Leigh Pierce「NoAmp Low Rider DI」は、ベース用DI/プリアンプの定番として知られるTech 21「SansAmp Bass Driver DI」(BDDI)を回路解析に基づいて再現したDI/プリアンププラグインです。
V1 Early、V1 Late、V2というの異なる3種類の回路をモデル化し、それぞれを切り替えながらサウンドの違いを活かしたベースの音作りが可能。
キャプチャー(プロファイリング)ではなく、実機の回路構成や部品値をもとにWave Digital Filter(WDF)を使ってモデル化していることが大きな特徴です。
無料プラグインとしてリリースされたので、ぜひチェックしてみてください。
ダウンロードの詳細はこちらから▽
NoAmp Low Rider DIの特徴

「NoAmp Low Rider DI」は、Tech 21「SansAmp Bass Driver DI」の異なる3種類の回路リビジョンをモデル化し、V1 Early / V1 Late / V2として1つのプラグイン内で切り替えて使用できることが大きな特徴です。
まず、そもそも実機のTech 21「SansAmp Bass Driver DI」は、どんなサウンドの特徴を持っているかを下記の動画でチェックしておくのがおすすめです▽
Ver1
Ver2
実機のサンズアンプは、回路の区別まで含めると、これまで実質5つの製品がリリースされています。
| 年 | モデル | 位置付け |
|---|---|---|
| 1992年 | SansAmp Bass DI | BDDIの前身。内部に調整コントロールを備えたベース専用DI |
| 1994年 | SansAmp Bass Driver DI V1 Early | 初代Bass Driver DIの初期回路 |
| ― | SansAmp Bass Driver DI V1 Late | 初代V1の生産途中で変更された後期回路 |
| 2014年 | Bass Driver DI-LB | 日本限定仕様 |
| 2016年 | Bass Driver DI Version 2 | V2へモデルチェンジ |
| 2024年 | 30th Anniversary Limited Edition | V2をベースとした30周年限定モデル |
「NoAmp Low Rider DI」ではV1とV2をモデル化していますが、V1についてはさらに初期型「V1 Early」と後期型「V1 Late」に分類。約22年間にわたって販売されたV1の回路変更を2つに分けて再現されています。
NoAmp Low Rider DIでは、これを、V1 EarlyとV1 Lateの2種類に分けて再現。
「NoAmp Low Rider DI」の開発者自身の解析では、この2つのリビジョンには次のような違いがある解釈しています。
- V1 Early:ドライブ段にクリッピングダイオードを使わず、オペアンプのレールサチュレーションでクリップ
- V1 Late:ドライブのフィードバック経路にツェナークリッピング回路を追加。トーン回路についてもEarlyとLateでは異なる
同じV1でも回路構成に違いがあるため、NoAmp Low Rider DIではV1 Early / V1 Late / V2という全3種類のリビジョンをモデル化しています。
【番外編】SansAmp BASS DRIVER DI-LBモデル
【番外編】Bass Driver DI V2 30th Anniversaryモデル
3世代のBass Driverを再現

モデル(リビジョン)の切り替えはGUI左側に配置されているスイッチで行えます。
V1 Early / V1 Lateは、コントロールノブの数は同様で、V2はMIDのコントロールノブ&スイッチが追加されています▽



開発者自身は「実機との検証はまだ完全ではない」としており、より高い精度を目指して進化させるとのこと。現在のところは「完全な実機再現」とは言えないものの、各モデルの特徴を踏み込んで再現できていると感じました。
3つのリビジョン共通で、PRESENCE / DRIVE / BLEND / LEVEL / BASS / TREBLEのコントロールノブが再現され、さらにV2ではMIDコントロール、MID SHIFT、BASS SHIFTが追加されています。
MIDはブレンド後の信号に対して作用し、MID SHIFTで中心周波数を切り替えられる仕様です。
GUI下部のコントロールセクションの概要

