゾナンス)
「RES」のメーターでは、内部サチュレーションアルゴリズムによるレゾナンスの発振ができます。
画面左にある「INPUT」でサチュレーション量の調整が可能。
入力ボリュームを下げることでレゾナンスに余力のスペースが生まれ、逆に入力レベルを上げるとヘッドルームが埋まる、という挙動になります。
DRIVE(印象的なサチュレーション)
「DRIVE」では、「COLDモード」と「HOTモード」の2つのシズリーポストオーバードライブを搭載。
細かくサウンドに併せてバランスの良いサチュレーターに調整できます。
プリセットも収録されているので、選択するだけで素晴らしいサウンドが再現できます。
IN(インプット)
フィルターの入力音量の調整するパラメーターで最大12dBの入力信号をブーストできます。
内部飽和があり、入力信号をブーストさせることでサチュレーションを加えられます。
OUTPUT(アウトプット)
「filtron」で処理した信号のアウトプットレベルを調整できます。DAWのフェーダーを使わずに、このメーターでトラックのゲイン調整が可能です。
Gatekeeperとの連動で細かなモジュレーションの設定が可能
polyverseのゲートプラグイン「Gatekeeper」を保有していない場合は利用できませんが、「Gatekeeper」と連動させることでサイドチェイン経由でモジュレーションを細かく設定できます。
ステレオ2系統にスプリットでき、独立したモジュレーションの設定が可能です。
無料とは思えない便利なフィルタープラグインなので是非貰っておきましょう!
仕様・システム条件
【OS】
OSX 10.9以上(64bitのみ)
Windows 64bitのみ【プラグインフォーマット】
VST2 / VST3 / AU / AAX
ダウンロードページ
「Filtron」は「Supermodal」に続き、Polyverseのフィルタープラグイン3部作の中の「2番目のフィルター」という位置づけがされているプラグインです。
「Filtron」は、「Supermodal」にはない利便性や特徴を持っているフィルターなので是非ゲットしておきましょう!
●Filtron無償リリース
【配布期間】制限なくいつでもDL可能!
・Filtron
>> ダウンロードページはこちら
Polyverse製品は下記ページで取り上げているのでこちらも是非チェックしてみてください。
【画像出典】Polyverse公式サイト