「Mix Monolith」はミックスの最終バランスを整えるときに活躍してくれるAYAIC社のオートレベラープラグインです。
プロジェクトで使用しているトラックにMix Monolithをインサートすることでトラック間の音量バランスを自動で調整してくれます。
単体トラック、グループバス、FXチャンネル、マスターフェーダーまで対応しており、トラックへのインサートさえしてしまえば、あとはボタンをクリックするだけで全体のバランスを素早く整えてくれるので、音量バランスのチェックがスムーズになります。
- 音量バランスを整えるのに基準となる設定を理解したい
- モニター環境が整っておらず、ミックスの音量バランスが良くないと感じる
セール情報
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Mix Monolithの特徴
Mix Monolithはレベルプレーンを用いてトラックのボリュームを自動調整してバランスの取れたミックス作りをサポートしてくれるオートミックス系プラグインです。
レベルプレーンとは、ミキシングや音響制作において使用される概念で音量のバランスを取るための基準となる整数値のことを指します。
一般的には5dBごとの整数値が用いられます。
ミックス内の異なる音源やトラックの音量を調整する際の参考にされ、バランスの取れた音楽制作やミキシングを実現するための基本原則として扱われています。
Mix Monolithを使用することで、このレベルプレーンを自動的に作成し、すべてのトラックを均一な音量でミックスすることができます。
機能・特徴
- 必要な数のモノリスを追加すると、すべてが 1 つのエンティティとして機能
- 「All Channels」の LEARN/MIX 機能は、セッション内のすべての Monolith をLEARN/MIX
- 「This Channel」の LEARN/MIX 機能は、単一の Monolith を LEARN/MIX
- 無限の DUCK/EXPAND および MUTE グループ
- 完全に自動化可能な「レベルプレーン」フェーダー
- 時間ベースのアタック/リリース設定用の「フリー」モード
- ホストと同期したノートベースのアタック/リリース設定の「同期」モード
- 「F」機能は、「Sync」モード時にアタックを高速.07msにロック
- 「レベルプレーン」フェーダーを使用して要素を瞬時に前後に移動
ダッキング・エクスパンション機能を搭載
また、プラグインにはダッキングやエクスパンションといった機能も備わっており、キックやサブベースなどの要素も含めたバランス調整ができます。
シンプルな操作性
Mix Monolithの使用はシンプルなのもポイントです。DAWのプロジェクトで使用しているトラックにインサートすることで、ラブス(音量の単位)に基づいてレベルを調整して自動で音量バランスを整えてくれます。
個々のトラックからバス グループ、FX チャンネル、マスターフェーダーまで対応しており、スムーズにミックスの最終調整に進めます。
また、さまざまな素材用のプリセットが用意されており、プリセットを選択するだけで、素材に合わせたバランス調整が行えます。
公式によるクイックスタート動画
ボーカルへの使用例
Mix Monolithはボーカルやバックコーラスを埋もれさせないバランスに調整したいときにも活躍してくれます。
例えば、メインパートとは別にポイントごとに入ってくるコーラスパートの2つのバックグラウンドボーカルを常に歌っているパートとコーラスパートをダッキングでチェインさせることで、リードボーカルが目立ったままでバックグラウンドボーカルが目標のレベルに保たれるように調整できます。
ミックスバスへの使用例
マスターフェーダーへの使用例
【公式によるマスターフェーダーにMix Monolithを使用したTips】
各トラックだけでなく、マスターフェーダーのコントロールも可能。
動画では曲のサビ部分を強調するためにMix Monolithを使ってマスターバスの音量をサビだけ0.5dBだけ上げるというもの。
モノリスはダッキング・エキスパンド機能を備えており、特定のサウンドからの入力によって音量をコントロールすることができます。設定(スレッショルド、アタック、リリース)で使用されます。
これにより、サビで音量が微妙に上昇してインパクトのあるサウンドデザインに活用しています。
レビュー動画
仕様・システム条件
【Mac】
- Mac OS 10.10 ~ 13
- Intel Core 15/15/17/Xeon-M1 (最低 2GHz を推奨)
- AAX、AU、VST2、VST3
【Windows】
- Windows 7 ~ 11
- Intel Core 13/15/17/Xeon/AMD クアッドコア以降
- AAX、VST2、VST3
【共通】
- 64ビット
- ディスプレイ解像度: 1280 x 800 以上
- メモリ: 4GB RAM
【インストール・アクティベーション】
AYAIC プラグインには、認証用に iLok2 または iLok3 USB スマート キー、または無料の iLok マネージャー アカウントと iLok クラウド セッションが必要です。
※システム条件は掲載当時の内容となります。最新の対応状況の情報については販売ページ、メーカーページでご確認ください。
販売ショップ・購入ページ
Mix Monolithはミックスの作業時間を短縮し、音量バランスの取れたミックスを作成するのに役立つ、便利なツールです。
ミックスではイコライジングやコンプレッションなど様々処理を行いますが、音量バランスが悪いとせっかくのミックスが台無しになってしまいます。
適切なトラックバランスをスムーズに整えることで余計なプロセスを避けて最終バランスのチェックに進むことができます。
一度設定をしてしまえば、自動でバランスを整えてくれますし、そこから曲に合わせて自分好みに調整することもできるので、ミックスに慣れていない方、ワンランク上のミックスを目指す方にとっての指針としても活躍してくれます。
自分の曲が他人の曲比べてバランスが良くないと感じる方、モニター環境が整っておらずバランスを整えるのに苦労している方は是非チェックしてみてください。
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ミックスの時短に役立つインテリジェント系プラグインはこちらでもご紹介しています。