LIVE・RENDER
GUI下部のLIVEセクションは、DAWで再生・演奏・モニタリングしているときのオーバーサンプリング倍率を設定するものです。
RENDERはバウンス/書き出し時のオーバーサンプリング設定が可能で、どちらも1× / 2× / 4× / 8×のオーバーサンプリングに対応し、LiveとRenderで別々の倍率を設定できます。
HQ
HQのセクションでは、V1 Late/ V2のツェナーダイオードクリッピング処理の精度とCPU負荷を切り替えられます。
ONでは高精度な処理、OFF(Eco)ではCPU負荷を抑えた処理になります。V1 Earlyでは作用しません。
UI SIZE
GUIのサイズを50%~250%の間で調整できます。
どの世代のベースドライバーでも共通ですが、BLENDノブを適度に調整することで処理された信号とドライ信号のバランスを調整できるため、原音の芯を残しながらSansAmpらしいドライブ感やトーンを加えられます。
BLENDで原音の芯や低域を活かしながら、心地よいドライブ感から過激な歪みまで幅広いベースサウンドを作れるのが魅力です。
音作りに関しては、実機と同じサウンドを再現できるわけではないものの、SansAmp公式マニュアルに記載されているサウンドデザインTIPSを参考にするのもおすすめです▽
>> SamsAmp BassDriverマニュアル(使用例がページ後半に記載)
また、下記動画は音作りの際の参考になる要素が含まれているのでぜひチェックしてみてください▽
仕様・プラグイン動作条件
macOS:AU / VST3
Windows:VST3
Linux:VST3
ダウンロードページ
Github内のメーカーページからダウンロードできます。自身が使用しているOSに応じて適したファイルをダウンロードし、インストールすることで利用できます。
現在のところ、期間制限なく無料配布中です。
アンプシミュレーター 関連記事
-
【40%OFF】AudioThing「Speakers」マイクやスピーカーを通した音を再現するサウンドシミュレートプラグイン(セール期間8月31日まで) -
【48%OFF】Universal Audio「Paradise Guitar Studio」アンプ・キャビネット・マイク・エフェクターを再現するギタリスト向けプラグイン(セール期間8月17日夕方まで) -
【74%OFF】Roland「JC-120 Jazz Chorus」本家メーカーがジャズコーラスを再現したアンプシミュレータープラグイン(セール期間8月1日夕方まで) -
【66%OFF】「AmpliTube 5」IK Multimediaのギター・ベースのアンプ・エフェクトバンドル(セール期間8月15日まで) -
【38%OFF】BOGREN DIGITAL「AMPKNOB-TRIVIUM LEAD」メタルバンドTRIVIUMのリードギターのサウンドを再現するアンプシミュレータープラグイン(セール期間8月25日夕方まで) -
【64%OFF】BOGREN DIGITAL「AMPKNOB RevC」ヘヴィな歪みが得られるワンノブ・アンプシミュレーター(セール期間8月25日夕方まで) -
【64%OFF】Bogren Digital「BassKnob STD」ノブを回すだけで迫力のある音を再現するベース用アンプシミュレーター(セール期間8月25日夕方まで) -
【94%OFF】IK Multimedia「Total VI MAX 2」各種インストゥルメント製品を中心に収録された音源バンドル(セール期間7月10日夕方まで) -
【無料】Two Notes Audio Engineering「GENOME Intro」4種類のアンプ、5種類のキャビネットなどを再現するギター&ベース向けアンプシミュレータープラグイン -
【最大64%OFF】「BIAS FX2」「BIAS AMP2」Positive Gridのギターアンプ&マルチエフェクタープラグイン(BIAS Guitar Completeセール) -
【49%OFF】Bogren Digital「Ampknob S_Zero 100」ハイエンドアンプを再現するワンノブタイプのギターアンプシミュレータープラグイン(セール期間6月9日夕方まで) -
【イントロセール】ViViX「YAMATONE」ギタリスト・大和氏のサウンドを再現するアンプシミュレータープラグイン(セール期間5月31日まで)



















